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Yamareco

記録ID: 326861
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
八ヶ岳・蓼科

八ヶ岳 赤岳最短日帰りPART供僻濃戸・赤岳 北沢往復)

2013年07月28日(日) [日帰り]
情報量の目安: S
都道府県 山梨県 長野県
 - 拍手
GPS
07:10
距離
13.2km
登り
1,254m
下り
1,245m

コースタイム

日帰り
山行
6:05
休憩
1:25
合計
7:30
7:10
20
美濃戸登山口
7:30
7:05
40
山の神
7:45
7:50
40
堰堤広場
8:30
8:40
20
赤岳鉱泉
9:00
10
中山乗越
9:10
9:15
60
行者小屋
10:15
5
地蔵尾根の頭
10:20
10:30
30
赤岳天望荘
11:00
11:25
5
赤岳北峰
11:30
11:35
50
赤岳南峰
12:25
12:35
5
行者小屋
12:40
15
中山乗越
12:55
13:05
40
赤岳鉱泉
13:45
13:50
25
堰堤広場
14:15
美濃戸登山口
<コースタイム>
●往路美濃戸登山口→赤岳山頂 北沢・地蔵尾根経由 3時間45分
 約1700m→約2900m 標高差1200m
●復路赤岳山頂→美濃戸登山口 文三郎道・北沢経由 2時間30分
 約2900m→約1700m 標高差1200m

<参考 アプローチ>
都内→登山口
05:00 調布IC
06:20 諏訪南IC
06:35 美濃戸口(八ヶ岳山荘前)登山ポスト
06:50 美濃戸(やまのこ村)駐車と登山準備

登山口→都内
14:30 美濃戸口
14:50 諏訪南IC(高速入場時大月−小仏トンネル間渋滞10km)
18:15 調布IC
※今年は富士山渋滞が午後頻発傾向にあり、大月から先、時間
がかかります。16:00の渋滞で22kmでした。

天候 午前:晴れ、午後:曇り・ガス
過去天気図(気象庁) 2013年07月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
1.駐車場 美濃戸やまのこ村
  ※日曜日で期待していませんでしたが、運よく美濃戸口が閉鎖され
  ておらず、美濃戸に駐車ができました。往復で徒歩2時間違うので、
  美濃戸まで入れるかどうかは、日帰り登山には重要な要素です。
コース状況/
危険箇所等
1.道の状況
  雨上がりの、北沢・南沢は滑りやすいので、基本に忠実な歩き方で
  進めばよいと思います。
  地蔵尾根、赤岳主稜線、文三郎道からのくさり場も3点支持を守っ
  て進めば問題ありません。特に地蔵尾根の鎖場はガレがネット整備
  され格段に登り易くなりました。
  文三郎道、中山乗越のマムート階段も雪解け時より整備されています。
2.登山ポスト
  美濃戸口八ヶ岳山荘前にポスト、美濃戸の赤岳山荘前にポストです。
※ 往復南沢利用の場合の記録については下記を参照ください
  http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-221305.html
その他周辺情報 登山後の温泉
  小淵沢ICまで車で1分のところにある道の駅施設内にある延命の湯
  がきれいでお勧めです。
山の神で登山の無事を祈願してから登ります
2013年07月29日 11:25撮影 by  iPad, Apple
7/29 11:25
山の神で登山の無事を祈願してから登ります
堰堤広場から先は林道を離れ川沿いの登山道へ。北沢は解放感がある道が赤岳鉱泉まで続いています
2013年07月29日 09:24撮影 by  iPad, Apple
7/29 9:24
堰堤広場から先は林道を離れ川沿いの登山道へ。北沢は解放感がある道が赤岳鉱泉まで続いています
雨上がりの登山道は緑も鮮やか
2013年07月29日 09:24撮影 by  iPad, Apple
7/29 9:24
雨上がりの登山道は緑も鮮やか
天気図を読んで、唯一今日の午前中がよい天気。そのとおり眩しい登山道です
2013年07月28日 07:57撮影 by  iPad, Apple
7/28 7:57
天気図を読んで、唯一今日の午前中がよい天気。そのとおり眩しい登山道です
カメラを向けたくなる柳川の美しさ
2013年07月29日 09:25撮影 by  iPad, Apple
7/29 9:25
カメラを向けたくなる柳川の美しさ
堰堤広場から赤岳鉱泉まで大小11の橋を渡ります
2013年07月28日 08:10撮影 by  iPad, Apple
7/28 8:10
堰堤広場から赤岳鉱泉まで大小11の橋を渡ります
横岳大同心が見えるところまで来ました。オーブ?
2013年07月29日 09:25撮影 by  iPad, Apple
7/29 9:25
横岳大同心が見えるところまで来ました。オーブ?
ほどなく赤岳鉱泉に。ここで、トイレと休憩
2013年07月28日 08:41撮影 by  iPad, Apple
7/28 8:41
ほどなく赤岳鉱泉に。ここで、トイレと休憩
中山乗越に向けて高度を上げます。月がみえます
2013年07月28日 08:43撮影 by  iPad, Apple
1
7/28 8:43
中山乗越に向けて高度を上げます。月がみえます
コメツガの新芽が鮮やか
2013年07月28日 08:45撮影 by  iPad, Apple
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7/28 8:45
コメツガの新芽が鮮やか
横岳がよく見えます
2013年07月28日 08:52撮影 by  iPad, Apple
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7/28 8:52
横岳がよく見えます
中山乗越直下のマムート階段、よく整備されています
2013年07月29日 09:26撮影 by  iPad, Apple
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7/29 9:26
中山乗越直下のマムート階段、よく整備されています
中山乗越に到着。今日は展望台往復をせず、先に進みます
2013年07月28日 09:07撮影 by  iPad, Apple
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7/28 9:07
中山乗越に到着。今日は展望台往復をせず、先に進みます
行者小屋を過ぎて、地蔵尾根の取付にきました。この階段から地蔵の鎖場へ。ここで服装を整えます。
2013年07月28日 09:46撮影 by  iPad, Apple
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7/28 9:46
行者小屋を過ぎて、地蔵尾根の取付にきました。この階段から地蔵の鎖場へ。ここで服装を整えます。
ダケカンバからハイマツ帯へ、ぐんと高度があがります。ルンゼとリッジがはっきりみえます
2013年07月28日 10:05撮影 by  iPad, Apple
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7/28 10:05
ダケカンバからハイマツ帯へ、ぐんと高度があがります。ルンゼとリッジがはっきりみえます
この小さな地蔵尊から核心部なります。ガレがネットでよく整備されています。すでに八ヶ岳の主稜線が見えていて、ガンバ。
2013年07月29日 09:26撮影 by  iPad, Apple
7/29 9:26
この小さな地蔵尊から核心部なります。ガレがネットでよく整備されています。すでに八ヶ岳の主稜線が見えていて、ガンバ。
阿弥陀岳の先に諏訪市街がみえます。ガスが上がってきました。午後は天気が崩れてきそうで、先を急ぎます
2013年07月28日 10:12撮影 by  iPad, Apple
7/28 10:12
阿弥陀岳の先に諏訪市街がみえます。ガスが上がってきました。午後は天気が崩れてきそうで、先を急ぎます
八ケ岳の主稜線がはっきりみえる位置まできました。
2013年07月29日 09:27撮影 by  iPad, Apple
7/29 9:27
八ケ岳の主稜線がはっきりみえる位置まできました。
地蔵尾根の頭はすぐそこです
2013年07月29日 09:27撮影 by  iPad, Apple
7/29 9:27
地蔵尾根の頭はすぐそこです
地蔵尾根の頭に到着
2013年07月28日 10:22撮影 by  iPad, Apple
7/28 10:22
地蔵尾根の頭に到着
赤岳天望荘側に歩を進めると、チシマギキョウの群落が
2013年07月29日 09:27撮影 by  iPad, Apple
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7/29 9:27
赤岳天望荘側に歩を進めると、チシマギキョウの群落が
振り返ると横岳の稜線がはっきりみえます
2013年07月28日 10:24撮影 by  iPad, Apple
7/28 10:24
振り返ると横岳の稜線がはっきりみえます
このあたりから東側斜面を見ると清里の別荘地帯が雲間に
2013年07月28日 10:24撮影 by  iPad, Apple
7/28 10:24
このあたりから東側斜面を見ると清里の別荘地帯が雲間に
チシマギキョウあちこちに咲き乱れる美しい季節です
2013年07月29日 09:28撮影 by  iPad, Apple
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7/29 9:28
チシマギキョウあちこちに咲き乱れる美しい季節です
もう1枚チシマギキョウと阿弥陀岳
2013年07月29日 09:22撮影 by  iPad, Apple
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7/29 9:22
もう1枚チシマギキョウと阿弥陀岳
2013年07月28日 10:29撮影 by  iPad, Apple
7/28 10:29
県界尾根分岐を赤岳方面に進みます
2013年07月28日 10:32撮影 by  iPad, Apple
7/28 10:32
県界尾根分岐を赤岳方面に進みます
赤岳天望荘西側にはコマクサが咲いています
2013年07月28日 10:34撮影 by  iPad, Apple
7/28 10:34
赤岳天望荘西側にはコマクサが咲いています
赤岳の肩までジグザグに登っていきます
2013年07月29日 09:29撮影 by  iPad, Apple
7/29 9:29
赤岳の肩までジグザグに登っていきます
振り返ると赤岳天望荘がかなり下に、肩はすぐそこです
2013年07月29日 09:29撮影 by  iPad, Apple
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振り返ると赤岳天望荘がかなり下に、肩はすぐそこです
赤岳頂上山荘が近くに見えます。いよいよ頂上(北峰)はすぐそこ
2013年07月29日 09:29撮影 by  iPad, Apple
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7/29 9:29
赤岳頂上山荘が近くに見えます。いよいよ頂上(北峰)はすぐそこ
キバナシャクナゲもまだ咲いています
2013年07月29日 09:29撮影 by  iPad, Apple
7/29 9:29
キバナシャクナゲもまだ咲いています
赤岳頂上(南峰)も見えました
2013年07月29日 09:30撮影 by  iPad, Apple
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7/29 9:30
赤岳頂上(南峰)も見えました
赤岳頂上到着。北峰から南峰側を眺めます。南峰に渡る前に、山荘前で昼食休憩をとります。すでにガスが。午前中一杯も持ちませんでした。
2013年07月29日 09:30撮影 by  iPad, Apple
7/29 9:30
赤岳頂上到着。北峰から南峰側を眺めます。南峰に渡る前に、山荘前で昼食休憩をとります。すでにガスが。午前中一杯も持ちませんでした。
帰りは南峰から文三郎道経由で。中岳のコルへ向かう分岐を越して行者小屋方面へ下ります
2013年07月28日 11:54撮影 by  iPad, Apple
7/28 11:54
帰りは南峰から文三郎道経由で。中岳のコルへ向かう分岐を越して行者小屋方面へ下ります
雨雲が低く垂れこめてきました。一雨くるでしょうか
2013年07月28日 12:06撮影 by  iPad, Apple
7/28 12:06
雨雲が低く垂れこめてきました。一雨くるでしょうか
行者小屋まで戻ってきました。県警の皆さんも昼食TIMEです。赤岳はすでにガスの中。
2013年07月29日 09:30撮影 by  iPad, Apple
7/29 9:30
行者小屋まで戻ってきました。県警の皆さんも昼食TIMEです。赤岳はすでにガスの中。
今日の下山は赤岳鉱泉経由、北沢沿いに柳川をみて下ります。赤い川底と緑のコントラストが鮮やか
2013年07月29日 09:30撮影 by  iPad, Apple
7/29 9:30
今日の下山は赤岳鉱泉経由、北沢沿いに柳川をみて下ります。赤い川底と緑のコントラストが鮮やか
ヘビいちごも。間もなく堰堤広場で登山道も終わりです。ここからはだらだらな林道。ま、登山道でなく安心だ道ということで。
2013年07月28日 13:28撮影 by  iPad, Apple
7/28 13:28
ヘビいちごも。間もなく堰堤広場で登山道も終わりです。ここからはだらだらな林道。ま、登山道でなく安心だ道ということで。
山の神まで戻ってきました。無事下山に感謝、また来ます。南沢で帰ってこなかったせいか、もうひと山行けそうなかんじですな
2013年07月29日 09:31撮影 by  iPad, Apple
7/29 9:31
山の神まで戻ってきました。無事下山に感謝、また来ます。南沢で帰ってこなかったせいか、もうひと山行けそうなかんじですな
撮影機器:

装備

個人装備
ヘッドランプ(1) 予備電池(1) 保険証(1) エマージェンシーシート(1) 飲料(1000ml)(1) ティッシュ(1) 自薬(1) サングラス(1) タオル(1) 携帯電話(1) 雨具(1) 防寒着(1) ストック(1) 非常食(1) 時計(1) 昼食(予備含む)(1)
共同装備
カセットGASコンロ (1) ファーストエイドキット(1) 医薬品(1) カメラ(1) 高度計(1) コンパス(1) 地図(25000分の1)(1) 地図(50000分の1) (1) ライター(1) 登山計画書

感想

<日帰り赤岳 愛好家>
誰でもとは言えませんが、ある程度、山に登ってきた方で赤岳に登りたい
と思う方は多いですよね。必ず、泊まりにすべきかというなら、日帰りで、
赤岳を楽しんでいる方も案外多いです。天気が味方してくれれば、多くの
方が下記の留意と選択で八ヶ岳の主峰「赤岳」を日帰りで楽しめると思い
ます。あくまで個人的な感想なのですが、私は、下記のコース選択や方法
日帰りの「赤岳」登山を満喫しています。また、私はスピードもどちらか
と言えば遅い方です。
 八ヶ岳登山では時々、小学低学年の子供を連れた親子から70歳を越えた
ツアーの方々と山頂で出会います。幅の広い登山者も赤岳の魅力ですね。
<グリーンシーズンの日帰り赤岳のポイント>
1.スタートの目安:
  美濃戸やまのこ村7:00出発、南沢・北沢分岐登山口7:05
 (やまのこ村は遅くとも7:30迄には出発してください。美濃戸口から
  歩く場合でも、通過タイムはこのくらいの時間でみてください)
2.天気:AMの天気が晴れまたは曇り、快晴
 (赤岳頂上の天気は、北杜市、茅野市の予報とも天気が異なります。
  お昼前にはガスが出て、午後崩れることが多いので、茅野市の予報を
  見ながら、低気圧の位置に注意して、最終は、行者小屋で判断)
3.美濃戸から行者小屋へ、行者小屋は9:30迄発、遅くとも10:00

(1)登山路(日帰りルート)の選択
   八ヶ岳主峰赤岳は2899.2mです。日本に3000m超は21座です。
   赤岳は33番目。高さから言えば、北アの白馬鑓ケ岳、西穂高岳と
   ほぼ同じです。日帰りで昼前に登頂を可能にするには、登山道の
   選択が重要です。赤岳の尾根は6本+1。
    時間と難易度から、御小屋尾根、キレット、真教寺、県界の4本
   は中上級者向き。これらを選択肢から外すと、地蔵尾根、文三郎
   道、そして横岳の三叉峰に続く杣添尾根の3本が候補になります。
   もし横岳だけなら、杣添尾根ルートが、登山口から3時間半で三叉
   峰なので候補です。三叉峰から赤岳山頂まで1時間半とすると計
   5時間で、最短登山道というには時間的に苦しいですね。
    少しでも安定した登山道を利用して時間を短縮するなら美濃戸
   からの南北の2つの沢沿いの道と、行者小屋からの2つの尾根道を
   組み合わせて登る4つのコースがおすすめです。
   文三郎と地蔵尾根ですが、いくつかのパターンを試した経験から
   は、往路地蔵、復路文三郎が、最も負担が軽い=楽な登山道のよ
   うに思えます。地蔵の上りの鎖場に比べると文三郎の上りの方が、
   高度に対する心理的負担が軽いかもしれません。反面、文三郎の
   難点は、誰もがいうことですが段差がありすぎるという点。登り
   も下りも階段差が大きくて案外しんどい。また、登りでも、単純
   に高度度を稼ぐマムート階段等に負担を感じる時があり、単調な
   登りよりは、まだ下りに向いた道と感じます。逆に地蔵尾根から
   下山する場合、時間的には、速く下山できそうですが、赤岳北稜
   線下りに恐怖心を感じる人も多いので、下りより、登りで利用し
   たほうがよいのかもしれないと個人的には思います。迷うなら、
   往復とも文三郎道経由をおすすめします。雪山でも、往復文三郎
   道の方が、地蔵尾根経由より難易度が下がります。
(2)比較的楽で楽しい登山道なら、「柳川北沢」
    問題は、楽しく比較的楽に登るにはどうしたらを考えていたの
   ですが、美濃戸から赤岳へは、一般的に時間的・距離的にも最短
   といわれる南沢ルート往復を選択する方がほとんどです。しかし、
   私は、南沢はある程度の健脚で登りなれた人が取るコースで、
   楽に速く登ろうと志す人が取るコースとしては、不向きかもしれ
   ないと感じます。あえて往復のコース選択肢から南沢を外す。
   これが一見距離が増え、遠回りのように思えますが、八ヶ岳好き
   の私の「急がば回れ」案です。南沢のコケが美しく、登山道とし
   ては好きなのですが、時間が限られているときは外す、これが、
   鉄則です。

   距離最短は南沢ですが、あえて北沢でスピードUPの3つの理由

   その1:南沢は北沢より暗く巨石が多くて歩きにくい区間が多い
   北沢は南沢より開けていて、登山道の奥まで光が差し込みます。
   逆に、午後、うっそうとした南沢の登山道は、道迷いをおこし
   そうな不安感が残ります。沢を渡る数は圧倒的に北沢の方が多い
   のですが、全てに橋が架かっていて、巨石も南沢より圧倒的に
   少なくて足に楽です。
   また橋が11も出てくることが逆に安心感を誘います。
    ただ南沢は日が差す前の午前の苔が本当に綺麗です。午後下
   るときは、早く道が終わればよいと思うのですが。

   その2:2つの山小屋を経由するルートの方が安心感が高い
   南沢は行者小屋1つに対して、北沢経由は往復とも、赤岳鉱泉と
   行者小屋の2つを経由します。赤岳往復の登山道上で計4回も
   ルート上に立ち寄ることができる山小屋があるというのは、心
   強いです。トイレ、食事、天候急変時の避難、休憩、宿泊、
   食糧、水補給、人が集まるテーブルで、安心感が増します。

   その3:往復とも北沢の林道を上手に使うのが時間短縮のコツ
   南沢経由は、美濃戸―行者小屋間の移動に、片道2時間以上
   かかる場合があります。特に、赤岳登山を終えたあとの下りの
   巨石が点在する登山道が、弱った膝にくるため、下りの方が
   のぼりよりも時間がかかる人も多いのです。
    その1に書いたように、南沢は午後、油断をするとすぐに暗く
   なります。疲れた体で、道もわかりにくい心理的不安より、
   往復北沢ルートまわりなら、赤岳鉱泉〜行者小屋間の移動を挟ん
   でも、私の経験からは、南沢ルートを経由するより往復とも、
   早く到着できる場合が多いです。また、楽です。
   
   北沢ルート途中の堰堤(えんてい)広場−美濃戸間は林道です。
   往路の山道を期待した人、復路も歩き足りない人には若干物足り
   ない部分もあります。そういう方は南沢がよいでしょう。でも、
   楽しく楽に歩くことを優先した場合、疲れた下りでの林道の方が、
   道迷いのリスクが減るし、足の負担は軽いでしょう。暗くなった
   際の安心感は圧倒的に異なります。特に南沢は、夏のある期間を
   除いては、15時を回ると急に暗くなります。安心感の担保は
   なにより、楽な登山の第1要素です。結果ですが、往復南沢ルート
   または、往路北沢ルート復路南沢ルートよりも、日帰りには、
   北沢往復が、コースタイムも短縮できる、北北に進路をとれが、
   楽ハヤコースです。

(3)特筆する持ち物
   14:00を過ぎて、南沢を利用して美濃戸方面に下る場合は、
   ヘッドライトの準備をお願いします。
   八ヶ岳赤岳山頂は、年間を通じ、風が吹くことが多いです。雨具、
   ソフトシェルなど防寒対策をお願いします。 
  

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