八方尾根〜唐松岳〜五竜岳〜鹿島槍ヶ岳〜爺ヶ岳〜扇沢
- GPS
- 49:43
- 距離
- 25.7km
- 登り
- 2,634m
- 下り
- 3,119m
コースタイム
八方池山荘〜八方池〜丸山〜唐松山荘(荷物デポ)〜唐松岳山頂〜唐松山荘〜五竜山荘
2日目
五竜山荘〜五竜岳山頂〜G5 〜口ノ沢のコル〜
キレット小屋〜鹿島槍北峰分岐(荷物デポ)〜北峰〜鹿島槍北峰分岐〜鹿島槍南峰〜布引山〜冷池山荘
3日目
冷池山荘〜爺ヶ岳南峰〜種池山荘〜爺ヶ岳登山口
天候 | 20日 晴れ 21日 晴れのちガス 22日 曇り時々晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
22日 大町温泉郷経由、信濃大町駅で解散 |
コース状況/ 危険箇所等 |
後立山のメジャールートですので整備は行き届いていますが、唐松小屋〜鹿島槍ヶ岳の間は岩稜帯やザレ場の通過が多数有り、体力面と合わせて初心者にはハードルが高いと思われます。 ある程度の経験を積んでからトライされることをお薦めします。 ※ 冷池山荘の外トイレは工事中です(基礎工事の段階)。山荘内のトイレが使用出来ます。 テン場から小屋までサンダルで行くのはきついです。特に暗いときは足下に十分注意して下さい。 ※ 種池山荘に薬師の湯の100円割引券がありました。 |
写真
装備
個人装備 |
ヘッドランプ
予備電池
1/25,000地形図
ガイド地図
コンパス
笛
筆記具
ライター
ナイフ
飲料
ティッシュ
バンドエイド
タオル
携帯電話
計画書
雨具
防寒着
手袋
ストック
ビニール袋
替え衣類
シュラフ
ザックカバー
食器
水筒
時計
日焼け止め
非常食
|
---|---|
共同装備 |
テント
テントマット
コンロ
ガスカートリッジ
コンロ台
コッヘル(鍋)
医薬品
カメラ
|
感想
【20日】
当初、この日程で早月尾根〜剱岳〜大日岳を小屋泊まり縦走する予定でしたが、1週間ほど前になってもかなりの残雪が残っているという情報でした。梅雨明けが早く、雨による融雪が進まなかったのが誤算で、急遽、代替案の後立山となりました。
一人、夜行バスアプローチのため予約のキャンセルと再予約を行い、金曜夜の飲み会を途中で抜け出して準備し、新宿から白馬方面行きのバスに乗り込みます。
運良く隣が空席だったため、横になって多少眠れました。
七倉経由のバスが扇沢に着くとCompassさん、Masuzushiさんが車で先着しており、1台をそのまま爺ヶ岳登山口にデポして八方のゴンドラリフトに向かいます。
朝霧が晴れて天気は上々! ゴンドラ、リフトと乗り継いで、あっという間に八方池山荘前に到着。白馬三山と目指す鹿島槍方面もスッキリ見えて気持ちが高ぶります。
テント泊装備になって、なんやかんやで約20kgのザックとなったため、スタートはゆっくり・・・と思ったら、ちょっと早めのペースで行きますね。出だしとは言え付いていくのがキツイです。何とか良いペースに付いていくと前方にちょっと見たことがあるような方が? 振り返るとsakusakuさんでした。その前にはwakaさんもいらっしゃいます。
単独ではなかったのでご挨拶だけで通過してしまいましたが、大変失礼を致しました。
このコース、ずっと以前に縦走した他、昨秋も唐松小屋まで登っているので、そこまではルート状況も分かっています。それでも扇雪渓が大きく、イメージは秋と随分違います。
鎖の付いたトラバースを通過すると、登山者で賑わう唐松小屋の前に出ました。ここでザックを置き、唐松岳山頂をピストンします。途中で今度は13Bさんとすれ違います。sakusakuさんから情報がメールで行っていたようで、お互いびっくりではありませんでした。
さて、小屋に戻ってLにします。ここから暫くが今日のハイライト。ちょっと出発に手間取っていたら、20名のツアーの方々に先を越されたのでもう少し調整してから出発。それでも鎖場が多いこのコース、大人数だとどうしても時間が掛かるので直ぐに渋滞に巻き込まれてしまいます。
昔の記憶はあまり残っていませんが、牛首のトラバースはそこそこ緊張感があって、テン泊の装備では荷物に振られないように気を遣います。連休のレコでは悪天の中ここを通過されている方々がいらっしゃいましたが、我々は天気が悪かったら撤退したかなぁ・・・
牛首を下りきった辺りでツアーパーティーに先行させて頂きましたが、登りになるとこちら(私だけ?)も足が進みません。五竜岳はでっかいし、小屋の位置はあそこだっけ?いやその上かも(地図読みが足りませんね)・・・等と甘い期待を膨らませないように抑えながらゆっくりと登ります。足に余裕のあるCompassさんがテン場へ先行します。やっと辿り着くと何とか本来のテン場スペースにソロとツインの2スペースが確保されていました。Compassさん有り難う!
その後に到着した方は小屋前の広場や軒下などに張っておられました。
一息ついて、早速缶ビールで乾杯。今日は食材もいろいろあるので、肉やウナギ(!)、日本酒も出して宴会。16:30からは夕食となり、明日に備えて早々に就寝となりました。
【21日】
予定は3時起床。2つのテントの間にあったソロの方の目覚ましで起きるとちょうど3時でした。寝過ごさなくて良かった。棒ラーメンの朝食で、撤収をして4時半過ぎに出発。テントに結露がなかったので気分良く歩き出せました。まずは五龍岳への岩稜を登ります。ここって、こんなだったっけ・・・と思うほど岩場が厳しいのは、歳を重ねたせいか、それともザックが重いのか・・・いずれにしても今は余裕がないんだなとつくづく感じます。
山頂分岐はもう殆ど山頂と変わらない高さですが、ザックを置いて空身で山頂に行きます。今日も良い天気で剱・立山をはじめ、ダイヤモンドコースから槍穂までバッチリです。
何時までも居たいですが、ここからがまたハードなルートなので先を急ぎます。
八峰キレットよりもその手前と言われるように、どちらかというとキレット小屋までの方がきつい感じ。ここでMasuzushiさんの靴にトラブル。踵が剥がれてしまいました。ショートスパッツのゴムで押さえて続行しますが、この先を考えると不安です。すれ違いのグリーンレンジャーの方と靴をチェックしていると、通りかかったソロの方がテーピングテープを出してくれました。本当に有り難うございました。
おかげさまで何とか無事に山行を継続出来ました。以前から救急(応急)用に入れておかなければと思いつつ、まだ入っていなかったテーピングテープ。今度は入れておきます。(事前のチェックもね)
五龍山荘を水とドリンクで2Lくらい持って出たのに、キレット小屋でL(何故か溫麺)を作ると残り0.5L程度しか無く、ここで珍しくコーラを購入。糖分補給にもなりちょっと元気が出ました。
八峰キレットは小屋からの直登がキツイ。その先は記憶にある梯子の通過くらいで、まあここまでと比べてどうと言うことはありません。全体的に長いのでややハードですが、せっかくですから北峰にも空身で登り、双耳峰をクリアします。あとはテン場まで下るだけ・・・が、疲れも出てきてペースは上がりません。まあ、今日は日曜日だし、雨は降りそうもないのでトボトボ行きます。
冷池山荘のテン場は小屋から離れているけれど広めで、日曜日と言うこともあり空いています。先に設営をしてから酒やつまみ,水筒を持って小屋に向かいます。確かにサンダルで行くような感じではありません。
小屋で外トイレを探すとありません・・・? 聞いたら建て替え中(小屋の手前のスペースがやはりそうらしい)なので小屋の中のトイレを使ってくださいとのこと。靴を脱ぐのが面倒なので、取りあえず生ビールを先にすることにしました。
このまま小屋前で夕食まで過ごすつもりでしたが、テントの札を5時頃にチェックにくるということなので、夕食はテン場に戻ることにしました。
缶ビールも小屋前で飲んで、トイレと水の購入を済ませてテン場に戻ります。
2日間の好天を振り返って、明日は何とか雨にならないと良いなぁなどと思いながら、今日も早い就寝となりました。
【22日】
昨夜は11時過ぎにパラッと雨が降り不安はありましたが、幸い大して降らず朝はガスの中でした。3時起床でそれぞれ朝食を済ませ、撤収をしたら取りあえず冷池山荘まで各自で行きます。ヘッデンだとルート脇の崖も気をつけないと危ないです。山荘内のトイレをお借りしてから出発の準備。今日はちょっと登ってあとは下るだけです。
明るくなり始めるころに小屋を出発、爺ヶ岳に登ると思っていたら初めは下りから入ります。今日は完全にガスの中であまり視界はありません。登り返しも先が見えないので淡々と刻んで行くしかありません。爺ヶ岳中峰、南峰を経由し種池山荘に到着。一面のコバイケイソウに迎えられました。
山荘で薬師の湯が朝からやっていることが分かり、それなら早く下りても問題無いね、ということで雨が落ちないうちにとさっさと下ります。下りてくると天気はやや回復。稜線の上の方はガスが掛かっているものの、中腹から下は陽が射して雪渓が輝いています。早く下りたらバスの時刻は変えられるんだろうかと思いながら、良いペースで登山口まで下りてきました。
薬師の湯に入り、早昼をどこかでと思いましたがさすがにまだ営業時間ではありません。信濃大町付近をウロウロし、結局11時開店のお蕎麦屋さんに入って、待ち時間にバス会社へ電話。昼頃の便があればと思ったら、1本前は9時台でした(泣)。結局、予約をしていた15:10のバスまで干し物や散髪をしながら時間調整し、新宿着は20時頃になってしましました。
Masuzushi,Compassさん、いろいろ有り難うございました。
また、宜しくお願いします。
三人様 こんにちは
44枚目の写真に写っている上にいる二人は、私(sakura0725)とご一緒したButaModernさんですよ
やー、やっぱりすれ違ってたんですね、びっくりです
多分、分かってたらもっとお話ししてたんだろうと思います。その節はすれ違いのご挨拶だけで失礼しました
またどこかでお会いできるといいですねっ
sakura0725さん、コメント有り難うございます。
あの時は私が遅くて上でお待たせしてしまいました。申し訳ありません。
すれ違いはキレット小屋よりも五龍側でしたか、やっぱり早いですね 。
いつかまたお会いできると思いますが、もっとヤマレコをアピールしなきゃ行けませんね。新しいTシャツにしようかな 。
三人様 こんにちわ
(sakura0725さんの真似してみました。)
五龍までかな?と思ったら爺まで行かれたんですね。
あの時私が振り返ったのは
何かのお告げです
びびびっと来たんですね。
私はすっかり軟弱ですが、この逆コースを歩いた事があります。(遠い昔。。。)
崖の間に現れたキレット小屋に感動しました。
sakusakuさん、
あの時は熱い視線に振り返って頂き有り難うございました 。
ずっと昔は針ノ木まで行ったはずなのですが、昔の事って忘れていることが多いですね〜 歳は取りたくないな 。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する