【日本百名山 No.39】雲ノ平・鷲羽岳 ~折立から新穂高までカメラぶっ壊れ道中


- GPS
- 23:20
- 距離
- 39.8km
- 登り
- 2,895m
- 下り
- 3,162m
コースタイム
- 山行
- 5:42
- 休憩
- 0:39
- 合計
- 6:21
- 山行
- 6:26
- 休憩
- 1:32
- 合計
- 7:58
- 山行
- 7:43
- 休憩
- 1:04
- 合計
- 8:47
天候 | 一日目 曇りのち夕立 二日目 快晴のちガスのち夕立 三日目 快晴のち曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
帰路 新穂高から高山までバス、その後JR ちなみに高山線豪雨で遅延し,最終の新幹線にかろうじて間に合う。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
全般に渡り、大変よく整備されており、山小屋の皆様には改めて頭が下がる思いである。 但し、薬師沢小屋から雲ノ平までの登りは、それはもう大変。個人的には、絶対に下りで使いたくないルート。ヘルメットもっていかなかったことを後悔した。 |
写真
装備
MYアイテム |
重量:-kg
![]() |
---|---|
個人装備 |
長袖シャツ
ソフトシェル
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
靴
ザック
昼ご飯
非常食
飲料
コンパス
ヘッドランプ
ガイド地図(ブック)
ファーストエイドキット
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ツェルト
カメラ
トレッキングポール
チェーンスパイク
|
感想
某運動会関連四連休。ヤキユウの公式戦も止まるこの時ヤマに行かない理由とかないじゃんと,早めに小屋を予約。当初は雲ノ平から水晶小屋→野口五郎小屋と裏銀座を歩くつもりだったが,どっちも予約できず,三ツ俣山荘から笠ヶ岳山荘に抜けようとプランニング。これで鷲羽,笠と百名山二座ゲット,なんなら水晶も行っとく?と舐めてかかり返り討ちに会う。
折立までのバスは満員。有料道路に入ってしばらくして,後ろから救急車が抜いていく。すわ,山岳事故かと車内の空気が一挙に緊迫したが,しばらく進んだところで軽自動車が横転してた。大事なかったかねえ。
折立は初めてで,どんなとこかとワクテカしてたんだが,自販機とトイレしかない登山口で拍子抜けした。整えて出発。最初は急登だとあちこちに書いてあったので覚悟して望んだが,思ったほどじゃなかった。三角点を越えた辺りからはとても整備された道になり大勢の登山者と抜きつ抜かれつしながら歩く。
太郎平にはコースタイムより早めに到着。だがしかしここでトラブル発生。一眼レフのシャッターが切れなくなった。縦走初日の午前の段階で,カメラとレンズは,ザックの中で約1.6kgの文鎮と化して余生を過ごすこととなる。
暗鬱たる気持ちで太郎ラーメンをすすって,薬師沢を目指す。人,めっきり減る。すれ違う人が時々いるくらい。だんだん雲行きが怪しくなる中,小屋に到着。ほどなく土砂降りの夕立とあいなった。やはり北アルプスは怖いところである。夕食をすませ早めに床に入るがなかなか寝付けなかった。
翌朝5時に朝食を頂き出発。この小屋は沢屋さんとか渓流釣りの方々がいらっしゃって,独特の雰囲気があった。また機会があれば訪れたいとか言う考えは,だがしかし雲ノ平への急登で粉々に砕かれる。いやはや,ワタクシの拙い登山歴の中でも,あれ程の難コースはなかったと思う。下りでは絶対使いたくない。
で,ここを登りながら,この行程の最終日で笠新道を下らなくてはならないことが大きな精神的負担となってきた。ピークハントはしたいが,ワタクシの度量に見合ったコース設定なのか,疑問が沸いてきたのだ。加えてカメラ故障の件もある。
というわけで,予定を一日短縮することを決意しつつボロボロになってなんとか雲ノ平に這い上がってみれば,空はドピーカン,何とも素晴らしい光景を堪能することが出来たカメラないけど。
やがて眼前に水晶岳と鷲羽岳が現れ,両方行っとく?とか思ったけどワリモ分岐の辺りまで来たらとてもそんなゆとりはなく,フラフラになりながら山の棒ラーメンをすする。そのまま鷲羽岳方面へ。割物岳山頂付近でルートを間違えかけて,近くにいらっしゃった方に注意される。あのまま進んでたらシンでたはず。ありがとうございました。
登り返しに絶望しながらもなんとか鷲羽岳制覇。3年前,双六小屋から初めて目にして惚れ込んだ山頂にようやく立てた。ただ,山頂はガスが上がってきてて今一つ。降り出す前にと急ぎ目に下山し三ツ俣山荘に辿り着く。着いてほどなくまた夕立。北アはマジ怖いっす。
ストイックな雰囲気のあった薬師沢小屋とは違い,三ツ俣山荘は,登山も人生もトコトン楽しもうぜ的雰囲気に溢れていて・・・ワタクシ的にはちょっと厳しかったかな。でもジヒエ料理のシチュー,サイホンコーヒー,美味でした。
三日目,5時に朝食を済ませ,三俣蓮華岳を目指す。双六までは巻き道を行く人が多かったが,ワタクシは,どうせならと三俣蓮華岳を目指した。起き抜けの身体に厳しい急登を登り切ったところにあった絶景に全てをぶっ飛ばされる。この光景,残りの人生で何回見ることができるんだろうか。
双六岳の稜線ルートは通行不能とのことだったので,そのまま中道ルートを進む。途中,山頂へのルートがあり,ミナサマトライされていたが,新穂高まで降りる体力と時間を考え割愛。後から考えてこれは正解だったと思う。またここに来る理由も残せたし。
快晴の元,双六小屋でネクターを飲み,鏡平でラーメンをすすり,長い下りに泣きそうになりながらわさび小屋でそうめんをすすり,何とか無事下山。終わってみれば,やっぱ最終日に笠新道下山という選択はなかったなあ,とボロボロの身体を抱えて思う。
というわけで,百名山ハント活動としては,低い成果しか残せなかったが,あの山域を肌で感じることができたのは大きな成果だと思う。水晶岳,黒部五郎岳,薬師岳岳,笠ヶ岳,どうやって制覇するかねえ。また地図とにらめっこだねえ。
カメラ,どうするかねえ・・・修理見積とにらめっこかねえ。
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