トムラウシ縦走
- GPS
- 38:17
- 距離
- 26.6km
- 登り
- 1,738m
- 下り
- 2,101m
コースタイム
- 山行
- 9:50
- 休憩
- 2:01
- 合計
- 11:51
- 山行
- 13:29
- 休憩
- 0:25
- 合計
- 13:54
4:15 トムラウシ温泉
5:05 短縮登山口
5:33 温泉コース分岐
6:41 カムイ天上 7:00
8:51 コマドリ沢下降点
9:46 コマドリ沢分岐 10:03
11:43 前トム平 12:05
13:03 トムラウシ公園
14:30 南沼テン場(テント設営) 15:28
16:07 トムラウシ山山頂 16:17
16:50 南沼テン場(テン泊)
8月12日(月)
5:10 南沼テン場
6:14 北沼分岐
8:20 日本庭園
9:00 天沼
9:47 ヒサゴ沼分岐(鞍部)
10:41 ヒサゴ沼分岐
11:00 化雲岳 11:25
12:44 ポン沼
14:30 第二公園
15:45 第一公園
18:15 滝見台
19:05 天人峡温泉登山口
天候 | 11日 晴のち曇のち雨 12日 ガス時々雨のち曇時々雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス
http://www.netbeet.ne.jp/~taisetsu/tomurausi1.html 天人峡温泉 公共交通機関なし http://www.tenninkyo-ph.jp/ |
コース状況/ 危険箇所等 |
トムラウシ温泉~南沼 日帰りの方も多く、殆どの方は短縮登山口から入山されてました。 短縮登山口には駐車場のほかバイオトイレ、登山ポストがあります。 カムイ天上を過ぎるとコマドリ沢に下るまで道は泥濘化してました。 コマドリ沢の雪渓はアイゼン無しでも大丈夫でした。 前トム平からトムラウシ公園まではガスったら道迷いに注意です。 基本的に良く歩かれた道で登山道自体に危険はありませんが、ヒグマの目撃証言もあるため鈴を鳴らすなど対策が必須でしょう。 南沼~トムラウシ山山頂 特に危険な箇所はありません。 南沼~化雲岳 ロックガーデンなど迷い易いところはマーキングを確認して。 道自体の難易度は高くありません。 化雲岳~天人峡温泉 とにかく長いです。(山頂標識によると11.5km) 第2公園の上あたりから第1公園まで登山道が沢状態になっています。雨天時は注意が必要でしょう。 天人峡温泉登山口には登山ポストがあります。 |
写真
感想
一泊二日でトムラウシ温泉から天人峡温泉への縦走を計画するが、久しぶりのテン泊装備一式を背負ってどれだけ歩けるか悩みつつ、南沼キャンプ指定地で一泊することにした。
8月10日
天候、長距離、ヒザ…たくさんの悩みを抱えつつバスでトムラウシ温泉入り。
天人峡へ抜けるため短縮登山口は諦め源泉近くの登山口を確認して明日に備える。
8月11日
4時前。東大雪荘の玄関を出て身支度を整える。駐車場で短縮登山口へ向かうため準備していた方に同乗をお願いしたところ快く引き受けてくださった。おかげで1時間半のアルバイトを回避でき、気持ち的にかなり余裕を持つことができた。親切な地元の6人パーティーの方々でしたが、大変感謝しています。
そういう訳で、5時に短縮登山口を出発。カムイ天上で朝食休憩。ほどなく泥地獄に突入するのであった。
足元は泥地獄でも頭上は青空が広がり、十勝連山やニペソツ、そして遂にトムラウシ山も眺めることができ、このまま天気が持ってくれるよう祈りつつ歩いていく。
コマドリ沢に降りたところでやっと泥地獄から開放された。
コマドリ沢分岐から小雪渓を詰め、巨岩帯をトラバースし、ひとあえぎしたところで前トム平に到着。時々ガスがかかるトムラウシ山を眺めながら軽く昼食休憩。
巨岩帯を登って行き、尾根を超え、トムラウシ公園が目に飛び込んできた時は言葉も出ないほどの美しさに感動を覚えた。歩いてきてよかった~ヽ(;▽;)ノ
まだまだ可憐な花々も咲き誇り、岩と緑と水が調和した楽園であった。
この素晴らしさは写真では絶対に表現できないよね。
トムラウシ公園から南沼まで最後の登りを詰めていると次第にガスが濃くなり、テン場に着いたころには心なしか霧模様。
急いで今宵の宿を設営し、水を確保した。
と、夜までにはまだたっぷり時間があるので、トムラウシ本峰へピストンをかけることにした。
ガスで全く展望がない山頂で記念撮影をしてテン場へ戻る頃には雨になっていた。
8月12日
静かで快適なテン場だった。
今日は天人峡温泉まで16km超のロングトレール。4時起きで準備を始め、レインウエアを着て5時過ぎにテン場を出発。巻道で北沼分岐へ。ガス時々雨のウエットコンディションだが、それはそれで雰囲気があって景色を楽しみつつ歩いて行く。ロックガーデンを無事に通過したころからトムラウシへ向かう登山者とすれ違い始める。時間的に皆、ヒサゴ沼泊の人たちであろう。
何組目かのすれ違いで事件が発生した。男二人組の先頭のおっさんが岩場の通過中、どさくさに紛れて連れの胸を揉むという痴漢行為をしたのだ。カムイミンタラと呼ばれているこの山域をなんと心得ているのか。神がこの不埒なおっさんに天罰を与えるであろうことは想像に難くない。10倍返しで!
そんな事件も忘れさせるくらい美しい風景の中道は続いていく。
ヒサゴ沼へ下る鞍部からひと踏ん張りで化雲岳に到着したが、スローペースを雨とガスが追い討ちをかけ、予定よりかなり遅れて11時であった。(汗
少し腹ごしらえしたのち、天人峡温泉までの長い長い下りにかかる。
何度かアップダウンを繰り返しポン沼を通過。第二公園上の見晴らしの良いところで休憩。ゴールは遥か彼方。雨とガスでカメラの調子が悪くなりザックに仕舞う。
長い沢下りの末第一公園の木道が現れたときはホッとした。
ここから虫の襲来に苦しめられながら(連れはヒザの痛みにも)下っていく。
天人峡へ急降下する地点でヘッドライトを点灯。
すっかり闇に包まれたつづら折れを数えつつゴールにたどり着いたのは19時であった。
重いリュックと長距離にも関わらず、ヒザ痛の兆しもなく歩き通せたのは標茶の薬局で買ったグルコサミンのお陰か?
何はともあれ無事に帰還できたことに感謝。
そして、またしても北海道の素晴らしい自然に感動の連続の旅であった。
こんにちは。
こちらへのコメントありがとうございました。
あの時あの場所でお話した方と、ここでまたこうして繋がることが出来るなんて嬉しいですね。
ロングコースの上に天気も悪かったので、無事に天人峡に降りれたのか心配していました。
無事に降りれたようでなによりです。でも暗くなってからの下山は大変だったことと思います。
トムラウシ〜化雲岳の道はとっても気持ちいい道です。
晴れていたら最高だったと思うのですが。
それにしてもすれ違いざまに女性の胸を揉むなんて、信じられない行為です!
山の中でそんなことをする人がいるとは残念でなりません。
山の中での犯罪行為は立証も難しいでしょうし、だからこそ人の良心を信じるしかないのですが。
そんな人間が山に登ってるかと思うと、安心できませんね。
登山中にはよく荷物をデポして登るということもありますが、それも登山者の良心を信じてのこと。
盗まれる心配があったらそんなこともできませんしね。
そんなよくない思い出のせいで、大雪山によくない印象を持たれなければよいのですが。。。
これに懲りずにまた大雪山に来て欲しいと思います。
とってもいい山なので。
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