白山・御前峰(20数年ぶりのリベンジ)
- GPS
- 07:34
- 距離
- 16.8km
- 登り
- 1,763m
- 下り
- 1,761m
コースタイム
天候 | くもりのち晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
残雪はあるもののアイゼンなしでも問題なし。 登山道も特に危険と感じるところはなかった。 |
写真
感想
白山である。
週末、三連休の天気は怪しいため
急遽12日の金曜日に有給休暇をとった。
ただ、前日になって12日の天気も微妙な感じに。
白山は越前五山の締めくくりである。
現在の白山は石川県と岐阜県の県境に位置するが、
その昔は越前国(福井県)であったらしい。
昨年の10月から突然山登りをはじめ、
今年の目標として白山登山を掲げていたが、
実は、白山に登るのは初めてではない。
20数年前、中学校以来の友人であるNに誘われ、
夏のある日、いきなり白山に登ることになった。
準備する間もなく、Tシャツにジーパン、
リュックの中には昼飯用のパンと小さな水筒、
「さすがに山頂は寒いかも」、とトレーナーを持参。
登山靴など持っておらず、普段履いているスニーカー。
登山口に着いたのは確か午前11時頃。
若さに任せてガンガン登る。
先行者を抜きまくり、南竜ヶ馬場でちょっと一休みのつもりが
沢の脇で眠ってしまった。
小一時間ほどで目が覚めるとすっごく寒い。
トレーナーを着込んだが、鼻水がズルズル。
まだ登るというNに従い、確かとんび岩コースで室堂に向かった。
室堂でパンを食べ、Nはお湯を沸かしてカップラーメンを食べた。
時間は午後3時を回っていたと思う。
見知らぬおじさんに「そんな格好で登って来たのか?今日は泊まりか?」
と聞かれ、「日帰りだ」と言うと、「ライトは持ってるのか?」と更に聞かれた。
NOと答えると、「急いで降りないと危ないぞ」、と脅された。
ほとんど走るようなスピードでガンガン下り、
薄暗くなりかけたところで登山口に着いた記憶がある。
帰りに林道脇の温泉につかったが、風邪をひいたせいかボーっとしていた。
次の日は熱が出て寝込み、布団の中で「山登りなんて二度とするもんか!」
と固く誓ったのであった。
そんな経験から完全に山登りにはソッポを向いていた自分が、
この年になってまさか山登りに目覚めるとは。
そしていよいよ白山である。
20数年ぶりの白山は、思いがけない青空とともに迎えてくれた。
気持ちの良い山歩きができて、疲労はあるものの心地よい疲れである。
こうして20数年ぶりのリベンジを達成した。
白山に対するリベンジではない。
若すぎて愚かであった自分に対してのリベンジである。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する