北岳（北岳山荘テント泊）

2021年07月17日(土) ~ 2021年07月18日(日)

• GPS: 14:50
• 距離: 12.2km
• 登り: 1,841m
• 下り: 1,810m

コースタイム

1日目

• 山行: 6:54
• 休憩: 0:32
• 合計: 7:26

距離 5.7km 登り 1,528m 下り 156m

6:37 広河原インフォメーションセンター
6:39 6:40 広河原・吊り橋分岐
6:44 6:46 広河原山荘
7:06 7:08 白根御池分岐
9:03 9:15 大樺沢二俣
12:20 12:29 八本歯のコル
13:11 13:17 吊尾根・北岳山荘トラバース道分岐
13:41 トラバースルート分岐
14:03 北岳山荘

2日目

• 山行: 5:54
• 休憩: 0:53
• 合計: 6:47

距離 6.5km 登り 320m 下り 1,686m

5:46 北岳山荘
6:23 6:26 トラバースルート分岐
6:57 7:03 吊尾根分岐
7:42 7:52 北岳
8:10 8:17 両俣分岐
8:24 8:31 北岳肩ノ小屋
8:59 9:06 小太郎尾根分岐
9:15 9:16 草すべり分岐
10:30 10:39 白根御池小屋
12:11 12:13 白根御池分岐
12:26 12:27 広河原山荘
12:32 広河原インフォメーションセンター
12:33 ゴール地点

天候

梅雨明け快晴！夏山なのに午後も雲が湧くことなくクリアーな視界が続きました。星空も素晴らしかった。2日目は見渡す限りの大展望。

アクセス

利用交通機関：

バス 自家用車

芦安Pに駐車。前日は比較的早い時間に来れたのでバス乗り場目の前の駐車場に停めることが出来ました。芦安〜広河原は朝イチのバス(1250円）、帰りは人数が集まると乗り合いタクシーが出ます（1300円）。あまり待たずに乗れた。この日は人が多かったけど、やはり以前より入山者は少なめかな。

コース状況／危険箇所等

昨年はお休みしていた南アルプスですが、階段や架橋の修繕など登山道の整備はとても行き届いてます（ありがとうございます）。
約1年ぶりのテント装備は辛かった。南アルプスの最高峰はやはり標高差あるので疲労困憊でした。体力の無さを痛感、コースタイムを要したのは仕方ないけど、初日に往復するつもりだった間ノ岳も疲れて諦めました。この両日は気温高く少し熱中症ギミだったのかな、行きも帰りも大量の水を消費しました。水は北岳山荘と白根御池で調達できます。
◆広河原〜二俣〜八本歯コル
二俣までは地味に標高を上げる。二俣から先は雪渓が小さくなっており夏道を歩きました（アイゼン不要）。八本歯の階段は一気に標高を上げるのは良いけど疲れてきた頃なので踏み外さないように注意。
◆トラバース道
もしかするとまだ残っているかな？と思ってキタダケソウを探したけど白い花はハクサンイチゲしか見つかりませんでした。それでも百花繚乱の登山道なのでキョロキョロしながらゆっくりと進む。一部に切れ落ちている箇所あるので高山植物に気をとられないように注意。
◆北岳山荘テント泊
今年は予約制です。梅雨明けの天気サイコーな日で良かった。テント張ったら疲れたのでしばらく昼寝。午後もガスることなくず〜と展望よかったので稜線でノンビリと贅沢な時間を楽しみました。さわやかな風が吹き抜ける3000m級の稜線は居心地がよく、猛暑の下界に降りたくなかった。
◆北岳山荘〜北岳〜肩の小屋
昨日の疲れで北岳への登り返しが大変でしたが、大展望が味方してくれました。この時期の北岳周辺は花が多くて楽しませてくれます。山頂は見渡す限りどこまでも見える大展望。南ア、富士山、北ア、中央、八ヶ岳、関東の山々など山の名前がわからないほど全て見えた。肩の小屋へは甲斐駒,仙丈を正面に一気に下ります。
◆草すべり、御池〜広河原
だいぶ足に来ており下りは特に危ないので、急降下な草すべりはこまめに休憩しながら進みました。御池が見えてからが長い。白根御池から先は標高が落ちないトラバースが続いてから下るので意外と長い。ザックは重たいし疲れて足元が怪しいので急がず歩きました。重たいのはザックではなくてここ最近で増えた体重なんだろうな。

その他周辺情報

大月〜小仏トンネルまで中央道の渋滞につかまりました。約3時間のダラダラ運転、長かった。

写真

7/17 6:43

4年ぶりの北岳、天気最高なので楽しみ。

7/17 7:17

登りは大樺沢経由の涼しい道を選択

7/17 8:58

二俣で大休憩、真っ青な空に北岳が映える。

7/17 9:12

雪渓はかなり小さくなっている。あの鞍部まで登ります。

7/17 9:14

ミヤマハナシノブ、北岳を代表する花の一つ。

7/17 10:19

北岳から豊富な水

7/17 10:23

振り返ると鳳凰山、遠くに八ヶ岳が見えてきた。

7/17 12:03

八本歯の無限階段、もう一歩が出ません。

7/17 12:16

ようやく稜線に乗った！

7/17 12:27

まだまだ階段が続く

7/17 12:31

間ノ岳への大展望、素晴らしい天気に恵まれた。

7/17 12:32

北岳山頂まであと1時間くらいかな。明日も天気良いので今日はトラバースを選択

7/17 12:33

間ノ岳〜農鳥岳の展望。南アルプスは山が大きい。

7/17 13:12

トラバース分岐、花を探しに来たけど少し少ない。

7/17 13:13

さすがに午後になると富士山に雲がかかってきた。

7/17 13:13

トラバース道をキョロキョロしながら花を探す。

7/17 13:19

やはり時期が遅くてキタダケソウは葉っぱしか見つけられなかった。ハクサンイチゲはたくさん咲いてた。

7/17 13:28

斜面いっぱいのシナノキンバイ

7/17 13:45

北岳山荘が見えた。

7/17 14:01

北岳山荘に到着。テント張って本日の行動は終了。

7/17 17:48

午後まで雲が湧くこともなく展望よかった。稜線でノンビリと北岳と対峙。飽きることの無くいつまでも眺めていられる。

7/17 18:54

19時近くなって仙丈ヶ岳の向こう側に日が沈みました。

7/17 18:54

間ノ岳への稜線も夕日に染まる。

7/17 18:55

富士山の雲も取れて、赤く染まりました。

7/17 18:56

北岳のアーベントロート。

7/17 23:36

真夜中に満点の星空。月が沈んだ後に天の川を撮影。重たい機材を担いだ甲斐がありました。

7/17 23:58

間ノ岳にかかる天の川。

7/18 4:23

【2日目】
翌朝、今日も快晴に恵まれました。

7/18 4:29

端正な裾野を引いた富士山。登っている人も多いのかな。

7/18 4:51

北岳稜線の向こう側から朝日が昇りました。

7/18 4:50

北岳と御来光。

7/18 4:53

今回は行かなかった間ノ岳。今度は時間かけて登ろう。

7/18 4:57

テン場に戻って撤収作業開始。

7/18 5:53

ゆっくりと1時間ほどかけて片づけました。稜線に上がると中央アルプスがくっきり。

7/18 5:58

北岳への登り返しは大変そうです。

7/18 6:08

お世話になった北岳山荘を後にします

7/18 6:11

朝の富士山は雲一つありません。

7/18 6:38

北岳に向かう斜面は百花繚乱

7/18 6:48

今日も良い天気、早起きして間ノ岳に行けばよかったかな。

7/18 6:57

八本歯コル分岐から昨日登ってきた方向

7/18 7:15

＃稜線マニア、間ノ岳への3000m級の稜線展望が素晴らしい。毎回ここで足を止めて眺めてます。

7/18 7:19

仙丈ヶ岳よりもだいぶ高いところまで登ってきた。

7/18 7:23

中央アルプスと恵那山までよく見渡せます。

7/18 7:30

山頂の一角まで上り詰めた。

7/18 7:51

北岳山頂に登頂

7/18 7:47

富士山が望める日本で一番高い展望台。

7/18 7:40

仙丈と甲斐駒の先に北アルプスが並ぶ。

7/18 7:40

鳳凰山とその向こうに奥武蔵の山々

7/18 7:47

この三角点は「白根山」、北岳ではないんですね。三等だけど立派な三角点です。

7/18 7:52

甲斐駒の先に八ヶ岳も全部見えている

7/18 7:49

山頂展望は素晴らしいし、下界は猛暑なので降りたくない！

7/18 8:02

でも今日は日曜日、明日は仕事なので下山開始。仙丈と甲斐駒を正面に肩の小屋に向かいます。

7/18 8:03

遠くまでよく見えてます。遠くの山はおそらく日光や尾瀬の山々。

7/18 8:02

中央アルプスが綺麗です。後ろに御嶽山が見えてきた。

7/18 8:07

仙丈ヶ岳が大きく見えている

7/18 8:13

だいぶ降りてきました。

7/18 8:25

肩の小屋で休憩。今度はこちらにテント張ってみよう。

7/18 8:27

肩の小屋から見える富士山

7/18 8:37

休憩後に下山開始、気持ち良いトレイル。

7/18 8:38

北岳を後にします。それにしても素晴らしい天気だった。

7/18 8:43

小太郎山に続く稜線。

7/18 8:43

北沢峠にノンビリ泊まって甲斐駒と仙丈に行きたいけど、今はバスが不通だそうです。

7/18 8:47

鳳凰山と富士山。鳳凰山って稜線が長いですね。

7/18 8:49

少し急角度の登山道、疲れてきたので慎重に。

7/18 8:59

小太郎山分岐まで来ました。開けた稜線もそろそろ終わりです。

7/18 9:07

谷間に広河原の建物が見える。今から下るには絶望的な標高差。

7/18 10:13

草すべりを一時間ほど下ってきて白根御池が見えてきた。

7/18 10:28

白根御池から北岳。

7/18 11:04

その先の樹林帯も長かった。

7/18 12:28

ヘロヘロになりながら吊橋まで戻ってきた。

7/18 12:30

広河原に到着、あの山頂から降りてきました。

撮影機器：

Canon EOS 6D Mark II Canon

感想

skrgitav

梅雨明け快晴の中、北岳に登ってきました。天気が良かったので南アルプスの高い稜線から眺める展望は素晴らしく、南、北、中央アルプスや富士山が美しかった。本当にこんな日に登れてよかった！と思える山行でした。