鳥海山(七高山)-矢島口コース
- GPS
- 32:00
- 距離
- 8.6km
- 登り
- 1,047m
- 下り
- 1,035m
コースタイム
7/15 6:15七ツ釜避難小屋-7:09九合目-8:15七高山山頂(休憩)8:58-10:49七ツ釜避難小屋-12:01祓川神社-12:17祓川P
天候 | 7/14 曇り時々雨 7/15 曇りのち雨、時々晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2013年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
当初は百宅コースを登る計画だったが、連日の大雨の影響で林道の崩落箇所があり通行止めとなっていて、矢島口コースに変更する。
祓川駐車場で準備し、今晩宿泊予定の七ツ釜避難小屋を目指す。
登山口から2〜3分で祓川ヒュッテ、竜ケ原湿原に着く。
湿原の木道を進むと祓川神社に出る。
神社の前の小さな沢を越え雪渓を登る。
避難小屋までは処々雪が消えて登山道が出ているが、行程の殆どが雪渓の上である。
アイゼンなしでも登攀可能であるが、そこそこの斜度があり緊張する。
登山口から約1時間25分で小屋到着。
到着と同時に小雨が降って来た。
14名で満員状態の小さな避難小屋であるが内部は綺麗である。
トイレはない。
久々のメンバー集合で明るいうちから盛上り約5時間の懇親会。
勿論その後も登山談義を続ける人もいて、やがて静かになったと思ったら、屋根を打つ雨音が尋常ではなく、明日が心配になるが眠気の方が勝ったみたいだ。
朝4時半頃に起床、小屋の外に出ると上空の雲は多いが青空も見え日本海が確認できる。
これは幸先が良いと思いながら朝食、シュラフ等を小屋にデポし出発する頃になると雨が降って来る。強くなったり弱くなったりを繰り返しているが、山頂方面にはは黒い雲がかかっているので、雨具を着用して出発することにする。
この時期雨具を来ての登山は辛い、雨より汗の量のほうが多いような気がする。
雲の中なので霧雨状態は続いているが、途中で雨具を脱いで登る。
雪渓上りを終えて登山道に出ると、両脇にはアオノツガザクラ、ベンケイソウ、チョウカイフスマなど亜高山帯ならではの花が咲いている。
雲は多いが徐々に空も明るくなり時々日差しもあたるようになってきた。
小屋出発から約2時間で山頂到着。
すっかり雨もあがり、到着時時全く見えなかった向かいの新山のシルエットがみえ一瞬だが山頂をはっきり確認できるまで晴れてきた。
お湯を沸かしのんびりコーヒータイム・
なんという幸運、昨夜の大雨や出発時の雨具着用時には考えられないシチュエーションである。
戻りは片側断崖の尾根筋に開かれた康新道を下ることにする。
登山道脇には花も密集して咲いていて、雲が切れた時に見えた景観も素晴らしい。
途中で今朝登ってきた道と合流し、今度は雪渓を下ることになる。
ヤマレコで7月初めまでこの雪渓を滑走する記録を拝見するが、この一枚バーンでの滑走は快適だろう。
下山開始から約1時間50分七ツ釜避難小屋到着、デポした荷物を回収して再び雪渓を下る。
青空の下この長い雪渓を靴で歩いているとなんかもったいなくなる。
スキーで下ったらどれほど気持ち良いだろう。
小屋から約1時間で祓川駐車場到着。
駐車場の一角で昼食。
到着時は黒い雲が上空を覆ったが、調理している間に七高山山頂にかかっていた雲が薄くなり稜線のシルエットがぼんやりみえてきた。
全景を現してくれることを期待するが、雲の流れが早くなかなか山頂全体が見えなかった。しかしほんの数十秒だけ姿を現してくれ今日の幸運な山行の最後を締めてくれた。
帰りは山麓のフォレスタ鳥海のお湯で汗を流し帰路についた。
湿地帯あり、雪渓あり、岩稜帯あり、急登ありとバリエーションに富んだ登山路と沢山の花に出会えた山行であった。
そしてお天気に感謝。
コメント
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残雪の風景は、惹かれますね。
七ツ釜小屋は5月に近くを通りました。
10数名も泊まれるんですね。
下山途中の写真に七ツ釜小屋方面を確認できます。
たまには多人数も良いですね。
お天気次第で、今月中に鳥海へ行きたいと予定してます。同じコースです。
まだ残雪を歩けるかと思うと、嬉しくなります。
ではまたよろしく
調子は良さそうですね!
鳥海山はなかなか近づく機会がありませんが、ま、いずれは…と思っています。
残雪期に、周辺をウロウロして、鳥海山の写真を撮りたいと思うのですけどね
hope55さんは5月にスキーで同じコースを通っていたんですね
まだ地形図をしっかり読めない私には残雪の登山は難しいと感じました
まあ団体だと読もうとしている間にトップが進んでしまい時々消化不良になったりしますが、いろいろな事を現場で教えてもらえるのはありがたいですね
hope55さんのように、どんな山でも単独山行できるように早くなりたいのですがね
早く梅雨があければいいですね。
まだ鳥海山は行ってなかったのですね
今回のコースは、駐車場から数分で湿原があり、花を追って登山道を進んでいるといつの間にか山頂というようなコースでした。
もしかして springさんには酷なコースかも
岩手山に勝るとも劣らない存在感のある山で、ますます岩手山が好きになりました
こんばんは、足跡からお邪魔しました。
鳥海山は憧れなんですけど、仙台から日帰りはきっついだろーなと思っていましたが小屋泊まりだと朝もゆっくり出発で行けそうな気がしてきました。
雪も残っていて初心者には厳しいかもしれないけど
お花もきれいでますます行きたくなりました。
こんばんは。
コメントありがとうございます
鳥海山は私も憧れの山で登山始めて3年目で登ることができました
この時期ならちょいと早起きすれば、仙台からでも日帰り可能かなと感じました。
若干の が必要かな
小屋泊まりだと悠々ですね。
雪は緩んでいるから大丈夫と思いますよ。
但し雪見るとは滑りたくなる人には厳しいかな
是非お出かけ下さい。
花もですが、高い山から見える海岸線も素晴らしいですよ
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