長者原〜坊がつる〜平治岳(テン泊)
- GPS
- 04:28
- 距離
- 5.7km
- 登り
- 427m
- 下り
- 410m
過去天気図(気象庁) | 2013年09月の天気図 |
---|---|
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
まだまだ残暑も厳しい9月の3連休。うち2日間の休みで、くじゅうテン泊です。
長者原に13時着。当然ながら駐車場は満車。前夜は午前3時まで飲んでいたので、食欲がありません。それでも無理やり「ウコッケイ卵かけご飯」をかき込んで出発します。いつもより18kgのザックが重く感じます。
長者原からは、タデ原湿原遊歩道をのんびり歩きながら登山道に入るのが好きです。出発時間の記録のためにも、ここで山をバックに写真を取ります。そして木道を歩いてゆくと…あれ?通行止めですね。どうやら木道の補修工事のようです。迂回路と書かれている方向へ足を進めていると、あらあら?ぐるりと回って駐車場まで戻ってきちゃいましたね(笑)。
ええ、こんなところで道迷いしている僕です(笑)。思わずこのまま車に乗って帰ろうかと考えました(笑)。自分のお間抜けさに、ザックの重みが増します…。
さすが3連休、登山道はいつもより人が多いようです。途中のベンチで小休憩していると、下りの学生さんと少しお話をしました。
下りですか?今日はどこを登ってきました?
「えーと、どこだっけ。大船山?に登りました」
そう、眺めが良かったろうね。
「いやーもーガスで何にも見えなくて(笑)」
あらら、それは残念でしたね。
「やっぱり今が一番いい季節なんですか?」
うーん、あと一ヶ月もすると紅葉が見ごろになるんだけどね。
「へー、そーなんだー」
そう。だから来月もまたおいでよ。
「はい!また来ます!」
…って、どうして僕はベテランっぽく話してしまうのだろう(笑)。学生さん、ごめんね。なんか知ったかぶりして話してしまいました(笑)。
さて、坊がつるに到着。タデ原の無駄な1周(笑)も含めてちょうど2時間です。テン場は足の踏み場が…。設営場所を探せないらしくザックを背負ったままウロウロしている人もいます。僕はズンズン奥へ行き端っこで設営しました。水場やトイレの位置はいつもあんまり気にしないのです。
それよりお風呂とビール!そそくさと設営したテントにザックを放り込み法華院山荘まで。今日はお風呂も芋洗い状態です。いつもより早めに上がって缶ビールを開けます。くぅ〜…、んま〜い!これのためにココまで来る価値があるよなぁ〜。
夕食用のビールと日本酒を買い込んで戻ります。坊がつるテン泊は酒を持参しなくて良いところがお気に入りの一つですね。今夜のメニューはフリーズドライのチゲスープに豚肉と乾燥野菜を入れてチゲ鍋です。締めの雑炊とラーメンまで作ってしまいました。夜半から少し雲が出てきましたが、概ね素敵な月夜です。
食後は、夜露よけにテントをタープの下にもぐりこませ、酒を飲みつつ本を読みつつ、いつの間にか落ちてました。
翌朝(9/22)の夜明けは晴れ。美しいモルゲンロート(朝焼け)を眺めつつコーヒーを淹れます。朝食を食べつつ、今日はどこを登ろうかなと思案するうちに曇ってきました。風は南からのようです。天狗ケ城から中岳も雲の中。三俣山も、大船山もガス。うーむ…今日は平治岳に登りましょう。こっちはまだしばらく晴れていそうです。初めて登りますが、いつも雨ヶ池から見えてて気になっている山でした。ミヤマキリシマの名所として有名で花季には混雑するようですが、この時期は登山者も少ないようです。
坊がつるの東奥から始まる登山道はよく整備されていて登りやすいものでした。1時間で鞍部の大戸越(ウトンゴシ)まで来ると視界が開けます…が、ここにきてガスです。東から濃いガスが上がってきて、しかも雨混じり。すれ違った下山者は「頂上も雨で何も見えんから下りて来た」と。うーん、ここから南東に向かい北大船と大船山へ縦走する手もありますが、こっちはもっとガスが濃そうです。平治岳まではあと30分程の登りですから、行きましょう。
ここは上りと下りがそれぞれ専用道で分かれています。道は狭く、ミヤマキリシマが腕や足を引っ掻きます。レインウェアを着込んで正解でしたね。最後の急な上りを終えると岩場に出ました。おおー!頂上だ。でもガスで良く見えないなぁ。あれ?頂上碑が見当たりません。一番高いところは大岩の上のようです。よじ登ってみましたが、ここにもありません。まあ、こんな岩の上に碑は立てられんよな…と思いつつ、ガスが晴れるのを待ちました。
その間、数組の登山者が来ましたが、みなさん「うーんガスですねぇ」と言っては早々に立ち去ってゆきます。大岩の上は一人しか立てないので、登山者が来たらすぐに岩から下りて譲るのですが、誰も上りません。やっぱりガスだとそんなもんかな…と思っていると…少し晴れ間が出てきました!
そしたら見えてきました。奥に本当の山頂が(笑)。そう、ここは小ピークで山頂ではありませんでした…(-_-;)。はしゃいで写真を撮りまくっていた自分って…お間抜けさんです。
いそいそと山頂まで行くと、ちゃんとありましたよ、頂上碑。わずかな晴れ間の眺望を楽しんでいると又もやガスに。もういいやと下山しましたが、大戸越まできて振り返ると山頂は快晴…。いや、本当にもういいや…。なんでしょう、この敗北感は(笑)。
下山後に法華院山荘で昼食カレーを頼みましたが、ついでに生ビールも飲んじゃいました。おかげでスローペースな下山で2時間後に長者原。お間抜けですが楽しい山行でした。
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