夏はやっぱりご来光でしょ・乗鞍岳
- GPS
- 02:00
- 距離
- 5.8km
- 登り
- 370m
- 下り
- 367m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
0845金沢=1000白川郷1045=1147高山1440=1540平湯温泉 濃飛バス3300+1530円 【復路】 0850平湯温泉=1010松本1108=1240白馬 |
コース状況/ 危険箇所等 |
■温泉 このあたりは温泉だらけですが、実際浸かったのは平湯温泉の3つある共同浴場のうちの1つ、平湯民俗館に併設された露天風呂、平湯の湯です。五箇村の合掌造りを移設した休み処でのんびりできるし、一般観光客は「ひらゆの森」か「アルプス街道」に吸い込まれるので空いてるので、私はこっちが好きです。 ■飲食店 キャンプ場の隣に「あんき屋」という飛騨牛がリーズナブルに食べられるレストランがあります。バスターミナルの売店には朝市やら焼きたてパンも売ってるし、テント泊でも自炊する気が失せます。 ■キャンプ場 平湯キャンプ場はオートキャンプ場としてはそこそこ整備されている割に格安で、安房トンネル出てすぐのところにありアクセスもいいし、高原で涼しくていい温泉もあるので、大変人気があるようですね。しかし山の静かなところでいつもテント張ってる人間からすると、ちょっと道路が近すぎてうるさいかも。。。 |
写真
感想
北アルプスの端っこ?乗鞍岳。一番ラクに登れる3000m峰。そのお手軽さゆえに観光客が多く、わざわざ行く山でもないかな、と今までスルーしてきたのだが、白山登山のあと白馬の両親のとこに顔出すのを、富山湾側からただ電車に乗っていくのもつまんないので、金沢から内陸を通って白川郷→高山→奥飛騨温泉→松本と北アルプスを巻いてバス移動することに。そんなら観光ついでに乗鞍岳も寄っとくか。どうせならご来光だ。ってことで、たった3時間で往復できる山だけど、前のりで平湯温泉へ。夏休みとあって、平日でしたが白川郷も高山も人が多くて辟易。平湯キャンプ場についたとたん、なんだかほっとしてしまう。涼しいしね。
平湯温泉は初めてでしたが、奥飛騨温泉の中ではもっとも歴史が古いらしいですね。今やマイカー乗り入れ禁止の上高地に替わる東西交通のハブとなっているため、鄙びた風情は薄れてしまったものの、共同浴場があったりして、共同浴場好きとしては食指が動く。しかもキャンプ場があるので、リーズナブルに泊まれるし。食材かつがずにフラッと来ても、食堂や売店が充実しているからラクチン。バスターミナルからは畳平や上高地、新穂高へはモチロン、新宿、松本、富山へと直通の高速バスが出ているし、高山で乗り換えれば名古屋、京都、大阪、金沢へも通じてるという便の良さ。それだけに人も集まるし、土日は渋滞が激しそうなので、ご来光見たらさっさと退散の作戦です。
金曜の夜は分厚い雲に覆われていたので、翌朝のご来光が果たして見えるのか怪しかったものの、午前2時半に目を覚ましてテントの外を見たら、満点の星空!良かったー!ささっと身支度を整え、テントは張りっぱなしで3時出発。3時半発の畳平行きのバスに乗り込みました。土曜の朝とあってほぼ満席。ほとんど一般観光客です。畳平のひとつ手前のご来光ポイントで、9割の人が降りて行きました。外は気温5℃とあって、慌てて上着を着込む人々。
とはいえ、畳平で降りて、たくさんの峰にぐるり囲まれ、はてどっちの方向に歩いたものか見当つかない自分も人のことを言えない>< とりあえず剣が峰を目指せばいいかな、ぐらいに安易に考えて地図も持たずに来てしまった>< バスの運転手が「お花畑と剣が峰に行く人はそこ下ってください」と言われたほうに歩いて行くと、「雪渓経由で剣が峰への登山道は通行不可のため、車道を回り道してください」的な張り紙がしてあり、大人しくご来光ポイントの群衆のほうへ引き返す。綺麗な朝焼けが刻々と空の色を変えていたので、思わず見とれてその場で立ち尽くたが、じっとしていると寒くなって来たので、富士見岳を巻いて剣が峰へと歩き始める。残念、ちゃんと地図持ってたら、富士見岳のてっぺんからご来光の瞬間を拝んだあと剣が峰へ向かったのに。ま、その分団体さんが大移動してくる前に剣が峰ピストンできたんだけどね。
肩の小屋までは車道なので、そこからがやっと登山ぽくなります。さすがに3000m峰だけあって、20分かそこら登っただけで息が切れる。それでも剣が峰まで上がると、それまで遮られていた北アルプスや御嶽、中央アルプス、南アルプスのピークが雲の上に顔を出し、まさに360℃の大展望。風が冷たく、急いでダウンJKと手袋で防寒。わき上がる雲とうねうねと走る乗鞍スカイライン&エコーラインがくっきり。木々の緑、雪の白、池の青、空の紫、太陽のオレンジが鮮やか。このあたりもここ1週間ほど悪天候が続いたようで、やっと昨日通行止めが解除されたのだ、と他の登山者の方がおっしゃっていました。なんとラッキーなこと。30分ほど眺望を楽しんだあと、下山しました。想定より1本前のバスに乗れそうだったので、最後は小走り。お花畑は他の山でたっぷり楽しんだので、空いてるうちに下界に戻る方を優先しました。
平湯には8時前に着いて、ささっとテントを畳みつつコーヒーを入れて、9時前のバスに乗り込んで松本に出て大糸線に乗り換え、昼にはゆうゆう白馬に到着。充実した午前中のひとときでした。
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