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Yamareco

記録ID: 334766
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
大雪山

トムラウシ縦走

2013年08月11日(日) ~ 2013年08月12日(月)
 - 拍手
kei737 その他1人
体力度
6
1~2泊以上が適当
GPS
38:17
距離
26.6km
登り
1,738m
下り
2,082m
歩くペース
ゆっくり
1.71.8
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

8月11日(日)
4:15 トムラウシ温泉
5:05 短縮登山口
5:33 温泉コース分岐
6:41 カムイ天上 7:00
8:51 コマドリ沢下降点
9:46 コマドリ沢分岐 10:03
11:43 前トム平 12:05
13:03 トムラウシ公園
14:30 南沼テン場(テント設営) 15:28
16:07 トムラウシ山山頂 16:17
16:50 南沼テン場(テン泊)

8月12日(月)
5:10 南沼テン場
6:14 北沼分岐
8:20 日本庭園
9:00 天沼
9:47 ヒサゴ沼分岐(鞍部)
10:41 ヒサゴ沼分岐
11:00 化雲岳 11:25
12:44 ポン沼
14:30 第二公園
15:45 第一公園
18:15 滝見台
19:05 天人峡温泉登山口
天候 11日 晴のち曇のち雨
12日 ガス時々雨のち曇時々雨
過去天気図(気象庁) 2013年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
バス
トムラウシ温泉 新得駅からバスで約1時間半
http://www.netbeet.ne.jp/~taisetsu/tomurausi1.html

天人峡温泉 公共交通機関なし
http://www.tenninkyo-ph.jp/
コース状況/
危険箇所等
トムラウシ温泉〜南沼
 日帰りの方も多く、殆どの方は短縮登山口から入山されてました。
 短縮登山口には駐車場のほかバイオトイレ、登山ポストがあります。
 カムイ天上を過ぎるとコマドリ沢に下るまで道は泥濘化してます。
 コマドリ沢の雪渓はアイゼン無しでも大丈夫です。
 前トム平からトムラウシ公園まではガスったら道迷いに注意です。
 基本的に良く歩かれた道で登山道自体に危険はありませんが、ヒグマ
 の目撃証言もあるため鈴を鳴らすなど対策が必須でしょう。

南沼〜トムラウシ山山頂
 特に危険な箇所はありません。

南沼〜化雲岳
 ロックガーデンなど迷い易いところはマーキングを確認して。
 道自体の難易度は高くありません。

化雲岳〜天人峡温泉
 とにかく長いです。(山頂標識によると11.5km)
 第2公園の上あたりから第1公園まで登山道が沢(沢が登山道)
 になっています。雨天時は注意が必要でしょう。
 天人峡温泉登山口には登山ポストがあります。
ユートムラウシ川と源泉
奥に登山口があります
ユートムラウシ川と源泉
奥に登山口があります
源泉と東大雪荘
登山口付近の状況
登山口付近の状況
翌朝、4時過ぎ出発
幸いにも、地元6人パーティーの方に短縮登山口まで車に同乗させていただきました
感謝です
翌朝、4時過ぎ出発
幸いにも、地元6人パーティーの方に短縮登山口まで車に同乗させていただきました
感謝です
短縮登山口駐車場にあるバイオトイレ
短縮登山口駐車場にあるバイオトイレ
朝5時前の駐車場の様子
朝5時前の駐車場の様子
登山口と登山ポスト
登山口と登山ポスト
いよいよ入山
ところどころぬかるんでますが大丈夫
ところどころぬかるんでますが大丈夫
温泉コースと合流
温泉コースと合流
空は青空!
期待が持てます
空は青空!
期待が持てます
カムイ天上
朝食のおにぎりを食べつつ小休止
朝食のおにぎりを食べつつ小休止
いよいよ本格的な泥濘地獄が始まります
いよいよ本格的な泥濘地獄が始まります
スパッツもドロドロ
スパッツもドロドロ
青空の下、十勝連山が見えてきました
青空の下、十勝連山が見えてきました
ほどなくトムラウシ山がっ!
ほどなくトムラウシ山がっ!
気の早いナナカマドとトムラウシ山
気の早いナナカマドとトムラウシ山
コマドリ沢の雪渓が見えます
コマドリ沢の雪渓が見えます
ふりかえるとニペソツ山
ふりかえるとニペソツ山
花もぼちぼち咲いてます
花もぼちぼち咲いてます
泥濘の尾根から沢に下降し詰めていきます
泥濘の尾根から沢に下降し詰めていきます
コマドリ沢分岐
右手にある沢に突入します
右手にある沢に突入します
まだ雪渓が残ってました
まだ雪渓が残ってました
愛らしいエゾコザクラ
愛らしいエゾコザクラ
雪渓と別れ岩場に
雪渓と別れ岩場に
ゴロゴロ大岩が現れました
ゴロゴロ大岩が現れました
前トム平に到着
時間も丁度いいので、トムラウシ山を眺めながら軽く昼食休憩
時間も丁度いいので、トムラウシ山を眺めながら軽く昼食休憩
十勝岳はガスがかかり気味でしたが富良野岳は良く見えてました
十勝岳はガスがかかり気味でしたが富良野岳は良く見えてました
ニペソツ方面
トムラウシ山頂はすぐそこに見えるのですが…
トムラウシ山頂はすぐそこに見えるのですが…
前トム方面
前トム平からは岩稜帯歩きが多くなります
前トム平からは岩稜帯歩きが多くなります
マークを見失わないよう慎重に
マークを見失わないよう慎重に
アップダウンが続きます
アップダウンが続きます
この尾根を越えると
この尾根を越えると
感動のトムラウシ公園
歩いてきて良かった〜!と思える瞬間
1
感動のトムラウシ公園
歩いてきて良かった〜!と思える瞬間
カムイミンタラにふさわしい光景
カムイミンタラにふさわしい光景
雪渓を抱くトムラウシ山
1
雪渓を抱くトムラウシ山
とにかく感動
車に乗せていただいたパーティーの方々とここで再会
無事の下山を
車に乗せていただいたパーティーの方々とここで再会
無事の下山を
自然が作り出した庭園の中を歩く
自然が作り出した庭園の中を歩く
いよいよ最後の登りで振り返り
いよいよ最後の登りで振り返り
足元には可憐な花々が
足元には可憐な花々が
チングルマの群生も
チングルマの群生も
トムラウシ公園俯瞰
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トムラウシ公園俯瞰
トムラウシ本峰も近くに
トムラウシ本峰も近くに
お花畑が広がります
お花畑が広がります
コマクサもがんばってました
コマクサもがんばってました
残念ながらガスってしまいました
残念ながらガスってしまいました
南沼分岐に到着です
南沼分岐に到着です
早速テントサイトを探し
早速テントサイトを探し
今宵の宿を設営しました
近くを流れる沢で水を確保
今宵の宿を設営しました
近くを流れる沢で水を確保
夜までまだ時間があるのでトムラウシ山にピストン
夜までまだ時間があるのでトムラウシ山にピストン
ガスガス
遂に山頂到着
トムラウシ山 標高2,141m
山頂標と三角点
しばらく待っていましたが、ガスが晴れる様子も無いのでテン場に戻ります
途中で雨になりました
トムラウシ山 標高2,141m
山頂標と三角点
しばらく待っていましたが、ガスが晴れる様子も無いのでテン場に戻ります
途中で雨になりました
今夜の食事
翌朝、一路化雲岳に向けて出発
翌朝、一路化雲岳に向けて出発
ガスで神秘的な雰囲気に
ガスで神秘的な雰囲気に
北沼のほとりを歩きます
1
北沼のほとりを歩きます
北沼分岐
GPSは心強いですね
GPSは心強いですね
いざとなったらヒサゴ沼に避難と考えてました
いざとなったらヒサゴ沼に避難と考えてました
ロックガーデンに突入
急降下します
ロックガーデンに突入
急降下します
休みながらボチボチと
休みながらボチボチと
累々とした大岩の海
累々とした大岩の海
マーキングを見失わないように
マーキングを見失わないように
ガスが濃くなると不安になります
ガスが濃くなると不安になります
モアイみたいな岩があったり
モアイみたいな岩があったり
岩場を通過して一息
岩場を通過して一息
小さな沼
築庭を散歩する感じ
1
築庭を散歩する感じ
大きい沼
このあたりが
日本庭園の核心部でしょう
ゆっくりしたかったのですが…
1
日本庭園の核心部でしょう
ゆっくりしたかったのですが…
木道をスタスタ
ちょっとした岩場を通過し下降すると
ちょっとした岩場を通過し下降すると
ヒサゴ沼分岐(鞍部)
ヒサゴ沼分岐(鞍部)
化雲岳に向かってひとあえぎ
化雲岳に向かってひとあえぎ
一瞬の眺め
北側のヒサゴ沼分岐
1
北側のヒサゴ沼分岐
ガスっててもいい雰囲気
ガスっててもいい雰囲気
チングルマの大群落が広がってました
チングルマの大群落が広がってました
化雲岳まであと少し
化雲岳まであと少し
東大雪の乳首が見えてきました
東大雪の乳首が見えてきました
化雲岳山頂
山頂の大岩と三角点
山頂の大岩と三角点
天人峡温泉まで11.5km
天人峡温泉まで11.5km
化雲岳 標高1,954m
化雲岳 標高1,954m
山頂下の斜面はコマクサの群生地でした
山頂下の斜面はコマクサの群生地でした
雨の大お花畑
降ったり止んだりの繰り返し
降ったり止んだりの繰り返し
青空が!
このあたりで遂にカメラがいかれてしまいました
このあたりで遂にカメラがいかれてしまいました
まだまだ先は長い
気合を入れて
まだまだ先は長い
気合を入れて
ほんとに長い…
やっと第一公園に到着
やっと第一公園に到着
時折青空が見えました
時折青空が見えました
木道は快適ですが、虫がひどくかなり刺されました
木道は快適ですが、虫がひどくかなり刺されました
第一公園を過ぎると鬱陶しい樹林帯歩きです
第一公園を過ぎると鬱陶しい樹林帯歩きです
日暮れもせまってくるので気がはやります
日暮れもせまってくるので気がはやります
敷島の滝
旭岳方面のすごい絶壁
旭岳方面のすごい絶壁
羽衣の滝
下降点
ここから九十九折れで天人峡温泉に下ります
ヘッドライトを点けました
下降点
ここから九十九折れで天人峡温泉に下ります
ヘッドライトを点けました
登山ポストで下山記録を記入し、トムラウシ縦走も終了です
登山ポストで下山記録を記入し、トムラウシ縦走も終了です
天人峡登山口到着
天人峡登山口到着
大変お世話になった天人峡パークホテル
大変お世話になった天人峡パークホテル
新千歳空港から広島へ
夏休みも終わりです
新千歳空港から広島へ
夏休みも終わりです

感想

一泊二日でトムラウシ温泉から天人峡温泉への縦走を計画するが、久しぶりのテン泊装備一式を背負ってどれだけ歩けるか悩みつつ、南沼キャンプ指定地で一泊することにした。

8月10日
天候、長距離、ヒザ…たくさんの悩みを抱えつつバスでトムラウシ温泉入り。
天人峡へ抜けるため短縮登山口は諦め源泉近くの登山口を確認して明日に備える。

8月11日
4時前。東大雪荘の玄関を出て身支度を整える。駐車場で短縮登山口へ向かうため準備していた方に同乗をお願いしたところ快く引き受けてくださった。おかげで1時間半のアルバイトを回避でき、気持ち的にかなり余裕を持つことができた。親切な地元の6人パーティーの方々でしたが、大変感謝しています。
そういう訳で、5時に短縮登山口を出発。カムイ天上で朝食休憩。ほどなく泥地獄に突入するのであった。
足元は泥地獄でも頭上は青空が広がり、十勝連山やニペソツ、そして遂にトムラウシ山も眺めることができ、このまま天気が持ってくれるよう祈りつつ歩いていく。
コマドリ沢に降りたところでやっと泥地獄から開放された。
コマドリ沢分岐から小雪渓を詰め、巨岩帯をトラバースし、ひとあえぎしたところで前トム平に到着。時々ガスがかかるトムラウシ山を眺めながら軽く昼食休憩。
巨岩帯を登って行き、尾根を超え、トムラウシ公園が目に飛び込んできた時は言葉も出ないほどの美しさに感動を覚えた。歩いてきてよかった〜ヽ(;▽;)ノ
まだまだ可憐な花々も咲き誇り、岩と緑と水が調和した楽園であった。
この素晴らしさは写真では絶対に表現できないよね。
トムラウシ公園から南沼まで最後の登りを詰めていると次第にガスが濃くなり、テン場に着いたころには心なしか霧模様。
急いで今宵の宿を設営し、水を確保した。
と、夜までにはまだたっぷり時間があるので、トムラウシ本峰へピストンをかけることにした。
ガスで全く展望がない山頂で記念撮影をしてテン場へ戻る頃には雨になっていた。

8月12日
静かで快適なテン場だった。
今日は天人峡温泉まで16km超のロングトレール。4時起きで準備を始め、レインウエアを着て5時過ぎにテン場を出発。巻道で北沼分岐へ。ガス時々雨のウエットコンディションだが、それはそれで雰囲気があって景色を楽しみつつ歩いて行く。ロックガーデンを無事に通過したころからトムラウシへ向かう登山者とすれ違い始める。時間的に皆、ヒサゴ沼泊の人たちであろう。
何組目かのすれ違いで事件が発生した。男二人組の先頭のおっさんが岩場の通過中、どさくさに紛れて連れの胸を揉むという痴漢行為をしたのだ。カムイミンタラと呼ばれているこの山域をなんと心得ているのか。神がこの不埒なおっさんに天罰を与えるであろうことは想像に難くない。10倍返しで!
そんな事件も忘れさせるくらい美しい風景の中道は続いていく。
ヒサゴ沼へ下る鞍部からひと踏ん張りで化雲岳に到着したが、スローペースを雨とガスが追い討ちをかけ、予定よりかなり遅れて11時であった。(汗
少し腹ごしらえしたのち、天人峡温泉までの長い長い下りにかかる。
何度かアップダウンを繰り返しポン沼を通過。第二公園上の見晴らしの良いところで休憩。ゴールは遥か彼方。雨とガスでカメラの調子が悪くなりザックに仕舞う。
長い沢下りの末第一公園の木道が現れたときはホッとした。
ここから虫の襲来に苦しめられながら(連れはヒザの痛みにも)下っていく。
天人峡へ急降下する地点でヘッドライトを点灯。
すっかり闇に包まれたつづら折れを数えつつゴールにたどり着いたのは19時であった。
重いリュックと長距離にも関わらず、ヒザ痛の兆しもなく歩き通せたのは標茶の薬局で買ったグルコサミンのお陰か?
何はともあれ無事に帰還できたことに感謝。
そして、またしても北海道の素晴らしい自然に感動の連続の旅であった。

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コメント

長距離縦走、お疲れさまでした。
こんにちは。
こちらへのコメントありがとうございました。

あの時あの場所でお話した方と、ここでまたこうして繋がることが出来るなんて嬉しいですね。

ロングコースの上に天気も悪かったので、無事に天人峡に降りれたのか心配していました。
無事に降りれたようでなによりです。でも暗くなってからの下山は大変だったことと思います。

トムラウシ〜化雲岳の道はとっても気持ちいい道です。
晴れていたら最高だったと思うのですが。

それにしてもすれ違いざまに女性の胸を揉むなんて、信じられない行為です!
山の中でそんなことをする人がいるとは残念でなりません。

山の中での犯罪行為は立証も難しいでしょうし、だからこそ人の良心を信じるしかないのですが。
そんな人間が山に登ってるかと思うと、安心できませんね。
登山中にはよく荷物をデポして登るということもありますが、それも登山者の良心を信じてのこと。
盗まれる心配があったらそんなこともできませんしね。

そんなよくない思い出のせいで、大雪山によくない印象を持たれなければよいのですが。。。

これに懲りずにまた大雪山に来て欲しいと思います。
とってもいい山なので。
2013/8/20 13:10
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

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利用交通機関: 車・バイク
技術レベル
2/5
体力レベル
3/5

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