木曽駒ヶ岳/// W・ウェストンが辿った伝統の上松Aコースを行く
- GPS
- 31:14
- 距離
- 22.6km
- 登り
- 2,540m
- 下り
- 2,535m
コースタイム
日付: 時刻: GPS標高: 記事
8/28 AM06:21 1209m 敬神の滝山荘を出発。
AM07:02 1472m 三合半。おにぎり一個。御嶽山の眺めが素晴らしい。
AM08:33 1917m 五合目。金懸小屋ベンチでおにぎり一個。21分休憩。
AM10:03 2200m 通過。
AM11:04 2400m 通過。
PM12:16 2642m 夏道と木曽前岳ルートの分岐点。小休4分。
PM12:42 2619m 夏道は一旦、高度が下がる。この後の登りは登山道が 少々荒れ気味。
PM 1:42 2763m 九合目。玉ノ窪山荘を通過。
PM 2:31 2912m 頂上木曽小屋到着。ガスが出てきており遠望は効かな
いため、小屋で休憩。
PM 3:44 2912m 翌日の天候が読めないので、気を取り直して駒ヶ岳の
山頂目指して出発。
PM 3:44 2960m 木曽駒ヶ岳山頂。標高2956m。
PM 4:20 2933m 中岳山頂。標高2925m。
天候 | 8/28 午前中は晴れ 9時頃までは御嶽山もくっきり見えていました。午後、駒ヶ岳の山頂に近くなってくる頃にはガスっぽくなり、遠くの視界が利かなくなりました。 8/29 早朝から晴れ。ご来光もよく見えました。下山時も良い天気。谷から吹き上げる風が秋を感じさせました。 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
登山ポストは「敬神の滝山荘」の入り口にあります。 |
写真
感想
稲刈りが始まる前に・・・・どこかに登りたいなあとウズウズしながら、登る山を探していました。
登ったことがなくて、そんなに遠くなくて、3,000m級の山で・・・と考えていると、「木曽駒ヶ岳」が浮かびました。
多くの人が伊那側からロープウェイを利用して登っていますが、西側の上松からだったら、3,000m級の本格的な登山ができるのでないかと。実際、上松Aコースの登山口の標高は1200m少々で、木曽駒ヶ岳とは1,700mほども標高差があります。
上松町のホームページで登山情報を見ると、上松側からの主要ルートとの紹介があり、これならコースもしっかりしていそうだと思い、今回は木曽駒ヶ岳に登ることにしました。
ただ、町のホームページのコース案内は簡単なイラストだけなので、地形図ベースの案内が欲しいところでした。実際に敬神の滝山荘の位置が、初めてではちょっと分かりにくく同じところを行ったり来たりしました。現地の案内標識通りに行くと、クルマでは敬神の滝山荘にたどり着けないと思われました。
さて、何とか着いたスタート地点の敬神の滝山荘はちょっと寂しい感じでした。駐車スペースは数台分といったところでしたが、利用者が少ないのか駐車した轍の跡さえほとんどありませんでした。
スタート地点に着くまでに余計な時間を要したために出発時間は予定していた五時半よりも50分も遅くなってしまいました。
こんな風にスタートしましたが、しばらくは巨木の立ち並ぶ国有林の中を進んでいきました。
写真にもコメントしましたが、三合半で振り返ると立木の一部が伐り開かれていてまるで「覗き窓」のようでした。その窓からはちょうど御嶽山の頂上山塊一帯が眺められるのでした。
コースはずっと樹林の中を進んでいくので、暑い夏もこれなら涼しく快適な登山が楽しめそうです。
四合目を過ぎた頃でしょうか。ふとコース右手の木々の途切れたところから立派な山容の山が見えてきました。方角からすると「三ノ沢岳」のようです。
コース図を見ると上松Aコースは多くが尾根道なので、三ノ沢岳の勇姿を何度も見ることになりそうでした。
逆に、目的の木曽駒ヶ岳は上松Aコースのほぼ一直線上にあるので、標高の低い所からでは山頂部を眺めることが難しそうでした。
とりあえず、感想はここまでにして、公開を先にさせていただきたいと思います。
続きはまた今夜にでも。。。
さて、五合目の金懸小屋に着きました。南側から西側にかけての展望が利くので御嶽山などもきれいに見えます。
小屋の中も拝見しましたが、きれいに維持されていて、利用者のマナーの良さがうかがえます。
天気が良かったので、私は小屋の外のベンチでおにぎりを頬張りました。
感想といいながら行程を一々説明していたのでは、いつまで経っても山頂に着かないので、ここらで私の「結論」を述べておきます。
「上松Aコース」は、今のままでは勿体ないです。もっと沢山の人に登って欲しいと感じました。
コースのほとんどは樹林帯の中なので、尾根道が多いとはいえ夏場でも木陰の中を進めます。秋の紅葉時はどの程度か分かりませんが、御嶽山や三ノ沢岳の勇姿が励ましてくれます。
先にも書きましたが、木曽駒ヶ岳本体の姿が八合半を過ぎないと望めないあたり、いっそう山頂に立つ達成感を高めてくれると思います。
そして一度山頂域に達してしまうと、木曽駒ヶ岳の他に中岳、宝剣岳と一気に三座も踏めてしまうなどお得感もいっぱいです。
ロープウェイ利用のハイキングもありですが、三千mに僅かに届かないだけで、標準行程時間が7.5時間と富士山並に長い「上松Aコース」。
こんなに本格的な登山ができるコースなのです。役場ももっとがんばってPRして欲しいと思います。(先ずは、HPのコース図をもっと具体的に把握できる、地形図ベースのものに変えて欲しいですね。)
そして、「頂上木曽小屋」もおすすめです。普段はおじさんがひとりで切り盛りされているようですが、過剰なサービスがないかわり、とてもくつろぐことができます。おじさんもほんとは話し好きみたいで、朝ゆっくりな出発だったおかげで、いろいろとお話しを伺うことができました。
また、当日、小屋の食堂で同じテーブルに着いた男性3名、女性2名の方々も皆単独で登山を楽しまれていました。それぞれのスタイルがあって、「あっ、やっぱり山っていいな」と思いました。
木曽駒ヶ岳の山頂に立つと、さすが「中央アルプス」なだけあって北アルプスから富士山、八ヶ岳など360度のパノラマが楽しめます。恐るべし、木曽駒の楽しみ!! という感じです。
今回は宝剣岳でまったくのガスの中だったので、また出かける理由ができました。
また、書き足したいことが浮かんだら書くことにします。
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