針ノ木岳(種池-赤沢岳-スバリ岳・周回)
- GPS
- 08:46
- 距離
- 21.5km
- 登り
- 2,346m
- 下り
- 2,329m
コースタイム
- 山行
- 8:10
- 休憩
- 0:35
- 合計
- 8:45
天候 | 雨のち曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
前夜の時点でも車は多く、朝(暗い時間)の時点で満車状態だった。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
◆柏原新道 ・油断しなければ危険個所はなし。(たまに切れ落ちているところがある) ◆種池山荘〜針ノ木小屋 ・細かいアップダウンが多い。 ・水場はない。 ・新越山荘は営業していない。 ・針ノ木岳周辺はルートミスしやすいので注意。(前回もスバリ側の同じようなところでミスった) ◆針ノ木雪渓 ・雪渓は痩せているので歩けない。すべて夏道。 ・水場多数あり。 ・危険個所は特にないが、ちび渡渉が何か所かある。 ・大沢小屋は営業していない。 |
写真
感想
花も雪もないお茶濁しシーズンの9月上旬、今回は北アルプスの未踏の山を登ろうと扇沢へ向かった。
ターゲットは針ノ木岳〜種池山荘の間にそびえるスバリ岳、赤沢岳、鳴沢岳、岩小屋沢岳。
針ノ木岳は山スキーを始めたばかりの頃にノリで登って滑ってめちゃ楽しかった記憶があるが、それから数年ぶりの再訪となる。
今回目指す針ノ木以外のピークも割とメジャーで、本来登山を始めたら早い段階で歩くべき周回ルートなのだが、ついつい登る機会を逸していた。
予報は上々、立山や剱岳の雄姿を眺めながらの楽しい稜線歩きになるだろうと出発時点では期待していた。
前日21時過ぎに扇沢に到着。既に車は多かった。
久しぶりに土日とも天気が揃ったので泊りで山に入ろうという登山者が多いのは容易に想像できた。
そのまま車中泊して4時前に起床、準備をして4時20分に出発した。
まずは柏原新道を登って種池山荘まで。先行者もいたがパスさせていただきながら軽快に登っていく。
この時期になると涼しくていい。
種池山荘手前で明るくなったのでヘッデンオフ。山荘でエネルギー補給をしたらいよいよ未踏の周回ルートへ突入だ。
しかし天気が悪い。針ノ木岳の方から怪しい雲が近づいてくる。晴れなくてもいいから雨は勘弁…と思ったらやっぱり降ってきた。
西側の稜線は風もあって寒い!これはカッパがなければ凍死するやつだ。
カッパズボンは履かずにジャケットだけ羽織って先へと進む。歩いていれば寒くても死ぬことはない。
さすがにこのルートは人が少なかった。時間が早かったというのもあるが、この天気も影響しているのかもしれない。
最初のうちは辛うじて黒部別山や内蔵助カールが見えていたがそれもガスに包まれて見えなくなった。
完全修行山行。まあたまには地獄も悪くない。おかげで雷鳥もうじゃうじゃ。10羽くらい見た気がする。
そこそこのアップダウンを淡々とこなして針ノ木岳を目指す。
みんなこの周回は長いというが最近はロング山行に慣れ過ぎているのであっという間に針ノ木岳に到着。
頭を使わず踏み跡がある方に降りて行ったらいつの間にかルートミス。崖が出てきておかしいと思いルートを確認したら反対方向に降りていた。
登り返して正しいルートに復帰。夏道だからと油断してはいけない。
寒くて風呂が恋しい…当初は蓮華岳まで行こうかと思っていたが却下だな。針ノ木峠からそのまま針ノ木雪渓を降りる。
スキーならあっという間だが歩くとめちゃ長い。当たり前だけど。
何人もの登山者とすれ違いながら2時間ほどで下山。
稜線を見ると少し晴れてきていたので悔しかったがお茶濁しの体力づくりだと思えば十分充実した山行になった。
また視界がある日に再訪しよう。
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