八王子城山 ゴ・ドーハンの山旅 野鳥探し、城跡、里山御嶽

2021年05月23日(日) [日帰り]

• GPS: 06:13
• 距離: 7.4km
• 登り: 496m
• 下り: 480m

コースタイム

日帰り

• 山行: 4:37
• 休憩: 1:37
• 合計: 6:14

7:27 スタート地点
7:43 7:43 第三堀切
8:35 8:48 御主殿の滝
9:24 9:41 摺差・北高尾山稜分岐
10:01 10:08 熊笹山
10:26 10:32 富士見台
10:38 10:39 杉沢ノ頭
10:45 10:46 富士見台
11:49 12:16 八王子城跡本丸
12:34 12:59 八王子城山
13:41 ゴール地点

天候

曇り後晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

コース状況／危険箇所等

写真コメント作成中です。

写真

5/23 7:28

サツキ？のミツウロコがある駐車場をスタートです。

5/23 7:29

まずはサンコウチョウを探しましたが、簡単には会えないみたいです。

5/23 7:41

立派に復元された曳橋。当時は簡単に壊せる(敵の侵入を防ぐ)ように、簡単な木橋だったみたいです。

5/23 8:22

本日の御同伴はバードウォッチャーのekubo-eさん。虎口の石畳を登ります。

5/23 8:25

「史跡　八王子千畳敷」の石標。

5/23 8:26

北条氏照の居館、御主殿跡です。

5/23 8:29

門や礎石などが復元的整備されています。

5/23 8:36

城山川方面へ降りると、滝入り口に「南無阿弥陀仏」名号塔がありました。

5/23 8:37

「天保三壬辰歳五月朔日建之」(1832)

5/23 8:39

御主殿の滝。落城時(1590)、氏照正室比左をはじめ多くの婦女子や農民兵が自刃し身を投げ、川は三日三晩赤く染まったと言います。

5/23 9:15

川沿いの林道、山道を稜線に向かって歩きます。多少荒れた箇所がありました。

5/23 9:17

これは五人静？静どころかさぞかし姦しいことでしょう。

5/23 9:33

主稜線に出ました。霧がちょっと幻想的。訓練の山岳部高校生やトレランの方々と行き交いました。

5/23 9:36

・421　分岐の道標がありました。ピークを踏んだら戻ります。

5/23 10:02

笹が増えてきたと思ったら熊笹山530m。下方の分岐を直進すると巻いてしまうようです。

5/23 10:04

盗蝶器？発見。ピクリともしません。

5/23 10:21

展望地は少なめでした。都心方面、ツリーも見えます。

5/23 10:24

残念ながら本日は見えませんでした。分岐から一寸進んで、

5/23 10:38

杉沢ノ頭547.6m。

5/23 10:39

三等です。ピークを踏んだら戻ります。

5/23 10:46

富士見台の分岐から八王子城山方面へ下ります。

5/23 10:58

失礼！♬あつく〜ながい〜接吻中のようでした。

5/23 11:10

詰白手前の堀切。

5/23 11:11

横木が何かを差したのでしょうか

5/23 11:13

「史跡　八王子城天守閣跡」。

5/23 11:14

本丸からは少し離れているようで、詰城と呼ばれているみたいです。

5/23 11:48

路傍に「SUNTIGERPUNP」の井戸がありました。

5/23 11:49

現役のようです。

5/23 12:03

松木曲輪からの高尾山方面。此処を守った中山家範の奮戦ぶりに敵の前田利通は助命を嘆願、その子は水戸徳川家の家老になったそうです。

5/23 12:08

八王子城山(深沢山)445m。

5/23 12:08

ここが八王子城本丸址。

5/23 12:13

少し下った所に八王子神社の社殿等があります。

5/23 12:19

神社の脇に建つお天狗様。

5/23 12:19

「城山開山二十年/天狗堂創業紀念」「昭和十二年三月二十一日建之」「東京市瀧ノ川区田端新町」の納主銘、先達銘があります。
「八王子千人町」の落款がいいですね。

5/23 12:21

楓と杉の立派な御神木があります。

5/23 12:22

石灯籠は「明治廿九年丙申年四月十五日」と当所願主銘。

5/23 12:25

八王子神社。氏照が城の守護神として「八王子権現」を祀った。
地名の起源らしい。

5/23 12:35

小宮曲輪にある狛犬と朽ちた社。

5/23 12:36

なかなか味のある狛犬さんです。

5/23 12:38

紀年銘は確認できませんでしたが「東京日本橋区薬研堀町」の願主銘がありました。

5/23 12:36

お子様の狛犬も相当な面構えです。

5/23 12:37

そして何と言ってもこの後ろ姿。タコさんの様な尻尾です。

5/23 12:39

奥にあった石祠を何気に確認すると、「明治廿九年丙申年四月十五日」。

5/23 12:42

そして何と「御嶽山」とありました！

5/23 12:43

5/23 13:02

下山途中、咲いていたユキノシタを見ると、その上方に石碑の様なものに気づきました。

5/23 13:03

そしてこれが木曽御嶽山講祖の「覚明霊神」、

5/23 13:03

「普寛霊神」、

5/23 13:04

「一心霊神」碑でした。「明治十九歳九月吉日」。

5/23 13:06

さらにその近くに、童子像と台石があり「清滝・・」とありました。恐らく不動三尊が鎮座していたのでしょうね。

5/23 13:10

命がけで下りました。手前の霊神碑(大正十四年)の上方に、童子像が見えます。

5/23 13:12

ちょっと謎の霊神碑。後面には「享保元年」(1718)付の銘文があります。

5/23 13:31

立入禁止ロープの中にあるお寺？

5/23 13:34

下山しました。

やあ、アザミさん！君が夏空を連れて来てくれたの？

5/23 14:16

急いで、八王子市街のカレー屋さんへ。

5/23 14:16

『インドラ』。氏照に切腹を命じた竹中直人氏御用達のお店です。

5/23 14:30

大根スライスのサラダを赤唐辛子を漬け込んだ醤油ベースのドレッシングで。

5/23 14:35

ジャスミンターメリックライスのLとSSサイズ。

5/23 14:36

マトンカレーとほうれん草マトン。

5/23 14:37

二色がけで頂きました。

5/23 16:28

サンコウチョウのリベンジに再び当地へ。野鳥観察の輪に入って粘りました。コサメビタキに会えました。

5/23 16:44

おしまいに、氏照公の墓参へ。小田原征伐の際、兄の北条四代氏政とともに切腹を命じられました。そのお墓は小田原にあるみたい。

5/23 16:51

こちらはその百年忌の追善供養に中山信治(家範の孫、水戸藩家老)が建てたものだそうです。戒名と「天正十八庚寅年七月十一(烏)」(1590)。両脇には家範と信治の墓、後方には家臣のお墓もたくさんあります。

5/23 16:52

背面には「元禄二己巳天七月十一日/北條陸奥守氏照公/現住信庵(叟)海音造立之」(1689)とありました。

撮影機器：

COOLPIX W100 ニコン

感想

godohan

・八王子城跡にサンコウチョウのスポットがあるというレコを拝見して、是非会いたくなって訪ねてみました。現地に到着すると、巨砲を携えたベテランの方々が続々スポットへ。我々もそれに従って目を見張らせるも・・・結局お姿は確認できませんでした。「フォイ、フォイ」とさえずりは聞こえましたが、ビギナーズラックとはいきませんでした。
・御主殿跡や滝を見学した後、城山川沿いの道を詰めて、主稜線から下って八王子城跡へ向かいました。堀切や曲輪等を確認しながら、八王子神社に参拝しました。
・続いて小宮曲輪で味のある狛犬さんに出会った後、朽ちた社の裏手に石祠があるので何気に確認すると、思いがけず「御嶽山」の銘を見つけて一挙にテンションがあがりました。ただこの時点では場所柄を考えると「みたけ」の方かもな、再び冷静になって思っていました。ところが、下山途中、ユキノシタの咲く上方に何やら石碑があるのに気づきました。ちょっと足元が不安でしたが、好奇心には勝てずに登ってみると何とこれが講祖三霊神碑ではありませんが。これで「おんたけ」決定！と俄然盛り上がりました。さらに近くにはその他の霊神碑や童子らしき石像もあり、興味をそそられました。
・カレー屋さんでランチ後、サンコウチョウのリベンジと意気込んで再び八王子城へ。数人の方がカメラや双眼鏡を一点に集中させていたので、尋ねてみると巣があってそこから顔を出し入れしているともこと。その場所を丁寧に教えてもらい双眼鏡を向けるも、腕が痛くなるばかりで素人にはなかなか見つかりませんでした。途中、通りがかったベテランの方々は、「あっ、あそこね！」と言って写真を撮ったり、「かわいいね」とおっしゃられ「やはり蛇の道はヘビだな」(この場合はチョウの道はトリ？)だなと感心いたしました。そうこうするうち我慢して見ていると、何とか巣らしきものは確認できるようになってきました。ただ動く鳥の姿はわかりませんでした。流石に諦めかけてかけた時、突然その巣から小さなスズメのような鳥が飛び出し、急下降してから何処かへ飛んでいきました。やっと鳥を確認できた嬉しさと自分が思っていたサンコウチョウのイメージとが違うので、近くの方に「今のはメスですか？」と尋ねると「いや、オスだよ」とのこと。今まで皆さんはてっきりサンコウチョウを探して見ているのだと思っていたら、何とコサメビタキなる鳥を見ていたのでした。何というはやとちり！という結末でした。