槍ヶ岳(飛騨沢ルート)
- GPS
- 14:10
- 距離
- 28.9km
- 登り
- 2,811m
- 下り
- 2,962m
コースタイム
8:50 新穂高温泉登山口出発
9:45 穂高平小屋
10:20 奥穂高登山口分岐
11:20 滝谷避難小屋
11:40 藤木レリーフ
12:15 小休止
12:45 槍平小屋(泊)
2日目
4:30 槍平小屋出発
5:40 千丈分岐
6:40 標高3000m地点
6:45 飛騨乗越(日本一高い峠)
7:00 槍ヶ岳山荘(小休止)
7:30 槍ヶ岳山頂
7:45 槍ヶ岳山頂下山(ちょっと渋滞)
8:30 槍ヶ岳山荘から下山開始
9:00 千丈分岐
10:00 槍平小屋(大休憩)
11:00 槍平小屋下山開始
11:30 滝谷避難小屋
13:00 穂高平小屋
13:45 新穂高温泉
天候 | 1日目曇り 2日目曇りのち晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
日帰りの駐車料金は1日500円ですが、 連泊の登山者は1日300円 |
コース状況/ 危険箇所等 |
危険な箇所はそれほどないと思います。 ルートも迷いそうなところもなく、ピンクリボンが必ず付いています。 登山ポストは、新穂高温泉登山口にあります。 下山後の温泉は、感想に書きましたが、無料であった温泉がなくなっていました。 また、これも感想で書きましたが、近くにある「ひがくの湯」は、ロビーに「うまか棒」がてんこ盛りに置いてあり、好きなだけ食べてくださいとあった記憶がある。 さらに、浴槽のあるスペースには、お一人1本ご自由にお飲みくださいと発泡酒や、栄養ドリンク、はたまたアクエリアス等が水に冷やされてあった覚えもあります。 しかし、今回は入りたかったのに施設のトラブルで入れませんでした。 |
予約できる山小屋 |
槍平小屋
|
写真
感想
久し振りの本格的な夏山シーズンということで、都会の灼熱であるアスファルト地獄から開放されるために、涼しげな山へ向かうことを考え、槍に向かいました。
時期がお盆前の最高のハイシーズンであるため、混雑しないルートを選定。
1日目に行けるところまで行ってテント泊(涼しさ満喫)し、翌日登頂、帰路に着くイメージで新穂高温泉からの飛騨沢ルートに決定した。
一つ心配であったのが、駐車場であった。
登山者用の無料駐車場(深山荘横)は、この時期、深夜には満車になるとのこと。新穂高ロープウェイの駐車場に誘導されれば、2日間の駐車料金と、登山口までの往復が余分になるのがいやでしたが、出発はハイキングコースを足で下り、帰りは第1ロープウェイで鍋平までを片道200円払って戻ることを覚悟して新穂高に到着。
案の定、予想通りのパターン。
8時30分到着で、9時に登山開始。
最初は、車道をひたすら歩く。
途中から砂利道になり、白出沢から本格的な登山道となる。
進んでいくとかの有名な滝谷に到着。
すばらしく涼しい。
ちょっと上流まで散策すると、藤木九三レリーフのように一枚のプレートに気が付いた。
よく見ると、ここで亡くなった「渡辺泰幸」さんの慰霊碑と分かった。
昭和49年にお亡くなりになり、ご家族一同と名古屋の南山大学山岳部と記してあった。ご冥福をお祈り致します。
さすが歴史のある山だ。
その後、登山道を進むと藤木レリーフの前を通り、槍平小屋に13時に到着。
ここから次にテン場のある槍ヶ岳山荘までは、4時間は見ておいた方がいいだろう。
そうするとこのまま進めば、17時着だから、間違いなく怒られる。
従って、早いが、予定通りここでテン泊とした。
(翌日槍ヶ岳山荘のテン場に幕営してた方に聞いたら2時30分には満員となってそれ以降の人はテントが張れなかったそうです)よかった〜。
受付を済ませ、そそくさとテントを張る。(一人500円)
水も豊富で、冷たくておいしい。
トイレは至って山小屋といったそのもの。
さて、持参した焼酎を飲んで昼寝となる。冷たい山の水割りがとてもおいしかった。しかし、もう少しということで、小屋で1缶500円のビールを購入。
酎ハイも500円なのはちょっと高いんではないかい?
昼寝後、することもなく、夕方になった時点で、ビールを追加。
本日の食事は、カップヌードルとアルファ米。
お腹が膨れたところで、翌日早朝出発に備え、床に就く。
本日は予想していたよりも少ないテント数だったと思います。
(約40〜50張り)
テントを完全に閉めずに寝たので、度々寒くて目が覚める。
普通であれば何てこったであるが、都会の熱帯夜を考えると、何故か満足感に浸る。
テントを完全密閉、シュラフに包まって爆睡。
2日目3時30分ごろ目が覚め、準備、食事を取り、4時30頃出発する。
まだ暗いため、ヘッデンを点けて登る。
しばらくして空が白み始め、山並みが見えてくる。
まだ標高が低いのと、稜線西側なので、モルゲンロートは見えない。
しかし、遠望の乗鞍さんと焼岳さんが赤く見えてきた。感激。
飛騨沢を詰めて千丈乗越方面まで見えてきた。当然西鎌尾根も見えてくる。
千丈分岐から飛騨乗越までの斜面は、登るのは急だが、一面のお花畑が見事である。
稜線付近は初め雲が掛かっていたが、飛騨乗越までたどり着くと晴れてきた。もうちょっと北へ登れば、いよいよ山頂が見えてくる。
しかし、見事な眺めである。
山荘で小休止し、荷物をデポして山頂に向かう。
お盆のハイシーズンなので、大渋滞を覚悟していたが、タイミングが良かったのか全然渋滞とは言えない感じ。ラッキー!
ハシゴ、鎖を使いながら、あっという間に山頂到着。
富士山、北岳の南アルプス、八ヶ岳、表銀座縦走路、北には北鎌尾根、水晶、鷲羽、三俣蓮華岳、黒部五郎、西に笠、遠くに白山、南に乗鞍、御嶽、焼岳、そして穂高である。
剱や白馬方面は雲で見えませんでしたが、その眺望は圧巻。
最高の気分で、大満足。いや〜よかった。
しかし、昨日からよくヘリが飛んでいる。
遭難者の救助活動なのか、山小屋への荷上げなのか分かりませんが、眼下にヘリが飛んでいるのはなかなか見ることがないですね。
しばらくして、帰路に着く。
時間に余裕があれば、せっかくここまで来たので、槍平小屋まで下るのにピストンではなく、南岳からの下山ルートも検討したのですが、ちょっと時間が掛かりそうなので、断念。
仕方なく登りのルートを下って行く。
槍平小屋に着いたところで、一息入れ、テントを片付けて撤収。
休みなく新穂高まで下りて行く。
2日分の汗を流そうと無料のアルペン浴場を探してもないではないですか。
観光案内センターみたいなところで、聞いたところなくなったとのこと。え〜そんな〜。
仕方なく、帰り道で温泉に浸かろうと第1ロープウェイで駐車場まで上がることにして乗車券を購入したところ、荷物の重量を計られ、100円の追加料金を徴収された。何てこった〜。
気を取り直して、駐車場までたどり着き、前にも寄ったことのある「ひがくの湯」に寄ることにする。
ところが、少し前に温泉の設備で故障が発生し、風呂に入れないとのこと。ガーン。
困った・・・。帰り道の「ひらゆの森」に寄るかと思案していたところ、昔行ったことのある福地温泉に確か日帰り温泉があったような気がした。
福地温泉に入って周りを見渡しながら走っていると、「不動の湯」が目に入った。
日帰り入浴500円としてあったので、ここに決定。これが大当たり。
入浴者は、一人1本五平餅のサービス付きとあった。
普通に購入したら確か1本100円だったような記憶である。最後にラッキー。
気分も復活し、家路に着いた。
しかし、考えてみると、千丈分岐からの飛騨沢は、積雪期には最高の斜面に見えてきた。次の春スキーでまた来よう。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する