遭難して後悔…南天山周辺
- GPS
- 04:24
- 距離
- 5.1km
- 登り
- 1,046m
- 下り
- 473m
コースタイム
天候 | 晴れ時々曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
急斜面、藪だらけ、稜線上もアップダウンの連続 |
写真
感想
今朝方、山岳救助隊の方と無事下山しました
本当にご迷惑おかけしました
無茶した、迷った、この周辺のバリエーションルートに誘い込まれた、何とか南天山まで行けるだろうと舐めてかかっていた
本当に自分バカだと思った
中津峡は怖い
○気付いた事
・ピンクテープ等の目印が全く無い
・稜線上でも岩の登り降りの急斜面ばかり
・ピークも巻き道も藪が多く時間取られる
・尾根道がいくつもあり分かりづらい
・行きやすそうな道に引きずり込まれる
・ポール使えずほとんど手と脚で登る
・地形を読めないと詰む
○2/15
12:25 駐車場から出発
13:00 トンネル上から取り付く
→ずっと急斜面を登る、岩と細尾根と藪のミックス
14:18 稜線上の分岐点に到着
14:42 P1468(上山)に到着
→稜線上なのに急斜面のアップダウンの連続+藪漕ぎ
14:54 北西方向の南天山に向かう筈が南西方向のピークに向かっている事に気付く、慌ててP1468への急斜面を登り返す
→下りる道が見えており、ピークも目視出来きていたので南天山方面だと勘違いしていた
15:48 稜線上の分岐点
→南天山を諦めて元来た道を引き返そうとするが急斜面で複数道がありどれか分からなくなる
何度か降りては登り返ししていたら滑落しそうになったので別ルートを模索
16:50 稜線上の分岐点から1時間20分でP1348.1(高尾)
→高尾(タカウツ)山周辺の巻道から下れるルートをGPSで探していたが道が不明瞭で分からず、間違えては急斜面を登り返している内に脚に限界がくる
17:00 P1348.1高尾のピークに上る
→携帯の電波を繋げてみると奇跡的に電波が入り、直ぐに警察へ連絡、登ってきたルート、今いるピークと何が見えるかを詳細に伝える
21:50頃 山岳救助隊の1人が自分を発見する
→ツェルトを被り、全て着込んで、エマージェンシーシートを自分に被せて待機、遠くから声が聞こえてきたのでヘッドライトで自分の位置を伝える
※4人来られましたがそれぞれ別のルートから向かってきたようです
22:50 山岳救助隊の方がロープ使って急斜面の崖道を降りれるか確認しに行くが、下の道がどうなっているのか分からず断念し、高尾(タカウツ)山頂でビバークとなる
○2/16
5:30 山頂は−5℃寒くて全く寝られず、山岳救助隊の方々ともと来た道へ向けて出発
6:50 稜線上の分岐点へ到着し、下山開始
8:20 何とか下山
→登りでもと来たこの道も下りとなると尾根が分岐しており本当に分かりにくい、救助隊の方も間違えたりしていた
天候が悪く下山し終えたと同時に雨も降ってきたので危なかった…
山岳救助隊の方もこのルートはかなりしょっぱい(キツイ)と言っておりました
そんなルートに迷い込んだ自分アホです、ホントに
救って頂いた救助隊の方々には何とお礼を申し上げて良いのやら、、、
知らなかったけどヤマタケが途中で生えていました、幻の珍味らしいです
※そういうの採取しに訳のわからない山域に入り行方不明になる方、多いらしいです
○自分の欠点
GPS頼り、登山地図から地形が読めないので講習会に出て勉強してきます
今後は身の程を知り自分に合ったレベルの登山をします
本当に命を助けて頂いてありがとうございました
コメント
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リアルな体験記ありがとうございます。ところで現在地が分かる時点で正置しなかったんでしょうか? お使いになってた地図は分かりませんが、「山と高原地図」では、分かりにくいけど磁北線は細い赤で描かれてます。地形が読めなくとも、しっかり正置すれば目的地にたどり着けたと思います。
あと12:25出発というのは、いかにも遅いですね。いろいろご事情はあると思いますが、季節を問わず早出早帰というのは山行の鉄則だと思います。
などと偉そうに垂れましたが、実は私も初心者。互いに身の丈合った安全登山を楽しみましょう。
ずっとヤマレコの地図見てました
P1468(上山)で正置して確認もせず、道とピークが見える間違った南西方向へ行ってしまいました...
稜線上の藪と急斜面アップダウンの連続で気持ちもかなり焦ってました
P1468へ引き返してから、どこから下れば南天山に辿り着くのか、間違った時に登り返せるのかも含め辿り着く自信が無くなりました...
出発が遅いのもご指摘の通りで返す言葉もございません...
もっと知識を身に付けて身の丈に合った登山を心掛けますm(_ _)m
今回は運が良かったので命が助かりました。本当に良かった。山登りは経験値の多い方は沢山いますが、ベテランと言われる人は皆無です。私も運が有った遭難経験者です。
はい、運が良かったと思います
あの後、ヤマレコで南天山まで行った方のレポ見ていたら実はP1468〜南天山まで向かう道が最も難関で危ないらしく、本当に行かなくて良かったと思います
kuwana999さんも経験されておられるのですね...すみません自分の浅はかな経験値で目印無しのルートなんて行くべきではなかったと思いました
私もソロで登山するのでもし役に立てばと思い投稿します、
私は登りで分岐合流地点で下山時の光景を見て振り返り左右どちらか来たかを目に焼き付けることをしています。下山で左右迷わないようにと思い結構役に立ちます。今後の登山に役立てればと思います。
私は初心者でしかも高齢者(73歳)ですが、昨年から低山で訓練しています、あなた様のレポート大いに教訓化したいと思います。文面から謙虚な性格がよくわかりました。この謙虚さも命を救う導きの糸と思います。
確かにあの時は余裕がなくどの道を登ってきたか振り返って確認してなかったです
地形を読むと同時に実際の光景を脳に記憶するのも大事ですよね、やってみます
コメントありがとうございます
300m級の低山でも滑落事故がありますので油断は出来ませんです^^;
自分はまだまだですので登山にも地図読み、地形理解、方向の確認がきちんと必要なのだなと身を持って実感した次第です
GPS頼りの登山にも限界があるのだなと思いました
お互い登山の知識を深めて行きましょう
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