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Yamareco

記録ID: 330517
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ハイキング
日高山脈

遥かなるペテガリ岳

2013年08月06日(火) ~ 2013年08月07日(水)
 - 拍手
GPS
36:00
距離
32.4km
登り
2,416m
下り
2,402m

コースタイム

6日 神威山荘付近700〜尾根越えて〜ペテガリ山荘1100=1130〜1000m付近1400(停滞昼寝)=1700〜1300m付近1900
7日 出発400〜頂上1000=1030〜下山〜ペテガリ山荘1500〜神威山荘付近P1900
天候 6日 快晴〜曇り〜豪雨
7日 快晴〜曇り
過去天気図(気象庁) 2013年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
元浦川の神威山荘付近
コース状況/
危険箇所等
行動時間 23時間
合計登行 2100m
気温
山で会った人 10人
 伐採職人が5人 登山者が5人
森林限界 1500mで這い松潅木
登山道の様子 登山道整備の予算がないから、竹が生え放題
       道標とテープはある。
水場 ペテガリ山荘以降はない
山の快適さ 日高南部のど真ん中
お勧め度 物好き
日帰り温泉
温泉の味
コンビニ 日高道周辺にセブン
トラブル 立派な林道があるのに、閉鎖していることへの怒り
 マダニに刺された。でも不思議だ。下山して2週間もたって、左胸ににイボのようなものを発見し(それ以前にはなかったぞ)、皮膚科に行くと「マダニです」と。体長15ミリもあるようだ。黄色いイボのようなものは、マダニの体なのだそうだ。局所麻酔で切り取りましょう。傷口15ミリくらいで、肉を削られた。焦るよ、こんなの。
 つまり何だ、このダニは私の体に2週間くらいついていて、すでに死亡?私それを気が付かなかったということか?不明。
こういう雲が集中豪雨
2013年08月05日 17:12撮影 by  iPhone 5, Apple
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こういう雲が集中豪雨
神威岳
2013年08月06日 05:31撮影 by  iPhone 5, Apple
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神威岳
前にいたずらの、鹿骸骨の道標
2013年08月06日 07:09撮影 by  iPhone 5, Apple
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前にいたずらの、鹿骸骨の道標
2013年08月06日 08:48撮影 by  iPhone 5, Apple
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2013年08月06日 10:20撮影 by  iPhone 5, Apple
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2013年08月06日 10:38撮影 by  iPhone 5, Apple
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山の中にいきなりペテガリ荘
2013年08月06日 11:07撮影 by  iPhone 5, Apple
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山の中にいきなりペテガリ荘
登山口
2013年08月06日 11:07撮影 by  iPhone 5, Apple
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登山口
雨上がりで虹
2013年08月06日 16:38撮影 by  iPhone 5, Apple
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雨上がりで虹
見えてきたペテガリ双耳峰
2013年08月06日 18:46撮影 by  iPhone 5, Apple
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見えてきたペテガリ双耳峰
1839峰
2013年08月06日 19:04撮影 by  iPhone 5, Apple
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1839峰
2013年08月07日 05:07撮影 by  iPhone 5, Apple
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神威岳と同じくらい高くなった
2013年08月07日 05:11撮影 by  iPhone 5, Apple
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神威岳と同じくらい高くなった
ペテガリ
2013年08月07日 05:40撮影 by  iPhone 5, Apple
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ペテガリ
笹やぶ登る
2013年08月07日 06:43撮影 by  iPhone 5, Apple
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笹やぶ登る
だんだん迫って
2013年08月07日 07:41撮影 by  iPhone 5, Apple
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だんだん迫って
ついに頂上
2013年08月07日 08:00撮影 by  iPhone 5, Apple
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ついに頂上
向こう側Bカール
2013年08月07日 08:02撮影 by  iPhone 5, Apple
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向こう側Bカール
あっという間に周囲ガス
2013年08月07日 08:19撮影 by  iPhone 5, Apple
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あっという間に周囲ガス
コイカク
2013年08月07日 08:26撮影 by  iPhone 5, Apple
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コイカク
ダケカンバ白い幹
2013年08月07日 09:58撮影 by  iPhone 5, Apple
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ダケカンバ白い幹
トドマツの植林
2013年08月07日 18:45撮影 by  iPhone 5, Apple
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8/7 18:45
トドマツの植林
撮影機器:

感想

グレートサミッツ国内編NO71
 遥かなるペテガリ岳
小学校のときに、北海道の地図帳を広げて「ペテガリ岳ってどこだ」なんて遊んだ。北海道の山といえば日高山脈で、それはペテガリ岳のこと。なんでカタカナ名と思ったが、クラーク博士が付けたんだろとはデタラメに思った。その山に登ることになろうとは。
 延々と50キロもダムと静内林道作ったのに、営林署の気まぐれで封鎖されて、隣の元浦川の最奥神威荘まで入って隣の尾根を乗越て、静内川のペテガリ山荘に出る。そこから登る。
 ペテガリ荘へは、こちらの沢の源流つめて小尾根に上りあげる。向こうに下りると伐採職人が電動草刈でうなりあげて仕事していて、なんか場違い。しかも山奥の林道がかなり整備されて、職人はクルマで入るね。なんでこんな変則入山しなくちゃいかんか。けっこうダメージあるんだね。4時間かかった。
 立派な山荘だけど、誰もいないし何の楽しみもないね。ちょっと休んで早々にここから登山道登る。どこまで登れるかと思ったけど、2時間いったところで、上部がガスで景色なしで相当落胆して、道の脇にテント張ると、ちょうどその頃から集中豪雨で。中までかなり濡れたけど、うとうと昼寝。その間に2パーティが下山してきて通過。
 夕方になってなんと青空に。だったらここにいてもしょうがないと、再び登行。2時間ほど登って19時頃の日没まで。途中からついに目的のペテガリが見え出した。左右に喧嘩している外向きおっぱい双耳峰なんだね。その右側が本峰でそこ目指していくよ。もう客はいないと、道の真ん中でテント。夜中に満天の星空にもなったが、またしてもガスも。夏の優柔不断な天気だ。
 翌朝、晴れていた。雨だったら引き返そうと思ったが、こうなればいくしかない。あとどのくらいで登れるかと、不明だったが4時間かかった。最後の1300mピークの上り返しがあって、最低コルからいよいよ500mの最後の登りになる。昨日のすれ違い単独さんが「その登りが辛くてね」と、どういう意味だろうと思っていたが、なんと笹原が放りっぱなしで、それが笹泳ぎの、ずぶ濡れ。やだよなあ、登山道整備頼むよ。
 笹こぎ1時間半でついに頂上。ペテガリの頂上看板があって、ガスも沸いてきたけど、おっぱい双耳峰の低い方はよく見えて、そういえば途中には神威の格好のいいピラミッドが右に見えたね。下界の方はガスって、ただ低山ジャングル。山々ばかり。下界から相当に遠い山。でもこの辺り1500mで這松潅木だから、それ超えると景色が見える。ああ南アの光岳と一緒だ。
 太平洋側のこの辺は、天気がいいのは早朝のほんのひと時で、午前中から早々ガス沸いてくるんだね。南アルプスと同じだ。だから大胆に稜線に泊まるに限るね。頂上でもごろ寝くらいはできそうな平坦だから。
 優雅にも30分滞在して、いよいよ戻るよ。下りはどれだけ長いかとため息も出る。
 下りの途中で群馬のおじさんとすれ違い。日帰り予定だそうだが、登頂断念して下で追いつかれた。おおなんと、300名山の299峰目だったとか。にもかかわらず日帰り無理で引き返すとは、仙人のような人。ガイドブックも書いている岡田さんという人だよ。
 遥かなるペテガリ岳。2日合計で23時間歩行。60年も前に冬のペテガリ登ろうとした人の「遥かなる」だけど、夏でも遥かなるだ。

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