常念岳(一ノ沢から往復)
- GPS
- 12:30
- 距離
- 6.7km
- 登り
- 1,599m
- 下り
- 1m
コースタイム
天候 | 晴れのち曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
危険箇所はありませんが、沢を渉る橋やぬかるみがあります。登山ポストは登山口にあります。下山後の温泉は「ほりでー湯・四季の里」(大人500円)に寄りました。 |
写真
感想
写真などでその美しさを見ることが出来る常念岳。本来ならば常念小屋に一泊するのがベストだと思いますが、なかなか余裕の無い私たちは日帰りになってしまいます。その結果一ノ沢登山口からの往復登山に決定です。
当日の午前2時頃に駐車場着です。この時点で8割くらい(パッと見の印象)埋まっています。2時間ほど仮眠して出発です。舗装された道を歩いているとまたもや駐車場が・・・。どうやら予定していた駐車場よりも遠い所に停めてしまったようです。ただおそらくあの時間ではこちらは満車だったろうと思われ・・・。
思ったよりも遠い登山口でしたが、ここはトイレもあって、人が集まっています。
登山届けを出して出発です。
すぐに山ノ神です。ここでお参りしていると、ツレが「お腹空いた」と・・・。鳥居の前に座るところがあるのでそこで朝食です。もちろん朝の良い時間なので、登山者の方々がすぐ横を通り過ぎて行きます。もちろん出発してすぐなので、ここで朝食にしよう、という方は他には見当たりません。
登山道はやがて沢に出ます。ここ辺りは傾斜もゆるく、また沢沿いで気持ちよく歩くことが出来ます。烏帽子沢で小休止です。水の流れが気持ち良いです。
やがて「胸突八丁」という九十九折の急登が出て来ます。ここから「最後の水場」を経て常念乗越までがツラかったです。所々ベンチはあるので休みますが、基本的に道が狭く、登る以外にすることがありません(よく考えれば山登りなので当たり前ですが)。まあそれでも高山植物を見たりして歩きます。下山してくる方々とすれ違うと「もう少しだから」とか「槍がキレイに見えるよ」と励まされます。相当へばっているように見えたのでしょう。もちろんへばっていました。それだけにその声を信じて、常念乗越に着いた時は達成感と安心感満載です。最初はガスが出ていましたが、昼食を取っているうちに晴れ、槍、穂高がキレイに見えます。そして常念岳方面も・・・。
いよいよ最後の登りです。まずは見えている八合目まで行こうとするのですが、全然近づいて来ない・・・。登っても登っても遠いままです。どうしてもジグザクに岩場を行くので時間がかかります。それでも常念岳山頂が見えてくると少し元気が回復します。ガイドブックに出ているコースタイムよりは大幅に遅れながらもやっとの思いで山頂に到着です。残念ながら槍方面は雲に覆われてしまいましたが、薬師岳や燕岳の方は晴れています。北アルプスの迫力ある山肌が一望です。
一休みしたところで下山開始です。そして30分ほど降ったあたりでしょうか・・・。4人ほど集まっているので何事かと思ったら・・・。「ライチョウ」です。初めての「ライチョウ」です。いやもうびっくりでうれし過ぎて写真撮りまくりで、ツレとライチョウのツーショットまで撮らされました。途中からガスが出てきてしまい、「槍が見えなくなってしまった」と思っていたら、こんなご褒美を常念岳は用意してくれてました。これは忘れられません。
感動したまま常念乗越に着き、かなり足がガクガクしながら、下山です。登る時は気持ちよく思えた沢沿いの道も、疲れた体には果てしなく長い道に思えて来てしまいます。
そして一ノ沢登山口に帰って参りました。ここから駐車場までの舗装された道も足に来ます。この疲れを取るために「ほりでー湯 四季の里」で温泉に浸かり、日焼け止めを塗らなかった報いを受けながら汗を流しました。
かなりツラい思いもしましたが、その分の気持ち良さも存分に味わうことが出来た山行でした。
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