中ノ岳・越後駒ケ岳(野中〜十字峡〜日向山〜中ノ岳〜越後駒ケ岳〜道行山〜石抱橋)
- GPS
- --:--
- 距離
- 30.8km
- 登り
- 2,501m
- 下り
- 1,914m
コースタイム
- 山行
- 8:20
- 休憩
- 1:10
- 合計
- 9:30
過去天気図(気象庁) | 2021年07月の天気図 |
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アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
大宮〜六日町(大宮〜越後湯沢自由席込)\6,050 六日町〜五十沢小学校(南越後観光バス)\300 白光岩〜浦佐駅(南越後観光バス)\1,100 浦佐〜大宮(浦佐〜大宮指定席込)\6,580 大宮〜橋本\940 |
写真
感想
百名山95座目にして本州最後です。前から行きたかったけど何度も直前変更を余儀なくされた越後駒。天気とか日程とか厳しいですよね。
理想は三山駆けですが、八海山〜中ノ岳はかなり危なそうなのでやめました。そのためすんなり十字峡から北への縦走になったのですが、問題はどこで泊まるか。朝一で自宅を出て、野中行の始バスに乗ることはおそらくできます。しかし十字峡着が11時近くになりそうで、その日のうちに中ノ岳まで行けるのか不安が残ります。もう一つは1日目に十字峡センターに泊まって、次の日は駒の小屋まで行ってしまう案。しかし調べると十字峡センターに水場がないらしい。それでは意味がない。そこで考えたのが、野中の手前にある民宿に前泊して、次の日早朝に出て可能なら駒の小屋まで行ってしまう案。前泊の宿は理想は畔地温泉だったんですけど、調べた限りあまり安い部屋がなかったので、さらに手前のさくり温泉(素泊3900円)にしました。
金曜日は午前中勤務し、昼過ぎに帰宅してから出発。橋本じゃなくても良かったんですが、慣れで橋本に車を置きました。越後湯沢まで新幹線、そこからほくほく線に乗り換え。六日町で食料買い出し、19時過ぎのバス(土日祝運休)に乗ります。で、バスに乗ったら思い出した。ガスヘッドはあるけどカートリッジがない。まあ仕方ない。一応行動食はあるし。
そんなことを考えてたらバスは五十沢小学校へ。さくり温泉は少し戻った方向にあります。といっても迷って最終的に地図アプリに頼りましたが。
お風呂は良く、安く泊まれるのはありがたいところでした。
さて、翌朝は明るくなるのを待って出発。最初は車道歩き。すいすい歩いていきますが、これものちに効きます。野中バス停を過ぎ、ダム直下の分岐で地図は左岸側にルートを付けていますが、どうやら右岸の方が短いので今日はそちらから。結果間違ってはなかったと思います。ジグザグに登ってダム上にでて、あとは湖岸をひたすら。意外と早く建物が見えて、「お食事処」とか書いてあるのでたまげますが、休憩所とトイレのみで現在売店営業はありません。
ガイドブック等でおなじみ、ほこらの横の階段からスタート。最初きついのは想像どおり。水場までは頑張ろうと歩いていたら二合についてしまいました。60分ほどで標高500m上がったのは良いのですが、ここで体力をかなり使ってしまった感じ。しかも普通ここまで上がればそれなりに楽になりますがここはそれほど甘くはなく、三合・四合とほぼ同じ登りが続いてかなり体力もやばいことになりました。日向山で目指す中ノ岳が眼前に、また少し先に雪渓があって体を冷やせましたが、七合からはまたとにかく緩まない登り。各駅停車のように休憩を取りながら昼過ぎまで頑張ってやっと池の段で縦走路に合流。そこから一頑張りで中ノ岳。さすがの展望です。そして駒ケ岳の姿も初お目見え。
とても駒ケ岳まで行ける状況でなく、避難小屋で長休止。早めに場所とっておいて幸いなことに、この日は10人以上泊まられて盛況でした。ガス使って何か作る元気もない感じで、ある行動食口に入れたらあとは寝るだけ。暑いのもあったのでしょうが、本当にきつかった。ここにきて急登ベスト5が入れ替わったかもしれないと思いました。
夜はすっかり涼しくなり、満天の星に天の川。久しぶりに良い夜でした。
翌日。銀山平11:52のバスに乗るため少しでも早く出ようと、出発は4時少し前。思ったより道が荒れてて大変でした。草が道を覆ってしまっている感じ。ただ後ろを振り返るとそうでもない感じで、実は北から南派が多いんでしょうか。体力的には昨日とは比べ物にならないほど軽い感じで駒ケ岳山頂。そして駒の小屋は小屋の目の前に水がたくさん出てて冷たくて最高でした。
駒の小屋から百草の池まで一気に下り、あとは軽いアップダウンを繰り返し道行山。ここから銀山平へ直接降りる道を行きます。それなりに急な下りもありましたが、おおむねわかりやすい道で順調に行っていたら最後にはまりました。突然目の前が小沢になって、常識的に考えて対岸へ行くんだろうと思ったんですがどこが道かわからない。そこから選んだ道は「沢を下っていけばどこかで林道とかに出会えるだろう」というもので、やってみたら大失敗。ルートを拡大していただければおもいっきり外れたのが分かります。暑いから濡れても気にならないのだけが救いで、倒木ひしめくなか必死で下ったら運よく橋を見つけられましたが、人生3度目くらいでしょうか、遭難しかけと言わざるを得ない状況でした。
それでも林道でたら欲が出て必死で歩きます。本当はひたすら川沿いのはずが、いつのまにか一本上の道になってしまっていて、また焦りましたが11:30に石抱橋。白光岩まで行けば間に合うとさらに歩きます。何とか5分前についたけど今度はバス停が分からなくてうろたえていたらそこにバスがきちゃいました。また必死で手を振ってアピールしたら、運転手さんがあっちで待ってろと手で合図。銀山平へ行って、戻ってきたときに乗せてくれました。
いろいろあったけど一言で表せば良かったということになるでしょう。しかし道失いは・・・何が正解だったんだろう。
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