荒川三山〜赤石岳
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- GPS
- 46:05
- 距離
- 24.3km
- 登り
- 2,781m
- 下り
- 2,802m
天候 | 3日間とも快晴でした。 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
バス始発は8:00となっていますが、繁忙期はその前に臨時便が何本か出ます。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
全体的に良く整備され、非常に歩きやすかったです。 登山ポストは、バス乗車点ほか、各登山口にあります。 |
写真
感想
ameoが4月から2年間、沼津勤務となった。
これを機会に、今まで行ったことが無かった静岡県側からのルートを選択しようということで、荒川〜赤石をチョイス!
ここは東海フォレスタのバスを使用するために1泊は小屋泊まりをしなければならない。
2泊のうち1泊小屋、1泊テントってのもしんどいので、たまには甘えようということで、2泊とも小屋泊へ。
自分は人生2度目の小屋泊まりです(1回目は8年前の富士山)。
8/9(金)
仕事をフレックスで早上がりし、自宅を20時に出発。
長期連休前日夜ということで高速は混雑していたが、渋滞するほどではなく、2時間ほどで新東名島田金谷ICへ。
そこから一般道だが、長くて狭くて暗くて怖かった・・・
初めてカモシカみたし。
畑薙第一ダム臨時駐車場へは24:30着で車内泊。
8/10(土)
6時起床。
現地集合のameoは運良く私の隣に停めで車内泊できたようだ。
天気はドピーカン。
今まで散々悪天(&荒天)に見舞われてきた我々はまだ信じない。
これは嘘だ、明日以降何かあるはず、きっとあるはず、あるに違いない、稜線雨だよ、と無駄に絶望的な悲観をお互い口にする。
6時半にバス停へ。
既に40人ほどの列が。
8時始発だが、繁忙期は臨時便が出ており、我々は3便目に乗車した。
と言っても出発は7:50で、ほぼ始発と変わらんかったが。
出来ればもう少し臨時便を出して欲しいところだが、まあ贅沢ですね。
乗車時に3000円チケットを購入します。
1時間ほどダートを走るにバスに揺られ、椹島へ。
売店、トイレ、小屋、コインロッカー、テン場全てが美しい。
徳沢に近いかな〜ここでテント張って一日読書したいです。
初日の宿泊地、千枚小屋へ向かう。
今回は小屋泊と言っても、素泊まり寝具無。
食事、シュラフ、シュラフカバー、マットを担いでいるので、結局12キロぐらいにはなってしまった。重い。。。
無理やり35リットルザックにパッキングしたからザックは小さいけど。
登山道は非常に整備されており、歩きやすい。
また、様々な木に説明板が付けられており、飽きない。
3時間ほど歩いて清水平で昼食。おいしい水場あり。
更に3時間半ほど歩いて千枚小屋へ。
千枚小屋はお花畑に囲まれており、とても癒される場所です。
小屋自体も物凄くキレイで美しいし。
我々は素泊まり寝具無なので、裏手にある百枚小屋へ。
1区画(2畳ほど)を2人で使用できたので、超快適でした。
夕飯はお約束のマーボー春雨&ハンバーグ。
明日は10時間近いコースタイムなので、早々19時に就寝zzz
8/11(日)
3時起床。てか周りもそれぐらいに起床するので、自動的に起きます。
今日もド快晴。ホンマかいな。
朝食を摂って(尾西のパンうまい!!!)、4時過ぎにヘッデン付けて千枚岳へ向かう。
頂上で御来光〜超久々〜何年ぶりかな〜
超局所的な積乱雲という笑いの神様をほんの僅か避けてくれました(笑)
そこから丸山で3000m超えして、悪沢岳へ。
いや〜絶景!!!こんな360°大パノラマ記憶に無い!!!
幸せな頂上でした。
悪沢岳から悪いザレ場(3回滑った)を通過して中岳〜前岳と進み、荒川三山登頂!!!
そこから、今から進む荒川小屋〜赤石岳を眺めるのだが・・・本当に今からあんなとこまで行くのか・・・
てか、荒川小屋まで500メートル下るの勿体無い・・・
荒川小屋へ向かう途中、荒川の南斜面は物凄いお花畑。
百花繚乱とはこのことを言うのだろう。
何だかメルヘンな気持ちになりました。
荒川小屋で昼食(棒ラーメン)を摂り、赤石岳へ。
小赤石岳へ向かうトレイルは本当に気持ちよかったな〜
いつまでも続いて欲しい道でした。
そんなこんなで、赤石岳登頂!!!
見渡すと、山山山。山に囲まれて、人里が見えない。
北アルプスよりも深山に包まれている幸せを感じますな。
しかし、既にかなり長い行程をこなしているため、かなりヘロヘロ。
だが、ここから赤石小屋までの行程(正確には途中のトラバース道1時間)が本当にしんどかった。
過去最高に嫌らしい道だったと思う。
標高差はほとんどないので油断していたが、1/50000地形図で拾えないようなアップダウンが連続し、丁度跨げない程度の絶妙な大きさの木の根や岩が連続し、イライラが募りっぱなしで何回か叫んでしまいました(みっともない)。
少なくとも10時間コースの最後に歩く道じゃないですな。
そんなこんなでヘトヘトになりながら、赤石小屋へ。
ここも森に囲まれた美しい小屋。
本棟とは別の素泊まり棟で宿泊。ここも1区画使えて快適。
夕食はこれもお約束のカレーと、新登場ワンタン。ワンタンうまい。
明日は3時間半下るのみなのでゆっくり起きて、10時半のバスで帰ろうかとameo提案したら、
「いや8時のバスで。早起きするし(キリッ」
おお力強い!!!
ということで翌日も3時起床予定で、7時には床へ。
8/12(月)
3時起床。周りの方も起きて行動を始めている。
ameoを見ると・・・うつぶせで爆睡。
昨日の男前はなんだったのか。
まあ10時のバスでいいかと4時までゴロゴロしていたが、それでも起きる気配は無い。
ヘッドライトを目の前で点滅させても起きない。
こりゃあかんとシュラフを剥がして起こしました。
人間、出来んことを宣言してはいけません。民主党じゃあるまいし。
ということで、朝焼けの赤石岳を堪能してから、5時半発。
3時間半のコースだからゆっくり行って9時ぐらいには椹島だろうと思って1時間ほど下山したら、どうやらコースタイムより30分ぐらい短い時間で来ているらしい。しかも標柱には椹島まで90分。現在6:40。
8時に間に合わせるか!!ということでそっから飛ばしました〜しんどかった。
何とか7:50に椹島着で、結局予定通り8時のバスに乗り込みました。
帰り道、ameoが提案。
「井川ダムに寄ってもらってもいい?ダムカード欲しくて。」
・・・ダムカード?????
どうやら全国津々浦々、各地のダムにはダムカードたるものが用意されており、頼めば無料で頂けるようです。
いや〜世の中には知らんことがいっぱいありますな。
接阻峡温泉で入浴し、千頭駅隣の道の駅でSL見ながら昼飯食って、渋滞にも遭遇せず15時には帰宅出来ました。
その日、四万十市で41.0℃を記録して多治見が抜かれたニュースが走りました。
そりゃ山の天気も良いわけですわ。
今回はずっと好天に恵まれて最高の山行になった。なったんだけど・・・
でも一生の記憶に残る山行だったかと言われると、自信ないな。
何か1つでもトラブルとか大変な目に遭遇しないと、満たされなくなってきている。
病気でしょうか????
今回の教訓
・そろそろ金で解決(テント→小屋)してもいい年頃かも
・人の趣味は十人十色
・完璧すぎる美人に性的魅力を感じないのと今回の山行は似てるかも
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