【甲信の山旅① 初夏の花咲く櫛形山】池の茶屋林道駐車場〜櫛形山〜裸山〜アヤメ平〜唐松岳〜北岳展望デッキ〜池の茶屋林道駐車場周回

2021年07月22日(木) [日帰り]

• GPS: 05:33
• 距離: 12.3km
• 登り: 694m
• 下り: 700m

コースタイム

日帰り

• 山行: 4:54
• 休憩: 0:35
• 合計: 5:29

距離 12.3km 登り 694m 下り 700m

6:35 池ノ茶屋登山口
7:17 7:17 櫛形山
7:29 7:33 櫛形山
8:12 8:21 裸山
8:39 8:42 アヤメ平
8:44 8:45 アヤメ平避難小屋
8:48 8:57 アヤメ平
8:58 8:58 アヤメ平避難小屋
9:23 9:23 唐松岳
9:44 9:45 アヤメ平
10:28 10:29 裸山のコル
10:59 11:00 もみじ沢
11:23 11:24 休憩所
11:41 11:44 北岳展望デッキ
12:06 池ノ茶屋登山口
12:06 ゴール地点

天候

晴れのち曇多し　気温18〜20℃

アクセス

利用交通機関：

自家用車

コース状況／危険箇所等

■駐車場〜櫛形山〜アヤメ平
　良く整備された登山道
■アヤメ平〜北岳展望デッキ〜駐車場
　良く整備された遊歩道。特に北岳展望デッキ〜駐車場間は重機によって作られた遊歩道なので勾配を最小限にするため大きくジグザグにコースを取っている。ショートカット登山道を別に作って欲しいものだ。

その他周辺情報

■赤石温泉
　露天風呂日帰り入浴\600(70分の時間制限あり。別途\500の帰りに返却される預かり金が必要)
　森の中の手作り露天風呂、湯船は3つ。洗い場も併設されており、シャンプー石鹸あり。
　桂小枝言うところのパラダイス要素満載の混浴露天風呂です。虫が苦手な人や混浴苦手な人はやめておいた方が良いでしょう。
　露天風呂の周囲にあるイスに腰掛けて休憩しつつ、ぬるめの湯(沸かし湯)を楽しむタイプの湯です。

写真

7/22 6:34

登山口の案内図で今日のコースを確認

7/22 6:36

鹿の食害の為、登山道にはほとんど花がない。そんな中、生き残っているシモツケソウ

7/22 6:38

同じくセンジュガンピ

7/22 6:42

ニカワホウキタケ

7/22 6:42

オウレンの実

7/22 6:47

比較的新しいと思われる保護区のお花畑。草花の密度がまだまだ薄い中、キバナノヤマオダマキがあちこちに咲いている。

7/22 6:50

ホタルブクロ

7/22 6:51

終わりかけのイチヤクソウ

7/22 6:52

シモツケソウに止まるホソヒメヒラタアブ

7/22 6:55

キソチドリ？もう終わりかけ

7/22 6:58

南アルプスのパノラマ展望ポイント。甲斐駒から聖岳まで一望できる。
左に間ノ岳、中央に北岳、右手奥にアサヨ峰、甲斐駒ヶ岳

7/22 7:01

ヤブヘビイチゴ

7/22 7:03

オオヤマフスマ

7/22 7:04

保護区を出て又夏の森を行く

7/22 7:05

富士山展望ポイント

7/22 7:11

巨木が続く。恐らく木材に適しないものが残されたのだろう。

7/22 7:16

三等三角点「奥仙重」

7/22 7:24

ここも富士山展望ポイント

7/22 7:29

櫛形山山頂碑はこちらのピークにある。

7/22 7:32

ここからの富士山はカラマツの額縁付きで素敵です

7/22 7:47

バラボタン平はちょっと開けた休憩ポイント

7/22 7:52

原生林

7/22 7:54

絶滅危惧IB類のアオバヒョウタンボク(スルガヒョウタンボク)が保護されている。

7/22 7:59

カラマツの巨木

7/22 8:08

ゲートをくぐり裸山のアヤメ群生地へ

7/22 8:11

保護区にはシモツケソウが盛り

7/22 8:12

保護区の内外で植生が如何に変化するのかがよく分かる

7/22 8:14

キリンソウにセミの抜け殻

7/22 8:15

この辺りがアヤメ群生地として最も復活しているようだ

7/22 8:18

裸山山頂は白根三山の展望台

7/22 8:19

ノイバラ

7/22 8:21

コウリンカ

7/22 8:25

サルオガセの森

7/22 8:38

マルバタケブキ

7/22 8:40

クガイソウ

7/22 8:44

あやめ平避難小屋

7/22 8:45

整頓されています

7/22 8:46

アヤメ平ではもはやアヤメは少数派

7/22 8:48

グンナイフウロ

7/22 8:49

チダケサシ

7/22 8:49

センジュガンピ小群落

7/22 8:52

ここは植物にとっての天国と地獄の門

7/22 8:54

ミヤマタムラソウ？ナツノタムラソウ？

7/22 8:59

マルバタケブキ

7/22 9:02

オヤマボクチはもう少しです

7/22 9:13

ちょっと外れて唐松岳へ。この道も材になり得なかったカラマツの巨木があちこちに。

7/22 9:18

唐松岳山頂、展望はないが、鹿の食害によって明るい森となっている

7/22 9:22

唐松岳のマザーツリー

7/22 9:24

芦安への分岐ポイント

7/22 9:44

アヤメの時期には少し遅かったこともあるが、ここも今後アヤメが優先種になることはないような気がする。

7/22 9:48

名残のテガタチドリ

7/22 9:50

シシウド

7/22 9:51

ん？シナノキンバイ？

7/22 9:52

ヤナギラン咲き始め

7/22 9:54

名残のアヤメ

7/22 9:54

カワラナデシコ

7/22 9:54

マツムシソウ、もうスタンバイ

7/22 9:59

まるでサルオガセの木

7/22 10:28

モミジ谷を経て裸山のコル。気温19度曇り風微風

7/22 10:38

ギンリョウソウ

7/22 11:15

タニギキョウ

7/22 11:22

かつては好展望だったろうが、植林地のカラマツも大きくなり、わざわざ登って来る価値のない展望無しの休憩所

7/22 11:29

存在感あるバイケイソウ。鹿に食べられないので、やたら目に付く

7/22 11:31

お前は何処から？

7/22 11:42

北岳展望デッキ。何とか北岳見えてます。

7/22 11:42

左が北岳です

7/22 11:58

重機で作った遊歩道は、無駄なジグザグで500mくらい余分に歩かされる。

7/22 12:05

満車でした。

7/22 12:42

林道上のヤマユリ

7/22 12:58

赤石温泉、受付していざ露天風呂へ。

7/22 16:55

道の駅　花かげの郷まさおか迄やってきた。明治8年建築の元諏訪尋常小学校校舎が移築されている。

7/22 17:48

乾徳山登山口駐車場着

7/22 17:51

隣の乾徳公園にトイレあり。ついでにちょっと散策。この徳和集落の神輿が展示されていた。

撮影機器：

iPhone 11 Pro Apple

感想

クワッチ

4連休は、本来なら残雪と花のベストシーズン、北アルプス辺りに篭りたかったが、コロナ対応でテント場予約必要は面倒だし、体力も落ちているしとあれこれ思案し、結局、未踏の山に日帰り登山で計画を組む。

1日目は櫛形山へ。かつて、アヤメの季節に登りたいと思っていた山だったが、鹿の食害でアヤメが激減したと言うニュースを聞き、すっかり忘れてた山だ。
しかし、ヤマレコで保護策が功を奏し復活しつつあると言うレコを良く見るようになった。アヤメの時期には少し遅いが、様子を見てみようと思い出かけた。

コースは最も楽な池の茶屋登山口からの周回コースを選択する。久しぶりのハイクとなり、体力に自信がないのだ😅(後から振り返ると初日に無理せず、この選択は体慣らしに程よく正解だった。)

アヤメ平のアヤメは少数派となっており、他の植物が幅を利かせていた。恐らく写真で見た以前のようなアヤメの群生地には復活しないのではないだろうか。2箇所ある保護区の中では裸山の保護区の方がアヤメは多かったように思う。だが、保護区の中は初夏から夏へと変化する花々が咲き、花好きにはこの上なく楽しいコースだ。

大半が樹林帯のコースではあるが、展望ポイントでは、北は甲斐駒から南は聖迄南アルプスが一望できるポイントや富士山を眺めるポイントがあり、展望がきく日に歩けば、手軽に花と展望を楽しめる実にお得な山という印象だ。

もう少し歳を重ねたらアヤメ平を再訪し、再確認してみたいと思う。