記録ID: 332371
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無雪期ピークハント/縦走
甲斐駒・北岳
北岳に登る 嶺朋ルートからのテント泊
2013年08月09日(金) ~
2013年08月10日(土)
山梨県
- GPS
- 08:20
- 距離
- 5.9km
- 登り
- 1,530m
- 下り
- 150m
コースタイム
1日目
広河原0630〜1110ボーコン沢ノ頭〜1120池山吊り尾根合流/ケルン1140〜1240八本歯ノ頭1250〜1340南東斜面で花見〜1450北岳山荘
2日目
北岳山荘0600〜0720北岳0730〜0810肩ノ小屋0810〜0830小太郎尾根分岐0840〜1010二俣1020〜1200広河原
広河原0630〜1110ボーコン沢ノ頭〜1120池山吊り尾根合流/ケルン1140〜1240八本歯ノ頭1250〜1340南東斜面で花見〜1450北岳山荘
2日目
北岳山荘0600〜0720北岳0730〜0810肩ノ小屋0810〜0830小太郎尾根分岐0840〜1010二俣1020〜1200広河原
天候 | ☀ (甲府では40.7℃を記録した。) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
タクシー 自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
1日目の嶺朋ルート:赤テープや赤ペンキでマークされているので、丁寧にこれらを追って行けば(よほどのことでないと)迷うことはなさそう。なお、道は踏み跡程度なので、道をはずしたと思ったら必ず戻って踏み跡を探すこと。 2日目の一般ルート:登る人と下りる人の交錯が著しい。ほとんどの人がマナーよく道を譲りあい、あいさつを交わしながら交差している。ルートに問題なし。 |
写真
感想
嶺朋ルートは、山梨の山岳会である嶺朋クラブが昭和47年に開いたルートである。このルートの存在を夜叉神峠で一息入れているときに、休んでいた年配の方に「いいルートがあるよ。」「れいほうルートと言うんだ。」と教えらたが、富士山を眺められるだろう「霊峰ルート」と勘違いしていた。
嶺朋ルートは、広河原の取り付きから直登するタフなルートであるが、踏み跡程度の道で、行き交う人もない。なので、静かな山を楽しみたい人にはうってつけのルートである。
標識の類こそほとんどないが、赤テープ・赤ペンキが要所要所に付けられていて、頼もしい。踏み跡を丁寧にたどれば危険な場所はないし、ルートファインディングでも難しいところはない。この日は金曜日にもかかわらず未明(の本来の始発時刻の前)からタクシーが7台出るほど出発する登山者で溢れかえっていたにも関わらず、嶺朋ルートを登った人は他に一人だけであった。そんなわけで、慎重に歩みを進め楽しんでいただきたい。
2日目は、甲府市内で40.7℃を記録する猛暑だったにもかかわらず、夕方からは急に冷え込んだ。ダウンインナーは必要ないだろうと思って持参しなかったが、稜線で沈みゆく夕陽を眺めていると、歯がガチガチとなるほどだった。テント泊では、エアーマットと6℃まで対応のイスカのシュラフ(AIR260)を体に被せて寝てちょうど快適だった。
(参考:同じような画像と記録を
http://yamatabi-hanatabi.com/kitadake2013.html
にも載せています。)
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コメント
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chiroroさん、はじめまして。
嶺朋ルートのご紹介有り難うございます
このコース、噂では聞いていましたが、昭文社の地図にもコースが出ていませんし多少不安あり・・・
今月末に再度北岳に行く予定で、嶺朋ルートで行くかどうか迷っていましたが、赤テープ・赤ペンキが要所要所に付けられていて、踏み跡も割と明瞭との事なので、行ってみようかな、と思います。
何か注意点等があればアドバイス頂けると幸甚です。
hiro-kunさん、こんにちは。
記録を見ていただき、コメントもお寄せいただきありがとうございました。
hiro-kunさんの山歴からすると、そして実際の嶺朋ルートの状況から、なんら注意すべき点のアドバイスは不要と思われます。
なお、私は、ヤマレコのronさんのGPSログを(勝手に)お借りしてお守りにしていました。
http://yamareco.info/modules/yamareco/detail-329267.html
しかし、実際に道を探すためにGPSを見る必要もなく、あくまでも踏み跡を丁寧に追って行けば、ボーコン沢ノ頭に出ました。(最初から下りに使うのなら、もうちょっと気を使う必要があると思います。)
いずれにしても赤テープと赤ペンキが頻繁にあり、これを信頼して問題はありませんでした。
気温が高い日が続いていて、直射日光にさらされる稜線や北岳に登る一般登山道では水の消費量も多くなると思われます。ボーコン沢ノ頭手前までは樹林帯の中を歩きますので、私は北岳山荘までに飲んだ水は1.5リットル、灼熱の2013年にはお薦めのルートかと思います。
ほとんど歩く人のいない嶺朋ルートですが、存分に楽しんできていただけたらと思います。私はhiro-kunさんより15歳ほど年齢が上かと思いますが、今もテント泊でやっています。北岳のテント場は最高ですね。
(細かい質問等あればどうぞ何なりとおっしゃって下さい。)
chiroroさん、初めまして。
希少種であるタカネマンテマを是非見たいと思っています。今週末の17〜18日まで花が持ちそうな感じでしたでしょうか。また 花を探すのは大変でしょうか
kshintakuさん、こんばんは。
北岳・嶺朋ルートの記録をご覧いただきありがとうございました。
タカネマンテマは北岳周辺で見られる稀少種なことと、わりと地味な花ですので見つけづらいかもしれません。
花期は終盤に差し掛かっていると思われますが、今週末なら問題ないと思います。珍しい花を堪能してきてください。
また、トウヤクリンドウやキタダケトリカブトなどの初秋の花もちょうど盛りに入りますので、南東斜面〜北岳山荘間などで、これらもご覧になってはいかがでしょうか。
chiroroさん、早速のアドバイス有り難う御座います!
それでは私はchiroroさんのGPSログを(勝手に)お借りしてお守りにして行きたいと思います
北岳は過去3回行ってますが1勝2敗なので タイに持ち込むべく、霊峰・・じゃない、嶺朋ルートで挑戦してきます
chiroroさんが仰る通り・・・北岳のテント場は最高ですね。
15年経ってもchiroroさんのようにテン泊出来るように鍛え続けたいと思います。
励みになります、Thanks a lot!
はじめまして
先日のronさんのレコを見て嶺明ルートを歩いてみたい!と思っていたところに
chiroroさんのレコがアップされていてますます歩きたくなっちゃいました
ボーコン沢ノ頭からのバットレスの迫力ある景色を是非みてみたいです。
池山吊尾根から登るのも良いかなと思ったのですが
広河原からダイレクトに登れるコースは魅力的だなぁと。
ただ地図記載なし、ネット等あまり情報がなかったので不安でしたが
お二人のレコ見て大丈夫?そうかなと。。。
8月末に前出のhiro-kunと北岳へ行くので歩いてみようと思います。
後押しありがとうございますヽ(^o^)丿
プロフ拝見したところ去年の夏に栂海新道、歩かれているのですね。
いつか歩いてみたいなと思っているコースです。
体力つけねば
823さま、こんばんは!
ホームページの記録も併わせてご覧いただき、ありがとうございました。私は北岳にかれこれ20回近く登りましたが、それはそれは大好きな山です。
ちょっとの間、北岳にご無沙汰していたところ、ronさんが嶺朋ルートを辿ったと知って、さっそく行ってみました。北岳と言えば花の山で、一般ルートで行けばたくさんの花に逢えるのですが、嶺朋ルートは花は期待できません。それでも、素晴らしいコースでした。記録にもありますようにこのコースは難しいところはありません。
樹林帯の急登を我慢して登り見る北岳の姿は最高です。どうぞ、楽しんできてくださいね。まだこの歳で「単独」「テント泊」を堪能しています。もっと早くから山を登っていればよかったとも思いますが、今、最高に燃焼しているのでいいでしょう。
そうそう、栂海新道もいいところですね。是非チャレンジしてみて下さい。
では、嶺朋ルートで北岳を楽しまれることを願っています。
chiroroさん 今晩は
今日、早速北岳に探査に行ってきました。天気が良く
富士山からアルプスまで全てが見える中で目的地付近に
10時前に着きました。最初は見つけづらく、見つけられないのではないかと不安になりましたが、こんな所に
というような場所に 2株と1本見つけることができました。一眼レフ、コンデジ、携帯カメラに30分ほどかけて
撮影しました。大変満足な登山ができました。
ありがとうございました。
kshintaku様、おはようございます。
山行報告ありがとうございました。
北岳は、タカネマンテマを見ることができ、さらに展望も得られるなど、いろいろ山からのご褒美があって満足されたようで、よかったですね。
花のシーズンの北岳は最高ですが、紅葉の時期、初冬の北岳も捨てがたいものです。また行きたくなってしまいました。
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