憧れの世界遺産 白神岳へ 東北の山巡りその3
- GPS
- 07:20
- 距離
- 12.0km
- 登り
- 1,072m
- 下り
- 1,050m
コースタイム
09:45蟶山(まてやま)
11:30白神岳山頂12:15
13:20二俣
14:20二俣分岐
15:00駐車場
天候 | 曇り後晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
能代市から国道101号で日本海に沿って北上します 道路右側に登山口の標識あり、登山口まで車で5分程です 広い駐車場と休憩所があります |
コース状況/ 危険箇所等 |
蟶山を経由するコースは、特に危険箇所はありません 山頂付近に、トイレと避難小屋があります 山頂から二俣迄は急坂が続き、ロープを頼りに下ります 転倒、滑落に注意してください 二俣での渡渉が、台風直後の為心配でした 思ったより水量が少なめで靴を濡らさずに渡渉できましたが すぐまた右への渡渉は川幅が広く水量も多かったので、 安全の為、靴を濡らして渡りました その後も小さな沢を幾度か渡りましたが大変なのはこの二箇所でした 二股分岐までトラバースが続きます 崩壊しかけている箇所は滑落にご注意ください |
写真
感想
東北の日本二百名山、日本三百名山を巡る旅も三日目になりました。
日本各地で大雨をもたらし被害を与えた台風も去り、
いよいよ快晴の白神岳山頂で美味しくお弁当を頂けるのではないかとの
大きな期待を胸に宿を出発しました。
明け方、露天風呂に入れたようですが、うっかりしていて心残り…
広い砂利の駐車場には僅か数台の車しか駐車していませんでした。
台風直後ですし、平日ゆえ、世界遺産もこんなに静けさを保っているのかもしれません。
雨で湿った道はちょっと滑りやすく感じましたが、ブナ林の道は大好きな道、
まるで故郷の信越トレイルを歩いているように快調な里山歩きを満喫です。
水場から尾根までなかなかの登りを強いられ、一汗かいて尾根に出ました。
せっかくなので登山道からちょっと戻って蟶山(まてやま)山頂を踏みました。
ブナ林に囲まれた三角点はとてもひっそりとしていました。
眺望もありませんし、ここを訪れる人はあまりいないと思います。
もうちょっと晴れてくれればと願いつつ、ブナの大木の茂る林を抜け、
小灌木帯の急坂を息切れしながら登る頃には、足元に日本海が…
遥か向こうは昨夜お世話になった不老不死温泉でしょうか?
昨日とは打って変わった穏やかな青い海になんだかとても癒されます。
主尾根に飛び出すと、避難小屋かと思われる立派な作りのトイレが彼方に。
山頂まで、まだまだ歩かなくてはならないようなので、ちょっと疲れを感じます。
振り返ると尾根の向こうに岩木山のシルエットが微笑んでいるではありませんか!
当たり前なのに、そんな風景が痛く心に沁み、東北に居る自分を実感します。
のんびり山頂で食事を摂り、白神山地の山々の壮大な景色を満喫しました♪
完璧な晴天とまでは行かず、ちょっぴり残念ですが、昨日までに比べたら出来すぎ、
ようやく憧れの世界遺産に来られたことに感謝し、下山の準備にかかります。
「二俣」の渡渉が心配ではありますが、周回することにしました。
尾根からしばらく、緩やかに下っていると思ったら、俄かに激下りに。
険しい下降が続きましたが、延々とロープが張られていて、頼りになりました。
不安でたまらなかった二俣の第一の渡渉点は、岩を伝ってうまく通過。
問題は次の渡渉点で、下流なので水量も多く川幅も広く、
安全に渡る為、靴下まで濡らして渡り、分岐で盛大に絞りました。
そんな気持ちの悪さも今では懐かしい思い出になりました。
その後も小さな沢を幾つか渡りましたが問題なく、難関は二つの渡渉です。
トラバース気味の道を行くと、長く感じましたが分岐に無事到達、
白神岳周回コースが歩けた満足感に浸りながら、岩木山の遠望を楽しみながら
明日登る「櫛ヶ峰」登山口を目指し、車は一路青森へ。
(つづく)
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