爺ヶ岳・鹿島槍ヶ岳 〜近く見えるが遠い鹿島槍〜
- GPS
- 52:45
- 距離
- 32.7km
- 登り
- 3,263m
- 下り
- 3,264m
コースタイム
5:15 扇沢
↓
5:30 柏原新道登山口
↓
9:00 種池山荘
↓
10:35 爺ヶ岳(南峰)
↓
11:30 赤岩尾根分岐
↓
11:45 冷池山荘
↓
12:30 遭難碑で引き返す
↓
13:15 冷池山荘
↓
15:50 種池山荘
【8月15日(木)】
4:15 種池山荘
↓
6:20 冷池山荘
↓
7:40 布引岳 [2683m]
↓
8:30 鹿島槍ヶ岳(南峰)[2889m]
↓
9:30 鹿島槍ヶ岳(北峰)[2842m]
↓
10:35 鹿島槍ヶ岳(南峰)
↓
11:25 布引岳
↓
12:20 冷池山荘
↓
14:50 種池山荘
【8月16日(金)】
7:20 種池山荘
↓
9:25 柏原新道登山口
↓
9:45 扇沢
天候 | 8/14 晴れ 8/15 晴れ(夜は雷雨) 8/16 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
無料駐車場が満車だったので有料駐車場を利用(\1,000/日) ※混雑する駐車場での幕営は自粛していただきたい |
コース状況/ 危険箇所等 |
◆危険個所 鹿島槍ヶ岳の吊尾根(特に南峰からの下り) ◆登山届 柏原新道登山口の仮設テントで記入 ◆温泉 薬師の湯 |
写真
感想
夏休み最後は、後立山連峰の盟主、鹿島槍ヶ岳を扇沢から登る。
夏休み登山1…白峰三山
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-334498.html
夏休み登山2…飛騨沢から槍ヶ岳→双六岳
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-334725.html
夏休み登山3…薬師岳
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-334990.html
※上記3山行は日程が過去扱いのため、「最近の山行」には表示されないようで、なかなか読んでもらえない。良い写真が撮れているので、気が向いたら読んでもらいたいと思う。
◆8月14日(水)
午前5時。扇沢の駐車場から柏原新道登山口まで車道を歩く。早朝なので交通量は少ないが、駐車場は満車に近い。ほとんどは立山への観光客だろう。
柏原新道登山口のテントで登山届を提出。
登山道はよく整備されていて、危険個所はほとんどない。だが油断は禁物。頭上の枝に頭を強打してしまった。その時は気付かなかったが出血していたようで、かさぶたになっていた。
9時過ぎには種池山荘に到着。時間が早いので、鹿島槍ヶ岳まで行けるのではと思い、テント設置して出発。思えば無茶な考えだった。
爺ヶ岳からの剱岳、立山はまさに威風堂々。冷池山荘までは良かったが、そこから先は気温上昇により厳しい山行となる。体力、時間ともに登頂は難しいと判断して引き返す。爺ヶ岳までにしておけばよかった。
種池山荘に戻り、生ビールで水分補給。
テント場は満杯。張ったテントを90度回転させて、隣にソロテントが張れる程度のスペースを確保。夕方にはそのスペースが活用されることになった。さらに樹木脇のツェルトが張れる程度のスペースにソロテントが立つ。わずかな空間を利用する単独行者のテント設営術は見習うところが多い。
明日は早く出発したいので、19時に就寝。
◆8月15日(木)
前日と同じ道を歩いて鹿島槍ヶ岳を目指す。爺ヶ岳は南峰、中峰とも巻いて最短ルートを選択。なにしろ鹿島槍は遠い。
冷池山荘で水を補給する。途中に水場がないため、ここでの補給は必須だ。
前日に引き返した遭難碑を超えるころには気温もかなり高くて暑い。布引岳の頂上からは鹿島槍南峰が目の前に見える。同時に北峰が南峰から遠いことも分かる。
岩礫の斜面を登り、鹿島槍ヶ岳南峰に登頂。写真撮影する登山者は多いが、北峰に向かう登山者は少ないように思えた。双耳峰は両耳に登ってこそ登頂だと思うのだが…。我々と同時刻に北峰に向かったのはわずか2名。両者ともキレット小屋泊まりとのこと。八峰キレットを越えて五竜岳に向かう勇者だ。
北峰に登頂後、吊尾根で昼食を済ませる。まだ行程の半分。無事にテントに戻るまでが登山だ。
南峰に再び登り、布引岳、冷池山荘、爺ヶ岳を経て種池山荘へ。爺ヶ岳南峰のハイマツ帯でライチョウに出会うことができ、北アルプス山行のライチョウ遭遇率100%は継続された。鹿島槍ヶ岳登頂を記念して生ビールで乾杯♪
テント場はこの日も満杯。夜には雷雨予報だったので18時過ぎには就寝。
だが、この日のテント場は雷雨だけでなく、近くの大学生集団と関西人の口論も発生。大学生集団の話し声が気に障ったのか?まだ20時だけど。
関西人「謝って済む問題じゃない!」(関西弁で)
大学生「じゃあ殴られればいいんですか?」
なんにせようるさいので、耳栓を装着して再び寝ることにした。テント泊は何度もしているが、このような争いには初めて遭遇した。
◆8月16日(金)
下山の日。のんびり起床して朝食を済ませ、結露したテントを撤収。2日間お世話になったテント場ともお別れだ。
下りの柏原新道も快適。問題は扇沢までの車道の登り。アスファルトは重装備の登山者には過酷だ。我々はこれを「ヤレヤレ坂」と名付けた。ヤレヤレ峠のパクリであることは言うまでもないだろう。
【反省】
初日の鹿島槍登頂計画には無理があった。引き返して正解。
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