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Yamareco

記録ID: 332900
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
富士・御坂

富士山

2013年08月09日(金) ~ 2013年08月10日(土)
 - 拍手
bunji その他2人
GPS
16:25
距離
15.8km
登り
1,571m
下り
1,577m

コースタイム

8月9日(金)
7:05吉田口5合目出発-8:106合目着-8:22発-9:427合目着-10:00発-11:258合目着-11:40発-13:30本8合目トモエ館着

8月10日(土)
1:50本8合目トモエ館発-2:158号5勺-3:109合目-4:10吉田口頂上-5:00ご来光-5:10吉田口頂上発-6:15富士宮口頂上着-(休憩)-6:48発-7:40剣が峰着-8:35吉田口頂上着-9:209合目-9:408号5勺-9:55本8合目トモエ館着-(朝食)-10:30トモエ館発-11:537合目トイレ-12:206合目-13:00吉田口5合目到着
天候 8月9日、10日 晴
過去天気図(気象庁) 2013年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
バス 自家用車
コース状況/
危険箇所等
下山後、富士眺望の湯ゆらりで入浴
2013年08月09日 07:18撮影 by  HC-V520M, Panasonic
8/9 7:18
2013年08月09日 07:26撮影 by  HC-V520M, Panasonic
8/9 7:26
2013年08月09日 09:02撮影 by  HC-V520M, Panasonic
8/9 9:02
2013年08月09日 10:44撮影 by  HC-V520M, Panasonic
8/9 10:44
2013年08月10日 03:11撮影 by  HC-V520M, Panasonic
8/10 3:11
2013年08月10日 04:33撮影 by  HC-V520M, Panasonic
8/10 4:33
2013年08月10日 04:59撮影 by  HC-V520M, Panasonic
8/10 4:59
2013年08月10日 05:33撮影 by  HC-V520M, Panasonic
8/10 5:33
2013年08月10日 05:40撮影 by  HC-V520M, Panasonic
8/10 5:40
2013年08月10日 06:54撮影 by  HC-V520M, Panasonic
8/10 6:54
2013年08月10日 07:21撮影 by  HC-V520M, Panasonic
8/10 7:21
2013年08月10日 07:42撮影 by  HC-V520M, Panasonic
8/10 7:42
撮影機器:

装備

個人装備
ヘッドランプ
3
各自
予備電池
1/25,000地形図
ガイド地図
1
コンパス
筆記具
1
保険証
3
全員分
飲料
3
ティッシュ
3
三角巾
バンドエイド
1
タオル
3
携帯電話
2
計画書
1
雨具
3
各自
防寒着
3
ストック
水筒
時計
2
非常食
3
共同装備
ツェルト
1
ファーストエイドキット
医薬品
カメラ
1
スマフォカメラ
ビデオカメラ
1
1
携帯バッテリー
1

感想

念願の富士登山に行ってきました。

今回の山行は子供2人と一緒に吉田口からのスタートです。
実は2年前にも吉田口から登ったのですが、その時は本8合目で折り返してしまい、頂上まで行くことができなかったので、今回は山小屋の予約も取り、準備万端で迎えました。

【8月9日】
初日の朝7時に5合目に到着。幸いに天候も良く、快適な山登りが期待できます。

5合目から6合目までは、勾配も少なくテンポよく進みたいところですが、歩き始めということで亀のようにゆっくりと進みます。子供たちも気分よく歩いています。

6合目で監視員の方に地図をもらました。入山料を払う気満々でいたのですが、試行期間が終わっていて、払うことはありませんでした。(実は入山料のワッペンが欲しかった…。)

6合目から7合目までは単調な登りが続きます。途中の山小屋もないので、なんとなく疲れが出てきました。下の娘は「えらい〜。疲れた〜。歩くの速い〜。」と文句を言っています。ペースも落ちてきました。仕方がないので、娘のザックを息子が持ちました。

7合目の花小屋に到着し、少し休憩。ここでパンをみんなで食べて気合を入れなおします。

7合目からは山小屋が点在していて、「7つ目の小屋が8合目だよ」と子供たちに教えて進みます。また、ここから岩場もあり、ペースが上がってきました。

とはいうものの、8合目を越えると3,000mを越え、呼吸もきつくなります。ただ、前回泣きながら歩いていた娘は今回文句は言うもののちゃんと歩いているし、上の息子は自分以上にサクサク歩いている。自分の衰えを感じました(笑)。

ようやく今日の宿屋である本8合トモエ館につきました。14時に到着したので速すぎるかなと思いつつ山小屋に入ると、すぐに寝床へ案内してくれました。

実は山小屋で泊まるのは初めてなんです。今までの登山はテント泊ばかりでしたので、どんなかなと思ってましたが、寝床はシュラフが並んでいて、そこで寝ることに。左右がとても狭く、寝返りも打てない感じです。でも、試しにシュラフに入って横たわったら眠くなってしまい、3人そろって夕方まで寝てしまいました。

5時ごろに夕食の案内があったので、広間へ。食事はハンバーグカレーでした。一日まともな食事をしていなかったのでおいしかったですが、なぜか食べれない。頭が痛い。寒気がする。吐き気もしてくる。これは高山病か?と不安になりました。

そのとき、山小屋の社長が明日のご来光登山の説明や、高山病にならないための方法をしてくれました。社長曰く、「高山病を防ぐためには、食べないことと、すぐ寝ないことだ。」と教えてくれました。

そこで、言いつけを守り、残ったカレーはそのまま残し、シュラフに入らないで、しばらく小屋の外でたたずんでいました。

いい加減寒くなったので、小屋に戻り明日に向けて仮眠をとることにしました。息子は割合調子よさげでしたが、娘は調子が悪くなってたので、「明日はだめかもしれん」と思いながら横になりました。

【8月10日】
1時ごろにあちこちでざわついているので目が覚めました。表に出ると天気も上々。まだ少し頭が重いけど、だいぶましになってたので気合を入れます。子供たちも大丈夫そう。

トイレが済み次第出発と言うことにし、トイレへ向かいましたが凄い渋滞。用を足すのに30分以上かかり、山小屋を出たのは2時ごろになってしまいました。

ある程度の覚悟はしていましたが、山小屋を出てみると凄い人、人、人。朝のラッシュに近いぐらいの込み具合で、子供らにはぐれないように伝え、出発しました。

真夜中の登山なので、周りは全く見えないですが、登山道は渋滞しているので、一人ひとりのライトが数珠つなぎになってとてもきれいでした。歩くペースも渋滞しているので、汗もかかず精神的にはとても楽でした。ただ、娘はそれでも「歩くのが早い〜。休憩して〜。」ときつそうだったので多少スローペースに。でもそのペースは息子は不満で多少イライラしてました。

9合目の鳥居を越えると、また岩場に。ここからは誘導員が配備されていて、「ゆっくりの方は左側、速い人は右側を歩いてください。」とのこと。岩場がどのようになっているかよく見えないけど、渋滞しているのきれいに2列に並んで進んできます。ここら辺道幅が狭いのであまり休憩をとることができません。

岩場が終わり、階段状の道になってしばらくすると、吉田口の頂上に到着しました。約2時間の行程でした。

ご来光を見るための場所を確保したあと、体を温めるためにコンロをセットしお湯を沸かすことにしました。ところが、持ってきたライターに火をつけようとするが全然つかない。100円ライターもだめ、じっぽライターもつかない。仕方がないので、頂上の売店の兄ちゃんに「ライター売ってない?」と聞いたら「売ってない。」とのこと。でも、目の前にライターが置いてあったので、「これ火がつくやつ?」と聞いたら、「貸してあげる」と言ってくれたので、それを借り、ようやくコンロに火をつけることができました。お礼に自分のタバコを3本ほどあげました。

コンロで水を沸かし、甘いコーヒーをみんなで飲んで体を温めたころ、ご来光が出てきました。しんどい思いして登ったかいがありました。気分は最高!

日が昇り、天気も良いのでお鉢めぐりに行くことにしました。最終目標の剣が峰までもう少しです。

雄大な火口を見ながら富士宮口の頂上へ、ここでもう一度湯を沸かし、コンソメスープとパンの軽食をした後、剣が峰へ。

最後の急坂を登り剣が峰の階段へ、ここでも渋滞で剣が峰頂上に着くのに30分以上並びました。並んでいる間、旧富士山レーダーの建物を観察しました。

ようやく剣が峰頂上へ着くことができました。日本一高い場所です。子供らと堪能して写真を撮り、しばらく景色を眺めてました。

さあ、帰ります。南アルプスが良く見える場所や、春に芝桜が咲いていた場所を見ながらお鉢めぐりを進み吉田口の頂上へ戻ります。

本8合目までは行きと同じ道を戻り、トモエ館へいったん戻ります。
トモエ館では、朝食の混ぜご飯を頂き、少し落ち着いてから出発しました。

ここからはブルドーザーの道を下りるのですが、事件発生。
しばらくブル道を下りていましたが、途中で娘が、「ザック持ってきてない。」と。

息子を見てみると、自分のザックのみ背負っている。「げっ、山小屋に忘れてる・・・。」

すでに100m以上下っていましたが、子供らをその場所に残し、仕方なくザックを取りに戻りました。めっちゃしんどかったです。

なんとかザックを受け取り再出発しましたが、娘のペースが上がらない。ここは心を鬼にして、「もっとペースを上げて!」とはっぱをかけ、娘を残してサクサク進みました。

しばらくして娘を見ると、なぜかペースが凄く上がっている。なぜそんなに速く歩けるようになったかを聞いてみたら、「頭の中で曲を歌ってそのリズムで歩くと速く歩けるようになった。」そうで、気持ちの持ちようでペースを良くすることができることを実感しました。

前回の下山路はつらい思いしかなかったですが、今回は子供らも快適に歩くことができたので楽しかったです。

無事5合目に下山でき、しんどかったけど天候にも恵まれ楽しい山行でした。
息子は「来年は御殿場ルートで登りたい。」と言ってるので、来年も来ることになるのかなぁ。

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