記録ID: 336316
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無雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍
錫杖岳 やっと宿題ひとつ片付けました♪
2013年08月20日(火) [日帰り]
- GPS
- 09:10
- 距離
- 6.2km
- 登り
- 1,181m
- 下り
- 1,170m
コースタイム
06:10笠ヶ岳登山口
06:50クリヤ谷渡渉点
08:10岩屋
10:20錫杖岳山頂11:20
13:30岩屋
14:35クリヤ谷渡渉点
15:20登山口
06:50クリヤ谷渡渉点
08:10岩屋
10:20錫杖岳山頂11:20
13:30岩屋
14:35クリヤ谷渡渉点
15:20登山口
天候 | 曇り後雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
国道158号線で新穂高温泉を目指します 槍見館前を過ぎるとすぐ左側に笠ヶ岳登山口の登山ポストがあり 登山ポストを通り過ぎると、道路の終点が広場になっていて駐車可能です |
コース状況/ 危険箇所等 |
クリヤ谷渡渉点は、雨が降っていない為か水量が少なめで渡渉が楽でした 川幅が広く、水量が増えると靴を濡らさずに渡るのが大変かと思います 渡渉点を過ぎて約一時間で左側に錫杖岳への踏み跡入口 ピンクテープが木の枝に下がっています ここから先は登山道ではなく踏み跡です 分岐から数分下ると「錫杖沢出合」で、目の前の錫杖沢を詰めて行きます 木の枝のテープを目印に右側の樹林帯に入りしばらく沢に沿って登ります 左側の木の枝のテープが見えたら(直進するとクライマー用の道で岩壁)、 錫杖沢に下りると目の前に雨がしのげる岩屋があります 沢には薄くなったペンキの赤丸や、樹林帯に迂回するテープが木の枝に付いています 水の涸れかかった急な岩場辺りから赤ペンキを見失いましたが、 稜線に向かって左よりに藪漕ぎをして直登気味の笹に覆われた踏み跡を発見し 「大木場ノ辻」分岐付近の稜線に出ました 稜線からは踏み跡がはっきりわかり、 岩峰を右に見ながらトラバースを繰り返します 崩壊の進んでいるザレ場の通過が一箇所あります、ご注意ください 背の低い松やシャクナゲの樹林帯を急登し山頂です ピッケルの刺さっている山頂から、もう一つ北の岩峰まで行ってみましたが 標識らしいものはなく、先に進めるような踏み跡も見つけられませんでした 下りは藪が踏み跡を覆っている為、踏み跡を見失いやすく要注意です 錫杖沢の下りは濡れた石が滑りますので、雨天時などくれぐれもご注意ください |
写真
撮影機器:
感想
夏休みを過ごす子どもたちを見ていると、学校とは遥かに遠ざかった今も
何故か宿題が気になります(強迫観念に取りつかれているのでしょうか?)
錫杖岳は笠ヶ岳から眺めて以来、宿題のように頭の片隅にこびりついておりました。
けれども、そう簡単に登れる山ではないことも承知、道に迷う可能性もあり、
今回はまたまた(物好きな?)三人で錫杖岳を目指して出かけることに。
晴れていれば、穂高を始めとした北アルプスの山々が望める
素晴らしい大展望の山頂とのことで、お薦めですが、登山道はありません。
やっと実現した今回、全く視界がなく、なんとも残念でしたが、
どうやら道にも迷わず(記録を拝見すると道迷いもかなりあり)、
恐れていた雨の降り出し(濡れて滑る岩は下山が怖いです)を辛うじてまぬかれ
激登り、激下りの沢の登下降、藪道のトラバースをクリヤ!
悪天候をうまく逃げて、やり残した宿題をやっと一つ片付けられ
ほっとしています。
CL始め同行の方の健脚にはいつも頭が下がりっぱなしです。
山にかける情熱の並々ならない皆様との幸運な出会いがなければ、
「錫杖岳」という登山道のない難しい山への到達は有り得なかったと思います。
立ちはだかる岩場に、幾度となく自分の気持ちが萎えそうになりましたが
平然と突き進む皆様の脊中を無我夢中で追ううちに
山頂に辿り着き、写真で見たあのピッケルと対面しておりました。
改めて、お礼を申し上げます。有難うございました。
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コメント
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錫杖岳お疲れ様でございました。
こういう記録を見ると、行きたくなりますね。
突き刺さるピッケル、写真で初めて見た時から私も、そこはかとなく気になっています。
クリヤ谷の渡渉地点の写真とかを拝見していると、自分が通ったところが、どういうところだったのかが、わかって面白いものです。
正直なところ、笠ヶ岳より錫杖岳のほうが好みかもしれません。
でも怖いなあ。一人では行けそうにないです。
moglessさま コメント有難うございます。
この頃は誘って下さる方々が居るので、以前ならまず行けなかった山に恐々同行させてもらっています
おかげで登山道のない山も踏み跡を手分けして探したり出来ますし、体調の悪い時も励ましていただきながら歩け、本当に安心です
この日通った槍見館や登山道の道すがら、moglessさんが辿った真っ暗闇を想像しておりました
でも、分岐から目印のテープや赤ペンキの印はありますし、稜線への藪に覆われた沢の直登を発見できれば、後は岩峰付近の踏み跡がはっきりしていますから大丈夫かと思います
是非、私共が果たせなかった快晴の日に北アルプスの大パノラマを楽しみにお出かけください
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