ホテイランとツクモグサを探して八ヶ岳縦走
- GPS
- 12:08
- 距離
- 17.6km
- 登り
- 1,598m
- 下り
- 1,593m
コースタイム
- 山行
- 8:41
- 休憩
- 3:24
- 合計
- 12:05
天候 | 晴れ(ガス) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
中央道の諏訪南インターを下りて左折、県道425号線(八ヶ岳ズームライン)を白樺湖・原村・富士見高原方面に進み、県道484号線につき当たったら蓼科高原・美農戸口方面へ左折、3kmほど先の五叉路を美濃戸口・八ヶ岳登山口の案内板に従い右折し、八ヶ岳山荘の脇より左手に延びる未舗装林道を約3キロ進むと駐車場に到着です。 林道は整備したばかりは綺麗な状況になっていますが、未整備だとわだちが多く、車高の低い車はなかなか厳しい道路となっています。 今回も、まだ整備がなされていないので、わだちだらけでした。 【駐車場】 赤岳山荘駐車場 1日:1,000円 約80台程度止めることが出来ます。 満車の時はやまのこ村の駐車場に回されます。1日:1,000円 【トイレ】 赤岳山荘前にトイレがあります。(100円) 登山道の途中では、行者小屋、赤岳鉱泉にトイレがあります。(100円) |
コース状況/ 危険箇所等 |
◆赤岳山荘駐車場〜(南沢ルート)〜行者小屋 赤岳山荘駐車場を出発し、橋を渡ると美濃戸山荘まで急傾斜の林道を登ります。 5分程度ですが、スタート直後なのできつめに感じます。 南沢ルートは、基本的に沢沿いに樹林帯を歩きます。 スタート直後は多少緩やかな登山等ですが、途中何度か急傾斜の箇所を登ります。 特段危険箇所はありませんが、変化があまり無く、チェックポイントとなる道標がないため、行者小屋まで長く感じます。 行者小屋手前あたりから、横岳、大同心等が見えるのでそこでテンションが上がると思います。 今回は、行者小屋手前くらいに少しだけ残雪がありました。 ◆行者小屋〜(文三郎尾根)〜赤岳 行者小屋から文三郎尾根に入るところで一部不明瞭な箇所があります。 間違えて入ると、森の中に入ってしまいますので、右側に向かう感じで歩いて行きましょう。 今回は阿弥陀分岐手前から残雪が出てきました。 アイゼン、チェーンスパイク等必要ありませんでしたが、雪になれていない方はチェーンスパイクを装着するのが良いかと思います。 阿弥陀分岐を過ぎると徐々に急傾斜となり、段差も厳しくなってきます。 所々雪が残っていますが、土が緩んでいるよりは歩きやすいかもしれません。 文三郎尾根は階段が始まると、中岳分岐に手前まで一段の大きな階段が続きます。 急がずゆっくり登りましょう。 中岳分岐からキレット分岐まではザレ場をジグザグに登って行きます。 キレット分岐を過ぎると鎖場、岩場となりますが、手掛け足掛けがしっかりありますので、三点支持で登って行けば問題ないと思います。 ◆赤岳山頂 赤岳山頂はあまり広くありませんので、休憩等は赤岳頂上山荘付近が良いと思います。 展望は360度の展望が楽しめます。 近くには、阿弥陀岳、中岳、横岳、硫黄岳が見え、遠望には富士山、南アルプス、中央アルプス、御嶽山、乗鞍岳、北アルプス、立山連峰等を見ることが出来ます。 今回はガスが上がって来たので残念ながら遠方の展望を得ることはありませんでした。 ◆赤岳山頂〜地蔵の頭 赤岳山頂をスタートするとすぐに赤岳頂上山荘に到着します。 頂上山荘からの下りは、傾斜も厳しくまた、スラブ状の岩場(鎖場)やすり鉢状の岩場(鎖場)が続きます。 傾斜もかなりあり、高度感がありますので、慎重に下りましょう。 岩場等を下ると、赤岳展望荘手前からザレ場となり、かなり滑りますので、落石をしないように慎重に下りましょう。 赤岳展望荘から地蔵の頭までは狭めの岩稜帯歩きます。 ◆地蔵の頭〜横岳 地蔵の頭をスタートすると目指す日ノ岳がよく見えます。 二十三夜峰を越え、日ノ岳直下の鎖場・岩場が険しいので、三点支持をしっかりとして登りましょう。 日ノ岳を出発すると一端段差の大きい岩場を下りその後登りかえします。 三叉峰まで基本的に細い岩場をあるきますので、気をつけて歩きましょう。 三叉峰を越えると広めの稜線を歩き、岩場を越えると横岳に到着です。 ◆横岳山頂 横岳の山頂は多少広くなって居るので休憩することが可能です。 展望は、赤岳、中岳、阿弥陀岳がよく見え、主峰の後ろに権現岳、ギボシ、編笠山を見ることが出来ます。 今回も多少雲がかかっていましたが、赤岳、中岳、阿弥陀岳等がよく見えました。 ◆横岳〜硫黄岳山荘〜硫黄岳 横岳をスタートすると、すぐに急傾斜な岩場を下ります。 その後、階段等を下り、カニの横バイを通過します。 多少高度感がありますが、手掛け足掛けがしっかりしていますので、三点支持で慎重に下りましょう。 台座の頭から硫黄岳山荘まではザレ場を下ります。 途中から急傾斜となりますので、転倒に注意して歩きましょう。 硫黄岳山荘から硫黄岳の登りは、ケルンに沿ってい石の敷き並べられた登山道を登ります。 急傾斜となりますので、ゆっくり登りましょう。 ◆硫黄岳山頂 硫黄岳山頂は大変広くなっていますので、ゆっくり休憩することが出来ます。 赤岳等を眺めながらゆっくり休憩するのも良いかもしれません。 展望は、赤岳、中岳、阿弥陀岳が大変よく見え、反対側には南アルプス、中央アルプス、北アルプス、立山連峰等を見ることが出来ます。 今回は雲が多いものの、アルプスがよく見えていました。 ◆硫黄岳〜赤岳鉱泉 硫黄岳から赤岩の頭までは、急なザレ場を下ります。 赤岩の頭から赤岳鉱泉までは、基本的に樹林帯をジグザクに下ります。 危険箇所ありませんが、残雪、土の緩み等があり今回は下りにくかったです。 ◆赤岳鉱泉〜(北沢ルート)〜赤岳山荘駐車場 特段危険箇所ありませんが、堰堤広間まで沢沿いの樹林帯を下ります。 今回は途中雪解け等の関係で、登山道が沢のようになり、道が分かりにくくなっていました。 堤防広場の直前に堤防がありますが、堤防を乗り越えると道が見えますので、迂回路に入らずに堤防を越えていきましょう。(増水時除く) 林道は途中迂回路がありますので、注意して迂回路を進みましょう。 林道をかなりショートカット出来ます。 迂回路自体が少し分かりづらくなっていますので、歩く際は方向を確認しながら進みましょう。 林道は大変歩きやすく危険箇所はありません。 ◆その他 美濃戸口から赤岳山荘までの林道は、結構ワダチが大きく車高の高い車で入らないと厳しいと思います。 今回はかなりのワダチが出来ていました。 |
その他周辺情報 | 【日帰温泉】 もみの湯 〒391-0115 長野県諏訪郡原村字 原山 17217-1729 TEL:0266-74-2911 URL:http://www.lcv.ne.jp/~mominoki/hotspa.html 日帰り入浴 650円/大人 営業時間 AM10:00〜PM 9:30(PM9:00までに入館) |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
ゲイター
日よけ帽子
着替え
靴
ザック
ザックカバー
昼飯
行動食
非常食
飲料
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
ライター
登山地図
コンパス
笛
登山計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
ツェルト
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
ロールペーパー
携帯
時計
サングラス
タオル
ストック
ナイフ
カメラ
チェーンスパイク
|
---|
感想
先週の編笠山・権現岳に続き、またまた八ヶ岳の赤岳、横岳、硫黄岳に登ってきました。
先週帰ってきてからヤマレコをチェックすると、な、なんと、ツクモグサがもう咲いているとの情報がアップされていました。
今年は久しぶりにツクモグサとホテイラン見に行こうね〜と話していたので、天気を見て梅雨入りする前に登ることなりました。
天気の回復が少し遅れた感じがしますが、それでも要所要所で展望もあり、今回の本命である、ホテイランとツクモグサはばっちり見られたので大変よい山行となりました。
ホテイランは、南沢ルートのいつも自生している辺りに結構な数見ることが出来ました。
ツクモグサについては、日ノ岳付近で見られると思っていいたのですが、日ノ岳周辺は全く咲いていませんでした。
あれれ?いつものとおり日ノ岳辺りで咲いているのではないのか〜と、日ノ岳から先は、登山道の端っこの方を歩きながらツクモグサを探して歩きました。
どうにか、これから大きくなるであろうツクモグサを発見、その後数輪咲いたツクモグサを見つけるも全然咲いていないので困ったな〜と思っていたら、三叉峰の手前に大きな株で綺麗に咲いていてくれました〜。いや〜良かった「ほっ」としました。
その後は横岳手前のピークでも群生しているツクモグサを発見し、撮影することができた。途中まったく咲いていなくて、焦りましたが無事に見ることが出来て良かったです。
今回のコースは、「赤岳山荘(南沢)行者小屋(文三郎)赤岳、横岳、硫黄岳、赤岳鉱泉(北沢)赤岳山荘」と反時計回りに周回する縦走コースで、距離が約16キロ、累計標高差約1,650mとなり、ツクモグサを見終わった横岳からは硫黄岳を経由して約4時間以上歩かなければ駐車場に到着しません。
しかしながら、ホテイラン、ツクモグサの撮影に時間がかかり、横岳を出発するのが14時過ぎとなってしまったので、当初計画から約30分遅れとなっていました。
このままだと下山が19時を回ってしまう可能性があるので、下山は少しまき気味に歩いて、赤岳山荘駐車場に18時10分に到着となりました。
どうにか日暮れ前に駐車場に到着出来て良かったです。
今回のコースは最後の林道が少し長いですが、林道まで降りてきていれば多少時間が押していても安心して降りてくることが出来るので気持ち的に楽な感じです。
距離、標高差は先週の権現岳より厳しい数値となっていますが、気分的には赤岳縦走の方が楽な気がするのが不思議です。
今回は、天気もそれなにり良く、目的の花も見ることができたので、大変素晴らしい山旅でした〜。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する