蓬峠(国道291号(新道)〜蓬新道):まさかの藪こぎで上越国境越え
- GPS
- 09:03
- 距離
- 18.4km
- 登り
- 1,070m
- 下り
- 1,138m
コースタイム
- 山行
- 8:06
- 休憩
- 0:57
- 合計
- 9:03
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
旧国道から蓬峠までの区間は刈払いされていない。他は危険箇所なし。 |
写真
感想
夏の18きっぷ1回目。
ルートの候補はいろいろとあったのですが、新しく購入したトレッキングポールのチェックのため、計画の段階では、一番楽そうなルートを登ることにしました。
当初の予定では、蓬峠から、大源太山を経由して降る予定だったのですが…
【コース状況】
■土合駅〜登山口〜マチガ沢出合
・土合駅では、例の400段超の階段を登ります。
・トイレは、駅舎を出て右側。おそろしくキレイ(洋式・水洗)になっていました。おそらく給水可。
・しばらく舗装道路を歩き、土合橋を渡ってすぐのところに登山口があります。
・マチガ沢出合の休憩所までは、林道歩きと渡渉を繰り返します。特に難所はありません。
■マチガ沢出合〜白樺避難小屋
・マチガ沢出合からは、道が細くなり、本格的な登山道となります。
・基本的に、湯檜曾川右岸の登山道を登っていきます。
・途中、一ノ倉岳から流れる沢の渡渉を何度も繰り返します。渡渉箇所は、難所ではありません。
・途中、何箇所か岩場・崩落地のトラバースがあります。ゆっくり慎重に歩けば、特に難しくはないです。
・JR見張小屋を過ぎる辺りから、湯檜曾川から離れ、蓬峠に向かって標高を上げていきます。
・とはいえ、登山道はつづら折りとなっていて、勾配は比較的緩やかです。
・ひとしきり登り詰めると、白樺避難小屋に到着。
■白樺避難小屋〜蓬峠
・この辺りから、猛烈な眠気で頭がボーッとしてきたため、白樺避難小屋を過ぎた木陰でしばし休憩。
・ただ、標高がそこまで高くないため、動きを止めるとすぐに大きな羽音を立てた虫(アブ?ハチ?)が寄ってくるため、ゆっくり休憩もしていられません。
・その後、蓬峠を目指して登りを再開したのですが、それまで以上に登山道は細くなります。
・しかも、コロナの影響か、刈払いがされておらず、かろうじて踏み跡が見える程度の藪こぎ状態となります。
・蓬峠までは、基本的に山腹を巻くルートのため、右側が切れ落ちており、トレッキングポールで足元を探りながら、慎重に歩かざるを得ません。
・当然、トレッキングポールが生い茂った草にひっかかって、歩きにくいです。
・幸い、所々で沢を渡渉するた、涼みながら、ゆっくりと登っていきます。
■蓬峠〜蓬ヒュッテ〜水場
・慣れないトレッキングポールを使いながら、藪こぎ状態の峠道を登り詰め、ようやく蓬峠、そしてすぐに蓬ヒュッテに到着。
・蓬ヒュッテでは、テン泊の方が何名かいらっしゃいました。トイレあり(500円)。
・12:30までに到着できていれば、大源太山経由で降りる予定でしたが、大幅にタイムオーバーしていたため、大人しく蓬新道で土樽駅にエスケープ
・蓬新道を降りて10分ほどで、水場に到着。このルート、ここまで水場がありません。
・水場で水をがぶ飲みし、給水。先着の2名の方としばし情報交換の後、下山開始。
■水場〜土樽駅
・こちら側の登山道は、打って変わってしっかりと刈払いがされています。
・踏み跡も明瞭で、よく整備されているため、危険箇所はありません。
・緩やかな尾根筋の登山道を降った後、東俣沢出合からは、蓬沢の右岸の登山道となります。
・東俣沢出合からしばらく歩くと、崩落箇所の高巻きがあります。この時点で降り一辺倒かと思っていたため、テンションだだ下がり。
・そこそこ長い沢沿いのルートを歩くと、ようやく登山道入口、そして水場に到着。
・そこから先は、林道歩きとなります。
・どうにか終電前に土樽駅に到着し、本日の山行も無事?終了。
【まとめ】
・つくづく夏の谷川岳周辺とは相性が悪い、と思った1日でした。
・今年に限った話かもしれませんが、白樺避難小屋から蓬峠まで刈払いがされておらず、藪こぎで思った以上に時間がかかりました。
・また、標高が高くなく、沢からの風も吹いてこないため、思った以上に暑いです。ただ、基本的に樹林帯の中を歩くため、直射日光を浴びることはありません。
・蓬峠までは、多数の沢がありますが、水場はありません。
・蓬峠からの蓬新道は、刈払いも含めてよく整備されています。水場も土合駅までに3箇所もあり、熱中症のリスクは低いです。
・登り・降りとも、あまり面白みがある登山道とは言い難いです。
・一ノ倉沢の岩壁や朝日岳方面など、景観はまずまずです。
【トレッキングポールレビュー】
・今回、初めてトレッキングポールを使ってみました。
・Black Diamond製ですので、性能は申し分なし。
・登りでは、足への負担が軽減され、脚力が温存されます。当然ながら、その分、上半身、特に広背筋への負担が増えます。
・また、今回のような仮払いがされていない登山道では、引っかかって大変でした。
・降りでも、脚力が温存され、また、段差が大きい箇所でバランスが取りやすくなります。
・他方で、現在の自分のスキルでは、逆にスピードは出なくなります。降りの途中からザックに括り付けて歩いたのですが、明らかにそちらのほうがスピードは出ていました。
・あくまで現状の評価としては、長期縦走やテン泊装備の際に、脚力の温存のために使うものであって、日帰りのスピードハイクでは、使わないほうが早いかも?という感じです。
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