苦行鍛錬、黒戸尾根からの甲斐駒ヶ岳
- GPS
- 18:00
- 距離
- 12.6km
- 登り
- 2,639m
- 下り
- 1,344m
コースタイム
−06:59横手・白須分岐ー10:49刀利天狗−12:02五合目小屋跡
−13:460七丈小屋、宿泊。
7月15日(月)04:16テン場出発−05:30八合目御来迎場−07:37駒ヶ岳山頂
−09:19駒津峰−12:24北沢峠。
13:00−南アルプス林道バス−13:50仙流荘、入浴、昼食
14:58戸台口ー長谷循環バス−15:26高遠駅。
15:30高遠駅−15:55伊那市。16:08伊那市駅ー17:00岡谷
17:15岡谷−JR特急スーパーあずさ28号−19:36新宿
20:15上野−JR特急フレッシュひたち61号−20:54牛久駅
天候 | 14日曇り。15日雨のち晴。 |
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過去天気図(気象庁) | 2013年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
連絡バスで竹橋毎日新聞でチェックイン。 23時過ぎに竹橋を出発。八王子、談合坂SA、芦安白峰会館前、道の駅はくしゅうと経て、竹宇駒ヶ岳神社駐車場に14日(土)03:35到着。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
七丈小屋は斜面に張り付くような小屋。テン場は少し上に登ったところに一カ所、更に上に一カ所あります。両者ともそれ程広くありません。 鳳凰三山の眺望が良い場所です。 北沢峠に下山してからは、広河原に向かうべきか迷ったあげく、長野側の戸台行きの13時のバスに乗車。車窓からの双児山、駒津峰、甲斐駒、鋸岳の別角度からの山並みや、白い花に乱舞するアサギマダラ、ピンク色の清楚なミヤマナデシコ、タカネビランジが印象的でした(林道バスの運ちゃんが巻き舌で解説してくれた訳です。これは体験すべし。)。一時間後に着いた仙流荘で汗を流し、バスを乗り継いで、JR伊那市駅で16時09分の電車。岡谷駅17時15分のスーパーあずさの自由席に座れ、岡谷市の酒、神渡り(みわたり)を賞味しながら帰路につきました。指定は二時間前のスーパーあずさだったのですが、自由席に座れて良かった。山梨側に下山していたら都心に近い為、多分座れなかったでしょう。 |
予約できる山小屋 |
|
写真
装備
個人装備 |
ヘッドランプ 1
予備電池
1/25,000地形図 1
ガイド地図
コンパス 1
笛 1
筆記具
ライター 1
ナイフ 1
保険証
飲料 3
ティッシュ 1
三角巾
バンドエイド 1
タオル 1
携帯電話 1
計画書
雨具 1
防寒着 1
スパッツ 1
手袋 1
ストック 1
ビニール袋 1
替え衣類 1
入浴道具
シュラフ 1
シュラフカバー 1
ザックカバー 1
クマよけ鈴 1
食器
水筒 1
時計
日焼け止め 1
非常食 1
カメラ予備電池 1式
スマホ予備電池 1式
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共同装備 |
テント 1
テントマット 1
ツェルト
ヘッドライト
コンロ 1
ガスカートリッジ 1
コンロ台
コッヘル(鍋) 1
ローソク
ファーストエイドキット 1式
医薬品 1式
ラジオ
トランシーバ(使用帯)
カメラ 1
ビデオカメラ
ポリタンク
天気図用紙
車
予備ライト 1
|
感想
8月連休の槍穂に向けての体力増強の為、日本最大急坂と言われる黒戸尾根から甲斐駒ヶ岳を登る事にしました。13日(土)22時に秋葉原へハイカーが集まり竹橋へ連れて行かれチェックイン。上高地、燕・常念岳、室堂、八ヶ岳、南ア方面と振り分けられバスに乗り込みます。22時50分竹橋を出発。八王子、談合坂SA、芦安、道の駅はくしゅうと停まり、竹宇駒ヶ岳神社駐車場へ翌14日(日)未明の3時35分に到着。ヘッドランプを頼りに吊り橋を渡り黒戸尾根登山道に取り付きます。テントが入ったザックは重くきつい坂は苦しく、他の人にどんどん追い抜かれます。トレラン姿の男女は軽快なフットワーク、なかでも黄色のタイツに身を包んだで若い女性はスコートをヒラヒラさせ小さくなって行きます。羨ましい。やがて「刃渡り」を切っ掛けにしたように、梯子、鎖の岩登りが続出するようになり、体力を更に更に消耗していきます。ダブルのステッキを縮めて腰につけたり、伸ばして両手に持ったりを何度やったことか。シャクナゲや、鳳凰三山、富士山、南アルプス市街の素晴らしいビューも余裕が全く無く、ひたすら七丈小屋の出現を望むばかり・・・。黄色の娘さんが今度は降りてゆきます。山頂にタッチして来たとしたら驚愕。山頂標高2969m、駒ヶ岳神社から標高差2200mの修験者の道を冒涜するな〜っ。でもイケてるしヒラヒラ可愛いいから許〜す。五合目小屋跡を過ぎても梯子連続の難所で、斜面に張り付くように存在している七丈小屋についたときは疲労困憊でした。テント場では夕立後に素晴らしい景色の夕暮れが楽しめましたが、好天の期待空しく未明からの雨に祟られました。翌朝4時過ぎに暗がりを出発。小雨の中足取りは軽くならず、今日も鎖、梯子の連続で山頂に着いたのは、計画から一時間近い遅れ。三年ぶりの山頂ですがガスで何も見えず。ここから急がないと北沢峠10時のバスに乗れない、と急くも駒津峰までのこれまた急坂はこの中年男に難関で更に遅れるばかり。一転ガスが流れ、一気に晴れ渡り見えなかった甲斐駒の姿が現れました。「おお〜っ。」、「見えたっ、甲斐駒かっけぇ〜っ。」と声があがります。やがて現れる仙丈岳(アルプスの女王)、北岳(日本二位の標高)、鋸岳、鳳凰三山、アサヨ峰等、美しくぐるりとフルメンバーが揃っています。心が洗われる瞬間、お久しぶりっ。焦っても仕方ない、間に合わんもんは間に合わん。苦しんで登り返した駒津峰ピークで、燦燦と日差しを浴びながらレインウェアを仕舞いしばし景色に見とれました。ここからは双児山のピーク越えはあるものの、ほぼ下りっぱなし。ザックが重いと下りも足腰の負担は大きく疲れます。計画の時間にほぼ3時間遅れて北沢峠に12時24分に降り立ちました。
そう言えば当初はキタダケソウが咲いていたら北岳にも登ろうとしていましたが、体力的にちょっと無理でしたね。南アは刻みが大き過ぎる。
この山旅で、眼鏡や腕時計、予備電池、洗面道具を入れていたポーチをどこかへ置いてきてしまいました。残念なことでした。
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