空木岳
- GPS
- 11:07
- 距離
- 18.4km
- 登り
- 1,988m
- 下り
- 2,001m
コースタイム
- 山行
- 10:30
- 休憩
- 0:38
- 合計
- 11:08
天候 | 曇り時々雨のち晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
その他周辺情報 | 登山口からほど近いこぶしの湯(700円)で汗を流し、ソースカツ丼の銘店・明治亭で食事しようと思ったら、大混雑の1時間待ち。諦めて近くのそば屋でざるそばとミニソースカツ丼をほおばって、帰京しました。 |
写真
感想
本当は、山の日の連休を使って、仲間を集い唐松岳・五竜岳を小屋泊しながら縦走する予定でした。しかし、昨今の感染者数の激増を鑑み、中止。そこで、大人数・小屋泊を避けた登山ならできるかなとたくらんだものの、台風が複数接近する哀しい状況。万事休すかと思いきや、日曜日だけは晴天になりそうなので、日帰りで中央アルプスの空木岳に行ってきました。
空木岳は、登山を始めた年にも日帰りで行っており、9年ぶりとなります。9年前はふもとの池のほとりに車を停め、往復14時間かかりました。今回は、池山林道の終点まで車で行ってしまうつもりでしたが、手前のゲートが閉まっており、林道の途中に駐車。少しだけ負担軽減になりました。
夜中1時に着いて、4時半まで仮眠。5時半に出発しました。予報では6時頃から晴れそうな感じでしたが、いっこうに晴れず。時折り弱い雨もぱらつく始末でした。稜線の北側を歩く際は、かなりの強風にさらされました。それでも、カラマツやシラビソ、ダケカンバの森が美しく、地面を覆うササやシダの緑もきれいでした。9年前に歩いた時はまだ登山経験が浅く、山の樹木を楽しむ余裕はなかったようです。今回初めて、空木岳の森の美しさを知りました。
樹林帯を抜ける頃ようやく晴れてきて、空木平分岐を過ぎると絶景が広がりました。風も、気持ちのいいそよ風に変わっていました。やはり、かつて来た時と違って、壮大な稜線が続き、緑のハイマツと白亜の花崗岩がこんなにも美しいのかと、驚きました。北アルプスの燕岳や南アルプスの鳳凰三山と同じく、ハイマツと花崗岩は絶好の組み合わせです。駒石にも案外楽に登ることができ、見事な景色を拝むことができます。
山頂まで来ると、木曽駒ヶ岳からの稜線や南駒ヶ岳へ続く稜線が素晴らしく、ハードな日帰りピストンより、じっくりゆっくり縦走したくなります。
下山は避難小屋経由。空木平分岐まで谷になっており、お花畑が点在します。数年おきに大量に咲き、今年は当たり年と言われるコバイケイソウもやや遅くなっていましたが、見ることができました。チングルマは綿毛になって揺れていました。
疲れがたまり、登りより長く感じる下山道。いくら稜線の美しさに心を洗われ、森の美しさに感動を覚えても、やはり疲労はこたえます。だいぶペースを落としながら、なんとか駐車場までたどり着きました。11時間余りの所要時間でした。コースがやや短くなったとは言え、まだ20代だった頃よりタイムを縮めることができたのは、よかったです。山のおかげでいろいろ成長させてもらっています。
スキー場より近いでしょうか?
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