尾瀬・燧ケ岳(大清水〜三平峠〜尾瀬沼〜長英新道〜俎堯措動濁堯双撕堯膳沢田代〜御池)
- GPS
- --:--
- 距離
- 16.7km
- 登り
- 1,382m
- 下り
- 1,074m
コースタイム
- 山行
- 1:40
- 休憩
- 0:05
- 合計
- 1:45
- 山行
- 5:05
- 休憩
- 0:45
- 合計
- 5:50
過去天気図(気象庁) | 2013年06月の天気図 |
---|---|
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
沼田→大清水 \2,200 御池→会津高原尾瀬口 \2,080 会津高原尾瀬口→北千住\2,360 北千住→新宿 \330(新御茶ノ水乗換) 新宿→橋本 \430 |
写真
感想
当初岩木山行きを考えていたのですが、休暇がうまく取れそうになく、1泊でいけて、前回奥只見湖岸道路通行止めのため断念を余儀なくされた燧ケ岳に目標を変更しました。新宿から出てる夜行バスを使うことも考えましたが、純粋な交通機関が好みなことから、大清水から入って前泊しての御池へ抜けるコースに決定。初日尾瀬沼に入っておけば2日目大分楽になるため、尾瀬沼山荘電話して見たらあっさり予約できました。素泊まり\6,100で大清水小屋ならもっと安いだろうとは思いましたが、安全な行程のためには仕方ありません。
出発は少し遅め。11時半に沼田に着くために車を走らせ橋本に6時ごろ着。八王子からはひさびさの八高線に乗り込みます。高麗川からは首都圏唯一の非電化区間。それにふさわしいクロスシートの車両です。とはいえ沿線は田園風景と言うわけでもなく住宅が並んでいます。そして日曜なのに乗客が多い。みなさんどこへ行くのでしょうか。
90分の乗車で高崎へ。ついてまもなくSLみなかみがが汽笛を鳴らし発車していきました。聞こえただけで機関車をみることはできなかったんですけど。30分待って上越線で沼田へ。
バスが来るまでほぼ1時間。夕食を買い、今回の旅のもう一つの目標、食堂「山彦」さんへ。とんかつ定食\950。この値段でこのボリューム?という噂どおりの大当たりでした。
さて、予定通り大清水へのバスが発車。90分の路線バス旅です。さすがに疲れてきました。日曜日だけあって戸倉も大清水も山から帰ってきた人が集まっています。その中を一人出発。
もう1000mをこえていますが蒸し暑いですね。一の瀬まで林道ですが意外としっかり登っていくのでおどろきました。その先は完全に登山道。気持ち雨も落ちていますが、道は半分小川のようになった状態がしばらく続き、その先はなんとなく数年前の記憶にあるジグザグに登る木道となります。前方の峠がだんだん近くなって来て、傾斜が緩むともう三平峠。峠からの下り、尾瀬沼が眼下に見えてきました。
間もなく山荘へ到着。なんと宿泊客3パーティだけ。ミズバショウシーズンも微妙に終わっているんですね。ということで個室に案内していただきました。暗くなる前に周辺を散策。確かに微妙に終わった感のあるミズバショウですが、まだまだ咲いているものもあります。
対岸の燧ケ岳ですが、ナデッ窪の雪が印象的です。
帰ってお風呂をいただき就寝。翌朝、早朝からご主人が見送っていただきました。朝の燧ケ岳。さぎりが幻想的です。
一投足でたどり着いた長蔵小屋前にはシラネアオイが咲いていました。
大江湿原も非常にミズバショウが多く、最盛期は本当に凄いんだろうな、という感想でした。ここであやうくルートミス。分岐の表示が変で、沼山峠へ行ってしまうところでした。湖岸に沿っていかないと大変なことになります。さて、長英新道へ入って行くと、これがぬかるみがひどい。本に書いてあるとおりですね。また、まだ整備が遅れているのか、倒木が道を隠しているところも多く、最下部は注意して歩く必要があります。やがてだんだん道が乾いた感じになり、後方に尾瀬沼・日光連山も見えてきました。
地面が火山っぽくなってきて、雪田をいくつか通過して、ナデッ窪コースと合流します。このあたりでハクサンイチゲが少し。驚くことにサクラも咲いていました。
見上げる俎瑤稜力が凄い。
大きな雪田があるのでアイゼンつけました。強い傾斜はありませんが慎重に通過。最後の登りをこなし、俎山頂。意外に地味。
展望は絶好。目の前には柴安瑤任垢、道はどこ?という感じ。雪の真ん中歩くんだったらやばい気がします。
後方は日光連山、尾瀬沼。また直線的に駆け下りるようなナデッ窪コースが凄い。
会津駒、飯豊連嶺、平ヶ岳から奥只見湖へ伸びる尾根、荒沢岳なども見事です。
さて、勇気を振り絞って柴安瑤悄F擦老覿廟齋未両詑Δ砲弔い討泙靴拭ロープがあったので凄い怖いわけではありませんが、それでも結構大変。ストックなかったらやばかった。なんとか柴安瑤愿着。
こちらからは尾瀬ヶ原、至仏山が素晴らしい眺めです。笠ヶ岳のシルエットがまたいい。巻機山に連なるスカイラインも見事です。
俎瑤慳瓩蝓御池への帰路へ入ります。下ってすぐに大きな雪田。しかも急。昨年の雨飾の悪夢が頭をよぎります。横向きか、むしろ後ろ向きくらいになって、ストック、アイゼンを十分利かせながら慎重に下ります。何とか大丈夫でした。この後いくらか雪渓をトラバースし、そしてガイドでも迷い易いとしつこいくらい記載のあった沢を直に下るところ。完全に雪渓に閉ざされてました。10分くらい下ればいいかと思っていたのですが、これが長い長い。しかも急だし、なぜか踏み跡があまりありません。みんな思い思いのところを通ってるんでしょうね。ところどころにあるテープや対岸を凝視しながら下り、やっと左岸へ入る道を発見。やがて木道が現れ、熊沢田代へ到着。傾斜湿原というのでしょうか、湿原なのに斜面という不思議なところです。二つの池塘、ワタスゲ、チングルマ。印象的な景色です。
ここからの下りはかなり雪がありました。最初の雪渓ほど急ではないのでまずまず順調。ただし、踏み抜いてしまうところ多数。それでも全く怪我しないところが不思議です。広沢田代へ到着。ここもかなりのミズバショウが見られます。尾瀬沼より高度あるくらいですから当たり前なんですが。また、ここその名の通りとにかく広い。通過するのにかなりかかりました。
最後御池への下り、驚くほど急です。ここ登ったらいきなり嫌になりそうな感じ。30分ほどくだって無事御池へ到着しました。駅へのバスは11:00とグッドタイミング。休憩する時間も余りなく、軽く汗を拭いてバスへ乗り込みます。バスほぼ2時間の長旅で駅へ到着。ここの待ち時間も10分ほどです。PASMO使えない区間ですが、\1040買えばその先は北千住で精算できるというお話でした。やってきた電車は浅草行き。結構人は乗ってまして、なんとか座席を取ることが出来ました。鬼怒川温泉で特急乗るかかなり迷いましたが、結局そのまま北千住まで。3時間強の鈍行の旅となりました。セミクロスシートで横向きに乗ってたので少しさみしかったかな。
とにかく天候に恵まれ最高でした。
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