六百山 上高地を足下に見下ろす急峻な山
- GPS
- 07:04
- 距離
- 3.8km
- 登り
- 939m
- 下り
- 927m
コースタイム
12:00六百山山頂12:40
15:20上高地バスターミナル
天候 | 曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
タクシー 自家用車
国道158号線で沢渡を目指します 沢渡の駐車料金は一日500円です 駐車場から上高地バスターミナルは往復タクシーを利用 料金は少し高くなりますが(4人乗るとバス料金と同じ)、 バスの時刻を気にせずに到着、支度ができます。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
河童橋手前右側の公衆トイレの男子側にコンクリート製の側壁があり 側壁上を歩くと山中へ踏み跡が続いています 踏み跡を辿ると雪崩止めの大きな石垣堰堤に突き当たり、左へ迂回 道なりに登ると二重の堰堤に突き当たります 登山時は左の急斜面の針葉樹林に入りましたが、踏み跡が心細くなり 谷間に下りるとしっかりとした踏み跡を発見しました 樹林帯を抜けるとガレ場が始まります 始めは斜度も緩く大岩の間を歩くので、落石の心配は無用ですが 次第に石が小さくなり、不安定に積み重なっているガレ場となり 浮石が多く、非常に神経を使いました(特に下山時) ますます斜度のきつくなるガレ場の途中から右側の樹林帯に入り、 踏み跡を見つけようとしました 所々に踏み跡らしきものが残っていますが なかなか、テープ等も見つからず、急坂の林を適当に尾根目指て登りました 尾根から山頂までの踏み跡は明瞭で、ほぼ道に迷うことなく往復できました 非常に高度感のある岩場の通過があります 滑落、転倒にはくれぐれもご注意ください 特に短いロープが木の幹から垂れ下がる箇所は本日の核心部でした その先、這松の藪漕ぎがあり、ヤニを付けられますが僅かで山頂です 下山時も、岩場の通過は要注意です 草付きですが、滑って落ちやすく、枯れた木の枝を掴むと危険です 尾根からガレ場に出る迄の林の中の踏み跡はやはり分かりにくく またも適当に下りました 中途半端な石の積み重なるガレ場は登山時よりも神経を使いました 落石させると同行者にも危険が及びますし、恐る恐る、慎重に下りました 二重になった堰堤の通過時、踏み跡が見つけられず 下山時は堰堤の下を藪漕ぎしました ガレ場と尾根の間の踏み跡が不明瞭で、その為時間をロスしています 時間に余裕を持ってお出かけください |
写真
感想
徳本峠小屋から霞沢岳へ向かう途中の右側に
枝尾根が上高地に向かって突き出し
その先に「六百山」という山頂があると知ったのは、
霞沢岳に登った年だったかどうか(良く覚えていませんが)、
最近「六百山」へ登ってみたいとの思いが強くなっていました。
山行記録を読めば読む程、難しそうで、
自分に果たして往復出来るか不安がありました。
一人では決して行けなかった山に同行いただいた「例のメンバー」の皆様
ハードな山行が続いていますが、本当に有難うございました。
まず一般登山道は存在しないこと、上に行けば行くほどきつくなるガレ場、
この二点が重大な問題でした。
最近ふとしたきっかけで入手した絵地図のおかげで
何とかこの二点をクリアできるかもしれないと今回の実行を決断しました。
しかし、絵地図に全て頼り過ぎるのは無理があり
やはり二万五千分の一地図を合わせて携行すべきでした。
自分の居る位置をおおまかに知る為にしか使えませんけれど…
絵地図を見るとガレ場を避けて尾根に到達できる印象を持ちます。
実際には、小谷の左岸への踏み跡が分からず、ガレ場を登りました。
あと細かな場所の描写が実際とは違っていると感じる点が幾つかあり
却って惑わされた気がしました(ご苦労頂いた作者の方にはすみません)。
この日の予報は午前中比較的良く、
霞沢岳よりももっと間近に美しい穂高連峰が望めると期待しておりました。
ところが、反対で眺望を諦めて下山にかかってから薄日が差し、
天気は回復傾向になったようでした。
このところ、ずっと大展望の山頂に立ちながら、
がっかり肩を落として帰る山行が続いています。
晴れた日、六百山山頂から谷を隔てて間近に眺める穂高連峰は
きっと息をのむような美しい表情を見せてくれ
忘れ得ない穂高の思い出となることでしょう。
行き帰りは困難も付きまといますが、穂高の隠れた大展望台だと思います。
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