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Yamareco

記録ID: 345581
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ハイキング
富士・御坂

初氷りの富士山 富士宮口から

2013年09月17日(火) [日帰り]
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graveltrek その他1人
GPS
--:--
距離
8.2km
登り
1,420m
下り
1,409m

コースタイム

06:23 富士山表口五合目登山口
08:12 8合目
09:30 9合目萬年雪山荘
10:38 富士宮口頂上
11:00 剣ヶ峰山頂
    昼食
12:19 下山開始
14:29 富士山表口五合目登山口
天候 快晴 台風18号一過のこの上ない程の晴れ
過去天気図(気象庁) 2013年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車
富士山スカイライン 駐車場
コース状況/
危険箇所等
夏山シーズンは終了し、登山道へは立ち入り禁止に成っています。
そこから先は自己責任で入山を判断して下さい。

ルートは整備されています。
ルートを示すロープなども残っていますから、よほどの悪天候や夜間で無い限り、ルートを見失う事は無いでしょう。
予約できる山小屋
八合目池田館
駐車場からでも絶景ですね
駐車場からでも絶景ですね
山頂方向ですが山頂は見えません
山頂方向ですが山頂は見えません
いよいよ初富士山へ
いよいよ初富士山へ
霜柱です!
もちろん今季初!
霜柱です!
もちろん今季初!
駿河湾をみて
左手に伊豆半島が見える
駿河湾をみて
左手に伊豆半島が見える
連れはヘロヘロに成ってます
連れはヘロヘロに成ってます
硬貨が多数差し込まれた柱
空の青さに注目
硬貨が多数差し込まれた柱
空の青さに注目
だいぶ高度をかせぎました
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だいぶ高度をかせぎました
崖の岩から染み出した水が凍ってできたツララ
1
崖の岩から染み出した水が凍ってできたツララ
山頂の鳥居
到着しました
山頂の鳥居
到着しました
池に氷が張ってました
もちろん初氷りですね
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池に氷が張ってました
もちろん初氷りですね
山頂
剣ヶ峰
小屋越しに見る剣ヶ峰山頂
小屋越しに見る剣ヶ峰山頂
沼津から伊豆半島
1
沼津から伊豆半島
火口をみる
下山時には富士宮の上空に雲が出て雲海になった
下山時には富士宮の上空に雲が出て雲海になった
登山口に戻ってきました
登山口に戻ってきました
駐車場に帰りつきました
駐車場に帰りつきました

感想

9月15日から降り始めた雨は、関西特に京都の嵐山辺りに甚大な被害をもたらし、私の住む地域でも16日の昼近くまで降り続いた。

16日17日は私には連休で、キャンプで北アルプスに行く予定だったが、台風の来ている中を山に行く勇気は無い。
まして、気圧配置を見れば、外へ出る事さへ危ない様な状況だった。

しかし、台風が過ぎ去った17日は全国的に、一転して高気圧に覆われ、しかも大陸からの高気圧は乾いて居て、クリアな視界を与えてくれる。

日帰りで、しかも絶好の眺望を見る事が出来る山は・・・?
乗鞍岳は来週行く予定だし、御嶽山は先週行ったし・・。
思い切って足を伸ばし、富士山にしよう!

日本最高所へ登る不安は有ったが、今回の天候を逃したら、たぶん来年まで山行を待つ事に成りそうな予感がする。
10月半ばからは雪が降り始めてしまうらしいし、とてもじゃないけど積雪期の富士山に登る勇気と技術を持ち合わせてないし。

未明に自宅を出発し、富士宮市内で道に迷うながらも、午前5時半過ぎに富士山スカイラインの最上部駐車場に到着。

途中のコンビニで買ったお弁当を食べる。
駐車場からでも景色は最高なので、車の外に出て弁当を食べたら、めちゃくちゃ寒かった。

着替えを済まし、靴紐を締めてから、駐車場のトイレに立ちより、登山の準備は完了。
初めての富士山で、登山道の状況も良く分からない。
ましてや前日の台風は富士山辺りにもかなりの降水をもたらして居たのは間違いないので、登山道が流され居ないか不安だった。
しかし、心配した事はなく、登山道は全くと言っていい程荒れて居ないと感じた、なにせ台風前の登山道を知らないので推測だけである。

登り始めてからすぐに、所々で崩れた霜柱の様な物を目にしたが、気のせいだと思っていた。
しかし、もう少し登った所で、無傷の霜柱発見。
まったく綺麗に地面から立ち上がって居るのはまさしく霜柱、今朝は余程冷え込んだようだ。

帰宅後のニュースで、北アルプスや乗鞍岳でも初氷りや霜柱を初観測したと報じて居た。

標高差は驚くほどは無いが、なにせ富士山は標高が高い。
先週の御嶽山山行で、頭痛の症状が出て居た事も有り、高山病が心配だ。

驚くほど小さな歩幅で、ゆっくりゆっくり心拍数が上がらない様に気を使って歩けば、うっすら額に汗を感じるくらいで、タオルを欲しがるほどの汗はかかない。

先週の御嶽山山行から身に付けた歩き方は、今回の富士山山行でも大いに役に立っている。

ゆっくりゆっくり、本当にゆっくり歩くと、休憩も大きく取る必要が無いため、同じ頃に登り始めた人たちと、歩くペースは同じか少し遅いくらいでも、休憩の時間分先に進んでいるので、コースタイムは随分と早く成る。
人間って、ゆっくり歩いても、5分間で結構な距離を進めるもんです。
なんて言うと調子が良いけど、ベテラン登山者皆さんそうなさっている様子です。

登山シーズンの営業を終了し閉鎖された山小屋をいくつか横目に見ながら、4時間10分ほどで富士宮頂上へ到着。
健脚の方から見れば遅いタイムかも知れないが、HandM夫婦にしたら上出来な方。

閉鎖された山頂売店の脇を通って剣ヶ峰へ通じる登山道を進む。
右手は大きな富士山の火口が口を開けている、写真なんかでは見ていたが、実際に自分の目で見るとその大きさは驚くほどだった、とにかく何もかもがスケールの違いを思い知らせてくれる。

小屋の北側に有る浅い池には、10mm近くは有ろうかと言う厚さの氷がはって居た。
たぶん今日が初霜柱で初氷だろう。

剣ヶ峰山頂から、北西を見ると穂高連峰から大キレットその右に槍ヶ岳・・水晶岳
南アルプスの北岳等の白根三山は手が届く程近くに有る。
東を見れば三浦半島、江の島、ずっと遠くに房総半島。
南には伊豆大島はおろか、八丈島まで見える気がした、少し手前には芦ノ湖。
南西には三保ノ松原からそのずっと遠くにかすんだ御前崎が見える。

もちろん八ヶ岳なんかは手に取る様に見える。
見渡す限りの日本が見えた!!
この絶景には連れも私も大満足。

絶景に満足し爽快な気分でも、ちゃんと高山病に成ってしまった。
すこしの頭痛は感じながらの登り登山道だったけど、山頂ではなかなか辛い思いをした。
幸い症状は軽く、昼ご飯に食べたカレーパンで吐き気をもよおしたくらい。
頭痛薬を飲んでごまかしたつもりだが、下山中も頭痛は続いた。

昼ご飯を富士宮頂上脇で食べている頃、同じ頃に登り始めた登山者が続々登頂してきた。
この差は、普段登山をしている人と、今回観光で登った人の違いだろう。
登山者はHandM達とほぼ同時刻に登頂している。

下山時に宝永山に寄るつもりで、8合目の小屋から東へ向かったが、登山道が良く分からずに、歩いていたら登山道に有る7合目の小屋に到着してしまった。
次回の機会があれば、もっとよく下調べをして臨もう。

2時間ちょっとで登山口に到着。
途中の寄り道を考えると、なかなかのペースだった。

途中で話をした方々からは、「10年登ってても、こんなに良い絶景は初めて!」と多数言われたので、今回の山行は本当に運に恵まれたのだろう。
満足のいく山行で、見る山だと思っていた富士山は、登っても良い日本一の山でした。
台風で被害に遭われた方々に、お見舞いを申し上げます。

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