滝子山からお坊山、イワカガミを探しに

2021年05月23日(日) [日帰り]

• GPS: 08:41
• 距離: 13.4km
• 登り: 1,440m
• 下り: 1,449m

コースタイム

日帰り

• 山行: 7:40
• 休憩: 0:58
• 合計: 8:38

距離 13.4km 登り 1,457m 下り 1,450m

7:58 桜森林公園
8:02 8:03 寂惝苑入口分岐
8:17 8:19 高圧線鉄塔No83笛駒線
8:25 8:27 大鹿林道横断点（南稜）
9:10 滝子山南稜
10:46 10:47 浜立・寂ショウ尾根分岐
11:03 11:17 滝子山
11:19 滝子山・三角点峰
11:25 鎮西ヶ池
11:30 滝子山・笹子駅分岐
12:26 曲り沢峠
12:33 12:36 オッ立
12:46 大鹿山・景徳院分岐
12:52 大鹿山
13:10 大鹿峠
14:03 14:38 お坊山
14:47 14:48 東峰
15:20 15:22 棚洞山
15:46 15:47 入道山
16:40 桜森林公園

天候

晴れ（14時過ぎから一時的に雲）
気温20℃前後
南陵は涼風があり登山適
午後にかけ気温上昇
富士山は朝の内のみ見えたがその後雲に隠れる

アクセス

利用交通機関：

電車 自家用車

大月駅7時半待ち合わせ
登山口まで自家用車を利用
桜森林公園の駐車スペースを利用

コース状況／危険箇所等

・南陵ルートを滝子山へ
標高差1,000mの岩陵の尾根のバリルート。
登りに使う分には道迷いの心配は無いので、後は岩場に慣れているかどうかの話になる。
降りで使う場合ルートミスに寄る遭難や滑落などの危険が増すという。

・鎮西ヶ池より曲り沢峠へ
滝子山山頂を過ぎ5分ほど降ると鎮西ヶ池方面への分岐がある。
更に進むと大谷ヶ丸と笹子駅方面への分岐。
笹子駅方面への道が滝子山への一般的な登山道となり、なだらかでしっかりした歩きやすい道が続く。
途中モチガ滝（難路）と書かれた標識を右に進み暫く行けば曲り沢峠へ。
難所無し

・オッ立〜大鹿山〜お坊山
曲り沢峠のすぐ脇に登山道から少し外れたピーク、オッ立がある。（道はないので適当に登る）
大鹿峠までは道も分かり易く難所もない。
大鹿峠からお坊山までは長い登りとなる

・お坊山〜東峰〜棚洞山〜入道山〜桜森林公園
お坊山登山道と古い看板が残るバリルートの尾根。
上部は踏み跡も明瞭で一般登山道並だが、標高を下げるに従い踏み跡も薄い区間が増えていく。
特に最後の200mはかなりの急坂な上踏み跡もほぼ消えている。
朽ちたベンチなどが散見される事から、昔は結構使われていた登山道なのかもしれない

その他周辺情報

天空の湯
勝沼ぶどう郷にある日帰り温泉

写真

5/23 7:30

大月駅で待ち合わせ。
来る途中の高速では曇り空で焦ったが、大月に近づくに従い青空に。
でも雲多いなぁ

5/23 7:58

滝子山南陵ルートの登山口である桜森林公園に車を停めた。
静かなコースの筈なのに駐車スペースには先行車10台以上、登山者の数も20人以上！？
何故だ…“まさか”？　“アレ”が目当てなのか“⁉︎”

5/23 8:13

登山者25人中20人は1グループだった様だ。いやービックリ。
寂ショウ尾根（南陵）への道入ってすぐ辺りで抜かさせて貰いいざ先へ。
滝子山は忘年登山で大晦日に来て以来。
今日は自分もnameless7cも比較的コンディションが良い様でサクサク登る

5/23 8:16

鉄塔にはすぐ着いた。
前回は冬枯れで眺めも良かったが、葉が生い茂る今の季節は眺望無いなぁ

5/23 8:17

すぐ脇にある峰の山
地図では登山道はないみたいだが、ヤマレコマップには足跡がある

5/23 8:21

軽い登りで身体を慣らす
まだあまり暑くなく（気温17℃位か）風もあり快適な登りだ

5/23 8:26

林道を越えいよいよ滝子山南陵に取りつく

5/23 8:36

暫くは穏やかな尾根道が続く為、バリエーションルートとは思えない。
まだ南陵ルートが牙を剥くのは先の話だ

5/23 8:44

何ツツジなんだろう等と話しながら進む
（下山後ヤマツツジだとTwitterで教えてもらった）

5/23 8:56

ヤマツツジが其処彼処に咲いていた

5/23 9:05

新緑と花の滝子山南陵はまだ春の残り香がある。
半月もすれば夏の雰囲気が濃くなるのかな

5/23 9:09

雑談しながら南陵を進む内先行ハイカー発見。
出発遅かったからまぁ居るよなとは思ったが、もっと人の少ないルートだと思ってたのに結構人と会うなあ

5/23 9:09

更に先に登山者の姿が。
もしかして今日は混んでるのかここ…

やはり目的は“アレ”…か？

5/23 9:15

段々岩々してきた

5/23 9:17

標高を上げると木々の葉はまだ若葉の黄緑色に。
うーん良いねぇ

5/23 9:18

岩の上に赤ペンキのマーキングが出現
ここら辺からいよいよ南陵ルートが本気を見せ始める…なんちゃって

5/23 9:24

まだ核心部は少し先だ

5/23 9:25

岩尾根っぽくなってきた

5/23 9:26

下山してくる登山者が！
ここら辺で前からも後ろからも登山者がスライドし始める
ホント予想外の賑わいだわ

5/23 9:28

朱色の花のヤマツツジは姿を消し、登山道に落ちる花弁はミツバツツジのものに変わり始めた。
標高によって棲み分けされてるのかな

5/23 9:30

尾根はますます急になるがnameless7cはグイグイ登っていく。
やっぱり今日は調子良さそう

5/23 9:43

これは楽しい

5/23 9:44

唯一の鎖の張られた場所
鎖使わなくても行けるけど

5/23 9:46

やっと視界が開けた。
あそこに見える山肌が削られた山は高川山だな。
富士山方面は…雲で全く見えず。南無…

5/23 9:49

岩場が楽しくて本来の目的をすっかり忘れていた私…

5/23 9:51

急登！

5/23 9:53

滑落多発の注意標識
実はこれより上にはイワカガミの群生地があるのだ。
イワカガミの時期に来てみたいと言っていたnameless7cに乗っかって今回約5ヶ月ぶりに南陵に来たんだった。
忘れて通り過ぎるところだった…(;^_^A

5/23 9:59

早速イワカガミ発見

5/23 10:04

なんか…散ってる花が多いな…

5/23 10:04

下山後調べたら今年のイワカガミは5月の2週目あたりから先週までがピークだった様で、今週はもう散り始めてたという…
うーむ残念

5/23 10:04

みんな“アレ”ことイワカガミを見るために南陵に押し寄せていたというわけ。
此処までに30人以上とスライドした

5/23 10:05

少し登山道から逸れた踏み跡をたどるとまだ咲いてるイワカガミを見つけた

5/23 10:06

ミツバツツジも咲き誇る

5/23 10:08

イワカガミ撮影会なぞをしていた所為で結構時間を食ってしまった。

5/23 10:20

先週来たたら満開だったのかな…

5/23 10:21

残念だがしょうがない。
またの機会を待つか

5/23 10:21

さて、そろそろ先へ進むか…

5/23 10:25

イワカガミのどアップ

5/23 10:26

大分他の登山者に抜かされたなぁ…

5/23 10:28

珍しくまだ花の多い株もあった

5/23 10:30

標高を上げ眺望が広がり始めたが、遠景は雲で遮られているな

5/23 10:34

尾根上部はミツバツツジ祭り開催中

5/23 10:40

やっと尾根を登り切ったか

5/23 10:42

鶴ヶ鳥屋山の向こうに三つ峠山
その向こうに富士山が見える筈なんだけどなぁ

5/23 10:44

浜立尾根分岐で小休止

5/23 10:46

滝子山山頂へはまだ少し登る

5/23 10:47

ついにとらえた山頂の姿

5/23 10:49

ひたすらミツバツツジ祭り

5/23 10:50

平日の雨のおかげで地面が適度に湿り、ザレザレの道も滑らず登りやすいな

5/23 10:54

前回は巻いたピーク（滝子山の3つのピークの一番西）を今回は登ってみた。
こんな急だったのか

5/23 10:55

岩場はまだ終わっていなかった！

5/23 10:56

やっと登りも終わりか

5/23 11:03

小金沢連嶺方面の眺望
大峠と白谷ヶ丸、黒岳が見える。
雁ヶ腹摺山は雲被ってるな。
予報通り丹波山方面は天気悪いのか

5/23 11:03

賑わう山頂
20人以上居たかな

5/23 11:04

富士山が見えない秀麗富嶽十二景w

5/23 11:05

山梨百名山標識の前で記念撮影

5/23 11:17

軽く10分程休憩後先へ進む

5/23 11:19

鎮西ヶ池方面への分岐
ここからは未知のルートだ

5/23 11:20

滝子山山頂（1,620m）付近はまだ新緑だな
春は来たばかりなのかも

5/23 11:28

あれ？尾根を直進したら鎮西ヶ池をスルーしてしまった様だ…
失敗だ。

ここから大谷ヶ丸方面とモチガ滝方面へ分岐する。
分岐には大勢の登山者が休憩中だった。
nameless7cは当初大谷ヶ丸へ行く計画だったのだが、自分が曲り沢峠方面へ進みお坊山まで歩く計画を提案したため今回はそちらへは進まない事になった

5/23 11:32

まずは防火帯の開けた気持ち良い道を進む。
反対からも次々登山者がやってくる。

こ、これはもしかして、イワカガミとか関係なく今日は滝子山周辺を歩くハイカーが多いだけだったのでは…

5/23 11:41

テント張ったら気持ちよさそう〜

5/23 11:41

大谷ヶ丸への破線ルートが左へ延びる
（難路らしい）

5/23 11:42

次々と人とすれ違うな

5/23 11:50

次第に道は沢沿いに進む様になる

5/23 11:51

歩きやすい気持ち良い道だ。
nameless7cも自分もすっかり気分は下山中な雰囲気になってしまっていたが、計画ではまだ先は長いのだった

5/23 12:05

二本の沢が交わる

5/23 12:07

分岐点。
難路とある左側がモチガ滝へ進むらしいが、自分たちは曲り沢峠を目指すので右へ進路を取る

5/23 12:09

途中斜面崩壊気味な場所から見えた浜立山（？）

5/23 12:14

木漏れ日が気持ち良い

5/23 12:15

またも分岐点。
左は道証地蔵を経て笹子駅へ進み、右が曲り沢峠方面

5/23 12:26

曲り沢峠到着
滝子山から1時間10分
まぁ計画通りかな
一か月前景徳院からハマイバ丸まで歩いたルートとこれでつながった（今回の自分のもう一つの目的はこれw）

5/23 12:27

曲り沢峠のすぐ脇のピーク、オッ立！（変な名前…）
登山道は無いので斜面を適当に登る。

5/23 12:32

意外にも山頂には立派な標識があった

5/23 12:41

そういえば今回は熊の痕跡（糞とか爪痕とか）を一度も見ていないな

5/23 12:46

大鹿山と景徳院の分岐
1っか月前に来た時は冬枯れの景色だったのに、あまりの違いに驚く

5/23 12:52

大鹿山到着

5/23 12:52

やっぱり全然眺望ないな…
4月に来た時は富士山や周囲の山も見えたのに

5/23 13:05

大鹿峠手前の鉄塔

5/23 13:06

前回はここから景徳院へ下山した

5/23 13:11

大鹿峠
曲り沢峠への分岐以降久しぶりの登山者とすれ違う

5/23 13:14

と思ったらお坊山方面から結構人が下って来た。
笹子雁ヶ腹摺山から来たのだろうか

5/23 13:58

大鹿峠より45分
体力が切れヘロヘロになっているnameless7cのケツを叩きながら尾根を登りきる

5/23 14:01

お坊山手前にボロボロのベンチあり

5/23 14:04

着いたー！！

5/23 14:04

滝子山から3時間弱でお坊山登頂
流石に疲れたのでここで昼休憩にしようか

5/23 14:04

笹子雁ヶ腹摺山へと続く登山道
いつか歩かねば

5/23 14:34

いつの間にか雲は晴れ、南アルプス、八ヶ岳、金峰山まで見えていた

5/23 14:43

大菩薩嶺も！

5/23 14:44

14時過ぎから雲が増えてきて、滝子山山頂も雲がかかっていた

5/23 14:48

お坊山からは車を停めた桜森林公園方面へと延びるバリルートの尾根を下る。
尾根上にはいくつかピークがあるが、これは最初の東峰

5/23 14:56

アニマルトレース。
何だろ、鹿かな？

5/23 15:10

尾根上部は傾斜も緩く道も分りやすい。
特に危険は感じない

5/23 15:19

次なるピーク、棚洞山

5/23 15:22

もう15時20分だがまだ先は長い
17時前には下山できるだろうか

5/23 15:22

明るい尾根道が続く

5/23 15:24

突如右の松の幼木の茂みから鹿が飛び出してきて全速力で逃げていった。
これはその足跡。
そんなにビビらなくても良いのになぁ

5/23 15:26

陣割と傾斜が急になり始める…

5/23 15:26

鶴ヶ鳥屋山が近づいてきた

5/23 15:31

棚洞山を過ぎ次なるピーク入道山へは傾斜もきつくなり道も不明瞭になっていく。
段々膝が痛くなってきた…

5/23 15:36

見た目より滑りやすくて歩きにくい

5/23 15:41

度々見かける朽ちたベンチ
昔はもっと整備された道だったのだろうか

5/23 15:46

やっと入道山着いた。
イヤー長かった。まだ先は長いが下りの半分以上は来たな

5/23 15:54

中央道方面へ続く尾根を降り始めた自分へameless7cが間違いを指摘。
危ない危ない
少しルートを引き返す

5/23 16:11

おぉ！正面にあるのは登り始めてすぐの鉄塔から見えた峰の山じゃないか！
こっちからも見えるんだな

5/23 16:17

最後の標高差200mがとにかく急坂
踏み跡も薄くどこが登山道か迷いながら降る

5/23 16:18

御坊山登山道の看板が…
登山道という程整備されていない気がするが…
やはり昔は整備されていた名残なのかな

5/23 16:26

テープや踏み跡（らしきもの）を頼りに急坂を慎重に降りる。
これを登りで使うなんてまっぴらだ

5/23 16:26

下界が近い！ゴール近し

5/23 16:30

つーかどっから降りれば良いんだよこれ

5/23 16:35

何とか無理やり斜面を下るとゲートの内側に出てしまった。
これ道間違えてるっぽいよな

5/23 16:37

ゲートを開けて外に出る。
ここから車まではもうすぐだ

5/23 16:39

桜森林公園でnameless7cを待っていると、電話がかかって来た。
最後の急斜面で転倒、数メートル滑落しまだ新しい登山パンツに穴をあけてしまったらしい。
大きな怪我がなくて良かったよ…

5/23 17:27

勝沼の天空の湯で汗を流す

5/23 18:34

結構ガッツリ食ってしまった…

5/23 18:43

この後大月駅までnameless7cを送り解散した

撮影機器：

iPhone 8 Apple

iPhone 12 Apple

感想

kukaminn

山仲間のnameless7cが巣ごもりのストレスに耐えかねて久しぶりに山に行くというので便乗させてもらった。
一度行った山にはあまり行かない傾向のある自分だが、前回滝子山南陵ルートを歩いたのは去年の大晦日。
冬枯れの寒風吹き付ける山行だった前回と違い、花が咲き新緑と木漏れ日の岩尾根は全然違う山に来たみたいで新鮮で楽しかった。

nameless7cが1番の目的にしていたイワカガミは残念ながらピークは過ぎていたが、それなりに楽しめたし、沢沿いの気持ち良い登山道や、とんでもない急坂の降りなど飽きさせないイベントに事かかなかったのも評価は高い。

しかし最後の最後に転倒、横転、滑落し、大怪我こそ無かったが、虎の子の登山パンツに穴を開けてしまったnameless7cにはご愁傷様としか言いようがない。