大幡川・四十八滝沢から三つ峠山
- GPS
- 06:30
- 距離
- 7.3km
- 登り
- 1,128m
- 下り
- 1,113m
コースタイム
8:40三つ峠北登山口
9:10入渓点(登山道が沢を横切る地点)9:40
9:50大滝
11:40白竜の滝
13:20源頭
14:25登山道
14:55三つ峠山頂15:30
17:40入渓点
18:45北口登山口
天候 | 曇り 午後から一時雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
都留ICを出て一旦左折して、踏み切り渡って信号を右折すると、都留市駅前にセブンイレブンがあります。一旦ここに立ち寄りました。都留ICを出て登山口に向かうと商店はヤマザキストアが1軒あるのみです(朝7時から営業) 宝鉱山駐車場から林道を少し入ったところに駐車しましたが、三つ峠北登山口までの林道が酷いダートで四駆でないと無理です。林道は行って5分ほどのところで断念しました。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
三つ峠北登山口〜入渓点 登山道は明瞭。沢が見えてきて、登山道が沢を横切る場所が入渓点。その手前から登山道が沢を沿っていますが、入渓点にある3段の滝の1段目は巻かないと登れないので、結局入渓点まで高巻くことになります。入渓点より下は平凡な渓相です。 入渓点〜大滝 三段の滝の2段目から遡行開始。ここは問題なく登れる。18m大滝はトップは右岸のザレ場から高巻く。踏み跡は明瞭。後続はホープで確保して直登した。 大滝〜七福の滝 基本的に全ての滝を登りました。 七福の滝〜白竜の滝 白竜の滝の大ナメ滝はトップは右岸から高巻いたもののかなり不安定。左岸から登るのが正解のよう。1人だけロープで確保して登った。 〜源流まで 最後の二俣は左が本流に見えるものの水はなく、右が正解。右の流れに入ると鬱蒼と茂った森の中の急流になる。この先のスラブ滝は苔で滑るのでなかなか手ごわい。 源流〜ツメ 最初はガレ沢をつめて、途中から左の支尾根に上がる。その後は支尾根を辿ってつめていけば、登山道に出る。登山道に出て左に行くと電波塔があり、その先を一度下ってまた登ると山頂に到着。 山頂〜北口登山口 三つ峠北口登山道はかなりの急坂。雨後だったので滑りやすく難儀した。途中鎖場、ロープ箇所有。かなり滑る。 下山後は都留市温泉『芭蕉 月待ちの湯』へ。軽食コーナーもありゆっくり休めます。700円/大人 http://tsukimachi.velvet.jp/ |
写真
感想
4人パーティーで桂川・大幡川水系の四十八滝沢から三つ峠山目指して遡行してきました。
今回のパーティーのうち2名はボルダリング熟達者。そうなると滝の登攀が連続するこの沢はうってつけです。
林道は200mほど進んだものの、予想以上に路面が悪く途中で断念して広くなっている場所に駐車。登山口までは四駆でないと無理です。舗装されている駐車場から歩いても登山口までは30分くらいで着きそうです。
ここで準備して出発。
登山口までの林道歩きと入渓点までの登山道はとにかく蒸し暑く、沢が見えたらいっそ入渓してしまおうかと思ったけれど、とりあえずここは記録や遡行図通りに3段の滝の2段目にある入渓点まで向かう。
祠と梯子が見えてくると入渓は近いが、ここまでの間で暑さで意外に体力を消耗。シャツは汗でびっしょり。途中すれ違った人がいたけれど、この時間に下山ということは、山頂で日の出を迎えたということか。
入渓すると3段の滝の2段目からスタート。ここはホールドしっかりしていて楽々登れる。
すると10分ほどで18m大滝が姿を表す。安全を期してトップは左のガレ場から高巻いて、上からロープを出す。ただ、上部に支点がとれる場所が右岸しかなく、ちょっと不安定。滝の登攀自体は右岸から入って途中水流を横切って左岸の到達、最後は右岸を直登する。ボルダー熟達組はロープ無しで楽々登っていた。さすが!
大滝をすぎると小滝が連続していて、ここは楽しみながら登れる。
七福の滝は1段目のナメ滝が意外と強敵で、ホールドが少ない。右岸から登るのが正解だったが、日和って左岸から高巻こうと試みたが岩が脆くあまりよくない。初心者だけ流木からビレイしてロープで引き上げた。
ここから上はうってかわって岩が脆くなり、気をつけないとはがれてしまって嫌らしい。落石も多発してしまう。
白竜の滝はボルダ組2名は楽しみながら直登していたが、ここは左のルンゼを伝って高巻いた。ただこのルンゼを詰めすぎると沢に戻れなくなるので注意。ルンゼを上がって途中から沢に向かって藪の中を漕ぐと沢に出られるが、このルンゼも岩が脆く落石が多発するので気が抜けない。高巻きに意外に時間をとられてしまう。
最後の二俣は涸れ沢でなく左の細い沢を行く。この先に3段のナメ滝があるが、そのうち2段目が難しく、初級者にはロープが必要。滑っている上にホールドが少なく登り難い。そこから10分ほどで源泉に到着。最初に1滴をこの目で見られるのはいい。
ただ、ここからのツメが意外にしんどいのぼりだった。最初は涸れ沢を詰めるがここは落石が多発する上に岩も脆い。途中左に支尾根が出てきたら早めに上がって、支尾根を上がったほうがより安全。ただこの支尾根も木が多く、登り難い。ただ踏み跡は明瞭。
山頂に着いたらいきなりの夕立。写真撮影していたら奥のほうからクライミングの方が続々やってきた。
普段は中高年登山者や山ガールでにぎわっているはずなのに、一般登山者は一人もおらず、いるのはクライマーと沢屋だけという、ある種不思議な風景だった(笑)
下山の北口登山道は足場が悪く、しかも雨後だったので大変滑りやすく意外に時間がかかってしまった。入渓点に戻ることには日が傾き、登山口に着いたときには完全に日が暮れてしまった。
その後汗を流しに都留市温泉『芭蕉 月待ちの湯』へ。http://tsukimachi.velvet.jp/
最後はお約束の中央道の小仏トンネル渋滞に巻き込まれて帰京となりました。
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