梶山〜小野山〜金毘羅山〜翠黛山
- GPS
- 07:36
- 距離
- 14.6km
- 登り
- 1,206m
- 下り
- 1,199m
コースタイム
- 山行
- 6:32
- 休憩
- 1:04
- 合計
- 7:36
天候 | 晴れ/薄曇り/曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
京都バス - 大原〜国際会館前 360円 京都市営地下鉄 - 国際会館〜四条 290円 |
コース状況/ 危険箇所等 |
■大原バス停〜梶山 大原バス停から三千院や来迎院への参道へ進み、その先に梶山の登山口があります。 音無の滝を過ぎると、まずは滝を高巻く道となり、鎖も設置されています。 その先からは沢沿いの道となり、何度となく渡渉を繰り返して行きます。 大雨後など、水量が多くなると渡渉が困難になるので、注意が必要。 2018年9月の台風21号によると思われる倒木がそれなりにありますが、ある程度の処理はされており、通行への支障は限定的でしょうか。 その影響も含めて、道が狭くなっていたり、滑りやすそうだったりする所があります。 難易度はあまり高くないと思われるけど、ヤマプラでは破線路となっており、一定の注意は必要でしょう。 梯子っぽい階段と鎖場があり、三の滝を高巻いて進みます。 沢に水が少なくなる辺りから尾根道となり、梶山山頂へ至ります。 本来の山名は梶山ですが、現地の表記は『大尾山』となっている物がほとんどだと思われます。 ■梶山〜小野山〜仰木峠〜戸寺バス停 府県境の尾根を南下して行き、林道沿いをしばらく進むと、林道に合流します。 標識の地点から山道に進んで斜面を登って行くと、小野山山頂に至ります。 引き続き府県境の尾根を辿って行くと、仰木峠に到着です。 ここからは京都一周トレイルをしばらく辿る事になり、戸寺バス停へ。 ■戸寺バス停〜金毘羅山 引き続き京都一周トレイルを歩き、金毘羅山の登山口へ。 今回はその途中で江文神社に寄り道しています。 特に問題のない道が続き、江文神社からの道と合流すると、すぐに琴平新宮社です。 ロックゲレンデへ通じる尾根に乗ると岩が目立つようになるけれど、別に問題なし。 三壺大神を回り込んで行き、少し岩っぽい尾根を進むと金毘羅山山頂に到着です。 途中に好展望の場所があるので、寄っておくと良いでしょう。 ■金毘羅山〜翠黛山〜大原バス停 来た道を引き返し、案内板のある分岐で左折するのが本来のルートですが、今回は踏み跡を辿って、そのまま尾根を進んでいます。 この区間はバリルートなので、歩き慣れていない初心者は一般のルートを辿るのが無難でしょう。 一般のルートについても、狭めのトラバース道となっている区間があり、少し注意しておきたい感じ。 小ピークを経て登り返すと、翠黛山山頂に到着です。 進行方向に注意して、西寄りへと延びる尾根へ。 倒木などで少しルートが分かりにくくなっていると感じる所があるかも知れません。 最後はやや急な斜面となっていて、岩が露出して滑りやすそうに思われ、避けて通る方が良さそう。 ゲートを過ぎると登山口で、大原の里をのんびりと歩いて行けば、大原バス停へ至ります。 この時期、ヤマビルの出没する山域なので、対策を欠かさないようにして下さい。 |
写真
感想
世間の多くの人より早めに夏休み入りしたのか、8月7日からの10連休。
例年なら、何日かは休日出勤する事が多いのだけど、今年はそれもなし。
この期間に2回は山行へと思っていたのだけど、後半は傘マークが並ぶ予報となっていて、この日が最後のチャンスっぽく、他に選択肢はなさそう。
どこに行くかと考え、今年も大原の山へイワタバコを見に行く事に。
4日前の山行の疲れが微妙に残っており、今回は軽めのつもりで。
昨年の8月の山行で登山口に着いた時点でヤマビルに取り付かれていたので、大原バス停でヤマビル除けの処置を済ませてからスタートです。
ほぼ人のいない参道を進んで行くと、シュウカイドウの花が咲いていて、足を止める。
昨年よりも気温が低いかなと思いつつ歩き、登山口を経て、音無の滝へ。
水量は少なめのようで、やや迫力に欠けるけど、この滝らしさはきちんと感じられる。
先へ進むと注意を促す看板があり、滝を巻いて行く辺りは道幅が狭くて高度感もそれなりにあるので、鎖を頼りにはしないながらも、注意して進みます。
滝上まで来ると沢沿いの道となり、何度となく渡渉して進むようになるのだけど、この日は水量は少なく感じられ、いつもよりは難易度が低そう。
足元を頻繁にチェックしてみるものの、ヤマビルの気配はなし。
高温の日が続き、どこかに退避したのかな?
所々に倒木があるけど、普通に対処してやり過ごします。
イワタバコがちらほらと見られるようになり、撮影しにくい位置に咲いているのが多く、苦労しつつ。
残念ながら、イワタバコの花はピークを過ぎているようで、地面に紫色の花が転がっていて、今年は来るのが遅れてしまったよう。
三の滝の直下まで行き、登山道に戻って、先へ。
その後はゆったりと進むようになり、尾根へ。
しっかりと登るようになり、汗がじわりと出て来て、谷筋を歩いている時には暑さをほとんど感じていなかった事に気付かされる。
地面にはたくさんのザトウムシが這っており、できるだけ踏んづけてしまわないように注意を払いながら。
高度が上がると左側は雑木となり、先日の台風の影響か、木々の枝葉が地面に散らばっているけど、大きな被害はなさそう。
梶山山頂に到着し、パンを食べつつの休憩にします。
ここからしばらくは府県境の尾根の南下となり、あまり変化がなくて、これまでと同様に退屈に感じてしまう。
何かないかと探しつつ歩き、小野山を経て、仰木峠に到着。
ヒグラシの鳴く中、微風が吹き抜けて、涼しい。
尾根歩きはここまでで、次は京都一周トレイルのルートを辿ります。
特に何もないままに下り終え、ゲートを越えて、戸寺バス停に到着。
大原の里をのんびりと歩いていても、そんなに暑くは感じず、気温は低めのよう。
江文神社に寄り道し、江文峠へ。
ここ最近の山行では、甘酒を持参している事が多いのだけど、優しい甘味がのどを気持ち良く通って行きます。
こちらから登るのは久しぶりで、記憶通りだったり、そうでなかったり。
琴平新宮社を経て、ロッククライミングのゲレンデからのルートと合流。
この先はちょっと良い感じのルートとなり、雰囲気を楽しみます。
分岐で直進し、三壺大神を経て、ごにょごにょと進んで行き、金毘羅山山頂に到着です。
ピークハンターさんのプレートは見当たらないまま。
少し引き返し、謎の石柱のある展望所で昼食にします。
近くで話し声がしているのだけど、どの辺りからかは分からず、姿も見かけぬまま。
三壺大神の横から延びる踏み跡が見えるので、分岐に戻らずに、こちらを辿って翠黛山方面へ向かってみます。
細いながらも、踏み跡は意外とはっきりしていて、最後はやや急な斜面の岩場となるけど、高低差は大した事はなく、無事に着地し、すぐに一般のルートに合流。
単調なルートとなり、黙々と歩いて行き、翠黛山山頂に到着です。
寂光院方面へ向けて、下山の途に就きます。
どうやら、この日は誰もここを歩いていないようで、クモの巣の連続となっていて、いくつも顔に引っかかり、テンションは下降の一途となる。
滑りやすそうな路面状態の所があり、気を付けて進み、何とか下山完了。
結局、山道では誰も見かけず、ヤマビルも同様でした。
後は観光客に混ざりつつ大原の里を歩いて行くと、大原バス停に至り、今回も無事にゴールです。
この日は気温が低めだったのか、暑さにあまり苦しまずに済み、助かりました。
その割には昨年よりも歩くのに時間がかかっていて、4日前の疲れが残っていたのかなと思われる。
遠征しての縦走だと、何日か歩く事になるので、疲れがある状態で歩く訓練もしておく必要があるはずなんだけど、実行できないまま。
それはそれとして、目的のイワタバコはピークを過ぎていたけれど、無事に咲いているのを確認できて良かった。
来年は別の場所で見てみたいので、情報を得る所からスタートですね。
コメント
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お久しぶりです。
相変わらずの長距離で、疲れが残っているなんてほんと?って感じです
夏から秋にかけて、ムラサキ系のお花が良いですね。
桔梗にイワタバコや夏エビネ・・・。
個人的に今年はマツムシソウを見てみたいなーと思っています。
名前が出てこない花はハグロソウかなー。
それにしても、今年の夏休みは雨続き
涼しいのは良いのだけれど、また山がどうなっているか心配ですね
疲れやすくなっているし、疲労が抜けにくくなっていると感じます。
夏場の暑さのせいもあるんだろうけど、加齢によるものもあるはず。
そう言われてみると、紫の花が多い時期ですね。
リンドウやトリカブトとか、すぐに思い浮かびますし。
「マツムシソウはどんな花だっけ?」と思って調べてみると、2018年10月に乗鞍岳に行った時に乗鞍高原で見た花ですね。
この辺りでも咲くのなら、また見てみたいです。
写真35はハグロソウでしたか。
以前にどこで見たかとかは割と覚えているのだけど、名前は簡単に忘れちゃいます。
これも加齢の影響かな?
この時期に前線がこれだけ停滞し続けるというのは記憶になく、まだ何日かは降り続けるようだし、本当に心配ですよね。
大規模な被害が出ている所もあるし、早く静まって欲しい。
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