硫黄岳〜横岳
- GPS
- 10:13
- 距離
- 18.7km
- 登り
- 1,467m
- 下り
- 1,454m
コースタイム
天候 | 高曇り、稜線は霧+暴風 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
美濃戸口〜赤岳鉱泉:単なる林道。 赤岳鉱泉〜硫黄岳:森林限界を超えると風強し。稜線は爆風。 硫黄岳〜横岳:硫黄岳付近は緩やかな稜線。横岳付近は鎖、梯子多し。 横岳〜地蔵ノ頭:鎖、梯子多数。手がかりが良く、登り易い。 地蔵ノ頭〜行者小屋:地蔵付近は鎖多し。多少ざれているので、下りは注意。 行者小屋〜赤岳小屋:特になし。 赤岳小屋〜美濃戸口:アブ多し。アブが噛むので危険。(本山行での核心部) |
写真
感想
今年の夏は、「不帰ノ瞼」か「穂高」に行くつもりなので、近場で岩場が多く、標高が高くて涼しいところで考えて八ヶ岳の硫黄岳から横岳の稜線を歩くことにした。また、新しい登山靴も購入したので、試し履きも兼ねている。
朝3時に起きて、3時30分に出発する。中央道相模湖I/Cから高速に乗り、諏訪方面に向かう。過去の記憶では、小淵沢で降りた様な気がしていたが、ナビの案内では諏訪南となっており、指示に従い、高速を降りた。回りの景色は見慣れない場所であり、降り口はやはり小淵沢の様だ。
そのまま美濃戸口に向かう。三連休なので、美濃戸の駐車場には入れないので、美濃戸口の駐車場に止めるつもりであったが、満車で駐車出来ず。仕方がないので路駐させて頂いた。すいません。
準備を整えて出発する。今回は日帰りなので荷が軽い。最近、日帰りの場合、火気を持たず、緊急用装備と水、雨具、行動食程度なので、5kg程度しかない。林道を急ぎ、赤岳山荘に到着する。情報では、アブが沢山いるとの話であったが、この時間はまだいなかった。山荘を過ぎ、北沢に入る。
特になにも無く、赤岳鉱泉に到着する。赤岳鉱泉では多くのテントが張られており、だいぶ賑わっていた。軽く行動食を取り、小休止する。10分ほど休憩し、出発する。いつもは行者小屋に向かうが、今回は硫黄岳に向かう。
登山道は特に急でもなく、緩くもなく、歩きやすい道である。途中、大同心に向かうルートがあり、ロープで仕切られていた。大同心へのルートの方が、踏み後がしっかりしており、ロープで仕切らなければ、間違いなく吸い込まれる。
ハイマツが多くなり、森林限界を超えた当たりから、霧が出てきた。稜線も見えるはずだが、霧で見えなかった。更に風も強くなった。
赤岩ノ頭を過ぎ、硫黄岳山頂に到着する。風が強く、非常に寒い。写真を撮って直ぐに出発する。あまりに寒いので上着を着る。硫黄岳の噴火口が見たかったが、霧に包まれてなにも見えない。すると急に霧が晴れ、噴火口が見えた写真を撮った。
風の強い稜線を進む。登山道は富士山の様な溶岩が敷き詰められており、歩きづらい。
硫黄岳山荘を過ぎ、横岳周辺になると岩場が多くなり、鎖、梯子が多くなる。但し、手がかりが多くあり全く問題ない。横岳を過ぎ、更に岩場が続く。かなりのアスレチックコースである。
いくつもの梯子、鎖を通過し、地蔵ノ頭に到着する。お地蔵様の写真を撮り、地蔵尾根を下る。地蔵を下るのは初めてである。前を歩くのは、高校山岳部と思われるパーティー。80L級のザックを背負い、ざれた登山道を下るのは大変そうだった。私は荷が軽く、ペースが早いので道を譲ってくれた。
その先を行くのが中年パーティー。とにかく岩場の通過が遅い。なかなか先に進まないので、待ち時間には水を飲みながらゆっくりすることが出来た。岩場を通過し、ようやく道を譲ってもらえたので、一気に行者小屋まで下った。
行者小屋では、お腹がすいたのでラーメンを食べた。初めて営業小屋で食事をした。結構おいしかった。
腹も満足したところで、出発する。今度は南沢を下る。ここも一気に下り、赤岳山荘に到着する。湧き水でタオルを濡らし、首に掛けるを非常に気持ち良い。
この頃からアブが多くなった。肌の露出した所に止まり、汗を舐めるのか、沢山寄ってくる。ただまとわり着くだけなら良いのだが、何匹かは噛んでくる。シャツぬ上からも噛む。アブの襲撃から逃げる様に走る。途中、車が降りてきたので、端により車の通過を待っていると「乗っていきませんか」との神の声。これでアブの襲撃から逃げる事が出来た。
美濃戸口まで乗せて貰い、車に戻り、帰宅した。中央道は小仏トンネルを先頭に混んでいたので、大月から御殿場の出て、東名に乗ろうとしたが、ここも40kmの渋滞で、結局箱根を越えて1号線で帰った。なんだかんだで自宅に到着したのは10時となってしまった。
【あとがき】
横岳周辺は非常の岩場が多く、梯子、鎖が多く、アスレチックなコースである。但し、良く整備されており、手がかりも多いので歩きやすい。
今回新しい登山靴を買った。好日山荘でスカルパのトリオレプロGTXと言うのを購入した。元々はミラージュを買おうと思っていたのだが、足を入れてみるとミラージュの方が足首が堅く、トリオレの方が若干柔らかく、しっくりときたのでこちらを選んだ。トリオレの方が4000円ほど高いが、夏山セールで10%OFFなので、まぁ良しとした。
今まで履いていたのは、テクニカの安い登山靴だった。今は無き、横浜鶴見のIBSスポーツで15000円位だったと記憶している。初めて買った登山靴でもある。この靴で丹沢、谷川岳を歩き、大雪渓も歩いた。この靴でテント装備を担ぎ、燕から上高地、裏銀座から槍も登った。別に不満は無いのだが、5月雲取山で雨のなか歩いた際、水没してしまったこと、ソールもだいぶすり減ってしまったことで、新しいのを買うことにした。結局8年使った。思い出の多い道具である。
次に新しいトリオレプロだが、結論から言うとすばらしいの一言。何と行っても滑らない。前の靴はソールも減って、堅くなっていたので、だいぶ滑るのだが、トリオレは、キッチリとグリップして、特に岩場を非常に歩きやすい。帰ってからソールを見るとだいぶすり減っているのが解るので、かなり柔らかいソールだと思う。何年かで貼り替えとなると思う。
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