黒部川 赤木沢

2021年08月27日(金) ~ 2021年08月29日(日)

• GPS: 24:49
• 距離: 35.6km
• 登り: 2,206m
• 下り: 2,291m

コースタイム

1日目

• 山行: 4:23
• 休憩: 0:58
• 合計: 5:21

8:44 十三重之塔 慰霊碑
9:29 9:30 太郎坂
10:17 10:17 青淵三角点
10:35 10:35 積雪深計測ポール
11:57 11:57 五光岩ベンチ
12:18 12:18 太郎兵衛平
12:45 13:42 太郎平小屋
14:05 薬師峠

2日目

• 山行: 11:19
• 休憩: 1:29
• 合計: 12:48

3:32 薬師峠
3:48 3:48 太郎平小屋
4:31 4:31 第一徒渉点
4:38 4:38 第二徒渉点
4:56 4:56 第三徒渉点
5:39 5:40 カベッケが原
5:47 6:23 薬師沢小屋
8:19 8:26 赤木沢分岐
8:43 8:44 ウマノ沢分岐
10:30 10:38 大滝
12:38 12:38 中俣乗越
13:39 13:39 赤木岳
14:07 14:24 北ノ俣岳
14:34 14:34 神岡新道分岐
15:37 15:38 太郎山
15:44 16:02 太郎平小屋
16:20 薬師峠

3日目

• 山行: 3:02
• 休憩: 0:48
• 合計: 3:50

6:54 薬師峠
7:20 7:39 太郎平小屋
8:02 8:03 太郎兵衛平
8:19 8:37 五光岩ベンチ
9:18 9:18 積雪深計測ポール
9:34 9:44 青淵三角点
10:12 10:12 太郎坂
10:44 十三重之塔 慰霊碑

天候

27日 高曇り、28日 晴のち曇、29日 晴

アクセス

利用交通機関：

電車 バス

写真

8/27 8:40

薬師岳登山道入り口。
ここまでが遠かったですが、いよいよ出発です。
8：40。

8/27 10:26

登山開始から1時間半。
冒頭の1時間こそ急登に喘ぎましたが、その後はアルペン感溢れる美しい歩道です。

8/27 10:34

立山が綺麗に見えます。
雲の奥には劔も！

8/27 11:48

振り返ると有峰湖。

8/27 11:58

登山道では1時間おきくらいにベンチ。
五光岩を見下ろす場所にあるので、この名前だそうです。

8/27 11:59

五光岩ベンチから薬師岳。
大らかな山容ですが、でかい！

8/27 12:37

もうすぐ太郎小屋。

8/27 13:20

太郎小屋に着いた！
ここまで4時間強、いいペース。
黒部源流の山々が見渡せます。

8/27 13:42

薬師岳、水晶岳、鷲羽岳。

8/27 13:52

水晶、鷲羽、槍、三俣蓮華、双六！！！
手前には雲ノ平。気分アガリまくり。

8/27 13:56

薬師峠のテン場！
今日は、ここでテントを張って、明日に備えます。
19時就寝。

8/28 3:35

8月28日、2：00起床、3：30出発。
当然真っ暗。

8/28 4:37

黒部川に向かって下って行きます。
出発から1時間。まだ暗い。

8/28 6:20

薬師沢小屋で装備を整えて、いざ出発！
6：30頃、薬師峠を出発してから3時間。

8/28 6:24

黒部川本流を赤木沢を目指して行きます。
基本は左側を進みますが、流れの厳しい箇所は、水流を見極めながら渡渉します。

8/28 7:10

水量たっぷり。気を抜くと流されそう。

8/28 7:23

透明な水が美しい。

8/28 7:33

ゴルジュの高巻き。ここでロープを出して懸垂2ピッチ。
今回の山行で唯一のロープ使用でした。

8/28 8:00

ゴルジュの高巻き、第2弾。
この後、踏み跡を見失い、藪漕ぎでした。

8/28 8:11

赤木沢出合の先の滝。

8/28 8:17

赤木沢の出合。右側をへつって入渓。

8/28 8:29

いよいよ赤木沢。美しい水流を遡ってゆきます。

8/28 8:34

最初のクライマックス、3段20m。右側から。

8/28 8:38

楽しい！

8/28 8:47

4段連続！
空の青さと水の透明感が素晴らしいです。

8/28 8:47

青空に月。出発から5時間。

8/28 8:54

4段連続の上部。
水に浸かりながら、前進！

8/28 8:57

ナメ状小滝。
無数の滝を越えていきます。

8/28 9:02

どの滝も水量は豊富ですが、左右が階段状で簡単に登れます。

8/28 9:04

進化する60代！魂の登攀！！

8/28 9:07

小滝の織りなす絶景。

8/28 9:11

どこをとっても絵になります。

8/28 9:13

黒部川本流は水が冷たいですが、赤木沢は随分マシです。

8/28 9:28

8/28 9:33

8/28 9:40

癒しのナメ滝。
フェルト靴でフリクションもバッチリ。

8/28 10:03

斜滝7m。

8/28 10:06

多段17m。どんどん登ります。

8/28 10:12

4段20m。

8/28 10:18

雄姿！

8/28 10:19

8/28 10:25

大滝35m。
右側のやや微妙な草付きを登って高巻きます。

8/28 10:35

大滝35m上部をトラバース。
下から見ても分かりませんでしたが、2段になっています。

8/28 10:37

大滝の後も美しい渓相が続きます。

8/28 10:43

8/28 10:48

上部に来ても、美しいナメ滝の連続。

8/28 10:51

8/28 11:05

最後までキレイなナメ滝が続いて楽しいです。

8/28 11:39

お花畑を詰め上げます。
登山道に出る前のハイ松と格闘する10m。

8/28 14:07

詰め上げた頃から、急に雲が出てきました。
帰路の稜線歩きも楽しみにしていましたが、生憎の雨。
さっさとテン場に戻って、今日の余韻に浸ります。

8/29 7:32

翌朝。さようなら北アルプス。また来るよ。

8/29 9:37

三角点ベンチの三角点。
下山はのんびりと3時間。
楽しかったよ、また来よう。

撮影機器：

iPhone 12 Pro 256GB SIMフリー Apple

AQUOS sense4 SH-M15 SIMフリー シャープ

感想

ciaohiroshi

憧れの赤木沢は裏切らなかった。とてつもなく美渓でまさに沢のクィーンであった。この高度差520mの沢を遡上するための2泊3日の行程は全く無駄ではなかった。さらに赤木沢出合に至るまでに、黒部川本流から突きつけられた、"へつり"、"渡渉"、"藪漕ぎ"、"ルーファイ"、"懸垂"という盛りだくさんの課題が赤木沢をより一層輝かせた。皆さんもぜひ一度、Place to go!!である。
　今回の山行では相棒に大変助けられた。共同装備をほとんど担いでくれただけでなく、赤木沢からキャンプ場への帰途でも疲れて遅い私を見かねて荷を担いでくれた。頼もしい限りであるとともにもっと鍛えねばと思った。　Carry Moreしよう。

roymoyotto

8月の締めくくりは、北アルプス赤木沢。黒部源流の人気の沢です。
天気も良さそうで、期待は節操ないほどに膨らみましたが、赤木沢はそれに見事に答えてくれました。透明感溢れる水、エメラルドグリーンの滝つぼ、心を癒すナメ滝、魂を震わせる大滝と、息を付く間もないほどぎっしりと沢登りの楽しみが詰まっています。
沢登り自体はそれ程難しいものではなく、ソロの日帰りで遡行している猛者もいました。
川崎からは片道1日の道中と長いですが、そのアプローチも苦にならない素晴らしい沢登りでした。
北アルプスへの限りない憧れ、共に遡った仲間に尽きない感謝、最高の3日間でした。
是非また行きましょう！