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Yamareco

記録ID: 350620
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍

横尾本谷右俣〜南岳〜槍(2つの3連休の谷間の静かな山行)

2013年09月19日(木) ~ 2013年09月22日(日)
 - 拍手
GPS
80:00
距離
19.5km
登り
1,939m
下り
1,937m

コースタイム

9/19 上高地BT13:15 − 15:30横尾山荘

9/20 横尾山荘5:30 − 6:40本谷橋7:30 − 9:05二俣9:20 − 10:25黄金平11:20
− 13:25横尾尾根のコル14:45 − 15:55稜線16:20 − 16:55南岳小屋

9/21 南岳小屋5:30 − 6:30中岳7:10 − 8:35槍ヶ岳9:05 − 12:10槍沢ロッジ12:55
− 13:55横尾 − 15:30嘉門次小屋

9/22 嘉門次小屋7:30 − 8:30上高地BT
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2013年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
バス 自家用車
沢渡にマイカー駐車
沢渡からバス
コース状況/
危険箇所等
本谷橋〜横尾谷〜黄金平〜横尾尾根のコル間について、ハイレベル登高技術は必要な
いが、確実なルートファインディングが必須。
他は一般ルートなので、それなりに注意。
1971年版・昭文社
山と高原地図
2013年09月29日 10:56撮影 by  Canon IXY DIGITAL 25 IS, Canon
9/29 10:56
1971年版・昭文社
山と高原地図
横尾山荘の夕食
(ピンク水筒は別)
2013年09月19日 17:55撮影 by  Canon IXY DIGITAL 25 IS, Canon
9/19 17:55
横尾山荘の夕食
(ピンク水筒は別)
2013年09月20日 05:39撮影 by  Canon IXY DIGITAL 25 IS, Canon
9/20 5:39
屏風
2013年09月20日 06:23撮影 by  Canon IXY DIGITAL 25 IS, Canon
9/20 6:23
屏風
北穂
2013年09月20日 06:31撮影 by  Canon IXY DIGITAL 25 IS, Canon
9/20 6:31
北穂
本谷橋で一般路と
泣き別れ
2013年09月20日 06:40撮影 by  Canon IXY DIGITAL 25 IS, Canon
9/20 6:40
本谷橋で一般路と
泣き別れ
緑色のフィックスザイル
2013年09月20日 08:03撮影 by  Canon IXY DIGITAL 25 IS, Canon
9/20 8:03
緑色のフィックスザイル
何年前のペンキ印?
2013年09月20日 08:03撮影 by  Canon IXY DIGITAL 25 IS, Canon
9/20 8:03
何年前のペンキ印?
右俣。今日はこっちを行く
2013年09月20日 08:45撮影 by  Canon IXY DIGITAL 25 IS, Canon
9/20 8:45
右俣。今日はこっちを行く
左俣。何時かはこっち
2013年09月20日 09:21撮影 by  Canon IXY DIGITAL 25 IS, Canon
9/20 9:21
左俣。何時かはこっち
あれが大岩
2013年09月20日 09:31撮影 by  Canon IXY DIGITAL 25 IS, Canon
9/20 9:31
あれが大岩
大岩とフィックスザイル
2013年09月20日 09:35撮影 by  Canon IXY DIGITAL 25 IS, Canon
9/20 9:35
大岩とフィックスザイル
フィックスザイル
どう使う?
2013年09月20日 09:41撮影 by  Canon IXY DIGITAL 25 IS, Canon
9/20 9:41
フィックスザイル
どう使う?
2013年09月20日 10:00撮影 by  Canon IXY DIGITAL 25 IS, Canon
9/20 10:00
下方に涸沢行きの道が
見える
2013年09月20日 10:01撮影 by  Canon IXY DIGITAL 25 IS, Canon
9/20 10:01
下方に涸沢行きの道が
見える
あの先が黄金平だろう?
2013年09月20日 10:13撮影 by  Canon IXY DIGITAL 25 IS, Canon
9/20 10:13
あの先が黄金平だろう?
黄金平が現れた
2013年09月20日 10:28撮影 by  Canon IXY DIGITAL 25 IS, Canon
9/20 10:28
黄金平が現れた
黄金平
2013年09月20日 10:32撮影 by  Canon IXY DIGITAL 25 IS, Canon
9/20 10:32
黄金平
焚き火の跡
2013年09月20日 10:41撮影 by  Canon IXY DIGITAL 25 IS, Canon
9/20 10:41
焚き火の跡
テン張った跡
2013年09月20日 10:42撮影 by  Canon IXY DIGITAL 25 IS, Canon
9/20 10:42
テン張った跡
源流に近い
2013年09月20日 10:53撮影 by  Canon IXY DIGITAL 25 IS, Canon
9/20 10:53
源流に近い
クロマメノキ
2013年09月20日 11:32撮影 by  Canon IXY DIGITAL 25 IS, Canon
9/20 11:32
クロマメノキ
藪の中の涸れ沢
2013年09月20日 11:40撮影 by  Canon IXY DIGITAL 25 IS, Canon
9/20 11:40
藪の中の涸れ沢
尾根まで遠い
2013年09月20日 11:49撮影 by  Canon IXY DIGITAL 25 IS, Canon
9/20 11:49
尾根まで遠い
黄金平の残雪
2013年09月20日 11:55撮影 by  Canon IXY DIGITAL 25 IS, Canon
9/20 11:55
黄金平の残雪
獣のウンコもあるでよ
2013年09月20日 11:56撮影 by  Canon IXY DIGITAL 25 IS, Canon
9/20 11:56
獣のウンコもあるでよ
ガレ場と藪の境目
を登る
2013年09月20日 12:17撮影 by  Canon IXY DIGITAL 25 IS, Canon
9/20 12:17
ガレ場と藪の境目
を登る
先人の残置物
2013年09月20日 12:45撮影 by  Canon IXY DIGITAL 25 IS, Canon
9/20 12:45
先人の残置物
カールを見下ろす
2013年09月20日 12:55撮影 by  Canon IXY DIGITAL 25 IS, Canon
9/20 12:55
カールを見下ろす
前穂と北穂
2013年09月20日 12:55撮影 by  Canon IXY DIGITAL 25 IS, Canon
9/20 12:55
前穂と北穂
遠方に北信の山々
2013年09月20日 12:55撮影 by  Canon IXY DIGITAL 25 IS, Canon
9/20 12:55
遠方に北信の山々
横尾尾根のコルは
すぐそこだ
2013年09月20日 13:04撮影 by  Canon IXY DIGITAL 25 IS, Canon
9/20 13:04
横尾尾根のコルは
すぐそこだ
コルからの眺め
2013年09月20日 13:18撮影 by  Canon IXY DIGITAL 25 IS, Canon
9/20 13:18
コルからの眺め
下方天狗池、遠方に針ノ木
2013年09月20日 13:18撮影 by  Canon IXY DIGITAL 25 IS, Canon
9/20 13:18
下方天狗池、遠方に針ノ木
燕、大天井など
2013年09月20日 13:18撮影 by  Canon IXY DIGITAL 25 IS, Canon
9/20 13:18
燕、大天井など
天狗池を見下ろす
2013年09月20日 13:18撮影 by  Canon IXY DIGITAL 25 IS, Canon
9/20 13:18
天狗池を見下ろす
コルから槍
2013年09月20日 14:41撮影 by  Canon IXY DIGITAL 25 IS, Canon
9/20 14:41
コルから槍
黄金平のカールを見下ろす
2013年09月20日 15:30撮影 by  Canon IXY DIGITAL 25 IS, Canon
9/20 15:30
黄金平のカールを見下ろす
前穂と北穂
2013年09月20日 15:38撮影 by  Canon IXY DIGITAL 25 IS, Canon
9/20 15:38
前穂と北穂
稜線分岐点手前の梯子
2013年09月20日 15:39撮影 by  Canon IXY DIGITAL 25 IS, Canon
9/20 15:39
稜線分岐点手前の梯子
稜線分岐点から常念
2013年09月20日 16:06撮影 by  Canon IXY DIGITAL 25 IS, Canon
9/20 16:06
稜線分岐点から常念
明日はあっち
2013年09月20日 16:07撮影 by  Canon IXY DIGITAL 25 IS, Canon
9/20 16:07
明日はあっち
南岳山頂
2013年09月20日 16:37撮影 by  Canon IXY DIGITAL 25 IS, Canon
9/20 16:37
南岳山頂
南岳小屋の夕食
2013年09月20日 18:00撮影 by  Canon IXY DIGITAL 25 IS, Canon
9/20 18:00
南岳小屋の夕食
日の出
2013年09月21日 05:34撮影 by  Canon IXY DIGITAL 25 IS, Canon
9/21 5:34
日の出
霜柱
2013年09月21日 06:21撮影 by  Canon IXY DIGITAL 25 IS, Canon
9/21 6:21
霜柱
右遠方に浅間
2013年09月21日 07:14撮影 by  Canon IXY DIGITAL 25 IS, Canon
9/21 7:14
右遠方に浅間
遠方に戸隠、妙高、火打など
2013年09月21日 07:15撮影 by  Canon IXY DIGITAL 25 IS, Canon
9/21 7:15
遠方に戸隠、妙高、火打など
乗鞍と御岳
2013年09月21日 07:42撮影 by  Canon IXY DIGITAL 25 IS, Canon
9/21 7:42
乗鞍と御岳
三俣山荘、鷲羽
2013年09月21日 07:45撮影 by  Canon IXY DIGITAL 25 IS, Canon
9/21 7:45
三俣山荘、鷲羽
立山、剱
2013年09月21日 07:45撮影 by  Canon IXY DIGITAL 25 IS, Canon
9/21 7:45
立山、剱
2013年09月21日 07:46撮影 by  Canon IXY DIGITAL 25 IS, Canon
9/21 7:46
2013年09月21日 07:46撮影 by  Canon IXY DIGITAL 25 IS, Canon
9/21 7:46
証拠写真
2013年09月21日 08:38撮影 by  Canon IXY DIGITAL 25 IS, Canon
9/21 8:38
証拠写真
北鎌
2013年09月21日 08:38撮影 by  Canon IXY DIGITAL 25 IS, Canon
9/21 8:38
北鎌
2013年09月21日 09:42撮影 by  Canon IXY DIGITAL 25 IS, Canon
9/21 9:42
殺生小屋と登山者の列
2013年09月21日 09:45撮影 by  Canon IXY DIGITAL 25 IS, Canon
9/21 9:45
殺生小屋と登山者の列
嘉門次小屋の夕食
2013年09月21日 17:36撮影 by  Canon IXY DIGITAL 25 IS, Canon
9/21 17:36
嘉門次小屋の夕食
2013年09月22日 07:26撮影 by  Canon IXY DIGITAL 25 IS, Canon
9/22 7:26
2013年09月22日 07:27撮影 by  Canon IXY DIGITAL 25 IS, Canon
9/22 7:27
先月歩いた
西穂〜奥穂の稜線の一部
2013年09月22日 08:14撮影 by  Canon IXY DIGITAL 25 IS, Canon
9/22 8:14
先月歩いた
西穂〜奥穂の稜線の一部
撮影機器:

感想

 昨年、ヤマレコのレポート巡りをして見つけたこのルート。行かれた方のレポを
全部拝見し、それほどハードでも難しくもなく、NoraKura者でも行けそうな感じが
したので、トライすることにした。

 手持ちの「1971年版・昭文社・山と高原地図」を開いてみたところ、ルートは破
線で示されており、”一般路でない。踏跡不鮮明”との注意書きがあった。(写真

No.1)この地図購入当時はミーハー・メジャーなルートしか眼中に無く、敢えて破
線ルートを行ってみようなどとは露ほども考えてなかったと思う。時の流れを想う

 横尾山荘に前泊。翌早朝出発して小一時間ほどで本谷橋。涸沢へ向かう多くの人
々の流れを横目に一人だけ別方向へ。指導標など無く、どこがこのルートのとっか

かりなのか分からない。テキトーなカンで「ここだろう」と判断して進むと、先人
の藪こぎの痕跡やらフィックスザイルやら、うっすらペンキ印やらが所々にあり、

ひとまず安心。河原に下りたり、右岸左岸の斜面に取り付いたりを何回か繰り返し
ながら更に上流へ。本谷橋から1時間ほどで二股。今回は右俣を目指すが、左俣を眺

めてみるとそちらも行けそうな感じである。(先人のレポもWeb上に複数アリ)来年
は左俣にしようか。程なくして左岸の大岩。直近の所にフィックスザイルがあるが

、どう使えばこの大岩を合理的に乗り越えられるのか不明である。ザイルの結び輪
っかも意図不明。ボルダリングのたしなみのある人ならザイルなどあろうがなかろ

うが難なくチョチョイッっていうところだろうが、小生は不得手。まずザックだけ
岩の上にズリ上げてから、空身で片手はザイル頼り、岩登りの基本からは外れた変
則スタイルで何とか岩を乗り越した。

 10:30。何方が名付けたか「黄金平」の末端に着いた。尾根を隔てた涸沢と同類
のカール地形であるが、人が居ないのが良い。今日は小生だけ(だと思う)。焚き

火跡とテン張り跡があった。ここで静かな夜を過ごしたことだろう。人工光は(た
ぶん)南岳小屋の明かりだけの、満点の星空。いいだろーな。

 さて、ここから横尾尾根のコルを目指す。カール底の上部から尾根に上がる斜面
は、ざっと見たところガレ場と草付き(藪)である。どちらもあまり好きではない

が、ガレ場と草付きの境目を主体にして、双方の状況によっては楽に行ける方を選
んで登ることにした。しかし、黄金平までの前半戦はどちらか云えば軟弱ルートだ

が、後半戦は道無き道を行くと云っても良いくらいのハードルートである。登坂途
中で先人(と云って大昔ではなく、最近と思われるが)の残置物を発見した。然ら

ば小生のルート取りも山ヤの常識からそんなに大ハズレではないのだろうと、自己
満足に浸る。

 ナンやカンやで2時間ほどのアルバイトの後、横尾尾根のコル付近に達した。槍を
見ながら大休止。昼食。いつもならBeer付きなのだが、槍穂の稜線を見上げると、

疲労度から判断して結構大変そうに見えたので夕食までお預け。また、おまけで天
狗池ピストンの予定だったが、それもヤメて、まっすぐ本日の宿へ向かうことにし

た。幸い、歩き出してみると、意外にも思ったほどのアルバイトは強いられず、日
没前に南岳小屋に到着した。

 3連休前日なので、予想通り宿泊者はそれほど多くなく、小生の割り当てられた部
屋は6人定員のところ2名だけだった。夕食は2回目組だったので1回目組の食事中、

お預けだったBeerの他、ゆっくりと精神安定水を嗜んだ。2回目組は6人だけ。ビギ
ナーと思しきカップル2組と、小生より年配の男性。情報交換。後半は本日の小生の

行動ルートと40年前の古地図のご披露が中心となった。お相手ありがとうございま
した。

 翌9月21日。槍〜槍沢経由で下山。メジャーでありふれたルートなので感想文は省
略とするが、ただ、3連休初日なので、登ってくる幾百もの人々とすれ違ったこと、

そそくさと帰宅はせずに嘉門次小屋泊りで余韻に浸って、名物イワナ塩焼き(高い
けどそれなりにウマイ)を味わったことだけ記すことにする。
 

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