空木岳から千畳敷 -ハードな稜線歩き

2021年06月05日(土) [日帰り]

• GPS: 09:32
• 距離: 21.8km
• 登り: 3,244m
• 下り: 1,504m

コースタイム

日帰り

• 山行: 7:54
• 休憩: 1:39
• 合計: 9:33

3:51 スタート地点
4:11 4:11 空木岳登山道取付地点
4:15 4:16 空木岳登山道入口
4:24 4:25 空木岳登山口駐車スペース
4:39 4:40 タカウチ場
5:04 5:10 池山尾根水場
5:11 5:11 池山小屋
5:28 5:30 尻無
5:33 5:36 マセナギ
6:03 6:08 大地獄
6:09 6:10 小地獄
6:22 6:24 ヨナ沢ノ頭
6:58 7:03 空木平カール分岐点
7:19 7:23 駒石
7:42 7:45 駒峰ヒュッテ
7:49 8:03 空木岳
8:50 8:54 木曽殿山荘
9:05 9:13 東川岳
10:02 10:08 熊沢岳
11:08 11:12 檜尾岳
12:00 12:06 濁沢大峰
12:45 12:46 島田娘
12:51 13:13 極楽平
13:24 千畳敷駅

天候

晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

スキー場の駐車場に駐車。林道終点の駐車場は使えない。

コース状況／危険箇所等

池山尾根から空木岳山頂:歩きやすい。残雪極僅か。
空木岳山頂から極楽平:アップダウン厳し目。水場がないので注意。残雪極僅か。
極楽平から千畳敷:急斜面に残雪。下りは慎重に。

写真

6/5 4:39

家族旅行の下見のため(という方便で)中央アルプスへ。
千畳敷とロープウェイの下見が目的。
まずは空木岳から。林道終点の駐車場は使えない。

6/5 5:19

池山の水場でこのあとの長丁場のためにたっぷり補給。

6/5 7:25

今日のゴールの千畳敷が彼方に見える。
歩いたら最高だろうなーとこの時はまだ前向き。

6/5 7:25

これから行く稜線。一見穏やかに見えるこの稜線。しかし歩くとかなりハード。

6/5 7:34

振り返ると南アルプスがすべて見えている

6/5 7:55

もう少しで空木岳山頂

6/5 7:55

到着すると西側に御嶽山がまず目に飛び込んできた

6/5 8:05

こっちの稜線も歩きたい（千畳敷から空木〜越百山から破線を下るルートも考えたけれど破線がかなりハードっぽいのでやめた）

6/5 8:06

塩見の横に富士山も頭を出している。
富士山の可視地域は南アルプスのおかげで東西でかなり違うようだ。

6/5 8:06

伊吹山。その左には琵琶湖の向こうの武奈ヶ岳。180kmぐらい見通せていることになる

6/5 8:08

浅間山と蓼科山の真ん中に190km彼方の至仏、燧ヶ岳が見えている。

6/5 8:14

空木は中間点。ここからが本番です。
今日は千畳敷ホテルに泊まるのでゆったり休憩。

6/5 8:30

木曽殿山荘に向けて激下る。雪が付いていたら厳しそうだ。

6/5 8:33

池山尾根からの登りとは違い完全な岩稜帯。下りに時間がかかる。

6/5 8:41

ヤバい。こんなペースであそこまで着くのかしら。

6/5 8:54

激下るとワイルドな登りが待っている
下に見える小屋はまだ営業せず。千畳敷まで補給ができないのもポイント。

6/5 9:23

南駒ヶ岳もまた迫力がある

6/5 9:45

違った表情を見せる空木岳。

6/5 9:50

一見歩きやすそうな穏やかな稜線。歩きやすそうなのは見た目だけ。

6/5 10:18

縦走路と空木岳、南駒ヶ岳。いい景色すぎる

6/5 10:19

長大な池山尾根と南アルプス

6/5 10:19

北に目を向ければ宝剣を中心に木曽駒ヶ岳が鎮座。
絶景で歩みが何度も止まる。今日は時間制限がないのがいい。

6/5 10:26

それにしてもこの稜線なかなかハード。。表銀座のそれを想像していた自分が甘かった。

6/5 10:46

たまに鎖などもあって余計に体力を消費する。

6/5 11:05

下っては登り。果てしない

6/5 11:06

たまに雪を踏む。アイゼンは結局千畳敷の降りまで使わなかった。

6/5 11:08

この絶景が自分にパワーをくれる

6/5 11:24

ようやく檜尾岳についた。14時チェックインだからのんびり休憩（バテバテ）

6/5 11:24

ポツンと一軒家。クラファンかふるさと納税で寄付を募っていたな。確かに有人小屋があったら縦走の幅が広がる。寄付しておくか。

6/5 11:24

振り返るとだいぶ歩いてきた

6/5 11:57

檜尾岳と島田娘の間に距離は短いけれどいやらしい残雪。

6/5 11:26

一見すぐそこに見える

6/5 12:11

しかし細かなアップダウンと岩稜歩きで時間がかかる

6/5 12:44

南アルプス。下に駒ヶ根橋も見えている

6/5 13:01

ようやく極楽平へ。一泊装備とはいえ予定より時間かかった。

6/5 13:04

予定より早く着いたら三ノ沢岳行っちゃおうとか考えていたけれど無理。水もないし。

6/5 13:19

極楽平からの下りでついにピッケルの出番。でも足元トレランシューズに軽アイゼンですな😨

6/5 13:23

この傾斜と雪質に対して足元の装備が心許なさすぎた。ズルズル。

6/5 13:36

5分で下るつもりが時間かかった。装備大事。でも残りの行程95%は快適に歩けたから良しとする。

6/5 13:48

ようやく千畳敷に到着。ふー、疲れた。

6/5 13:51

余裕で日帰りできる時間だけれど今日はホテルのお世話になります

6/5 14:02

バッチリ補給。

6/5 13:59

見てるこっちが怖い

6/5 14:32

そしてコーヒータイム

6/5 15:43

もう少しで夏道出てきそう。

6/5 19:16

よる七時過ぎに夕陽で赤く染まる南アルプス。
次の日は天気もイマイチだったのでそのまま下山。

撮影機器：

サイバーショット DSC-RX100 SONY

感想

hirotieee

この夏に家族とロープウェイから木曽駒ヶ岳を極めたいのでその下見に。千畳敷ホテルの予約情報を見てみると、ちょうど週末空いていたので一泊することに。

ロープウェイで登って周辺の山を登って宿泊＞下山が楽だろうけれど、天気も良さそうなので池山尾根から千畳敷に下ろう。空木から千畳敷は情報が少なくアイゼン・ピッケル持参。さらに宿泊装備といつもより装備は重め。登り累積2800メートルだし、気持ちよさそうな稜線だし、少しキツイぐらいかなと完全に油断していました。。

空木までは雪もほぼなく快適な登り。空木岳からは雨が降ったあとだからか視界がものすごく良好。遠く武奈ヶ岳、燧ヶ岳まで見えるとは思わなかった。
空木からがこの縦走の本番。まず岩場を下って登り返し。この時点でけっこうな足応え（笑)絶景のなか東川岳、熊沢岳、檜尾岳と3つの百高山を超えていくこのルート、山と高原地図に「非常に厳しいコース」と記載されているが確かにそのとおり！細かなアップダウンと岩場の上り下りを繰り返すので消耗が激しい。皆様も計画は慎重に。

でも今日は宿泊。チェックインは14時だし焦らずのんびり景色を見ながら歩いているとなんとか極楽平に到着。余裕があったら三ノ沢岳登ろうかと思っていた自分が恥ずかしい。（時間はあるけれど水がない！）
極楽平から千畳敷への下りは急斜面にベッタリと雪が付いていて、ついにアイゼン・ピッケルを出す。しかし足元の装備が心もとなく油断すると滑落間違いなしなので慎重に。
ちょうどチェックイン時刻前に着いたのでソースカツ丼で栄養を補給。部屋から南アルプスの絶景を見ながらゆっくり就寝。翌日は天気イマイチなので登山はせず、お目当てのロープウェイを使ってらくらく下山。思ったよりハードな縦走路でしたが絶景の連続で最高に楽しめました！

檜尾岳の直下の避難小屋を有人小屋にするというクラウドファンディングが立ち上がってた。確かにここに有人小屋は必要だと肌身を持って感じたので寄付しようかと思います。

コメント

atov

お疲れさまでした
こんにちは、長野県民です。
逆回りの縦走を妄想計画中です。
このエリアの稜線上の雪の心配は無くなっているようですが、極楽平⇔千畳敷で軽アイゼンと１２本歯のどちらか迷っています。
良い景色、良い写真、良いレコ、お疲れさまでした。

hirotieee

Re: お疲れさまでした
コメントありがとうございます。
県内に素晴らしい山があってうらやましい限りです。
実績としては軽アイゼンでも可ですがやや心許なかったです。傾斜が強い区間は前爪があるアイゼンだと安定して登れると思います。
残りの区間で荷物になるので悩ましいですよね😅
雪解けも加速していますし、当日の硬さや荷物の量にもよるのでご参考まで！