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Yamareco

記録ID: 344834
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍

蝶ヶ岳→常念岳 三股から。テント泊。思いのほかキツかった

2013年09月14日(土) ~ 2013年09月15日(日)
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uneme その他1人
GPS
32:00
距離
14.6km
登り
2,015m
下り
2,015m

コースタイム

【9/15】
6:40三股駐車場〜6:50三股登山口〜7:35ゴジラの木〜8:35まめうち平〜11:25最終ベンチ〜11:55大滝山分岐〜12:00蝶ヶ岳

【9/16】
5:40蝶ガ岳〜6:15横尾分岐〜6:30蝶槍〜7:40 2592 ピーク〜10:25常念岳〜10:40三股分岐〜11:17前常念岳〜11:25石室〜12:45 2207ピーク〜14:55 三股登山口〜15:05駐車場
天候 9/16曇り時々晴れ
9/17曇り時々雨
過去天気図(気象庁) 2013年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
<三股駐車場の状況>
5時半頃すでに満車で路肩にも多数駐車。翌16日は翌日の台風の影響からか、下山時には数台を残すのみ。おそらく日帰り客がほとんどだったようだ
コース状況/
危険箇所等
【蝶ヶ岳まで】
危険箇所無し。まめうち平から先は急坂が続く。
【常念岳まで】
危険箇所は無いが、2512mピークから岩場になる。浮き石等落石の危険は少ない。道は広めで滑落するような場所もない。
【前常念岳まで】
大きな岩場で歩きにくい。また前常念岳から樹林帯まで、急な岩の下り道。慎重に行けば問題ない。
【駐車場まで】
雨後だからか、ぬかるみ箇所多数。また道も急なため下山時は滑りやすい。
予約できる山小屋
蝶ヶ岳ヒュッテ
すでに駐車場は満杯
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すでに駐車場は満杯
登山口に向かって林道を歩きます。下山時はここが一番キツかった
登山口に向かって林道を歩きます。下山時はここが一番キツかった
登山口にて。入山届けはここで出します
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登山口にて。入山届けはここで出します
分岐。ここから蝶ヶ岳に向かいます
分岐。ここから蝶ヶ岳に向かいます
吊り橋を渡る。水量が豊富だった
吊り橋を渡る。水量が豊富だった
登山道が始まります。蝶ヶ岳まで、深い樹林帯なので展望はほとんどありません
登山道が始まります。蝶ヶ岳まで、深い樹林帯なので展望はほとんどありません
力水。おいしかった
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力水。おいしかった
広めの登山道を行きます。分岐もないので迷うことは無いでしょう
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広めの登山道を行きます。分岐もないので迷うことは無いでしょう
そのすぐあとにある有名なゴジラの木。小さなものかと思いきや人の身長ぐらいまである大きなものでした
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そのすぐあとにある有名なゴジラの木。小さなものかと思いきや人の身長ぐらいまである大きなものでした
次第に傾斜がきつくなります
次第に傾斜がきつくなります
何の実でしょう?
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何の実でしょう?
まめうち平に到着。ここまで非常にスムーズに来れました。
まめうち平に到着。ここまで非常にスムーズに来れました。
20分ほどまめうち平で休憩して出発
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20分ほどまめうち平で休憩して出発
しばらく平らな道。気持ちのいい道です。
しばらく平らな道。気持ちのいい道です。
そして急傾斜になります。また天気も雲で覆われてきました。
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そして急傾斜になります。また天気も雲で覆われてきました。
まめうち平から1時間半。もうスタミナ切れ・・・
まめうち平から1時間半。もうスタミナ切れ・・・
最終ベンチに到着。あと少しで山頂。でも足が動かず。
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最終ベンチに到着。あと少しで山頂。でも足が動かず。
森林限界を超えそう。
森林限界を超えそう。
そして分岐に到着。大滝山方面をさらに5時間ほど行くと歴史ある徳本峠に。
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そして分岐に到着。大滝山方面をさらに5時間ほど行くと歴史ある徳本峠に。
蝶ヶ岳山頂。
山荘はかなりの人。テント場は20張ほど。思ったほどありませんでした。明日の天気を考え小屋泊にしたのでしょうか?
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山荘はかなりの人。テント場は20張ほど。思ったほどありませんでした。明日の天気を考え小屋泊にしたのでしょうか?
山頂でシチューを作成。同時にクッカーでごはんを炊きましたがうまくいかず・・・
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山頂でシチューを作成。同時にクッカーでごはんを炊きましたがうまくいかず・・・
山頂付近は雲はありませんが、梓川をはさんだ対岸の槍穂高は雲の中。時折稜線が見えます。しかし、安曇野市街方面は完全に雲の中。
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山頂付近は雲はありませんが、梓川をはさんだ対岸の槍穂高は雲の中。時折稜線が見えます。しかし、安曇野市街方面は完全に雲の中。
蝶ヶ岳ヒュッテ。常念岳の山バッジは売っていなかった。
蝶ヶ岳ヒュッテ。常念岳の山バッジは売っていなかった。
常念岳方面。きれいなアルプスらしい稜線が見ることができました。先日の五竜岳から続く稜線に次ぐ美しさ。
常念岳方面。きれいなアルプスらしい稜線が見ることができました。先日の五竜岳から続く稜線に次ぐ美しさ。
夜12:00。雲は完全に晴れました。安曇野方面もきれいに夜景が見えてます。
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夜12:00。雲は完全に晴れました。安曇野方面もきれいに夜景が見えてます。
槍が岳、大キレットも稜線に全く雲はかかってません。
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槍が岳、大キレットも稜線に全く雲はかかってません。
翌朝。雨が強く降ってましたが、5時半頃には止みました。頃合いとみて出発。
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翌朝。雨が強く降ってましたが、5時半頃には止みました。頃合いとみて出発。
雲は高く、見通しはききます。我々の前にすでに3、4組は出発されてるよう。
雲は高く、見通しはききます。我々の前にすでに3、4組は出発されてるよう。
槍穂高方面。3000mを境に雲海が広がってます。あまりにきれいなコントラストに感動。
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槍穂高方面。3000mを境に雲海が広がってます。あまりにきれいなコントラストに感動。
安曇野方面はよく見えます。このころ南の海上では台風が着々と進行中
安曇野方面はよく見えます。このころ南の海上では台風が着々と進行中
横尾の分岐。
常念岳が見えました。
常念岳が見えました。
2592mピーク手前にある広場。開けた場所があります。
2592mピーク手前にある広場。開けた場所があります。
蝶槍。今回の登山ではどこからでも見ることができ、象徴的な存在でした
蝶槍。今回の登山ではどこからでも見ることができ、象徴的な存在でした
2592mピーク手前にある池。
2592mピーク手前にある池。
安曇野市街地
アップダウンが続きます。
アップダウンが続きます。
2592mピークから見る蝶槍
2592mピークから見る蝶槍
常念岳が見えました。ここまでは風はありません。南の風なので、おそらく山に遮られてたのでしょう。
常念岳が見えました。ここまでは風はありません。南の風なので、おそらく山に遮られてたのでしょう。
再び森林限界を超えます。雨は降ったりやんだり。
再び森林限界を超えます。雨は降ったりやんだり。
途中で振り返ります。正面の木の無い所を歩いてきました。
途中で振り返ります。正面の木の無い所を歩いてきました。
雨が強まります。
雨が強まります。
常念岳までは岩場の連続。馴れないと結構体力を消耗します。しかし、先日の五竜岳より危険度はありません。
常念岳までは岩場の連続。馴れないと結構体力を消耗します。しかし、先日の五竜岳より危険度はありません。
槍穂高方面から、強烈な風が吹いてきました。風速12、3mぐらい。
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槍穂高方面から、強烈な風が吹いてきました。風速12、3mぐらい。
これだけの雨風でしたが、辺り一面真っ白という状況にはなりませんでした。常念岳も見えます
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これだけの雨風でしたが、辺り一面真っ白という状況にはなりませんでした。常念岳も見えます
すれ違いの人に、あと少しですよ!と言われましたが、ここからさらに1時間近く歩きました。。。
すれ違いの人に、あと少しですよ!と言われましたが、ここからさらに1時間近く歩きました。。。
雨も少しやんできました。
雨も少しやんできました。
しかし山頂直下で再び強風と雨。
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しかし山頂直下で再び強風と雨。
常念岳山頂手前
2013年09月15日 08:54撮影 by  Canon EOS 60D, Canon
9/15 8:54
常念岳山頂手前
案とか常念岳に到着。景色は全く見えず。寒いので早々に退散。
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案とか常念岳に到着。景色は全く見えず。寒いので早々に退散。
三股へ下山開始。
三股へ下山開始。
途中の警告。この先、急な坂になるとかいてあります。
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途中の警告。この先、急な坂になるとかいてあります。
前常念岳に向かいます
前常念岳に向かいます
傾斜は緩やかなのですが、大きな岩の上を歩くので、すいすい行けません、
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傾斜は緩やかなのですが、大きな岩の上を歩くので、すいすい行けません、
遠くの岩場に雷鳥のシルエットが・・・!このあと、再度、近くで雷鳥を見ました。ここら辺は雷鳥の宝庫というのは本当だったんですね。
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遠くの岩場に雷鳥のシルエットが・・・!このあと、再度、近くで雷鳥を見ました。ここら辺は雷鳥の宝庫というのは本当だったんですね。
前常念岳が見えてきました。
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前常念岳が見えてきました。
おそらく前常念岳山頂。道標が全くありませんので、ここが頂なのか最後まで不明。
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おそらく前常念岳山頂。道標が全くありませんので、ここが頂なのか最後まで不明。
石室。なかはボロボロ。風雨をしのぎたかったのですが、さすがに入るのにためらわれました。
石室。なかはボロボロ。風雨をしのぎたかったのですが、さすがに入るのにためらわれました。
石室を過ぎると本格的な下山が始まります。
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石室を過ぎると本格的な下山が始まります。
不安定な岩場が多い。
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不安定な岩場が多い。
既に紅葉が始まってます。
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既に紅葉が始まってます。
と、突然晴れ間が!!!素晴らしい!!
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と、突然晴れ間が!!!素晴らしい!!
カメラのレンズが雨でやられて曇ってしまいました。
カメラのレンズが雨でやられて曇ってしまいました。
常念の岩場がこれでもかと立ちはだかります。
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常念の岩場がこれでもかと立ちはだかります。
振り返って蝶槍。
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振り返って蝶槍。
常念は登りよりも下山がキツい。
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常念は登りよりも下山がキツい。
ようやく樹林帯に入り、風をしのげました
ようやく樹林帯に入り、風をしのげました
きれいな道
最後の道標。
ここからはきゅうなつづら折れの道。3時間以上!
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ここからはきゅうなつづら折れの道。3時間以上!
撮影機器:

感想

3連休初日、蝶ヶ岳〜常念岳に。台風が接近していることもあり、日程的にはこの日がギリギリ。
事前の予報では、初日は曇り時々張れ、翌日は、雨は降るものの断続的に降ったり止んだり、ということなので、たいして降らないだろうと予測。
この行程は、初日よりも、2日目(蝶ヶ岳ヒュッテ〜常念岳〜三股)の方が行程も長く、一方できれいな稜線歩きになるので、一番メインになる所なのですが、個人的には、蝶ヶ岳までの登りが一番キツく、初日の印象の方が強いです。
標高差1300mもあるので、やはり体力的には一番キツい。また、眺望もないので、ひたすら登りというのが、精神的にもキツい。
アルプスらしい岩陵の稜線を見るには山頂までお預けです。

人気のコースだけあって、大勢の人が登ってました。

ヒュッテに着くと、12時にもかかわらず、すでに大勢の人が到着して、荷解きをしてました。このまま常念岳に向かう人は少ないようで、常念方面の稜線上には人はいませんでした。

蝶ヶ岳は噂通り、最高のロケーションで槍穂高が一望できますし、東側においても安曇野の市街地が見下ろせます。またテント場も窪地にあるため、槍穂高からの吹き下ろしの強烈な風もしのげるようになってます。
なのでテント泊して初めて静かな夜を過ごすことができました

翌日、早朝4時頃からテントをたたく雨音で目が覚めました。
想像以上に強い降りに少々気が滅入りましたが、しばらくすると小康状態に。その隙に撤収→出発しました。
まだ小屋には大勢人がいましたが、いくつかの団体は、すでに常念岳方面に向かい出発してました。
天候は不安定で、雨が降ったりやんだり。そして降り出すと、やや強い、大粒の雨が降ってきます。

しかし、雲は高く、視界は良好。登山するには問題ありません。

左手に槍穂高を見ながらでしたが、3000m付近の山頂部分はすっぽり雲に覆われて、折角の眺望は次回に持ち越しとなりました

何度かのアップダウンをし、常念岳への取り付きに到着。
ここからは岩を登り、急激に標高を詰めていきます。鞍部から350mも標高差。累計で行くと400m以上の登りです。

岩場は長いですが登りやすく、小ピークは巻き道があったり、それほど大変ではありませんでした。

山頂に着く頃には強風が行く手を遮りましたが、なんとか到着。先行グループはすでに下山していました。山頂部分は狭く、あまり落ち着けるような場所ではありません。

このあと行く、前常念岳の方が、眺めがいいかもしれません。

前常念岳からの下りは、かなり急な坂となってます。登りで行くと、かなり体力を削られるでしょう。

下山の樹林帯も延々長く4時間以上の下山になります。

下山後、びっくりしたのは、ほとんど車がなかったこと。ほとんどの人が昨日日帰りして帰ってしまったのでしょうか?
それとも早々に常念岳登頂をあきらめ、マメウチ平経由で下山したのか?

今回の行程は距離にして14kmほどと、泊まりの登山の中では比較的短く、がんばれば日帰りできそうなのですが、やはり標高差1300mの登りと、常念岳からの下りを考えると、これぐらいの行程が理想かもしれません。おそらく初日で常念小屋に着くのも難しいでしょう

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無雪期ピークハント/縦走 甲信越 [2日]
蝶ケ岳〜蝶槍往復
利用交通機関: 車・バイク
技術レベル
3/5
体力レベル
4/5
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利用交通機関: 車・バイク
技術レベル
3/5
体力レベル
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