中倉山 - 体調不良で計画変更するも景色は期待以上だった。


- GPS
- 08:47
- 距離
- 10.1km
- 登り
- 916m
- 下り
- 901m
コースタイム
- 山行
- 5:48
- 休憩
- 2:59
- 合計
- 8:47
天候 | 快晴のち曇り一時雷雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
トイレはありません。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
<石塔尾根> 状況によっては断念すべき危険な尾根です。 ・取り付きは導水管の下辺りです。 ・横場山までは茅などが繁茂する急登でテープも散見しました。前半は防獣柵沿いに進む感じです。 ・横場山の西200mほどにある崩落地帯(約50m)が核心部です。ルートが確立しているのか定かではありませんが、「確実に行ける」ルートを見い出せない限り進むべきではないでしょう。(が、登る場合は戻れば良いが、降りの場合は非常にマズい状況となる。) ・核心部を通過しても、終始ザレと浮石の急登で気が抜けません。 ・ろうそく岩の手前で樹林帯に入ったら尾根筋ではなく、北側の急斜面を登った方がヤブや大岩を避けられます。 |
ファイル |
計画ルート図
(更新時刻:2021/07/20 13:10) |
写真
感想
またまた1ヶ月以上ぶりの山行です。
決してミーハーではないつもりですが、かの有名な孤高のブナを一度は見に行かないとということで、今回は日光市足尾の中倉山です。
計画では沢入山まで足を延ばすつもり(計画ルート図参照)でしたが、寝不足のせいか猛暑のせいか体力不足のせいか年齢のせいか、序盤だけで時間も体力も水も使い過ぎてしまい、ローソク岩に到着した時点で沢入山は諦めたのでした。ログを見ると、取り付きからローソク岩までの5時間弱の内、休憩に100分使ってますからね。
石塔尾根を登りで使ったのが間違いだったのかもしれません。日陰が少ない尾根の急登で背中への直射日光がとにかく厳しかった。意識して水を飲んではいても徐々に体力が奪われ、横場山を過ぎた先で白い壁のようなこれからのルートを目にした時には、「今日は戻った方が良いかも」と気力まで削がれたようでした。火照った身体に鞭打ってローソク岩下の樹林帯に辿り着いた時は、「何とかこれで生き延びられる」と心底安心するほどでした。ある程度回復してローソク岩に着くと、難所を突破したことと明瞭な登山道の安心感からか元気を取り戻し、続行する意欲も沸いてきたのが自分でもうれしかったです。辛いだけの登山はまっぴら御免ですから。
それにしても石塔尾根恐るべしです。何人かのレコは拝見していましたが、それらから受ける印象以上に危険と言うか慎重さが求められるルートだと感じました。そうそう危険と言えば、横場山付近でイノシシ2組4頭に出くわしました。すぐ近く(3m)の草むらから鼻息と同時に飛び出して来た奴もいて慌てて鈴を付けたのですが、その辺にも注意が必要でしょう。ちなみに、鹿の気配は全く感じませんでした。
ローソク岩以降は体力はともかく体調は復活し、変更後の計画通り中倉山から孤高のブナへと順調に進みましたが、ランチしている間に雲が広がってしまったため、素晴らしい稜線と孤高のブナを青空の下で見られなかったことが少し残念ではありました。でもまぁ、それでも一見の価値ある景色であることは間違いないので、途中で諦めないで本当に良かったです。
雷鳴に追い立てられての下山は凄く長く感じました。似たような風景がどこまでも続く九十九折れの登山道は、登りでは体力勝負だけでなくメンタルもやられそうです。尾根を外す辺りからはついに雨が落ちてきました。尾根を外しているので落雷は大丈夫だとは思いましたが、それでも山中での雷は苦手です。もし沢入山まで無理して行って稜線上で雷だったらと思うとゾッとします。とにかく急いで下山し、登山口に着いてからザックカバーをしましたが既にだいぶ濡れていました。(カッパは暑くて無理。)
20分後、雨は降り続いているものの雷鳴は遠ざかっているので林道を歩き出したところ、10分ほどで雨は止み空も明るくなってきました。銅親水公園まで、途中の林道を横断する沢水で汗を流したり、当初計画の下山地点を確認したり、何人かが実践している銅親水公園と林道をショートカットする渡渉地点を見定めたりして約1時間、どうなることやらと反省も必要そうな山行でしたが、それでも達成感一杯で無事終了したのでした。やれやれ。。。
ここ数日は日本全国どこでも山行には厳しいぐらいの灼熱の日々ですよね。登りでの体調不良も軽い熱中症だったのではないですか?
それにしてもきれいな稜線ですね。孤高のブナもローソク岩も(展望地点でのカラ元気も
秋になって涼しくなったら行ってみようかなぁ
私も熱中症を心配しました。
なったことが無いので、突然意識がなくなったりするのかなぁとか不安で、木陰での休憩は十分過ぎるほど取りました。暑さには強いなどと強がっても歳には勝てないんでしょう。
石塔尾根の崩落エリアは、距離は短いですが本当にヤバいですよ。スキルの問題ではありません。濡れている時は絶対にやめた方がいいですが、乾いていればチェンスパは有効そうです。その先の急峻な岩尾根も脆くて神経使いますよ。足元はザレと言うよりガレですね。積もっているしチェンスパはダメでしょう。
しかし今回は暑さのせいもあったでしょうが、ずいぶん衰えたもんだなぁとつくづく思いました。ただまぁ所詮道楽ですからそれを受け入れて、衰えたなりに楽しめる山歩きを続けたいと思います。
mame302さんも、ガンガン行けるのはあと2〜3年かもしれませんよ。
明日は久しぶりに中津川方面に行ってみまーす👍
レコを楽しみにしていますが、雷雨にもご注意を!
水分をそれなりに摂取していても、日当たりが続くと熱中症の危険があるようですね。まだなったことがないので、わかりませんが、歩く気力が落ちて来たら日陰で休憩するのが良さそうですね。参考になりました。
年齢もあると思いますが、間が空くとやはり筋力が落ちますよね。緊急事態宣言中の山行自粛が響いて、未だに本調子にならないhikeでした。
しばらくコメントを書いてなかったら、いつの間にかコメントのタイトル欄がなくなったのですね。
当日は風が弱かったし、時間的に日差しがまともに背中を直撃していて、本当に辛かったです。こういう日は水だけでなく、何か冷たいもの(アイスノン?)があると良いでしょう。保冷バッグにアクエリアス氷を持っていったのは正解でした。近年の暑さは尋常じゃないですからね。
確かに筋力もあるでしょうね。3日が過ぎた今日は少し良くなりましたが、昨日は筋肉痛でまともに歩けない状態でした。それと、不思議なことに当日の夜、布団に入ってからスネが攣りました。フクラハギではなく、しかも夜になってとは自分でもビックリです。
まぁ山は逃げませんから(歳は取りますけど)、暑さが落ち着いたら再開すればいいんじゃないですか?
> いつの間にかコメントのタイトル欄が〜
変更はこれだけじゃないようです。便利になるなら歓迎するのですが・・・
お疲れさまでした😊
横場山からのルートは灼熱の登山道だったでしょ…💦今時期の中倉山はかなり暑いイメージしかありません。熱中症にならなくて良かった👍
しかしメジャーになった中倉山ですが、景色は素晴らしいですよね♪
またの機会に…皇海山挑戦してみてはどうでしょうか?松木川からの皇海山素晴らしいルートだと思います😊
ではでは…m(_ _)m
> 皇海山挑戦してみてはどうでしょうか?
遭難させようとしてます?
一応、皆さんのレコを見てみましたが、とても私に日帰りは無理です。
テン泊はダメだし、小屋泊も好きじゃないし・・・
はい。景色はいいですねぇ。でも正直に言うと裏那須の次かな。
ただまぁ、どっちも私には標高が高くて(ソコまでが遠くて)・・・。ロープウェイか何かでヒョイと稜線まで上がれればいいんですけどねぇ。
コメントありがとうございました。
超遅コメで失礼します。
久しくレコが上がっていなかったので、
もしや
と思っていましたが、お元気そうで何よりです
中倉山は何年か前に行った覚えがありますが
(もちろん、もっと安全なコースです
銅山の影響もあってか崩壊箇所が多かった記憶があります。
孤高のブナも不思議な雰囲気を醸し出してますよね。
今更ですが、真夏の過酷な登山、お疲れさまでした
こちらこそ、お久しぶりです。
天候とかもありますが、正直今年は何となく気分が乗らない感じです。
まぁ無理に行く必要もないので、「気が向いたら行こう」くらいの気持ちでいます。
中倉山は稜線に出れば爽快なんですが、どのルートでもソコまでが結構大変でねぇ。。。
結局、お互い沢入山は断念しましたが、全然いいんです。
> 久しくレコが上がっていなかったので、もしや
どういう意味なのか考えちゃいました。
実際にヤマレコでも、遭難してレコがパッタリということがあるので、冗談とばかりも言えませんが、まだまだ歳相応に楽しむつもりでいます。
コメントありがとうございました〜。
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