北アルプス三大雪渓を登り針ノ木岳・蓮華岳・北葛岳・七倉岳テント泊


- GPS
- 56:00
- 距離
- 17.3km
- 登り
- 2,193m
- 下り
- 2,534m
コースタイム
31日(水)7:00-7:48蓮華岳西側ピーク-8:30蓮華岳9:45-11:21北葛乗越-12:29北葛岳13:10-14:55七倉岳-15:10船窪小15:25-15:40テント場
1日(木)9:55テント場-船窪小屋10:23-10:54天狗の庭-11:47鼻突八丁-唐沢ノゾキ-14:30七倉
天候 | 30日(火)晴れ、31日(水)晴れ後雨、1日(木)雨のち曇り 行程中最低気温約10℃(針ノ木小屋テント場) |
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過去天気図(気象庁) | 2013年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
タクシー 自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
扇沢の登山口にはテントに人がいて登山届を提出します 下山後は葛温泉に立ち寄りました 蓮華岳からの大下りと北葛岳への登り返し、また下って七倉岳へとアップダウンが激しく、ザレ場が多く、七倉尾根の下りは木の根や石が多くて大雨後だったので厳しかったです |
予約できる山小屋 |
七倉山荘
|
写真
装備
個人装備 |
ヘッドランプ ○
予備電池 ○
1/25,000地形図
ガイド地図 ○
コンパス ○
笛 ○
筆記具 ○
ライター ○
ナイフ ○
保険証 ○
飲料 ○
ティッシュ ○
三角巾
バンドエイド ○
タオル ○
携帯電話 ○
計画書
雨具 ○
防寒着 ○
スパッツ
手袋 ○
ストック ○
ビニール袋 ○
替え衣類 ○
入浴道具
シュラフ ○
シュラフカバー
ザックカバー ○
クマよけ鈴 ○
食器
水筒 ○
時計 ○
日焼け止め ○
非常食 ○
|
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共同装備 |
テント ○
テントマット ○
ツェルト
ランタン・マントル ○
コンロ ○
ガスカートリッジ ○
コンロ台
コッヘル(鍋) ○
ローソク
ファーストエイドキット ○
医薬品
ラジオ ○
トランシーバ(使用帯)
カメラ ○
ビデオカメラ
ポリタンク ○
天気図用紙
車 ○
|
感想
早朝5時5分に自宅を出て、中央道、長野道から扇沢へ
扇沢の登山道入口にはテントが設置され人がいて登山指導をしていました。ここで登山届を提出できました
当初の予定では、1泊目は針ノ木小屋、2泊目は烏帽子小屋、3泊目は湯俣温泉でした
今回は以前買った軽アイゼン(6本爪)を初めて使用して針ノ木雪渓を登り、
ツルギを見て、湯俣に下って帰る計画でした・・
雪渓登りは、以前巻機山のヌクビ沢や能郷白山の山頂部をノーアイゼンで登ったことはありますが、今回は初アイゼンでした
6本爪でもしっかりグリップして気持ちよく登れたのですが、雪渓の急登りは、やはりきつくて、夏道に出たあたりで足がつりそうになりました
最後の方は夏道が現れ、針ノ木雪渓を左に見ながらジグザグに登りました
針ノ木小屋でテント受付して、適当な所に張ってくれと言われたので、風が強くなかったので、最上部へ張りました。
針ノ木岳まで往復1時間半なので、明日のことを考えると今日登らなければと思い軽身で登りました。
登りは34分下りも同じくらい掛かりました。
テント場には雪渓が近くにあり、ビールを冷やせて最高でした。
テン場はあと3組張られていました。
悪夢は夜中におきました。左足の膝に違和感を感じてしまったので、朝治らなければ、計画を短縮しようと思いました。
朝起きても左膝に違和感があるので、今日は、船窪小屋までとすることにして、ゆっくり7時出発としました。
蓮華岳までは1時間のはずでしたが、最初にピークがありここからのツルギが最高なので写真を撮り、蓮華岳へはコマクサの群生地を通り、まだまだで1時間ではいけませんでした。
ここで老人と山座固定をして盛り上がり、結局山頂には1時間30分ほどいました。
この方に100円ライターを頂きました。自分のプッシュ式ライターは高山では点火できなかったので、その方が昔のライターをくれると言ったのですが、自分の物と交換しようとしましたが、いらないと言ってました。
蓮華の大下りは砂地のジグザグ道で始まり、岩場のザレ場、最後には岩場の鎖を下り、北窪乗越に辿り着きました。
ここからは、北葛岳への登り返し、結構きつく答えました。
北葛岳で昼食をとり、また下って梯子を下って七倉乗越へ
また登りで、ヤセ尾根の岩場を進み七倉岳を通ってようやく
船窪小屋に付いたのでテントの受付をしました
外とテーブルにいた人達も明るく活気があって気分がなごみました。
今夜は天気は良くないと言ってましたが、折角重たい思いをして登ってきたので
テント場に行きました。
受付時はテント者は誰もいないとのことで、後で支払う人もいると言っていましたが、やはりテン場に着くと誰もいませんでした。
水場は約10分下ったザレ地にあり、危険なので夜間は水汲みに行かないよう注意書きがしてありました。
17時半頃人気がしたので見るとテント場に泊る人が来ました。心強くなりうれしかったです。
この人と山の話をして、20時過ぎには寝ることにしましたが、0時過ぎに結構雨音がして、結局朝まで降り続けました。
朝9時過ぎにまた人気がしたので外を覗くと、アメリカ人のアベックがテント装備で来ました。
この人達は、何と上高地に車を置いて、大町から黒部ダムに行き、平ノ渡を利用して針ノ木谷を登ってきました。
こんな大雨の中すごすぎる、何度か靴を脱いで渡渉したとのこと
水を汲みに行き、烏帽子に向けて行きました
隣の人も本来なら3時に起きて、4時に烏帽子に行く予定だったのですが、今日は雨で様子を見ようとしていましたが、この外人さんに触発されて、こんなところで沈殿していてもみっともないと言って、結局烏帽子に向かいました。
烏帽子から湯俣に下る予定だそうです。
自分は左膝が良くないので船窪小屋に寄って船窪新道を下って七倉へ下山することにしました。
船窪小屋には可愛い娘がいて御茶を出してくれ、帰りは鐘だけ鳴らさせてくださいと言いながら、見送りもしてくれました
しばらく下ると雷鳥の親子がいて微笑ましかったです
天狗の庭あたりまでくると、天気が良くなりガスが晴れて来ました
七倉尾根を下ると飲み物をしょった若い男性が登ってきたので、会話した
ところ、船窪小屋の人でした。
この人の話だと昨日の大雨でブナ立て尾根下部の濁り沢の橋が溺流で流された
と言ってました
このあと、老夫婦が1組上がってきたので、明日の予定を聞くと、烏帽子小屋から
ブナ立尾根を下ると言っていたので、橋が流された情報を教えてあげました。
七倉山荘に下るとタクシーがいて、これから高瀬ダムまで行くので20分位で戻ってくると言い予約しました。
七倉山荘にいた女性の話ではブナ立て尾根を降りてきて、橋が流されていたが、山岳パトロールの人が丁度きて、岩場伝いに渡るようアドバイスされ何とか渡ったとのことでした。
今回は膝が痛み、今までにはない出来事で意気消沈してしまいました
蓮華岳から七倉岳のアップダウンもかなりきつく、自分では南アルプスの光〜聖
よりもきつく感じました。
当初の計画だと針ノ木小屋から烏帽子小屋へ行く予定でしたが、山と高原の地図でも14時間近い計算なので無謀な計画と分かりました。
特にこのコースの七倉岳から不動岳は難コースなので、絶対無理だと思いました。
平日に行くなら混んでいないので少々高くても山小屋泊の方がいいのかなぁ〜と思いました
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