称名滝から登り称名滝へ下りる（八郎坂〜美松坂〜室堂〜雷鳥沢〜奥大日岳〜大日岳）

2021年07月24日(土) ~ 2021年07月25日(日)

• GPS: 18:24
• 距離: 28.1km
• 登り: 2,318m
• 下り: 2,331m

コースタイム

1日目

• 山行: 8:07
• 休憩: 0:38
• 合計: 8:45

距離 14.3km 登り 1,586m 下り 276m

6:29 称名滝バス停
6:41 大日岳登山口
6:46 八郎坂登り口
9:08 弘法
9:38 9:39 弘法トイレ
10:49 10:50 弘法/松尾峠 分岐
11:23 立山荘
13:09 13:27 天狗平山荘
14:07 14:08 ホテル立山
14:15 14:22 室堂
14:25 14:26 ホテル立山
14:33 みくりが池
14:36 みくりが池温泉
14:49 雷鳥荘
14:55 14:59 雷鳥沢ヒュッテ
15:01 15:05 ロッジ立山連峰
15:07 15:08 雷鳥沢ヒュッテ
15:14 浄土橋

2日目

• 山行: 7:58
• 休憩: 1:37
• 合計: 9:35

距離 13.8km 登り 739m 下り 2,055m

5:52 浄土橋
6:23 新室堂乗越
6:51 室堂乗越
7:31 ２５１１ｍピーク
7:37 7:38 カガミ谷乗越
7:58 奥大日岳
8:13 8:38 奥大日岳三角点
10:01 七福園
10:05 中大日岳
10:19 10:58 大日小屋
12:58 13:22 大日平山荘
14:08 14:16 牛ノ首
15:11 大日岳登山口
15:22 称名滝駐車場
15:27 ゴール地点

合計距離：14.29km
累積標高（上り）：1,669m
累積標高（下り）： 352m

合計距離：13.83km
累積標高（上り）： 728m
累積標高（下り）：2,009m

天候

晴れとガスが入り混じる複雑な天候

アクセス

利用交通機関：

自家用車

称名平駐車場に駐車。
ゲートの開閉時間や八郎坂の通行情報等、立山町役場に確認した方が吉。
八郎坂は急斜面の登山道のため、雨によるがけ崩れ等により通行止めが多いです。

コース状況／危険箇所等

【八郎坂】
下から見るとほぼ崖？の所によく造ったわ、と思う九十九折りの登山道。
特に難所と言うことは無いけど、総じて道は悪いしやはり急登。
個人的にテント泊装備でここは下山したくない。
ただ、称名滝を同じ高さ、もしくは上から見ることの出来る場所はここだけ。
険しいからこその絶景で、紅葉の時期は絶対に来たいと思う素晴らしいシチュエーションでした。

【弘法〜追分】
腐った木道も多く笹薮をかき分ける感じ。
展望は悪い。

【美松坂コース】
獅子ヶ鼻コースと共に追分から天狗平を繋ぐ信仰時代からの代表的なコース。
古い石畳もありかつての立山信仰の気分に浸れます。
ただ、やはり展望は良いとは言えない。

【天狗平〜室堂平〜雷鳥沢】
ここは山では無い、リゾートだ！！
天候さえ悪くなければそう断言したいほどの素晴らしい景観、コース、そして施設。
八郎坂を登った自分からしたら、ここは天国です（笑）

【雷鳥沢〜奥大日岳〜大日岳】
素晴らしい稜線が続きます。
高山植物も多い。
剱岳の展望が抜群ですが、今回は残念ながらガスがかかって拝めませんでした。

【大日岳〜大日平〜称名滝】
大日小屋から大日平まではゴーロが続く急坂。
沢があり水はじゃぶじゃぶ。
大日平は天国。
その後は急坂。
何回も登っているけど、今回は最終行程でもあり本当にきつかった。
大日平〜称名滝の間は岩を削った階段らしきものが何度もあり、断定はできないけど修験登山道なのかな？とも思う。
時間があったら歴史を調べたい。

その他周辺情報

↓グリーンパーク吉峰。
https://www.yoshimine.or.jp/?page_id=37

モンベル会員は割引あります。

写真

7/23 15:25

2日前にソール交換のタホーが到着。
間に合った。

7/24 5:59

称名平駐車場は大賑わい。
ほとんどが大日岳登山かな？

7/24 6:34

称名平駐車場へ続く悪城の壁。
標高差500mの一枚岩で日本最大と言われるほどなのに、気付かず素通りの方が多いのが残念。

7/24 6:42

下に写っている飛竜橋を右に渡り八郎坂に取り付く。
ほとんど崖です。

7/24 6:47

さぁ、登る。

7/24 7:34

第一展望台。

7/24 7:35

日本一の滝、称名滝を中腹から望む。

7/24 8:05

日差しが強く熱くなってきた。

7/24 8:09

第二展望台。

7/24 8:26

上から称名滝を望む。

7/24 8:36

ストックフル活用でぐいぐい登る。

7/24 8:48

この景観はこのコースでしか望めない。
登った人間の特権。

7/24 9:21

弘法のトイレ。
バイオトイレで非常にきれい。

7/24 9:39

追分に至る木道は藪が深い。

7/24 9:44

時折展望が良いところがあるけど、今日は残念ながらガスが多かったね。

7/24 9:58

立山黒部アルペンルートが無かったら、立山は敷居の高い山だったと今回実感した。

7/24 10:39

トレランの方が元気に登っていく。
こんな界隈に来るとタフなびっくり人間に出会うことも多く、励みになる。

7/24 11:27

さぁ、あとひと踏ん張りだ。

7/24 11:32

さぁ、古道の美松坂へ。

7/24 12:05

昔はここを通って立山に向かったんだろうな。

7/24 12:54

明日向かう大日連山はガスの中。

7/24 12:59

天狗平山荘が見えたぞ。

7/24 13:10

オニギリが余っていたので、有名な「点の記」ラーメン🍜食べられず。
残念。

7/24 13:28

ここからは極楽コース。

7/24 13:37

チングルマも最盛期。

7/24 13:37

7時間以上かかって登ってきた行程もバスではたった1時間。
自分で登ってみると、高いと思っていた料金が安く感じる。

7/24 13:53

さぁ、室堂平に向かう最後の急坂。

7/24 14:24

普段は高原バスで来るので涼しい顔で記念撮影📷
今日は汗だくだけど、頑張って涼しい顔!(^^)!

7/24 14:50

雷鳥荘。
お風呂広いんだよ。
この界隈で今一番泊まりたいところ。

7/24 14:50

お、結構空いている。
好きなところ張り放題だな。

7/24 14:50

雷鳥坂からの心臓破りの上り坂。
皆さん、ここを計算に入れないので最後にバテる（自分もだけど）。

7/24 14:54

地獄谷はまさに地獄絵図。
ここを歩けた小学生時代が懐かしい。

7/24 15:05

もう我慢できん。
テント設置前に乾杯🍺

7/24 15:42

ここをキャンプ地とする。

7/24 16:21

ウイスキー、飲み過ぎました。

7/24 17:38

右から浄土山、一の越に下り、雄山に向かう稜線

7/24 17:38

右から雄山〜大汝〜真砂岳

7/24 17:38

中央にエスケープルートの大走りコース。
エスケープ出来るけど、岩も多くあまり面白くないコース。

7/24 17:38

剱御前方面。
あの向こうには名峰剱岳。
左に見えるでっぱりは剱岳？

7/24 17:38

明日向かう、大日連山。
存在感がすごい。

7/24 17:44

北海道のレトルト豚丼をアルファ米にぶっこみ。
美味しかったぁ。

7/24 19:37

ヘッドランプを包みランタンもどきになる逸品。
これは便利。

7/24 19:46

煮沸必要？
何回も来て初めて気づいた。
何も考えないで、ずっとがぶがぶ飲んでいました。
自己責任のワードが頭に浮かぶ((+_+))

7/24 19:47

おやすみなさい(-_-)zzz

7/25 5:50

おはようございます( ｀ー´)ノ
称名川を渡り2日目スタート。

7/25 5:51

さぁ、行くぜ。

7/25 6:03

コバイケソウは当たり年ですね。

7/25 6:22

地獄絵図。

7/25 6:26

大日連山は北アルプスの外れ。
人が少なく静かな山行を楽しめる。

7/25 6:59

この渓谷の先に称名滝。
長い年月をかけ浸食しこの渓谷が出来ているのかと思うと、自然に畏敬の念を感じる。

7/25 7:05

絶景を堪能。
本当は疲れて休んでいるだけ。

7/25 7:09

素晴らしい稜線。
この頃まではまだ元気。

7/25 7:13

こんな景色があるから、登山はやめられない。

7/25 7:30

真ん中のちょこんとしたところが奥大日岳。

7/25 8:05

最後のひと踏ん張り。

7/25 8:12

三角点タッチ。

7/25 8:13

今から向かう大日岳方面をバックに記念撮影📷

7/25 8:14

妻もどうだー📷

7/25 9:02

唯一の剱岳のチラ見。
今回の山行で剱岳を拝めなかったことが唯一の残念。

7/25 9:22

クタクタだけど、この稜線は楽しい。

7/25 9:32

大日岳に至る鎖場。

7/25 10:01

天候抜群なら最高の休憩場所の七福園。
晴れていたらあの岩の上で、剱立山を眺めながら珈琲☕を飲んでいました。

7/25 10:08

中大日岳。
看板が無かったけどポーズ。

7/25 10:20

コロナ禍で昨年は開いてなかった大日小屋。
今年は開いてくれてありがとう。

7/25 10:37

うどんが美味しかった。
富山県らしいとろろ昆布の具は最高！！！

7/25 10:58

大日岳はガスが深く今回パス。

7/25 11:58

とにかくゴーロが続く下り。
何回も登っているのに、毎回「こんな厳しい道やったっけ？」と思う。

7/25 12:39

木道が出ると、大日平山荘も近い。

7/25 12:55

ワタスゲが勇気をくれる。

7/25 13:21

オアシス大日平山荘。

7/25 13:25

大日平でつかの間の休息。

7/25 13:36

木道が終わると…

7/25 13:54

滑りやすい岩と土の坂道が続く。
岩が削られた階段もあるので、昔は修験道だったのか？

7/25 14:25

ここまで来ればもう大丈夫。

7/25 14:49

九十九折りの緩やかな登山道を下り…

7/25 15:10

お疲れさまでした。
その後、自宅に帰り妻と焼肉三昧でした（笑）

撮影機器：

E-M5MarkII OLYMPUS IMAGING CORP.

SO-02K Sony

iPhone XR Apple

感想

Ken_lotus

今年の夏休み登山は三俣山荘を拠点にテント泊の予定。
だったらどこかでテント泊の練習した方がいいんじゃない？と妻と話し、選んだこのコース。
八郎坂には興味あったし、雄山では無いけど下から自力で登ってみたかったし、雷鳥沢は天国だし、大日連山の稜線は最高で大日岳からは勝手知ったる下山コースだし。
何とかなるやろー、って

ただやっぱりテント泊装備はきつかった。
八郎坂まで頑張り、その後は楽しい稜線歩きだろうと思っていたけど、天狗平までの半分は見晴らしの悪い登山コース。
たまに見晴らし良い場所でも残念ながらガスがかかっていて。

でも歩いていればいつかは届くもの。
日本屈指の天国キャンプ場である雷鳥沢キャンプ場を存分に満喫しました。

2日目は下山。
大日岳までの素晴らしい稜線を楽しみます。
残念ながら剱岳はガスで拝めず。
かなり疲れていたけど昨年はコロナ禍で閉じていた大日小屋が開いており、うどんを食し復活。
なんとかそれ以降の険しい登山道を下山できました。

これまで何だかんだの理由を付けて厳しい山行を避けていたけど、今年は妻も頑張ってくれて、お互いに遅いながらも歩き通すことが出来るようになったなぁ、って思う。
ここまで行ければもういいだろうと思って登ると、その向こうにもっと素敵なコースがあって。
まだまだ登山を楽しみたいです。