鳥倉発 三伏峠〜小河内岳〜塩見岳〜熊の平小屋〜蝙蝠岳
- GPS
- 16:48
- 距離
- 54.1km
- 登り
- 4,606m
- 下り
- 4,960m
コースタイム
- 山行
- 10:11
- 休憩
- 0:40
- 合計
- 10:51
- 山行
- 7:39
- 休憩
- 0:18
- 合計
- 7:57
天候 | 小雨〜晴れ〜曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年07月の天気図 |
アクセス |
写真
感想
先々週の三ノ沢岳以来、体調が思わしくなく、やはり寄る年波には勝てないのかと情けないが現実なんだと受け止めなくてはと思っていました。
しかし、今回の登山計画はどうしても7月中に実行したいと考えていました。
7月後半の4連休は白峰三山に兄と行く計画をしているのでこのタイミングで行くしかない、ヤマテンでは降水確率は低いようなので決行することにしました。
前回も行っているので登山口は何となく覚えているはず、だが自分の記憶と違う方向をナビが示したので無視をしてかなりタイムロス、ナビが正しくナビしていました。
やはり詰めが弱い自分。
駐車場には多数の駐車あり、車中泊が多いようでした。
前回同様親父の電動アシスト自転車で楽々登山口に、三伏峠から烏帽子岳に向かう途中から雨降りとなり、合羽を着こむ、幸い暑くなかったので合羽を着ても蒸すようなことは無くまあまあ快適に過ごす、眺望が無く強雨風の中烏帽子岳、小河内岳登頂を果たす。再び三伏峠に戻り、塩見岳を目指す、塩見まではなんと長い事でしょう、塩見小屋は今季営業しないと思っていたのだが、入り口が空いていて人が沢山いる様子、無料開放しているのでしょう。
小屋から山頂はかなり遠く、以前の記憶は薄く、急登の崖に差し掛かってきた頃体が全く動かなくなってきた、寝不足と体調不良の為かと思っていたが、単なるスタミナ切れであったのは山頂で栄養補給をしたら、だんだん動くようになったのでそうだったんだ。
熊ノ平方面に向かうべく下山開始、暫く行くと分岐部に差し掛かる、分岐の道標をよく確認することなく北俣方面に進んでしまった、暫く進んだところでおかしいと思い
GPSで確認したところ蝙蝠岳本面に進んでいることが判明、かなりのタイムロスと体力の消耗をしてしまった、やはり詰めが甘いと自覚。
気を取り直して本来の熊ノ平方面に進むが物凄い激下り、これはまた明日の登り返しがきついな。
これから北荒川岳、新蛇抜山、安倍荒倉岳、その後熊ノ平小屋まで行って今夜はそこに泊まる予定である、かなり遠く、途中でやっと山小屋が見えたがとても遠い。
果たして今日中に着くのだろうかという位の果てしなく彼方である。
途中天然の牧草地が広がっており、鹿の大群が草を食んでいる場面もあった。
新芽は全て鹿によって食い尽くされている。
今回の山行きであらゆる場所で鹿の群れを確認した。
鹿の足跡も多数あり、お花畑も随分と荒らされている、何とかならないものかと考えながら進む。
間もなく熊ノ平小屋という場面で塩見岳以来の登山者と出会う、少し話すと、なんと前回トランスジャパンのチャンピオン垣内康介氏ではないか、8月の本番前に実際のコースを巡り下見と練習をしに来たのだろう。写真を撮らせてもらい分かれる、この時間から三伏峠小屋まで行くそうだ、凄い。
間もなく小屋に到着、やはり誰もいない、2回の冬季避難小屋に荷物を上げ、水場で体を拭き、頭から水をかぶり汗を流し、夕食の準備をしていると人の声が。
なんと小屋番さんが2人作業から戻ってきました、登山道の枝打ちをしてきたそうです。営業はしないが、水場の整備、トイレが使用できるようにと本日から小屋入りしたそう。トイレが使えるようになってありがとうございます。
夕方から何度か激しい雨降りになり、朝も雨が降っていました。
小屋ではすることが無いので暗くなるとシュラフに潜って休むのですが、小屋番さん達の話し声が直ぐ近くで聞こえたり、物音が丸聞こえ、苦にはなりませんがそのうちに寝たのでしょう。眠りが浅いのか何度も目覚め22時頃、熊鈴の音と外から光が入りました、今頃歩いている人がいるんだな、今更小屋に入ってきたら嫌だなと思っていたのだが、結局小屋には入らずそのまま登山を続行した模様。
もしかして垣内氏と同様、出場選手が通過したのかな?激しい雨に遭っても彼らには関係ないのかな、厳しい世界だ。
翌朝予定より10分位遅れで活動開始、昨日はとても長く感じた道のりでも、一度体験してみると昨日ほどの長さは感じず順調に進み、塩見の激登り開始、かなり苦しみながらも分岐に到着、分岐点にザックをデポしスマホとカメラだけ持って、水をがぶ飲みし蝙蝠岳に向かう、いったいどの山が蝙蝠岳なのか、それよりもガスで全景が見えない。見えているのがそうかなと甘く考えていたら、そこではない、じゃあ次の頂か?期待も空しく更にずっと先の大きな山らしいことが次第に分かってきた。
水くらい持ってきたらよかったなあと後悔するが時すでに遅し。
兎に角我慢しよう、途中雷鳥の親子に遭遇、今回の山行きで3度目の遭遇、どうか元気に育ってほしい。
かなり下って樹林帯まで下り登り返して蝙蝠岳だが、遠くからピークと思っていた頂の先に更にピーク、登山あるあるだが、また更にその先に本当の頂があった。
遠くから見れば百高山に相応しい立派な山だ、昨日の北荒川岳、新蛇抜山、安倍荒倉岳とは全く比べ物にならない。大分遠くに来たのでさっさと帰ろう、途中一人のトレランとスライド、以後全く出会うことは無かった。必死の形相で分岐部に到着、やはり帰りは短く感じた。
塩見岳山頂には数人の登山者、下りでも何組かの登山者とスライド、最近ずっと寂しい登山をしているので沢山の人に会うのは苦手になってきた。
後は下るだけだが、三伏峠に戻る途中何度も登り返しがあり、バテバテでとてもきつい。三伏峠からはほぼ下りなので途中までは快適に下るが後半バテてきた、何とか予定よりも少し早く下山完了、やはり泊まりの荷物を背負っての登りはきつい、とても厳しい山行であった。
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