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記録ID: 350780
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無雪期ピークハント/縦走
栗駒・早池峰

早池峰山(小田越〜山頂〜門馬)

2012年07月15日(日) ~ 2012年07月16日(月)
 - 拍手
体力度
2
日帰りが可能
GPS
--:--
距離
12.7km
登り
710m
下り
1,454m

コースタイム

小田越(11:05)→五合目(11:55)→早池峰山(12:20-12:30)→八合目(13:20)→六合目(13:55-14:00)→林道合流(14:45)→106号合流(15:35)→門馬バス停(15:45)

過去天気図(気象庁) 2012年07月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
相武台前→新宿\400
新宿→花巻\7,670+新幹線自由席(大宮〜北上)\4,620
花巻→小田越\1,500
門馬→盛岡\970
盛岡→新宿\8,190+新幹線自由席(大宮〜盛岡)\4,620
新宿→相武台前\400
何も見えない早池峰山山頂
2006年01月01日 00:00撮影 by  PENTAX K100D , PENTAX Corporation
1/1 0:00
何も見えない早池峰山山頂
門馬ルートのアズマギク
2006年01月01日 00:03撮影 by  PENTAX K100D , PENTAX Corporation
1/1 0:03
門馬ルートのアズマギク
門馬ルートのヨツバシオガマ
2006年01月01日 00:19撮影 by  PENTAX K100D , PENTAX Corporation
1/1 0:19
門馬ルートのヨツバシオガマ
握沢沿いに咲いていたガクアジサイ
2006年01月01日 02:02撮影 by  PENTAX K100D , PENTAX Corporation
1/1 2:02
握沢沿いに咲いていたガクアジサイ

感想

百名山62座目です。楽しみにしていた海の日三連休ですが、梅雨の終わりに前線が猛威を振るっています。本来塩見に行く気満々だったのですが、北の方が天気が良いかと考え早池峰山に目標を定めました。できれば岳からの縦走をしたかったところですが、岳へ早朝着くにはバスの時間が合わないことから、無難に河原坊から登って小田越に降りるコースとしました。直前に購入した地図を見たところ、門馬コースもなかなか魅力的に見えたのですが、使うとしたら下りしかなく、河原坊、小田越ともに花が有名で見逃すのが惜しいことから、残念ながら次点としました。
土曜日は用事が入ってしまったので、日曜日出発。日曜日超早出すれば大宮6:30の新幹線に乗り、新花巻で小田越行きのバスに乗ることが出来ることは確認できたので、日曜の夜に北上市の宿を抑えておいて、日曜日荒天でも月曜日に登ることができるという、両にらみ出来るスケジュールとしました。
で、土曜日天気予報をじっとみていると、月曜の方がどう見ても天気はよさそう。そこで日曜はゆっくりして昼ごろ出発。相武台前のコインパーキングに車を停め、そこから電車。新宿を経て大宮から新幹線で北上へ。夕食は名物北上コロッケを賞味。普通のコロッケという印象ですが、美味しかったですよ。
翌朝。ホテルのPCで天気予報を見ると盛岡雨、北上曇。全然期待できない様子ですが、今日は行くしかありません。電車で花巻駅へ。駅前バス停を探すと、登山バス発着所はしっかりありました。しかし誰も待っていません。空はいまにも雨が降ってきそうという様子。バスが来て乗り込みますが、客は自分一人。新花巻でもう一人。これだったら昨日行っとけば良かったかな、という思いも。バスはどんどん進みます。結構遠いですね。いよいよ岳の集落を過ぎ、道は一車線の山道を登って行きます。周りを見ると雨は降っていないもののかなり風がありそう。これでは河原坊からは登れないかな、小田越ピストンか、状況によって門馬への下山も視野に入れることにしました。
河原坊でもうお一方は下車。そこでバスはすれ違いのため待機します。待機の間、ここからのアタックをするべきか迷うこと数分。さっき降りた方がバスへ戻ってきました。どうやらそこにいた職員さんから登山道が危険であると聞き、小田越から登ることにしたようです。これで迷う要素がなくなって一安心。間もなくバスは小田越へ。
トイレがあり、職員さんがたくさんいらっしゃいます。霧雨といって良い程度の雨なのですが、風が強く真横から降って来る感じです。仕方なく合羽、ザックカバー完備で登山開始。最初は木道の上を快適に歩いて行きます。広葉樹の林の中で、雨もかなりしのげる状況です。それもすぐに終わり、岩ゴロゴロの道となります。周囲も開けており、風が直接当り寒いくらい。視界も極めて不良ですが、幸いなことに登山道はロープで明確すぎるほどに示されていて、迷う心配はないようです。どの程度登ったのかさっぱり分からないままに歩いていると五合目に到着。休憩する気にもならず登り続けます。ウスユキソウもちらほら。風が強くカメラ出す気になりませんでしたが。至仏山で見たものよりは明らかに大きいですね。さらに寒さをこらえて登っていくと、ハシゴを越え、あっという間に東から来る主稜線と合流しました。主稜線では風も和らぎ、門馬分岐を過ぎて僅かに進むと大きな避難小屋がある山頂です。予定よりは大分早く着いてしまいました。トイレはあるといっても携帯トイレを使うスペースだけのようですね。
あまり長居する意味もないようなので下山を始めます。少し風も弱くなったし、分岐を門馬方面へとります。すると緩斜面というか、ハイマツの平原のような感じになります。ハイマツが刈られていて、岩がむき出しになっているところがルート。ペンキなどは少ないので少し不安ですが、道はここしかないだろうという感じです。しかし巨大な岩ゴロゴロで歩きにくい。岩の隙間に靴が挟まって抜けなくなったりします。花ですが、ウスユキソウは全く見られず。ミヤマアズマギク、ヨツバシオガマなどがそこそこでした。
かなり長い間岩ゴロゴロがつづきますが、やがて道は急斜面の樹林帯になり、岩も少なくなって来ます。ぱっと周りが開けるところが八合目。さらに下ると道も大分歩きやすい様子になり、平津戸方面を分けるところが六合目。左に進むとすぐに鳥居があります。ここが五合目で、木橋で沢を右岸へ渡ります。この後は沢沿いに下る道。ときどき鉄橋があるのですが、これが滑る。中に手すりが妙に低いのがあり、かなり怖い感じです。鉄橋を高巻きし、やがて立派なゲートを通って林道に合流します。しかしここからが長かった。地図に国道まで1時間とありますが、相当急いだ歩き方で1時間近く。やっと国道に着いたと思ったら、15:35。15:39にバスがあるので、かなり急いでみたのですが、ここも長い。トンネル途中でもうあきらめ。結果、あと200mないだろうというところで無念にも置いて行かれてしまいました。バス停で濡れながら30分。待つだけならば良いのですが、車がことごとく水をはねていくのが泣けました。
小田越ピストンではかなり淋しいことになったと思うので、このコースで良かったと思います。結構歩けました。

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