富士山 須走ルート弾丸 ★山梨百名山完登★ 強風を跳ね返し感無量


- GPS
- 09:58
- 距離
- 12.4km
- 登り
- 1,898m
- 下り
- 1,876m
コースタイム
23:53 五合目登山口(2000m)
1:11 六合目(長田山荘、2400m)
1:36 本六合目(瀬戸館、2700m)
2:55 七合目(大陽館、2950m)
3:34 本七合目(見晴館、3200m)
4:37 本八合目(富士山ホテル、トモエ館 3400m)
5:03 八合五勺(御来光館、3450m)6:01
6:53 頂上(久須志神社)7:16
7:38 本八合目(富士山ホテル、トモエ館 3400m)
7:54 八合目(江戸屋、3350m)
8:21 本七合目(見晴館、3200m)
8:39 七合目(大陽館、2950m)
8:49 砂走入り口
9:09 砂払五合目(吉野屋、2230m)
9:53 五合目登山口(2000m)
◆山行時間
登り歩行時間 6:03
下り歩行時間 2:37
休憩 1:31
計 10:11
小屋毎に休憩しているので、行動時間はさらに1時間くらい短いと思います。
CT 実
登り 7:45 6:03 (78.1%)
下り 3:20 2:37 (78.5%)
CTは るるぶ.COM を参考にしてます。
http://www.rurubu.com/season/summer/fuji/
◆行動距離
12.4km
天候 | スタート時は風がそこそこに強く小雨混じり。 御来光前辺りからさらに風が強く霧。 頂上では小雨交じりの強風。お鉢巡りはできず。 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
500台位いけるようだが、天候があまり良くないこともあり、ガラガラ。 1回/1000円 天候の様子を見る為に駐車場で情報収集し、登山をやめる場合は返金可能。 登山口まで所要時間30分 ◆シャトルバス 往復1500円、片道1190円 6:00〜22:00まで30分間隔で運行 ◆シャトルタクシー シャトルバス運行時間外はタクシーしかない。 乗り場は同じ所にあります。 23時過ぎに乗りましたが、片道3790円でした。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
◆水場 ありませんが、小屋で購入可能です。 夜間は宿泊の方の安眠を妨げるので営業していませんので注意。 小屋の位置にもよりますが、夜中の2時くらいからは営業を開始する感じです。 ◆登山ポスト 登山口のトイレの所にあったような・・・(未確認) ◆トイレ 登山口、各小屋にありますが有料です。(200円位) ◆登山道 登り:火山灰の道は結構歩きにくい。ずるっとします。 頂上に近くなるにつれ岩が多くなりますが、そんなにきつくはありません。 落石を起こさないように注意。 下り:ブル道を通るので楽です。 砂走りはとても楽しいが、転ぶと大けがです。 1人大けがしている方がいました。 砂走りを登りで疲れている所を一気に駆け抜ける為には脚力が必要。 踵に体重をあずける感じにポンポンと走ります。 スパッツ・ゲイターがないと石が靴の中に入ります。 埃が立つのでマスクとサングラスもあった方が良いです。 (特にコンタクトレンズの方はサングラスがあった方が良い) ◆服装 上:ベースレイヤーの上に速乾吸湿のTシャツとアームカバー 下:機能タイツの上にロングパンツ 最初から雨具は上下着用。 防寒着として 上:雨具(モンベル) フリース(パタゴニア、R1フルジップジャケット) ダウン(ユニクロ) ハードシェル(MHW、スノータスティックジャケット、ドライQエリート、ハードとソフトの中間 みたいな服です) 下:雨具(モンベル) 御来光を見ているときには全部着ました。 ◆水 飲料用:バーム1.5箱1醗みました。 煮炊き用:水 1.0箱0.5隼弔 お湯 サーモス山専ボトル 0.8箱使い切り |
写真
感想
ついに富士山を残して100座完登となった。
天気を見ていると台風が来ている。
これは厳しい・・・
弾丸で行くことは決定していたが、金曜の夜からか土曜の夜からか。
調整がきかず土曜の夜からとなるが、さらに天気は厳しい。
台風が温帯低気圧に変わることがわかり、北へさらにそれることを願って準備を進める。
かみさんとfickleさんと3人で行く予定であったが次女が熱を出したため
かみさんは急遽、キャンセル。
後ろ髪を引かれながらも、17時半まで寝て、食事をし、19時半に家をでる。
21時に須走の道の駅に集合で進める。
途中、小雨も降り出し、雷も鳴っていたのでどうするか再度fickleさんと話すが
とりあえず須走まで行ってみようということになる。
SWEET LOVE SHOWER 2013 の当日ということもあり、山中湖の周辺はあちこち人が歩いている。
fickleさん遅れるとのことで、しばらく道の駅で様子を見ているが相変わらず小雨交じりの天気。遠くで雷もピカピカとやっている。
道の駅の身障者用の屋根付きの駐車場にテントを張っている輩がいる。
おそらくフェスに行っている奴だろう。憤りを感じる。
22時前にシャトルバスの臨時駐車場で待ち合わせに変更し、現地へ。
1000円を支払い、しばらく天気を見る。
22時以降はバスがなくなる為にタクシーとなるが、頂上は暴風雨との駐車場の人の情報。
もう1時間様子を見て、タクシーで五合目まで上がることにする。
駐車場の方の天候の説明を受けて帰って行く人もいる。
帰る場合は1000円の駐車場代は返金される。
暴風雨だから、やめろと言えばいいのか、自己責任で行けと言えばいいのか、どう説明すればいいのと罵声が飛んでいた。現場側も混乱中。
23時に仮眠から目覚め空を見上げる。
雨も小降りになり、星も見えて来たので決行することに。
ちょうどタクシーが来ていたので、乗り込む。
運転手と会話をすると、今日は人、少ないよとのこと。
天気に不安がよぎる。
引き返してくる人も駐車場で見かけた。
まあ、とにかく行ってみるさ、のノリで出発。
しばらくは樹林帯で風雨を防いでくれた。
開けた所で振り返ると、須走方面の夜景がきれい。
樹林帯がなくなると、いよいよ風雨との闘い。
突風に防風姿勢をとることもあった。
先週の笹山は頂上だけが雨風をもろに受けたが
富士山はこの後、ずっと風を受ける。
これが最高峰の洗礼なのか・・・・
小屋毎に休憩を入れ、レイヤーを変えたりした。
3組ほど抜いたり、抜かれたりをして、どうも最後尾になった。
みんな早いなあ。
事前準備で大分装備が重くなっている。
営業時間外の水をどうするとか防寒着をどうするとかで。
おそらくザック12kgはあった。
大陽館あたりで、やっと小屋から出てくる方がちらほら。
御来光を見る為に、再起動の感じだ。
見晴館で話をした2人組の男子は福岡から来ていた。
飛行機と電車を利用とのこと。
さすが全国区だ。
トモエ館で吉田ルートからの合流が入り
少し人が増えた感じ。
山小屋も営業しており、飲食が出来る感じだ。
それでも今日は人が少ない。
公に登って良い日の最終日なのに少ない。
関西方面からの団体さんもキャンセルが相次いだようだ。
小屋もガラガラだったのかもしれない。
この後、虹色に空が染まりだす。
御来光が見えるのではと期待する。
早く帰る為に御来光館までいって御来光を見ることにする。
御来光館に到着すると、なんとか風が凌げるところをキープ。
シートを敷いて、御来光まで暖かい物を飲みながら過ごす。
重装備で担ぎ上げた甲斐があった。
山専ボトルから熱々のお湯を入れてジンジャーティーを頂く。
ガスがじゃんじゃんと上がってきて、何も見えない。
薄〜く、太陽の形がわかる程度・・・
御来光は不発な感じでした。
それでも太陽が見えると歓声が沸く。
早々に皆は動き出すも、こちらはさらに体を温めるためにカップ麺を食べる。
山専ボトルにお湯も足して頂上までの残り登りに備える。
この後、暫く登ると、渋滞が発生。
下りに使っては行けない道なのに下ってくる人もいる。
やはり案内がわかりにくいのだろう。
fickleさんの経験だと、この渋滞はかなり少ない。
やはり今日の登山数自体がかなり少ないようだ。
狛犬が鎮座する鳥居を抜けると、すぐに頂上。
小雨なんだか霧なんだかわからない中、頂上での写真に夢中だ。
私達も、柱の前と狛犬の前でパチリ。
ついに山梨百名山完登。
fickleさんも、もう付き合わなくていいので安堵の表情(^_^)
やっと神社が開き、中へ入る。
神社の中に河童のまま入ったらかわいいの声が。
ほほお〜。
このマスク、バラクラバ代わりにもなるため、あまりの寒さに脱げなかった。
お参りをして、火口の方へ歩き出す。
小屋は暖を求める人であふれていたが、外のベンチには誰もいない。
火口を見にいくがガスで全く見えない。
すごい勢いで風が捲し立てて来る。立っているのもきつい。
とても剣が峰へ行ける状態ではない。
早々に下山を開始する。
帰りはブル道なので歩きやすい。
時折、頂上を振り返りながら歩くが、ガスが晴れそうにない。
山中湖、河口湖方面が青空に包まれ、これまでに登った山が雲に見え隠れるする。
雲海がとてもきれい。
南アも少し見えた。
小屋の前を通ると、宿泊者を送り出し、この後来るお客様のお迎えの準備をしていた。もしかしたら今日で終了かもしれない。
さて、いよいよ砂走りに到着。
fickleさんが見本で、ガンガンを前を行く。
これは、楽しい。楽し過ぎ。
こんな下山は初めて体験した。
どちらかというと登りより下りでバテるタイプなので、これは新しい感覚だ。
途中で転んだのであろうか、機能タイツの膝が破れ、動けない方がいた。
楽しい下りだが、要注意です。
思ったより脚力を使います。登りで疲れた所で気を抜くと大変な目に会います。
砂払五合目の吉野家で休憩。
砂走り楽しい楽しいと話をして、登山口まで最後の30分を歩く。
ちょっと興奮状態。
登りとの分岐に来て、初めてこんな所を歩いたことがわかった。
程なく、登山口に到着。
お店の方がいっぱい声をかけてくる。
休憩所も賑わっている。
ちょうど、臨時駐車場までのシャトルバスが出るので乗車。
ほどよい疲れと興奮の中、バスに揺られ、駐車場へ。
ついに山梨百名山完登。
これまでの出会い。
Y君 11座。
2012年6月17日 40座目の金峰山で出会う。
山友曰く、これがナンパの始まり。
TAMA0904さん 13座。
2012年6月24日 Y君と初めて一緒に登った42座目の黒金山で出会う。
白峰三山のテン泊デビュー戦も一緒でした。
fickleさん 14座。
2012年8月26日 ソロで53座目の鶏冠山→木賊→甲武信を挑戦。
シャリバテと道迷いで木賊へ行くのをあきらめていた時に出会う。
難山4(鶏冠、鋸岳、笊ヶ岳、笹山)を全て一緒に登りました。
長距離、きつい山の時には必ず背中を見ていた気がする。
瑞牆山 で 50座目。
ここからヤマレコを開始する。
そして運命の出会い。
67座目の小太郎山で初めて小太郎河童と出会う。
astu001さんと036cyoさんとはヤマレコ内でメッセージ頂き
コンタクトさせて頂きました。
未だ一緒に登ること、実現出来ていませんが、必ず行きましょう。
2011年9月11日の三つ峠から始まり、2013年9月1日で100座を完登。
720日間で100座なので、ほぼ1週間に1座は登っていたことになります。
山キチになってしまいました。
苦楽を共にしてくれた山友に。
自由に山に行かせてくれた家族に。
ここまで遊んでくれた山に感謝!!
一旦目標を見失っています。
今までは自分から誘う立場だったのですが、誰か誘って下さい。
県外遠征も、一段落したので、ガンガン行きます。
いよいよryutakutanさんの100座目は日本一ということで前々から狙っていた富士山でオーラス。
今回ばかりは両手で数えるほどの富士登頂経験のある私に一日の長あり、ということでシェフを仰せつかりました。
富士かぁ・・・一番富士を楽しむにはどうしたらいいだろう。オススメルートは間違いなく須走。ここが総合的に一番大きく富士を感じられる。
がしかしryutakutanさんの奥様は初心者・・・ここはとにかく負担軽減を重視で富士宮か。山小屋のペースもちょうどいいのでエスケープもしやすい。見込みCTはおおよそ7時間(4.5の2.5)を見る。
剣ヶ峰まで行ってもいいかと思案する。ryutakutanさんはシェルター持参予定とのこと。頂上来光を狙うことにするか・・・。
否が応にも気になるのは台風の進路。直前までは中止かという流れだったが急に温帯低気圧に変化、進路も北へそれた。山梨静岡の天気予報に一斉に晴れマークが点灯し出す。これは強風にはなるかもしれないけど行ける。
西から来る台風なのでなるべく反対側、かつご来光狙い。ということでルートは須走に変更。CTは一気にハネ上がる。12-3時間はかかるか。日の出までになるべく上を目指すという目標のみを立て、須走口臨時駐車場集合に変更。
いろいろ家事を片づけているとryutakutanさんより連絡。娘さん熱発のため奥様回避とのこと。河口湖近辺で天気は雨、北の空もピカピカしてる。天気予報を見ると静岡側でも2時まで降雨の後晴れ。とりあえず天気予報を信じて向かってみることに。
結果、上記山行記録でも触れられているのですが、駐車場での1時間が明暗を分けた格好となりました。
やはり予想していた通り強風には時折悩まされたものの、足元が湿っているせいかいつも悩まされる砂塵にはほとんど悩まされることもなく登頂!
ご来光はガスにやられたものの、全体としては大成功。2人して須走ルートを大満喫!
ついでに、記念の100座目にてずっと格闘していた新シューズの靴擦れともやっと仲良くなることが出来ました!
何はともあれ、2年足らずで100座達成のryutakutanさん、おめでとうございます!!
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