白根山(バンビとカニコウモリの涼風天国)#159
- GPS
- 07:15
- 距離
- 9.9km
- 登り
- 949m
- 下り
- 939m
コースタイム
〜五色沼避難小屋11:10〜五色沼11:25〜弥陀ケ池1:10〜菅沼駐車場13:35
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス
|
写真
感想
このところの下界は40℃超の灼熱地獄!
本会始まって以来の高温注意報発令による山行中止かと一時考えたが、リーダーからは中止指令は来ず、早朝マイクロバスの人となる。
バスが金精峠に差し掛かる手前でバイクが転倒していた。急にウサギが飛び出てきたため、バランスを崩し転んでしまったとのこと。バスの運転手さんが助けに行ってくれたが、幸い自分で起きあがったので大事に至らず良かった。
奥日光は、シカやサルが良く道路に飛び出すが、ウサギも飛び出すとは……。
金精峠を越え群馬県側に入ると車窓から見る木の葉がかなり揺れていて、風が吹いていることが分かる。
菅沼登山口では、肌寒いほどの風が吹いていた。下界は今日も灼熱地獄になるだろうに…。
駐車場からしばらく緩やかな所を歩き、涸れ沢と別れてシラビソ、コメツガの急登を登る。
林床にはカニコウモリが目立つが、白いイチヤクソウが咲いているのを数株見つけた。白根山で見たのは初めてである。
やがて弥陀ケ池に着くと、仰ぎ見る奥白根のドームが大きかった。足下には、ハクサンフウロが可憐に風に揺れていた。
座禅山との鞍部から再び急登となるが、さわやかな涼風に吹かれながらの登高で、汗はあまりかかずに済んだ。山頂直下でトウヤクリンドウと出会う。これぞ、天国と地獄なり。やっぱり白根に来て良かった。
山頂での風は寒い位で、展望もまずまず。男体山や女峰山などの日光の山々、中禅寺湖も望める。
奥宮の前で楽しい昼食を済ましてから避難小屋目指して南面を下降。まず、彼のコマクサが2株。
途中の大岩では、イワヒバリ6〜7羽が飛ぶ虫を追いかけ跳ね回っていた。
青い五色沼を見下ろしながらの急斜面は、大柄のマルバダケブキとキオンの黄色い花畠となっていた。
避難小屋の近くまで高度を下げると、今回もシカに出会えた。今回はバンビを連れた親子連れだ。
避難小屋から五色沼までの緩斜面は、地味な花だがカニコウモリのこれ以上はない大群落。
五色沼に出ると薄ピンクの可憐なハクサンフウロがそこかしこに。ガンコウランの黒い実やコケモモの赤い実もあって、じきに訪れる白根の秋を告げているようであった。
弥陀ケ池まで周回して再び湖面に映る白根のドームに別れを告げ、再び樹林を急降下した。
あまり休まず降りたが、雷等による天候悪化を避けるためとのことだった。
しかし、下山後のお風呂と帰宅後の反省会(酒席)を考えての向きも多分にあったように思う。
無事に菅沼口に下山し、マイクロバスで湯元温泉のおおるり山荘に立ち寄ってもらい汗を流した。
下界は案の定、今日も酷暑だったようだが、鹿沼、宇都宮辺りが雷雲が通り過ぎて行ったようで気温もやや下がっていた。でも今夜も熱帯夜なのだろうか……。
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