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Yamareco

記録ID: 348011
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍

奥穂-西穂

2013年09月21日(土) ~ 2013年09月22日(日)
情報量の目安: A
都道府県 長野県 岐阜県
 - 拍手
体力度
6
1~2泊以上が適当
GPS
15:39
距離
23.9km
登り
2,282m
下り
1,431m
歩くペース
速い
0.80.9
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

21日 上高地6:40 → 8:47横尾9:11 → 10:05本谷橋 → 11:22涸沢12:10 → 14:50穂高岳山荘(泊)
22日 穂高岳山荘5:15 → 5:50奥穂高岳5:55 → 6:37ジャンダルム6:43 → 7:35天狗のコル7:45 → 8:03天狗岩 → 8:43間ノ岳 → 9:50西穂高岳10:10 → 11:15西穂独標 → 12:10西穂山荘12:45 → ロープウェイ西穂高口13:30
天候 21日 晴
22日 晴時々曇
過去天気図(気象庁) 2013年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
ゆっくり目の出立。
この日寝起きがイマイチで、上高地にて1時間近くもぼんやり過ごしてしまう。
ゆっくり目の出立。
この日寝起きがイマイチで、上高地にて1時間近くもぼんやり過ごしてしまう。
天気は上々。
横尾。
先週の連休は天気がアレでしたから、打って変わってけっこうな人出です。
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横尾。
先週の連休は天気がアレでしたから、打って変わってけっこうな人出です。
本谷橋をわたるのも今年4回目。
本谷橋をわたるのも今年4回目。
涸沢にて小休止。
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涸沢にて小休止。
1周間ぶりでしかないけど、やはりエエとこです。
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1周間ぶりでしかないけど、やはりエエとこです。
今回もパノラマルートで白出のコルへ。
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今回もパノラマルートで白出のコルへ。
お花畑では、先週、尚も咲いていたチングルマやハクサンイチゲの花もこの度は確認できず。
この1週間でドッと冷え込んだんでしょう。
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お花畑では、先週、尚も咲いていたチングルマやハクサンイチゲの花もこの度は確認できず。
この1週間でドッと冷え込んだんでしょう。
まだ色づいてはいないものの、ナナカマドの赤い実にしばし見惚れたり。
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まだ色づいてはいないものの、ナナカマドの赤い実にしばし見惚れたり。
涸沢小屋からのルートとの合流点。
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涸沢小屋からのルートとの合流点。
合流点からパノラマルートを見やる。
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合流点からパノラマルートを見やる。
こちらは涸沢小屋へのルート。
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こちらは涸沢小屋へのルート。
ザイテングラートの取付きまでのルート。
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ザイテングラートの取付きまでのルート。
ザイテングラートのねき。
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ザイテングラートのねき。
ここから。
白出のコル手前。
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白出のコル手前。
穂高岳山荘に着。
1周間ぶりです。
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穂高岳山荘に着。
1周間ぶりです。
宿泊の手続きをすると、穂高岳山荘90週年ということで、スタッフバッグと記念誌を頂戴する。
先週のスタッフバッグの色は赤でした。
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宿泊の手続きをすると、穂高岳山荘90週年ということで、スタッフバッグと記念誌を頂戴する。
先週のスタッフバッグの色は赤でした。
涸沢岳に登ろうかとも考えたが、書棚の横のロビーに席を確保して一寝入り。
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涸沢岳に登ろうかとも考えたが、書棚の横のロビーに席を確保して一寝入り。
北側から眺めると奥穂への登路がわかりやすい。
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北側から眺めると奥穂への登路がわかりやすい。
22日早朝。
5:15に穂高岳山荘を出発する。
奥穂へ向かう途中、御来光に遭遇。
万事うまく運びますようにと祈りつつ眺めやる。
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22日早朝。
5:15に穂高岳山荘を出発する。
奥穂へ向かう途中、御来光に遭遇。
万事うまく運びますようにと祈りつつ眺めやる。
北尾根の向こうには、八ヶ岳や甲斐駒が。
その先には富士山のシルエットがクッキリ。
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北尾根の向こうには、八ヶ岳や甲斐駒が。
その先には富士山のシルエットがクッキリ。
黎明の槍っていうのも乙なもの。
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黎明の槍っていうのも乙なもの。
奥穂高岳まであと少し。
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奥穂高岳まであと少し。
ジャンダルム
奥穂高岳山頂より。
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奥穂高岳山頂より。
あちらへ向かいます。
あちらへ向かいます。
先ずは馬の背へ。
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先ずは馬の背へ。
幾人かに先を譲られて取りついてみると、いきなりこれかい?って少しばかり怯みつつ、馬の背をクリア。
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幾人かに先を譲られて取りついてみると、いきなりこれかい?って少しばかり怯みつつ、馬の背をクリア。
馬の背を顧みる。
後から考えるとここが核心部あったかと。
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馬の背を顧みる。
後から考えるとここが核心部あったかと。
ロバの耳とジャンダルム
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ロバの耳とジャンダルム
穂高岳山荘にてお話する機会があり、後になったり先になったりと道中ご一緒した方。
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穂高岳山荘にてお話する機会があり、後になったり先になったりと道中ご一緒した方。
馬の背側からジャンダルムへ登る人がありました。
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馬の背側からジャンダルムへ登る人がありました。
私らはねきを左側に巻いて、コブ尾根のコル側から取りつきます。
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私らはねきを左側に巻いて、コブ尾根のコル側から取りつきます。
ジャンダルム頂上。
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ジャンダルム頂上。
この日、会の穂高例会パーティーが重太郎新道を登り来る予定。
今どのへんやろうなあ、とジャンダルムより思いを馳せ眺めやる。
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この日、会の穂高例会パーティーが重太郎新道を登り来る予定。
今どのへんやろうなあ、とジャンダルムより思いを馳せ眺めやる。
遠く中央アルプスと南アルプスが。
甲斐駒の左肩には富士山がクッキリと。
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遠く中央アルプスと南アルプスが。
甲斐駒の左肩には富士山がクッキリと。
西穂は、すぐそこにあるように見えるのだが。
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西穂は、すぐそこにあるように見えるのだが。
ジャンダルムなんて、ねきまで来てしまえば簡単に登れてしまうんやね。
コブ尾根のコル側から見るとわかりやすい。
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ジャンダルムなんて、ねきまで来てしまえば簡単に登れてしまうんやね。
コブ尾根のコル側から見るとわかりやすい。
天狗ノコルで一休み。
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天狗ノコルで一休み。
ルート上、エスケープルートはここから岳沢方面に下るのみ。
ルート上、エスケープルートはここから岳沢方面に下るのみ。
あの鞍部が間天のコル?
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あの鞍部が間天のコル?
こちらが逆層スラブなんですね。
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こちらが逆層スラブなんですね。
逆層スラブの登り下りは譲り合って。
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逆層スラブの登り下りは譲り合って。
このあたりが間ノ岳山頂やったのかしら。
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このあたりが間ノ岳山頂やったのかしら。
お次は赤石岳。
赤石岳山頂。
このトラバースの先に垂直の登りあり。
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このトラバースの先に垂直の登りあり。
西穂はすぐそこ。
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西穂はすぐそこ。
西穂高岳到達は9:50のこと。
後は知れたルートなので、気分的にはここでお終い。
1時間半もあれば西穂山荘に、昼前には着くだろうとしていたが・・・。
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西穂高岳到達は9:50のこと。
後は知れたルートなので、気分的にはここでお終い。
1時間半もあれば西穂山荘に、昼前には着くだろうとしていたが・・・。
我ながら良いペースでここまで来れたわ、などと気を良くしつつ、見慣れた景色を眺めやる。
ふと視線を手前に転じれば、登り来る人並みが尋常ではないような。
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我ながら良いペースでここまで来れたわ、などと気を良くしつつ、見慣れた景色を眺めやる。
ふと視線を手前に転じれば、登り来る人並みが尋常ではないような。
あまりゆっくりしていては不味い、と慌てて西穂山頂を後にするが・・・。
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あまりゆっくりしていては不味い、と慌てて西穂山頂を後にするが・・・。
山頂直下で早々につっかえる。
マイッタ。
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山頂直下で早々につっかえる。
マイッタ。
先を急ぐものの・・・。
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先を急ぐものの・・・。
今、下山しているのが山荘泊組だとすると、続いて今朝ロープウェイで到着組が押し寄せるはず。
渋滞は必須、オチオチしてられません。
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今、下山しているのが山荘泊組だとすると、続いて今朝ロープウェイで到着組が押し寄せるはず。
渋滞は必須、オチオチしてられません。
独標まで下りるのに、なんで1時間もかかるねん。
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独標まで下りるのに、なんで1時間もかかるねん。
ここらで、もうすでにあきません。
それなりに譲りつつ下り往きます。
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ここらで、もうすでにあきません。
それなりに譲りつつ下り往きます。
正午過ぎに西穂山荘に到着。
こちらはやはり大賑わいでした。
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正午過ぎに西穂山荘に到着。
こちらはやはり大賑わいでした。

感想

先週にひき続いての穂高である。
穂高へは2年ほど来ていなかったこともあり、GWに雪を纏った穂高を眺めやってしまい、惚れなおしたというか、この夏は個人的にまだ踏破していない主だったルート(一般ルートやけどね)を済ませてしまおう、との想いが胸中を支配、2度の天候不良による撤退も併せて幾度もの穂高通いとなった。

奥穂からの歩き始めは身構えるような気分があったものの、馬の背を過ぎ、ジャンダルムを超えたあたりより勇む気分はトーンダウン、凡庸な岩稜歩きでしかないように思えてしまって。
想像していたよりすんなり西穂まで到達してしまい、終わってみれば、それなりの達成感があったもものの、当初の期待が大きすぎたってことか・・・、こんなものでしかないの???、何か違うんじゃ・・・、なんて複雑な心境に。

これなら、初めてのテント泊で涸沢へ赴き奥穂ピストンした折や、槍から大キレットを縦走して1日で3000m峰5つを踏んだ際の方が、達成感・面白さとも遥かに上、完歩時の感慨も大きく、ずっと楽しかったなあ、と想い返す。

正直なところ、今回の山行は不完全燃焼の感が紛々である。
逆方向での道行きであれば、印象は別物となるのか。
何れかの機会に試してみたいもの。

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