【那須岳周遊】 茶臼岳 朝日岳 三本槍岳
- GPS
- --:--
- 距離
- 10.9km
- 登り
- 747m
- 下り
- 1,044m
コースタイム
天候 | 晴れ時々くもり 昼過ぎは山はガスの中へ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
その後、ロープウェイで山頂駅へ |
コース状況/ 危険箇所等 |
朝日岳の肩に至るまでの岩が多い部分に多少注意が必要な程度 おそらくペースは早め |
写真
感想
今回が大学の同期の谷マンに誘われて、日帰りで那須の山を訪れた。全く未踏の山域なのでドキドキだ。
日付が変わるくらいに千葉からきた谷マンに、新宿で拾ってもらう。
登り坂に少し弱いミラで東北道を快走し、那須湯元へ。湯元のセブンイレブンの横で仮眠を取る。
朝ごはんにカップ麺とおにぎりをかきこみ、那須ロープウェイの山麓駅へ。
今回は完全に日和って、最初のコンタ上げを文明の利器にたよる。
少しユーモアな、添乗員の話を聞きながら4分ほどで1680mの世界へ。下界の方には雲海が広がっている。
さっそく砂礫の道を登って、茶臼岳を目指す。
いわゆる若い火山らしい山容で、砂礫の斜面にはイタドリがパイオニア植物として分布を広げていく。
いきなりの急登に少し息は上がり気味だが、どんどんピークは近づいてくる。
花はシラネニンジンが目立ち、ちょうど夏と秋の端境期といったところだ。
そんなことを考えているうちにお鉢に到着。少し歩くと、鳥居の立つピークが迎えてくれる。
30分ほどで1つ目のピークに到着。楽すぎはしないかと思うが、こんなのもありだ。
お鉢の地面からは、火山ガスがかすかに吹き出している。
気温はそんなに高くないが日差しのため暑く感じる。水分補給をしっかりして、次のピークを目指す。
モクモクと煙を吹き出している無限地獄と呼ばれる火口を観察しながら、残りの外輪を歩いて、朝日岳の間にある峠へいったん標高を下ろしていく。
峠には避難小屋がある。
ここから望む朝日岳は、2つの鋭い岩尾根に囲まれた谷を中央に持ち、さながらオプタテシケ山のような懐の深さを感じさせる。
手前にはだかる剣が峰は左から巻き、岩尾根に入っていく。
尾根上は、四角に近い規則的な形の岩が出ており、時折足元に気を配る場面がある。
危ういところにはしっかりと鎖が張られている。
岩尾根の一番険しい部分は右から巻きあがるように登山道が付いている。岩壁にそってのトラバースだ。
そうして、肩に登りつめればピークまではすぐだ。
2つ目のピークを落とす。特にガイドブック等のCTを見てはいなかったが、3山を周遊するのには、それなりに時間がかかるだろうと考えていたが、ここまではわずかに2時間強。
少し、早めのペースになっているのもあり、、三本槍まで行き、下山までして昼過ぎくらいかといったところだ。
お手軽にここまで様々なタイプの山を楽しめるなら、お得な山行だ。
少し雲が増えてきたのが気になるが、気を取り直して三本槍方面に向かう。
朝日の肩から下り始めると、ここまでの火山らしい岩や砂礫が目立つ感じから、一変、樹林帯から高山帯への移行の境目のような植生が広がる環境となる。
いい雰囲気の稜線となっている1900m峰を超え南平へ。もう、植物の時期にきたらいいだろうなといったところだ。
オトギリソウやネバリノギランなどの植物を見ることができた。
振り返って1900峰を見ると意外と端正な形をしている。
ハイマツに囲まれた道を緩やかに登ると三本槍岳に着いた。
登山道はここまでに比べると人が少ないように感じたが、山頂にはお昼を楽しむ人々が多くいた。
ここまでのピークとは違い、山頂のボッコや周辺の山座図がある。
尾瀬や日光、安達太良などの著名な山は分かるのだが、それ以外は全く分からず。
曇りがちだが、視界の限り続く山にその奥深さを感じる。公共機関利用なら甲子まで縦走するのがよさそうだ。
のんびり休憩してきた道を引き返す。
雲が増えてきたので、崩れるかとおもいきや青空が再び増えてきた。
青空に映える茶臼や朝日などの山々を楽しみながら、峠から茶臼の山腹を横切って駐車場へ下山した。
下山した途端、山はガスに覆われてしまったが、いい山だった。
その後は、鄙びた温泉を求めて甲子温泉を目指す。目論見通り、とてもいい雰囲気の温泉に大満足。存分に汗を流す。
帰り道、宇都宮に帰省中の後輩を思いつきで呼び出すと、ムチャぶりにも関わらず晩ご飯に付き合ってくれた。
持つべきものは、いい後輩だということを実感し、再び東北道を走って帰宅。
お疲れ様でした。
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