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Yamareco

記録ID: 3290098
全員に公開
沢登り
蔵王・面白山・船形山

船形連峰 大倉川支流 矢尽沢左俣(母沢)

2021年06月20日(日) [日帰り]
 - 拍手
GPS
07:35
距離
13.6km
登り
905m
下り
901m

コースタイム

日帰り
山行
6:31
休憩
1:02
合計
7:33
8:35
8:50
126
矢尽沢入渓
10:56
11:00
50
10mスダレ滝
11:50
11:55
84
10mハング滝
13:19
13:57
88
天候 晴れ時々曇り
過去天気図(気象庁) 2021年06月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
定義林道4キロ地点の後白髪コース登山口に駐車。
なお、定義林道はジムニー系の車じゃないと厳しい。
なお、もう1台車があれば、入渓地点の矢尽橋まで乗り入れ出来るので時間短縮になる。
コース状況/
危険箇所等
定義林道4キロ地点の駐車地点から定義林道を徒歩で進む。40分程歩くと矢尽沢の上にかかる矢尽橋に到着。橋脇から入渓する。

水量平水 SBなし フェルト 体感2級

入渓するとすぐに680m二俣を左へ。左俣は母沢の名前が付いている。ちなみに右俣は矢沢という名前が付いている。
今回遡行した矢尽沢であるが、高原地図だと「尽」の漢字が「儘」と書かれている。調べないと読めないような漢字だが、読み方は同じ「じん」である。今回は登山大系にならって「尽」の漢字で矢尽沢とした。

左俣に入るとすぐに滝が3〜4個続くが、どれも直登出来る。
2段7m滝を越えるとしばらくゴーロが続き中だるみするが、次第にナメの小滝やミニゴルジュが現れ、時には深い釜を胸まで浸かって楽しく越えて行く。
中流部を越えると少し高さのある滝が続く。それでも7〜12mくらいで全て直登で越えて行く。
その中のスダレ状に落ちる10mの滝だけザイルを出した。ここはホールドが細かく残置ハーケンを使って慎重に登る。
最後の高い滝は上部が少しハングしてる10m滝。
これはフリーで越えたが、上部のハング部分だけ若干シブイので、そこだけ右に逃げる事も出来ると思う。

その後は難しい所もなく、1180mを左、1230mを左に入り、沢型をずっと追って行く。かなり上まで沢型が続き、もしかしてこのまま藪こぎなしで登山道に抜けれるのか?と思ったが、登山道まで標高であと20mを残して沢型が消失。そこから10分弱藪を漕いで後白髪山の北側コルの登山道に出る。

下山は後白髪山コースを辿り、駐車地点の定義林道4キロ地点に下山。登山道は前日の雨のせいか泥濘が酷かった。



定義林道をジムニーで上がってきました。下山口にデポして入渓地点まで歩きます。
2021年06月20日 07:43撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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6/20 7:43
定義林道をジムニーで上がってきました。下山口にデポして入渓地点まで歩きます。
40分程歩いて入渓地点の矢尽橋。
2021年06月20日 08:49撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
6/20 8:49
40分程歩いて入渓地点の矢尽橋。
すぐに二俣。左俣の母沢へ。
2021年06月20日 08:50撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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6/20 8:50
すぐに二俣。左俣の母沢へ。
最初の小滝。
2021年06月20日 08:52撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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6/20 8:52
最初の小滝。
7m。容易です。
2021年06月20日 08:54撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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6/20 8:54
7m。容易です。
5m。これも左岸から。
2021年06月20日 09:02撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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6/20 9:02
5m。これも左岸から。
5m。最初から滝が続いて楽しめます。
2021年06月20日 09:03撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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6/20 9:03
5m。最初から滝が続いて楽しめます。
続く6m。水線から。
2021年06月20日 09:09撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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続く6m。水線から。
シャワーを浴びるとさすがに冷たいですが、気持ちのいい冷たさです。
2021年06月20日 09:10撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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6/20 9:10
シャワーを浴びるとさすがに冷たいですが、気持ちのいい冷たさです。
2段7m。下段は容易。
2021年06月20日 09:12撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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6/20 9:12
2段7m。下段は容易。
上段は水線左から。これを越えるとしばらくゴーロ歩き。
2021年06月20日 09:13撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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6/20 9:13
上段は水線左から。これを越えるとしばらくゴーロ歩き。
小滝はどんどん水線に入ります。
2021年06月20日 09:44撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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6/20 9:44
小滝はどんどん水線に入ります。
ミニゴルジュもありました。下は浅いですがツッパリ!
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ミニゴルジュもありました。下は浅いですがツッパリ!
2段ナメ滝。
2021年06月20日 09:53撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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6/20 9:53
2段ナメ滝。
釜底に野うさぎの死体が沈んでるのを見つけて、絶対に落ちたくないへつり。
2021年06月20日 09:58撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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6/20 9:58
釜底に野うさぎの死体が沈んでるのを見つけて、絶対に落ちたくないへつり。
ここは泳ぎ場。足は付きましたが胸まで浸かります。
2021年06月20日 10:00撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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6/20 10:00
ここは泳ぎ場。足は付きましたが胸まで浸かります。
今日は気温が高かったのでよかったです。
2021年06月20日 10:02撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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6/20 10:02
今日は気温が高かったのでよかったです。
小滝。
2021年06月20日 10:30撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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小滝。
へつって右岸から。
2021年06月20日 10:33撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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6/20 10:33
へつって右岸から。
8m。真ん中がハングってますね。
2021年06月20日 10:34撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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6/20 10:34
8m。真ん中がハングってますね。
ハング越えはちょっとムズい。
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ハング越えはちょっとムズい。
ぎゃー!!!!
ここは足が短いとキツイです。
2021年06月20日 10:47撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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6/20 10:47
ここは足が短いとキツイです。
6m。斜上してるクラック沿いに登りました。
2021年06月20日 10:52撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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6/20 10:52
6m。斜上してるクラック沿いに登りました。
10mスダレ滝。この滝だけちょっと難しい。
2021年06月20日 10:57撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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6/20 10:57
10mスダレ滝。この滝だけちょっと難しい。
ザイルを出して水線右から。ホールドが細かいので慎重に登りました。
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ザイルを出して水線右から。ホールドが細かいので慎重に登りました。
落ち口から。
2021年06月20日 11:22撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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6/20 11:22
落ち口から。
倒木が残念。ヌメリに気をつけて右から。
2021年06月20日 11:38撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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6/20 11:38
倒木が残念。ヌメリに気をつけて右から。
12m。水線左が階段ですが真ん中から攻めてる人がいます。
2021年06月20日 11:44撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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6/20 11:44
12m。水線左が階段ですが真ん中から攻めてる人がいます。
夏先取り!
2021年06月20日 11:45撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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6/20 11:45
夏先取り!
10mハング滝。ハング下までは容易。
2021年06月20日 11:56撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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6/20 11:56
10mハング滝。ハング下までは容易。
ハング部分は水線の右壁をよじれます。
2021年06月20日 11:58撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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6/20 11:58
ハング部分は水線の右壁をよじれます。
最後の5m滝。
2021年06月20日 12:18撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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最後の5m滝。
1180m二俣は左。右に行ってる記録では30分の藪こぎで後白髪山頂にダイレクトらしいです。
2021年06月20日 12:26撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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6/20 12:26
1180m二俣は左。右に行ってる記録では30分の藪こぎで後白髪山頂にダイレクトらしいです。
源頭。ここから10分弱の藪こぎで登山道へ。
2021年06月20日 13:04撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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6/20 13:04
源頭。ここから10分弱の藪こぎで登山道へ。
後白髪山頂。すごい久々。7〜8年ぶり。
2021年06月20日 13:19撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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6/20 13:19
後白髪山頂。すごい久々。7〜8年ぶり。
今回も牛丼(笑)
2021年06月20日 13:25撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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6/20 13:25
今回も牛丼(笑)
こちらから見る泉ヶ岳は新鮮です。
2021年06月20日 13:45撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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6/20 13:45
こちらから見る泉ヶ岳は新鮮です。
下山します。
2021年06月20日 13:57撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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下山します。
船形山塊はホントにブナが素晴らしいですね。
2021年06月20日 14:16撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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6/20 14:16
船形山塊はホントにブナが素晴らしいですね。
げざ〜ん!お疲れ様でした!
2021年06月20日 15:25撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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6/20 15:25
げざ〜ん!お疲れ様でした!
定義山の定番油揚げ。久々に食べたが相変わらず美味かったです。
2021年06月20日 16:27撮影 by  MO-01J, ZTE
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6/20 16:27
定義山の定番油揚げ。久々に食べたが相変わらず美味かったです。

装備

個人装備
長袖インナー ズボン 靴下 グローブ 雨具 着替え ザック 昼ご飯 行動食 飲料 地図(地形図) コンパス ヘッドランプ 予備電池 ファーストエイドキット 常備薬 携帯 時計 タオル ツェルト カメラ ヘルメット 30メートルロープ ガチャ類 スリング類 遡行図

感想

船形の沢は丹生川の層雲峡以来2本目。
今回はあまり記録は多くないが、面白そうだと目をつけていた矢尽沢に入ってみた。

この船形山塊の林道はどこも悪路で有名で、今回走った定義林道や横川林道、大滝林道や北側の前森林道等、とても普通車では入っていけないような林道が数多くある。
林道マニアにはたまらないだろうが、このアプローチの悪さから素晴らしい沢なのにあまり遡行者がいないのは残念である。

この矢尽沢も、アプローチの悪さからなのか記録は数えるくらいしかなかったが、遡行してみるとやはり素晴らしい沢であった。
滝は全て直登出来て、時間と距離も日帰りにはちょうどいい感じで、地元の沢屋には好まれそうな沢である。
パーティーにしっかり登れる人がいれば、初級者でも楽しめる沢だと思う。

この日は気温も高く、積極的にシャワーを浴びながらの気持ちいい遡行となった。
後白髪山頂では心地よい風の中、貸し切りでゆっくり昼飯休憩も出来て程好い充実感を感じる事が出来た。

この他に、船形には横川本流の矢櫃沢(やびつ)という東北切っての極悪系の沢があるが、こちらもいずれ遡行するつもりだが、こちらも漏れなく極悪林道が付いてくるのでちょっと気が重い。
とは言っても走行する車は私の車ではないのだが。

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