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Yamareco

記録ID: 332306
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
富士・御坂

宝永山・双子山

2013年08月10日(土) [日帰り]
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GPS
06:34
距離
17.0km
登り
1,482m
下り
1,469m

コースタイム

水ヶ塚公園バス停  08:30
二合目       09:30−09:35
三合目(御殿庭中)  10:20
宝永火口      11:10−11:20
宝永山       12:15−12:25
御殿場口旧二合八勺 12:50−12:55
双子山(上塚)    13:15−13:25
双子山(下塚)    13:35−13:45
幕岩        14:10−14:15
水ヶ塚公園バス停  15:05
天候 ガスガス(晴れていたのは二合目よりも下だけ)
過去天気図(気象庁) 2013年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
(行き)
御殿場駅 07:35−(富士急バス)−08:30 水ヶ塚公園
(帰り)
水ヶ塚公園 15:30−(富士急バス)−16:15 御殿場駅
コース状況/
危険箇所等
●バス路線について
  昨年から、富士登山バスのかつての御殿場口新五合目行きが、水ヶ塚公園まで延伸となりました。
  夏期だけでなく秋期にも運行されることから、水ヶ塚公園を起終点とした計画を立てやすくなっています。
  そこで、須山口の登山歩道・下山歩道を利用して宝永山を周回するコースを組んで出掛けてきました。

●水ヶ塚公園バス停 〜 須山口登山歩道 〜 三合目(御殿庭中)
  富士山っぽくない雰囲気の樹林帯を進む、概ね穏やかな道です。
  とても豊かな森らしく、耳をつんざく程の虫たちの大合唱や、鳥たちのさえずりに満ちていて、
  苔むした感じの箇所が多い森もいい感じでした。

●三合目(御殿庭中) 〜 須山口登山歩道 〜 宝永第一火口
  三合目を過ぎると、やがて森林限界を通過して、砂礫の道に変わります。
  砂礫に足を取られて、思うように前に進めないので、体力的にかなり苦しくなります。
  またここから先は、日差しを遮るものが何もなくなりますので、その点についても考慮が必要でしょう。

●宝永第一火口 〜 宝永山
  今回のコース最大のヤマ場です。
  標高差約250mを登る間ずっと、砂礫が分厚く積もった道に終始します。
  砂走りを無理やり登るような具合で、どこを踏んでもザックザクと崩れてズリ落ちてしまうため、
  実際の標高差の5割増しくらいの体力を使わされた気がします。
  常識的には、この区間が下りとなるようにルートを設定するほうが賢明だろうと思います。

●宝永山 〜 御殿場口下山道(大砂走り) 〜 旧二合八勺
  ガスって展望が全く得られなかったこの日、この区間が最大のお楽しみとなりました。
  フカフカの砂礫が敷き詰められた道を、滑り落ちるようにして下っていきます。
  自然と勢いが付いて駆け足になりますが、走力のようなものはほとんど必要なく、重力に従って
  ただ落ちるのに任せながら、足を交互に出してさえいれば、勝手にどんどん前に進めてしまいます。
  何も制御しないでいると、ぐんぐんスピードが上がるので、どこまでも見渡す限り続く広大な砂の
  スロープを、豪快に走り抜けていく爽快感といったらありませんでした。
  乗り物はおろか道具の力すら借りることがなく、純粋に自分の足だけで、これほどのスピード感を
  安全に味わえる場所って、ちょっとほかにないのではないでしょうか。
  かなりの標高差をあっという間に下ってしまったのにもかかわらず、砂が最高のクッションとなり、
  膝をはじめとする身体のどの部分にも負担を全く感じなかったことも、特筆すべきだと感じました。

●御殿場口旧二合八勺 〜 須山口下山歩道 〜 四辻
  須山口下山歩道は、旧二合八勺から四辻まで、「山と高原地図」の赤破線路となります。
  この区間は、広大な砂礫の斜面に、あまり歩かれていない細い踏み跡が続く程度です。
  道が不明瞭になることはなく、一定の間隔でコースの目印となる杭も立てられていますが、
  視界不良時は道を外してしまう可能性も考えられると思います。

  今回は、実際には四辻に直行せず、双子山との鞍部ともいうべき地点から、上塚→下塚の順に
  双子山の2つのピークを回っています。上塚のほうは道らしい道が付いていなかったため、
  適当な所を選んで歩いていますが、下塚には道標が案内する登山道が付いていました。

●四辻 〜 須山口下山歩道 〜 水ヶ塚公園バス停
  須山口下山歩道も、四辻から下になると明瞭な道に変わります。
  四辻の少し先で森林限界を通過すれば、以降は樹林帯に入って、穏やかで美しい森の中を進みます。

  ところで、水ヶ塚公園に向かうだけならば、最後まで須山口下山歩道を歩くほうが早いのですが、
  今回は下り一合五勺の分岐点を右折して、紅葉台遊歩道に入ってみました。
  書籍「富士山ハイキング案内」に「道の様子も景観も樹木も森も最高の遊歩道」と書かれていたため
  ですが、その通りに森が醸し出す雰囲気が素晴らしく、ほかに人がいなくて静かなのも好印象でした。
  遊歩道は上り一合五勺の分岐点まで続き、そこから朝に登った道を戻って水ヶ塚公園に向かいました。
御殿場駅のバス乗り場。水ヶ塚公園行きの乗り場で待っていた人は数人程度でした。
2013年08月10日 07:27撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
8/10 7:27
御殿場駅のバス乗り場。水ヶ塚公園行きの乗り場で待っていた人は数人程度でした。
バスの進行方向正面には、ぼんやりとながらも、全く雲のない富士山が見えていました。
2013年08月10日 07:40撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
8/10 7:40
バスの進行方向正面には、ぼんやりとながらも、全く雲のない富士山が見えていました。
水ヶ塚公園行きのバスは、御殿場口の登山口を経由していきます。停車時間中に車外に出てみました。
2013年08月10日 08:09撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
8/10 8:09
水ヶ塚公園行きのバスは、御殿場口の登山口を経由していきます。停車時間中に車外に出てみました。
山頂が雲で隠れていたのはたまたまで、基本的には好天が続くと、まだこの時点では確信していました。
2013年08月10日 08:10撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
8/10 8:10
山頂が雲で隠れていたのはたまたまで、基本的には好天が続くと、まだこの時点では確信していました。
御殿場口登山道の起点です。須走口から登ってここに下って来たのが、もう5年前になりました。
2013年08月10日 08:11撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
8/10 8:11
御殿場口登山道の起点です。須走口から登ってここに下って来たのが、もう5年前になりました。
水ヶ塚公園に到着すると、なにやら雲が増えていましたが、宝永山はまだ雲の下に見えていました。
2013年08月10日 08:28撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
8/10 8:28
水ヶ塚公園に到着すると、なにやら雲が増えていましたが、宝永山はまだ雲の下に見えていました。
公園前の道路を渡ってすぐの所(現在立っている地点)から、須山口登山歩道が始まります。
2013年08月10日 08:31撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
8/10 8:31
公園前の道路を渡ってすぐの所(現在立っている地点)から、須山口登山歩道が始まります。
須山口登山歩道の入口。同じバスから降りた人たちの中で、ここから登り始めるは私だけのようです。
2013年08月10日 08:31撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
8/10 8:31
須山口登山歩道の入口。同じバスから降りた人たちの中で、ここから登り始めるは私だけのようです。
須山口登山歩道はしばらく森の中を進むので、ともすると富士山に来ていることを忘れそうになります。
2013年08月10日 08:39撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
8/10 8:39
須山口登山歩道はしばらく森の中を進むので、ともすると富士山に来ていることを忘れそうになります。
暑さが厳しく、一合五勺の分岐点までに尋常ではない量の汗をかかされて、先行きが少々不安でした。
2013年08月10日 09:00撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
8/10 9:00
暑さが厳しく、一合五勺の分岐点までに尋常ではない量の汗をかかされて、先行きが少々不安でした。
苔むした美しい森の風景に、少しは心が和まされるものの、やっぱり暑くてかないません。
2013年08月10日 09:05撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
1
8/10 9:05
苔むした美しい森の風景に、少しは心が和まされるものの、やっぱり暑くてかないません。
ずっと虫たちの大合唱が続きましたが、この標識付近を境に、鳥のさえずりが響き渡る道に変わりました。
2013年08月10日 09:18撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
8/10 9:18
ずっと虫たちの大合唱が続きましたが、この標識付近を境に、鳥のさえずりが響き渡る道に変わりました。
ガスが日差しを遮るようになって、「二合」と書かれた標識の前で、倒木に腰掛けて少し休んでいきます。
2013年08月10日 09:35撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
8/10 9:35
ガスが日差しを遮るようになって、「二合」と書かれた標識の前で、倒木に腰掛けて少し休んでいきます。
その後、登山道は、奥秩父あたりを彷彿とさせる針葉樹の森を抜けたりしていきます。
2013年08月10日 09:46撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
8/10 9:46
その後、登山道は、奥秩父あたりを彷彿とさせる針葉樹の森を抜けたりしていきます。
やがて、御殿庭と呼ばれる一帯に入りますが、それまでに通過してきた森との違いは分かりませんでした。
2013年08月10日 09:53撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
8/10 9:53
やがて、御殿庭と呼ばれる一帯に入りますが、それまでに通過してきた森との違いは分かりませんでした。
次第に、富士山らしい砂礫の地面が現れるようになってきました。
2013年08月10日 10:04撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
8/10 10:04
次第に、富士山らしい砂礫の地面が現れるようになってきました。
かと思えば、普通の森の道にまた戻ったりします。
2013年08月10日 10:06撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
8/10 10:06
かと思えば、普通の森の道にまた戻ったりします。
三合目の分岐点まで来ました。標識に書かれた現在地名は「御殿庭中」です。
2013年08月10日 10:18撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
8/10 10:18
三合目の分岐点まで来ました。標識に書かれた現在地名は「御殿庭中」です。
三合目を過ぎてしばらくすると、森林限界に達しましたが、前方の視界がガスに遮られていて残念です。
2013年08月10日 10:32撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
8/10 10:32
三合目を過ぎてしばらくすると、森林限界に達しましたが、前方の視界がガスに遮られていて残念です。
樹林帯を抜けた先は、砂礫に足を取られる苦しい登り。足元が滑るので、ロープをたぐり寄せて登ります。
2013年08月10日 10:39撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
8/10 10:39
樹林帯を抜けた先は、砂礫に足を取られる苦しい登り。足元が滑るので、ロープをたぐり寄せて登ります。
砂礫の道を登り詰めたコブには、「山体変動観測装置」が立っていました。このすぐ奥が宝永火口です。
2013年08月10日 10:45撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
8/10 10:45
砂礫の道を登り詰めたコブには、「山体変動観測装置」が立っていました。このすぐ奥が宝永火口です。
コブのすぐ真下で大きな口を開けていた宝永第二火口ですが、大きすぎてフレームに収まりきらず。
2013年08月10日 10:47撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
8/10 10:47
コブのすぐ真下で大きな口を開けていた宝永第二火口ですが、大きすぎてフレームに収まりきらず。
コブから先は、宝永第二火口の縁を伝ってさらに登ります。ここも砂礫に足を取られる苦しい登りでした。
2013年08月10日 10:45撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
8/10 10:45
コブから先は、宝永第二火口の縁を伝ってさらに登ります。ここも砂礫に足を取られる苦しい登りでした。
火口縁の道を登る途中、富士宮口五合目への道を分けます。左の斜面に六合目の山小屋が見えていました。
2013年08月10日 10:52撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
8/10 10:52
火口縁の道を登る途中、富士宮口五合目への道を分けます。左の斜面に六合目の山小屋が見えていました。
次の分岐に着く手前で、それまでガスの中に隠れていた宝永山と宝永第一火口が一瞬だけ姿を現しました。
2013年08月10日 11:06撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
1
8/10 11:06
次の分岐に着く手前で、それまでガスの中に隠れていた宝永山と宝永第一火口が一瞬だけ姿を現しました。
第一火口分岐を右折すると、そこからは第一火口の底へ向けての下りに変わります。
2013年08月10日 11:06撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
8/10 11:06
第一火口分岐を右折すると、そこからは第一火口の底へ向けての下りに変わります。
宝永第一火口の底まで下ってきました。
2013年08月10日 11:20撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
8/10 11:20
宝永第一火口の底まで下ってきました。
宝永火口には休憩用のベンチが置かれていて、富士宮口からの往復で来ている人も多かったようです。
2013年08月10日 11:10撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
8/10 11:10
宝永火口には休憩用のベンチが置かれていて、富士宮口からの往復で来ている人も多かったようです。
火口の底から、宝永山を目指して再び登ります。標高差は約250mと、さほど大きくはないのですが‥‥
2013年08月10日 11:21撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
8/10 11:21
火口の底から、宝永山を目指して再び登ります。標高差は約250mと、さほど大きくはないのですが‥‥
砂礫が分厚く積もった道は、どこを踏んでもザクザク崩れてズリ落ちるばかりで、思うように進めません。
2013年08月10日 11:23撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
8/10 11:23
砂礫が分厚く積もった道は、どこを踏んでもザクザク崩れてズリ落ちるばかりで、思うように進めません。
これまで体験した中で、恐らく最もキツイ登りで、途中で何度も立ち止まっては、乱れた息を整えました。
2013年08月10日 12:04撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
8/10 12:04
これまで体験した中で、恐らく最もキツイ登りで、途中で何度も立ち止まっては、乱れた息を整えました。
苦しさの中で、なんとか宝永山とほぼ同じ高さまで登って、宝永山への分岐点である馬の背まで来ました。
2013年08月10日 12:07撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
8/10 12:07
苦しさの中で、なんとか宝永山とほぼ同じ高さまで登って、宝永山への分岐点である馬の背まで来ました。
馬の背から、すぐ先でガスに霞んで見えている宝永山を往復しますが、展望なんて全くなさそうです。
2013年08月10日 12:10撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
8/10 12:10
馬の背から、すぐ先でガスに霞んで見えている宝永山を往復しますが、展望なんて全くなさそうです。
一応、宝永山の頂上を踏んでおきましたが、案の定、どちらを向いても見えるのはガスばかりでした。
2013年08月10日 12:14撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
8/10 12:14
一応、宝永山の頂上を踏んでおきましたが、案の定、どちらを向いても見えるのはガスばかりでした。
宝永山の展望図です。書かれている「東京」とか「伊豆半島」とかの文字を見るのが虚しかったこと。
2013年08月10日 12:21撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
8/10 12:21
宝永山の展望図です。書かれている「東京」とか「伊豆半島」とかの文字を見るのが虚しかったこと。
宝永山にはもう1回来るしかないかな、などと考えながら、馬の背の分岐点まで戻ってきました。
2013年08月10日 12:29撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
8/10 12:29
宝永山にはもう1回来るしかないかな、などと考えながら、馬の背の分岐点まで戻ってきました。
馬の背から御殿場口下山道へ向かって下り始めると、そこから砂走りが始まっていたようなものでした。
2013年08月10日 12:30撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
8/10 12:30
馬の背から御殿場口下山道へ向かって下り始めると、そこから砂走りが始まっていたようなものでした。
すぐに御殿場口の下山道にぶつかります。さあ、いよいよ楽しみにしていた大砂走りに入ります。
2013年08月10日 12:31撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
8/10 12:31
すぐに御殿場口の下山道にぶつかります。さあ、いよいよ楽しみにしていた大砂走りに入ります。
どちらを向いても砂ばかりの世界。さすが長丁場で敷居が高い御殿場口だけあって、今日も空いています。
2013年08月10日 12:32撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
8/10 12:32
どちらを向いても砂ばかりの世界。さすが長丁場で敷居が高い御殿場口だけあって、今日も空いています。
頂上側を振り返っても、視界の限りでは全く人の姿がありませんでした。
2013年08月10日 12:32撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
8/10 12:32
頂上側を振り返っても、視界の限りでは全く人の姿がありませんでした。
どこまでも見渡す限り続く広大な砂のスロープを、豪快に走り抜けていく爽快感といったらありません。
2013年08月10日 12:38撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
8/10 12:38
どこまでも見渡す限り続く広大な砂のスロープを、豪快に走り抜けていく爽快感といったらありません。
標高差約550mを20分足らずで下って、前方にはあっという間に旧二合八勺の小屋跡が見えてきました。
2013年08月10日 12:43撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
8/10 12:43
標高差約550mを20分足らずで下って、前方にはあっという間に旧二合八勺の小屋跡が見えてきました。
旧二合八勺で御殿場口下山道に別れを告げ、この小屋跡の前を通って須山口下山歩道に入ります。
2013年08月10日 12:49撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
8/10 12:49
旧二合八勺で御殿場口下山道に別れを告げ、この小屋跡の前を通って須山口下山歩道に入ります。
須山口下山歩道は「山と高原地図」の赤破線路。歩かれていないらしく、途端にか細い道に変わります。
2013年08月10日 12:56撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
8/10 12:56
須山口下山歩道は「山と高原地図」の赤破線路。歩かれていないらしく、途端にか細い道に変わります。
須山口下山歩道を下る途中、左手に双子山(上塚)が見えてきた地点で、道を外れてそちらに向かいます。
2013年08月10日 13:05撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
8/10 13:05
須山口下山歩道を下る途中、左手に双子山(上塚)が見えてきた地点で、道を外れてそちらに向かいます。
こちら側からはほとんど登られていないようで、踏み跡の見られない斜面を適当に登っていきます。
2013年08月10日 13:10撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
8/10 13:10
こちら側からはほとんど登られていないようで、踏み跡の見られない斜面を適当に登っていきます。
双子山(上塚)の頂上には、頂上を示すらしい杭と、ケルンがあるだけでした。
2013年08月10日 13:16撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
8/10 13:16
双子山(上塚)の頂上には、頂上を示すらしい杭と、ケルンがあるだけでした。
上塚からは、すぐ隣の下塚がガスで見えなかったので、地図とコンパスで進行方向を定めて下り始めます。
2013年08月10日 13:24撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
8/10 13:24
上塚からは、すぐ隣の下塚がガスで見えなかったので、地図とコンパスで進行方向を定めて下り始めます。
少し下ると、やがて双子山(下塚)がガスの中に現れてきました。進んだ方角は正しかったようです。
2013年08月10日 13:28撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
8/10 13:28
少し下ると、やがて双子山(下塚)がガスの中に現れてきました。進んだ方角は正しかったようです。
上塚は満足な道がなかったのですが、下塚は良く歩かれた立派な道が付いていて、案内標識もありました。
2013年08月10日 13:31撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
8/10 13:31
上塚は満足な道がなかったのですが、下塚は良く歩かれた立派な道が付いていて、案内標識もありました。
双子山(下塚)の頂上東側には、なぜか伊邪那岐命・伊邪那美命の2神が祀られていました。
2013年08月10日 13:37撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
8/10 13:37
双子山(下塚)の頂上東側には、なぜか伊邪那岐命・伊邪那美命の2神が祀られていました。
双子山(下塚)の頂上東側の東端には、御料局三角点が残っていました。
2013年08月10日 13:36撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
8/10 13:36
双子山(下塚)の頂上東側の東端には、御料局三角点が残っていました。
双子山(下塚)の頂上は、ケルンのある西側のほうが、東側よりも少し高かったように感じられました。
2013年08月10日 13:39撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
8/10 13:39
双子山(下塚)の頂上は、ケルンのある西側のほうが、東側よりも少し高かったように感じられました。
双子山(下塚)の頂上西側から直接登山道に下って振り返ると、上空には久々に見る青空がありました。
2013年08月10日 13:47撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
8/10 13:47
双子山(下塚)の頂上西側から直接登山道に下って振り返ると、上空には久々に見る青空がありました。
四辻の分岐点で須山口下山歩道に復帰します。ここまで下ると、時折日差しが届くようになりました。
2013年08月10日 13:54撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
8/10 13:54
四辻の分岐点で須山口下山歩道に復帰します。ここまで下ると、時折日差しが届くようになりました。
再び須山口下山歩道の続きを下っていきます。下界は晴れているかと思っていたら、そうでもない模様。
2013年08月10日 13:56撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
8/10 13:56
再び須山口下山歩道の続きを下っていきます。下界は晴れているかと思っていたら、そうでもない模様。
須山口下山歩道を下っていくと、間もなく森林限界を通過します。
2013年08月10日 13:59撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
8/10 13:59
須山口下山歩道を下っていくと、間もなく森林限界を通過します。
その後は、朝のうち登っていた道と同じように、富士山っぽくない雰囲気の森の景色になりました。
2013年08月10日 14:02撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
8/10 14:02
その後は、朝のうち登っていた道と同じように、富士山っぽくない雰囲気の森の景色になりました。
須山口下山歩道の途中には、幕岩への分岐があります。片道5分とのことなので、寄ってみました。
2013年08月10日 14:04撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
8/10 14:04
須山口下山歩道の途中には、幕岩への分岐があります。片道5分とのことなので、寄ってみました。
幕岩のほぼ全景を下から見上げています。手前側は溶岩流の跡で、奥のほうに幕岩が見えています。
2013年08月10日 14:08撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
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8/10 14:08
幕岩のほぼ全景を下から見上げています。手前側は溶岩流の跡で、奥のほうに幕岩が見えています。
少々見当外れな箇所をアップにしていますが、右上に見切れていく緑に覆われた垂直の岩壁が幕岩らしい。
2013年08月10日 14:07撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
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8/10 14:07
少々見当外れな箇所をアップにしていますが、右上に見切れていく緑に覆われた垂直の岩壁が幕岩らしい。
須山口下山歩道の一合五勺の分岐点を右折して、紅葉台遊歩道に入ります。
2013年08月10日 14:20撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
8/10 14:20
須山口下山歩道の一合五勺の分岐点を右折して、紅葉台遊歩道に入ります。
紅葉台遊歩道は、須山口登山歩道と須山口下山歩道の間をほぼ水平に結ぶ道です。
2013年08月10日 14:23撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
8/10 14:23
紅葉台遊歩道は、須山口登山歩道と須山口下山歩道の間をほぼ水平に結ぶ道です。
ところどころに、苔むした古いベンチが置かれていました。
2013年08月10日 14:28撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
8/10 14:28
ところどころに、苔むした古いベンチが置かれていました。
森が醸し出している雰囲気が素晴らしく、ほかに誰も歩いていなくて静かなのも好ましかったです。
2013年08月10日 14:29撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
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8/10 14:29
森が醸し出している雰囲気が素晴らしく、ほかに誰も歩いていなくて静かなのも好ましかったです。
途中には、南山休憩所がありますが、やや荒廃していて、屋根と壁だけになっていました。
2013年08月10日 14:31撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
8/10 14:31
途中には、南山休憩所がありますが、やや荒廃していて、屋根と壁だけになっていました。
見覚えのある一合五勺の分岐点で須山口登山歩道に出ると、紅葉台遊歩道は終わりです。
2013年08月10日 14:44撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
8/10 14:44
見覚えのある一合五勺の分岐点で須山口登山歩道に出ると、紅葉台遊歩道は終わりです。
あとは、朝に登った須山口登山歩道を引き返して、登山口に戻ってきました。
2013年08月10日 15:02撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
8/10 15:02
あとは、朝に登った須山口登山歩道を引き返して、登山口に戻ってきました。
最後は、水ヶ塚公園のバス停で、御殿場駅行きのバスを待ちました。
2013年08月10日 15:04撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
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最後は、水ヶ塚公園のバス停で、御殿場駅行きのバスを待ちました。
撮影機器:

感想

今回は、富士山の噴火活動のうち最も最近(1704年)の宝永大噴火で誕生した宝永山に行ってきました。
山頂直下には、遠くからでも目立つ大きな火口を従えて、雄大で迫力ある火山地形を間近に見ることができるのですが、この日はガスに巻かれてほとんど視界がなく、見るほうの楽しみはまた次回にお預けとなった形です。
その代わり、宝永山からの下りでは、2008年に富士山に登頂した際、そのあまりの楽しさに味を占めていた御殿場口下山道の大砂走りを再訪して、爽快でエキサイティングなスピードウェイを堪能してきました。

なお、この日は甲府市で最高気温が40.7℃に達するなど、尋常ではない暑さが記録されていました。
実際に私も、水ヶ塚公園から須山口登山歩道を登り始めた途端に、厳しい暑さに見舞われて、良く晴れていた二合目付近までの最初の1時間で、すでに大量の汗をかかされ、暑さによる消耗も感じ始めていました。
その後はガスが日差しを遮ってくれたおかげで酷暑から開放されたのですが、登るにつれて体力的に非常に厳しくなる一方のルートだっただけに、もしも日照と暑さが続いていたら、果たして最後まで歩き通せたかどうか。
ガスに巻かれて残念な山行だった一方で、そのガスに助けられた面も大きかったのかもしれません。

詳細な記録のページ
http://cellist.my.coocan.jp/yama/mt2013_07_09/mt2013_07_09.html#20130810

写真主体のブログ版 (使用写真はヤマレコと同一ですが、写真の説明は少し丁寧に書いています)
http://cellist.blog.ss-blog.jp/2013-08-10

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コメント

cellistさん お久ぶりです!
今年富士山どうしようか考えてましたが・・・
流石に眼のつけどころが違いますね
生憎のガス模様でしたが、富士山に触れて静かな山歩きが出来そうなこのコースはバッチリです

天気の良さそうな日を狙って行けるのもGOODです
是非参考にさせていただき行ってみたいと思います
情報ありがとうございます
2013/8/13 10:41
niiniさん、お久しぶりです。
本当に静かなコースでした。宝永山のあたりだけは結構人がいましたが、須山口の登山道では上り下りともに、数えるほどの人としか会っていません。

ただ、宝永火口から宝永山への登りはとてもキツくて、富士山頂に登るよりも大変だったような気がします。
そこは下りで使うべき区間だったようなのですが、でも今回の私の場合はどうしても御殿場口登山道の大砂走りを下りたかったので、逆回りは考えられなかったのです。

ところで、niiniさんが富士山に登るんだったら、やっぱり1合目から往復でしょうか。
2013/8/13 21:10
こんばんわ〜
出来るなら田子の浦から歩きたいですが・・・
ここからナイトハイクしても日帰りは無理なので
村山古道か精進口を歩いてみたいですね

その前に一合目の馬返から歩くのが先でしょうか
2013/8/16 21:18
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